二次創作小説(新・総合)

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最強フードファイト!【完結!】
日時: 2019/12/10 20:39
名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)

食べることに自信のある者が集結し、最強の大食いを決める大会がスター流主催で行われることとなった!
ギブアップするまで様々な食べ物を食べ続ける究極の戦い……
横一列に並んでの対決。意地と誇りを懸けた限界を超える白熱バトル!
脱落するのは、そして優勝者は誰だッ!!

参加者一覧

小泉花陽
国木田花丸
星空凛
エマ・ヴェルデ
宮下愛
関林ジュン
石川五ェ門
次元大介
ヨハネス=シュークリーム(オリキャラ)
ウィオ
こなくん

Re: 最強フードファイト!【応募締め切り!】 ( No.8 )
日時: 2019/12/07 20:25
名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)

花陽「ダレカタスケテー」

凛「まだ何もはじまっていないにゃー。かよちんは泣き虫だにゃあ」

花丸「ご飯が食べ放題なんて夢みたいずら~♪」

エマ「パンの耳がたくさん出ますように」

宮下「パンではなくパンの耳って限定的過ぎるね(汗)」

関林「姉ちゃん達もフードファイトに参加するのかい。頑張れよ」

宮下「は、はい」

ヨハネス「スターさん主催みたいだけど、どんな料理が出るんだろうね」

次元「フッ……俺は優勝には興味はねぇ。ただ、小腹が空いたので参加しただけだ」

五ェ門「同じく」

スター「全員揃ったところで、ルールを説明するよ」

1 出された料理を食べまくる
2 食べきれないと判断した時点でギブアップを宣言するように
3 早食いではなく大食いである。
4 完食できなかった料理は持ち帰りもできるが、残った参加者に食べさせることもできる。

スター「それでは、スタート!」

スターの号令で一列に並んで座る参加者達。
記念すべき1品目は……

大量のキャベツの千切り。

白い皿に山のようにキャベツの千切りが乗っている。

スター「さあ、遠慮せずにジャンジャン食べたまえ」

花丸「野菜から食べると糖の吸収を抑えることができるずらね」ムシャムシャ

宮下「何かソースとか無いの?」

スター「それは諦めて」

宮下「非情過ぎる!?」

参加者達は単調な味が果てしなく続く生キャベツを前菜代わりに難なく完食。

スター「続いては、コレだよ」

花陽「うっわあ♪」

花陽は目をキラキラと輝かせた。無理もない。
山盛りに盛られて運ばれてきたのは花陽の大好物である白いご飯だ。

凛「かよちん喜んでいるにゃー」モグモグ

花丸「ご飯もいいけど、パンも悪くないずらね」ムシャムシャ

エマ「白いご飯、ボーノ!」パクパク

関林「新人時代を思い出すぜ」ガツガツ

五ェ門「感無量……!」モグモグ

次元「お前、一週間も米を食べてなかったからな」

花陽「ええっ、そうなんですか!?」

次元「敵の本拠地に潜入していたからな。日本食とは無縁の豆ばっかりの生活だったそうだ」

花陽「可哀想です」

五ェ門「花陽殿、お主の優しさが心に沁みるでござる」

ご飯はキャベツとは違い、バターや生卵、海苔、こんぶなどトッピングは自由だ。
宮下はマヨネーズを大量にかけてご飯にぱくついている。

宮下「ウチはもんじゃ焼き屋だからね。マヨとご飯の組み合わせは最高だね」

花陽「私は白いごはんにおこんぶが好きだなあ」

ヨハネスはスプーンでご飯を掬って静かに食べている。

次元「俺はまだここで参るわけにはいかねぇな。どうしてもアレが食べてぇんだ」


スター「みんな1杯目は完食したみたいだね。それじゃあ、2杯目いってみよう!」

次元「!?」


ここまで脱落者0人。

Re: 最強フードファイト!【応募締め切り!】 ( No.9 )
日時: 2019/12/07 21:00
名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)

次元は深く被った帽子の下から大量の汗を掻いていた。彼も食事の量には自信があった。けれど、今回の参加者達は誰もが彼の予想を遥かに超えていた。
既に大量のキャベツにご飯を2杯。次元の目的では優勝ではない。別のところにあった。誰も脱落はしない。自分も含めて。ここで己に負けては全てが水の泡となる。スターの声で運ばれてきた次なるメニューは。

次元「待ってたぜ」

湯気を立てたオレンジ色の麺が姿を現す。彼の好物であるミートボールスパゲッディだ。くるくるとフォークで幾重にも麺を巻き付け、豪快に一口。

次元「やっぱ美味いな」

チュルチュル。ズルズル。
男らしい食べ方を見た少女達は呆気にとられている。一口噛むと肉汁が口から溢れ出すミートボール。トマトの酸味と甘みが見事に融合したミートソース。絶妙な味加減が食を止まらなくさせる。彼の視界と集中力はスパゲッティに注がれていた。完食し、太鼓腹となった彼は爪楊枝でシーハ―する。
そして五ェ門を一瞥する。彼の箸は止まっていた。

次元「五ェ門、食わねぇのか」

五ェ門「拙者は洋食は好まぬ」

次元はニッと笑って。

次元「それじゃあ俺が食わせてもらうとするぜ」

宮下「胃袋の次元が違うね。次元だけに!」

次元「お前のギャグは寒い」

宮下「受けなかったぁ?」

次元「まあな」

花丸「あの……良かったら、おらの分も食べてほしいずら」

次元「ん? いいのか」

花丸「まる、麺類は苦手ずら」

次元「悪ぃな」

花丸と五ェ門、2人分のスパゲッティを貰い、次元はご満悦で食べきった。
そして立ち上がると煙草を咥え。

次元「俺はここで棄権するぜ」

スター「まあ、そうだろうね」

軽く手を振り、会場を後にする次元。
その後ろには五ェ門が付いてくる。

次元「お前も来たのかよ」

五ェ門「和食が出なかったのでな。それに、久々に白飯を食べられただけでも、拙者は満足でござる」

次元「そうか」


次元大介 脱落
石川五ェ門 脱落
国木田花丸 脱落

石川五ェ門役の井上真樹夫さんがお亡くなりになりました。心からご冥福をお祈り申し上げます。

残り人数 小泉花陽 星空凛 エマ・ヴェルデ 宮下愛 ヨハネス=シュークリーム ウィオ こなくん

Re: 最強フードファイト!【応募締め切り!】 ( No.10 )
日時: 2019/12/08 13:49
名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)

凛「ラーメン最高にゃ! おかわり!」

ショートヘアの少女は小さな口いっぱいに麺を啜って楽々と醤油味のラーメンを完食した。参加者達の前に出された次なる食べ物はラーメンだった。サイズは並盛であるが、塩、醤油、味噌、とんこつの4種類、合計4杯のラーメンを食べなければならない。関林は隣に座る凛を見て、冷や汗を流した。参加者随一の巨体の関林はその体格に違わず、食欲も旺盛である。しかし、彼とて限界はある。
血走った眼で主催者のスターを睨み、思案する。あの野郎、考えやがった。
キャベツを最初に食べると胃に貼りつき、食欲を抑える効果がある。ましてや大量のキャベツを与えられたことでその効果は倍増していた。そして、ここにきてラーメンである。ラーメンは汁物。汁物は身体に溜まりやすく、満腹しやすいのだ。横の少女は先ほどから大量の食べ物を放り込んだはずなのに、腹がまるで膨れる様子はなく、いつまでも痩せたままだ。彼女の胃はブラックホールでできているのだろうか。いや、大食いとはいえ、いつかは限界はくる。今はおとなしくしているが、後で見ていろよ、ショートカットの姉ちゃん。口には出さずとも、内心で星空凛に対して闘志を燃やし、スープを飲み干す。
キャベツ、白ご飯、スパゲッティ、ラーメンに続く第5の料理は。

凛「お寿司だにゃ……」

ぴたりと凛の箸が止まった。攻勢にブレーキがかかったのだ。

関林「姉ちゃん、勢いが落ちたな。ソレが怖いかい」

凛「凛はお魚嫌いニャ」

関林「魚嫌いじゃプロレスラーにはなれないぞ。なあ、オイッ!」

クワッと目を見開くと百貫もある寿司を手当たり次第に掴んでは、醤油も付けずに口の中へと流し込む。そしてトップで完食してしまった。

凛「このおじさん凄いニャ」

関林「この程度で驚いてもらっちゃ困るなあ。俺の実力はまだまだこんなもんじゃないぜ」

凛に言う関林だったが、本音は自分に言い聞かせていた。
だがこの程度で音を上げていては戦いは勝てない。胃袋がはち切れそうになろうが、吐き気がしそうになろうが、知ったことかよ。俺は勝つ。そのために、この舞台に上がったんだ。

凛「ううっ……」

圧倒的な差を付けられた上に苦手な魚類を前に凛は悩んでいたが、遂に。

凛「ギブアップニャ!」

星空凛 脱落


親友の脱落に一瞬落ち込んだ花陽だったが、その悲しみを闘志に変える。


花陽「凛ちゃんの分まで、私は負けませんっ」

関林「いいねぇ、女の友情は。姉ちゃん、その食いっぷりならプロレスラーに向いているぜ」

花陽「私はミスタークエスチョンの弟子です!」

関林「ミスタークエスチョンって言えば、ずっと昔にそんな名前のレスラーがいたという伝説があったな」

花陽「100歳を超えていましたが、お元気でした」

関林「姉ちゃんは伝説のレスラーの弟子、そして俺は現役のプロレスラー。この戦い、負けられねぇなあ!!」


残り人数 小泉花陽 エマ・ヴェルデ 宮下愛 ヨハネス=シュークリーム ウィオ こなくん

Re: 最強フードファイト! ( No.11 )
日時: 2019/12/08 14:27
名前: 新田 (ID: mLlNAHkd)

様々な料理が続くなか、4人脱落ですね…格闘家は大食いも得意そうですし、どうなるのでしょうか!?

能力ありの戦闘中楽しみにしています

Re: 最強フードファイト! ( No.12 )
日時: 2019/12/08 14:44
名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)

新田さんへ
ありがとうございます!これからどうなるのか、お楽しみに!


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