二次創作小説（新・総合）
■漢字にルビが振れるようになりました！使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例）鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 戦闘中 枕投げ王座決定戦【完結！】
- 日時： 2020/01/04 13:09
- 名前： モンブラン博士 （ID: daUscfqD）
前回の最大トーナメントが好評でしたので、今回は枕投げバージョンで行いたいと思います。最大トーナメントでは３２名でしたが、本大会は２２名と数を絞った分、強者が揃っています。ほぼスクールアイドルとバキシリーズの怪物達ですが……
そしていつものボールとは違って枕なので面積も大きいですので命中率が更にアップしています！ ボールよりは柔らかいので安全ですからそこは安心してくださいね。
作者応募は３人になりますが、抽選で行うので誰が出場できるのかは私にもわかりません。
賞金は無しですが、その代わりとして最強の称号が手に入ります。
２２名の中で最強を手にするのは誰になるのでしょうか。
これまでと比べると更新は遅くなりますが、楽しく更新できたらなと思います。
参加者一覧
１ 天王寺璃奈
２ 優木せつ菜
３ 花山薫
４ 近江彼方
５ 園田海未
６ ポーラマン
７ 矢澤にこ
８ 南ことり
９ 琴爪ゆかり
１０ クラッシュマン
１１ スペック
１２ 桜内梨子
１３ 津島善子
１４ ラオウ
１５ リー
１６ ガーレン
１７ 絢瀬絵里
１８ 郭海皇
１９ 闇野髑髏
２０ 桜木霊歌
２１ ゆうき
２２ 新田
- Re: 戦闘中 枕投げ王座決定戦 ( No.22 )
- 日時： 2019/12/22 09:22
- 名前： モンブラン博士 （ID: 97g6Isa9）
２回戦進出者一覧
天王寺璃奈（虹ヶ咲スクールアイドル同好会）
ポーラマンを相手に全身全霊で挑み、璃奈ちゃんボードを剥がされるが素顔になったことで潜在能力が開花し、圧倒的不利な勝負を奇跡の逆転勝利で収めた。
優木せつ菜（虹ヶ咲スクールアイドル同好会）
近江彼方に不戦勝。
園田海未（ラブライブ！）
寝起きが悪く、邪悪な笑みを浮かべ参加者を次々に撃破し、安定の２回戦進出。
南ことり（ラブライブ！）
愛用の枕の防御力は健在。運が良いらしく寝起きの海未から逃げ切り、生き残った。
桜内梨子（ラブライブ！ サンシャイン！）
対戦相手がまさかのラオウだったが、彼の紳士的な態度により２回戦に駒を進める。
リー（荒野の七人）
クールで皮肉屋な凄腕の賞金稼ぎ。普段は銃の扱いを専門にしているが、今回は枕である。銃と全く変わらない実力を見せ瞬く間に３人を撃破した。服装がガンマンと思えないほどお洒落である。
絢瀬絵里（ラブライブ！）
ハラショー。ガーレンとロシア人対決となったが、ガーレンの弱点を突いた頭脳的戦法で見事勝利。
闇野髑髏（オリキャラ）
漆黒の三角帽子にロングコート、ロングブーツ、黄金の髑髏を繋げた首飾りをした怪しさ全開の男。
桜木霊歌
童話が大好きな作者さん。今回は絵里と戦いたい様子。
ゆうき
ことりちゃん大好きな作者さん。肉弾戦と剣技に磨きをかけてきた。
新田
気弱で臆病な作者さん。但し、怒ると怖い。今回は幻覚を習得された。
以上１１人が２回戦に挑む！
- Re: 戦闘中 枕投げ王座決定戦 ( No.23 )
- 日時： 2019/12/22 10:39
- 名前： モンブラン博士 （ID: 97g6Isa9）
２回戦 第１試合 桜内梨子ＶＳリー
梨子は自信が無かった。ラオウに勝ちを譲ってもらったとはいえ、地味な自分が２回戦に進出してもよかったのだろうか。本当は彼の方が相応しかったのでは。
考えるほどマイナス思考に陥っていく悪循環。相手のリーはテンガロンハットの鍔を持ち上げ、はりのある声で言った。
リー「勝負に無駄な考えは不要だ。今、この時を集中しろ」
梨子「は、はいっ！」
一見すると冷たいが芯には確かな優しさを持つリーの言葉に梨子は深呼吸をし、彼を見据え、集中力を高める。汗が額から滴り落ちる。勝負は一瞬で決まる。
だからこそほんの数秒に全力を発揮するのだ。緊張が走る。
梨子「とりゃあーーっ！」
涙目になりつつも恐怖を振り払い、全ての力を解放して投げる。
リー「今日は安眠できそうだ」
ﾊﾟｧﾝ!
梨子「きゃっ!?」
リーの枕は梨子の枕を弾き、そのまま梨子の顔面にヒット。
桜内梨子 敗北
リー「ヴィンの好敵手（とも）よ。中々いい勝負だった」
勝負は一瞬で決まったが、梨子の胸の中には爽やかな風が吹き抜けていた。
天王寺璃奈 優木せつ菜 園田海未 南ことり リー 絢瀬絵里 闇野髑髏 桜木霊歌 ゆうき 新田
余談 ラオウの声優さんの内海さんは荒野の七人でスティーブンマックイーン演じるヴィンの吹き替えを担当しています。
- Re: 戦闘中 枕投げ王座決定戦 ( No.24 )
- 日時： 2019/12/22 15:23
- 名前： モンブラン博士 （ID: 97g6Isa9）
２回戦 第２試合 桜木霊歌ＶＳ絢瀬絵里
霊歌は最大トーナメント時から絵里に注目していた。遥かに高いスペックを持つルールーを頭脳を活かして勝利したからだ。その光景を目の当たりにして、ずっと戦ってみたいと願い続けた。そしてその願いは今日、果たされたのだ。
霊歌「正々堂々、戦ってあなたに勝つ！」
絵里「勿論よ。お互い全力を尽くしましょう」
試合前に握手をして、勝負開始。
絵里「いくわよ」ﾋﾞｭﾝ!
霊歌「簡単には負けないよ。私はハッピーエンドを目指すんだから！」ｻｯ
投げる避ける。単純だが気の抜けない攻防が続く。
霊歌は魔法が使えるが、普通の人間である絵里にそんなことは決してしない。
あくまでも正攻法で倒すのだ。１０分間が経過し、汗まみれとなった両者。
服は汗で濡れ、息は荒くなる。だが、彼女達はとても楽しかった。
霊歌「これで決める！」ﾋﾞｭﾝ!
最大出力の霊歌の一撃。
絵里「この時を待っていたわ」
高速で放たれた枕はストレートで絵里の顔面に向かってくる。しかし、絵里はにっこりと笑うと、数歩後退する。途端に枕の速度が急激に落ち、絵里の両手に収まる。
絵里「あなたの投げられる距離は３メートル。最大トーナメントの時からそれは変わっていないわ」ﾋﾞｭﾝ!
霊歌「きゃっ」ﾊﾟｧﾝ!
桜木霊歌 敗北
霊歌「負けちゃった……でも、楽しかったよ。絵里」
絵里「霊歌、あなたの実力もハラショーだった」
霊歌「私の分まで負けないでね。優勝してね！」
絵里「勿論よ」
優しく微笑み、握手を交わす。
爽やかな勝負の後に一つの友情が生まれた。
天王寺璃奈 優木せつ菜 園田海未 南ことり リー 絢瀬絵里 闇野髑髏 ゆうき 新田
- Re: 戦闘中 枕投げ王座決定戦 ( No.25 )
- 日時： 2019/12/22 21:21
- 名前： モンブラン博士 （ID: 97g6Isa9）
四方を鉄格子に囲われたリング上では、天王寺璃奈、園田海未、ゆうき、新田、南ことりの５人が金色の髑髏のネックレスに黒いロングコートにロングブーツ、同色の三角帽子を目深に被った男と対峙していた。男の名は闇野髑髏と言い、これまで沈黙を貫いてきたがここにきて５対１のハンディキャップマッチを願い出たのだ。しかも作者や女子キャラには運営が好きなだけ補正を付け加えるという圧倒的有利な条件をつけてきた。５人は全員味方である。頭数も含め、これほど差がある勝負は参加者全員は一度として体験したことがなかった。
ゆうき「いいのかオッサン、友情パワー全開の俺と勝負しても」
闇野「遠慮なくかかってきてください」
顔は帽子で伺う事はできないがその声は穏やかな老人そのものだった。
身体も細く、筋肉質には到底思えなかった。
試合のルールは簡単。
５人が枕を当てるか、彼を戦闘不能にするかのどちらかで勝利である。
逆に闇野は５人全員を倒さなければ３回戦へ進む事はできない。
試合開始の鐘が鳴ると、寝起きの海未はクックックと不気味に笑い。
海未「覚悟はできていますね……？」
ゆうき「海未が味方で本当に良かった。敵だったらどれほど恐ろしかったかわからないからな」
ﾋﾞｭﾝ!
超音速枕が遠慮なく闇野に放たれる。
闇野「園田海未さん。あなたの動きは眠りを妨害された怒りで直線的で読みやすい。速度は大したものですが、軌道が読まれては無意味です」
ｻｯ!
ゆうき「消えた!?」
闇野「後ろです」
参加者達の視界から闇野が消えたと思った次の瞬間に、彼は海未の背後に現れていた。
闇野「そしてあなたは背後からの攻撃に非常に弱い」
トン。軽い音がして海未の後頭部に手刀が打ち込まれる。海未は軽く唸って、気絶した。
園田海未 脱落
璃奈「やああああああああっ」
今度は璃奈がぐるぐるパンチで攻め立てるが、闇野は彼女の頭を軽く掴んで命中を防ぐ。
闇野「璃奈さん。先ほどの試合を拝見しましたが、その小さな体で本当によく頑張りました。あなたの根性は天晴なものです。素顔を晒しつつも折れない心。それがあなたの強みと言えるでしょう。しかし、悲しい事にあなたは先ほどの試合で無理をし過ぎた。この大会でこれ以上無理を重ねるのはお勧めしません。今後のあなたの活動のためにも。ここは私が早めに決着を付けてあげましょう」
顔面を鷲掴みにすると超握力で璃奈の身体を片手一本で目よりも軽々と高く持ち上げる。
ゆうき「璃奈が危ない！」ﾋﾞｭﾝ!
新田「助けないと！」ﾋﾞｭﾝ!
左右から飛んできた枕を闇野は高速移動で回避し、次に現れたのは上空だった。
浮遊しつつ、璃奈の四肢を吊り天井固め――ロメロスペシャルに極める。
この技は名前の通り手足を極められ吊り上げられるので脱出が非常に難しい。
璃奈の華奢な身体が軋み、彼女の口から苦悶の声が吐き出される。
闇野「ゆうきさんに新田さん、あなた方は実に仲間想いです。この大会はトーナメント方式故に基本的には自分の事で参加者達は頭が一杯のはず。ですがあなた達はこのような状況下でも友情を重んじる心を捨ててはいない。良い傾向です」
ｸﾞｷｸﾞｷﾒﾘﾒﾘﾒﾘ
璃奈「」ｶﾞｸｯ
発する言葉もなく、璃奈は失神してしまう。技を解除しお姫様抱っこで彼女を抱え、優しく地面に下ろす。
闇野「お疲れ様でした。ゆっくり休んでまた明日からアイドル活動を頑張ってくださいね」
天王寺璃奈 敗北
ことり「ちゅんちゅんヘッドパット♪」
ことりの自慢の頭突きが炸裂するが、闇野はそれを受けても平然と立っている。
ことり「ゆうき君、この人の頭、すごく硬いよ」
ゆうき「ことりちゃんの頭突きが効かないとか、どんな硬さなんだよ」
闇野「ことりさん。あなたはゆうきさんからとても愛されていますね」
二発目の頭突きを軽く屈んで躱すと彼女の両足を掴んで脇に挟み、ジャイアントスィングへ移行する。凄まじい回転がリング内で巻き起こり、闇野の立つ場所には小さなトルネードが発生していた。新田とゆうきが近づこうとすると彼らを簡単に弾く、凄まじい威力。
ゆうき「ことりちゃあああああん！」
闇野「あなたの名前を喉が枯れるほど叫んでいることからも、どれだけあなたを大切に想っているかが分かります。もし、あなたが今後もゆうきさんと仲良くなりたいのであれば、あなた方の仲を引き裂く敵にも立ち向かえるだけの強さを身に付けなければなりません」
ことり「強さ……」
闇野「あなたは確かに強いですが、サード戦以降、あまりにも頭突きに頼り過ぎています。今後は頭突きだけでなく他の新技も習得し、技数を増やすといいでしょう。そうすれば精神的にも安心感が生まれますよ」
脚から手を放すとことりはコーナーポストに激突。鉄柱が曲がり、ことりはズルズルとマットに倒れた。
南ことり 脱落
ゆうき「テメェ、よくもことりちゃんを！」
ことりが撃破された怒りで友情パワーが全開になったゆうきは鉄拳を振るい果敢に攻めるが、闇野はそれらの打撃を全てカットしていく。
闇野「あなたがことりさんを大切に想っているのはわかりますが、それはあなたの強みであり同時に最大の弱点にもなっています。お互いがお互い、愛し過ぎて、周りの事が何も見えなくなることが多いのではありませんか？」
ゆうき「人が恋がどうであろうと勝手だろ！」
闇野「一理ありますが、あなた方は私の目から見て不安要素があるのですよ」
ゆうき「何をわけのわからないことを言ってるんだ。俺とことりちゃんとの愛は誰にも引き裂く事はできない！」
闇野「あなたの強すぎる愛は立派ですが、もしもことりさんを失う時が来たら今のままだと憎悪に変わるでしょう」
ゆうき「ことりちゃんと俺との愛は永遠なんだ」
闇野「彼女があなた以外の他の誰かを好きになることもありますし、逆にあなたが他の誰かを好きになることもあり得ます。そして老いもあれば病もあります。
いずれにせよ、どれほど愛し合ったとしても別れの時は必ず訪れます。
その時、あなたが憎悪に飲み込まれない事を祈っていますよ。愛の反対は憎悪ですだから。愛が強いほど反転した時の憎しみもまた強くなる。
あなた方の愛が本物かどうかは、これからが大事なのです」
ゆうき「これから……」
ゆうきの腹に前蹴りを打ち込むとコブラツイストに極める。全身の関節が悲鳴を上げる中、彼は耐えていた。
ゆうき「善子の得意技・堕天流鳳凰縛……」
闇野「正解です」
ｸﾞｷｸﾞｷｸﾞｷｷﾞ
全身の関節を痛めつけられ、ゆうきはダウン。
ゆうき 敗北
残るは新田だけとなった。
闇野「あなた方は補正を全開にして私に挑みました。ですが、この体たらくでは……いえ、ある意味仕方のないことなのかもしれません。私とあなた方では過ごしている時間が違うのです。私は桜木霊歌さんよりも、不動仁王やジャドウ＝グレイやカイザー＝ブレッドよりも、もっとずっと長生きしています。なので、落ち込む必要は何もありません。今後の修行次第では私を超えることもあるかもしれませんし」
新田「アンタ、何者だ」
闇野「私は
スター流創始者 スター＝アーナツメルツさんの
師匠です」
優木せつ菜 リー 絢瀬絵里 闇野髑髏 新田
- Re: 戦闘中 枕投げ王座決定戦 ( No.26 )
- 日時： 2019/12/22 21:54
- 名前： 新田 （ID: mLlNAHkd）
下の名前が分かりませんでしたが、師匠となると、勝ち難いですね。しかし、優木せつ菜さんと戦うまでは、負けれませんね…