二次創作小説(新・総合)

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【ぷよぷよ!!】皆でバトル!?戦え!狙え!!(総勢13名)
日時: 2020/05/05 20:29
名前: ちーたん (ID: iXLvOGMO)

……



アミティ
「わー!皆も来たんだー!」


シグ
「うん。なんとなく…。」


ラフィーナ
「あら、でも優勝は私が頂きますわ!」


クルーク
「いーや、ボクだね!」


リデル
「うー…緊張します…。」


アコール先生
「うふふ…先生も参加しますよ…?」


フェーリ
「…先輩……頑張りましょう…!」


レムレス
「うん、お互い頑張ろうね。」


アルル
「あ!やっぱり皆も来たんだね!!」


シェゾ
「フン!優勝は俺が頂くからな!!」


ルルー
「オーホッホ…優勝は私よ!!」


りんご
「わお…優勝出来ますかね…?」


まぐろ
「ま…とりあえず優勝目指して…行こうかな★」


……



 今日、サタンとエコロ主催によるバトルゲーム……リタイア有りのバトルロワイヤルが開催された。



 ちなみにキャラの強さの備考は次の通り…

※力、魔力、素早さ、グレイズ(避け)、頭脳、運の六つの観点で見る。



アミティ

力☆☆☆★★
魔☆☆☆★★
早☆☆☆★★
グ☆☆★★★
頭☆☆★★★
運☆☆☆☆★

小バランス型


シグ

力☆☆☆★★
魔☆☆☆☆★
早☆☆★★★
グ☆☆☆★★
頭☆☆★★★
運☆☆☆☆★

準攻撃型


ラフィーナ

力☆☆☆☆★
魔☆★★★★
早☆☆☆☆★
グ☆☆☆★★
頭☆☆☆★★
運☆☆☆★★

超攻撃型


クルーク

力☆☆★★★
魔☆☆☆☆★
早☆☆★★★
グ☆☆☆★★
頭☆☆☆☆★
運☆☆☆★★

準魔導型


リデル

力☆☆★★★
魔☆☆☆★★
早☆☆☆★★
グ☆☆☆★★
頭☆☆☆★★
運☆☆☆☆★

準バランス型


アコール先生

力☆☆☆★★
魔☆☆☆☆☆
早☆☆☆★★
グ☆☆☆☆★
頭☆☆☆☆★
運☆☆☆★★

超魔導型


フェーリ

力☆★★★★
魔☆☆☆☆★
早☆☆☆★★
グ☆☆☆★★
頭☆☆☆☆★
運☆☆☆☆★

準魔導型


レムレス

力☆☆★★★
魔☆☆☆☆☆
早☆☆☆☆★
グ☆☆☆☆★
頭☆☆☆☆★
運☆☆☆★★

超魔導型


アルル(カー君無し)
力☆☆★★★
魔☆☆☆★★
早☆☆☆☆★
グ☆☆☆★★
頭☆☆☆★★
運☆☆☆☆★

小魔導型


シェゾ

力☆☆☆☆☆
魔☆☆☆☆★
早☆☆☆★★
グ☆☆☆★★
頭☆☆☆★★
運☆☆☆★★

超攻撃型


ルルー

力☆☆☆☆☆
魔☆★★★★
早☆☆☆☆★
グ☆☆☆☆★
頭☆☆☆★★
運☆☆☆★★

超攻撃型


りんご

力☆☆★★★
魔☆☆☆★★
早☆☆☆★★
グ☆☆☆★★
頭☆☆☆☆★
運☆☆☆★★

準バランス型


まぐろ

力☆☆☆★★
魔☆☆☆★★
早☆☆☆★★
グ☆☆☆★★
頭☆☆☆★★
運☆☆☆☆★

超バランス型



 他にもエクストラキャラとして
ウィッチ、ドラコケンタウロス、ユウちゃん&レイくんなどが登場します。
(させます)



 それでは番号の最後のページからお楽しみ下さい!

[迫り来るイベント!?]手に入れるのは誰だ!! ( No.3 )
日時: 2020/05/05 12:33
名前: ちーたん (ID: iXLvOGMO)



ピロロロロ……


りんご
「わ!?な…何ですかコレは…!?」


クルーク
「あ…エコロからか…。」


エコロ
『どうも、エコロで~す!じゃあ早速だけど、イベントを始めていくよ!!おじさまが言った通り、脳内に直接送ってるからね!ちなみに戦ってる途中の人には落ち着いてから送るようにするし…まあ問題ないよ!』


アルル
「ふーん…それでイベントって?」


エコロ
『えーっと…イベント1!!
エリアの中にウィッチが作った[魔力増加薬]とりすくませんぱいが作った[爆薬]が2つずつ配置されます!ビンにはラベルが貼ってあるのでそれで確認してください!』


リデル
「え…エリアに合計4つ…ですか?」


エコロ
『うんと…それで一人一つ限定でこの薬が使えます!使い方は自由で、薬を持っている人が自分でリタイアしたらまたエリアの何処かに転送、リタイアさせられたら勝った人に行き渡ります!!』


レムレス
「使い所も肝心だね…。」


エコロ
『薬が配置される時間は今から残り105:00まで!使える時間は制限なしです!!それじゃあ、みんな頑張ってね~!!』



プチン…



ラフィーナ
「最初のイベントなんですから『一番早く相手を倒した者にはポイント増量!』…みたいなものが来るかと思ったのですけど…。」


シェゾ
「魔力増加薬…なんてアイツももっとこういう薬を売れば良いのに……」




りすくませんぱい
「…君もせっかく作れるんだからこういう薬を売った方が良いと思うが…。」


ウィッチ
「私はこーんな薬…つまらないんですのよ!」



シェゾ
「……。…まぁいい…せっかくだから探してやるか。」


レムレス
「ウィッチ…だったよね。あの子の方が爆薬作りに向いてそうな気がするんだけど…。」



 薬を探すことで相手には見つかりやすくなる…。

 しかし、薬を取られたり使われたりすると自分が不利になる。

 相手から奪うことも可能だが、使われてしまえば元も子もない……。


 いろんな考え方があるが
 どう動くかは個人の自由である。




ルルー
「……あら?でも私が魔力増加薬を飲んでも意味あるのかしら?」


エコロ
『…あーそういや魔術が使えない者にも一応効果はあるよ!!体力が増加するとでも思っておいてねー!!』



ルルー
「………。」

ルルー
「………私達…監視されてるわね……。」



 そんな中、ある者が薬を見つけた。



 薬を最初に見つけたのは……




アルル
「あれ……もしかしてあそこにあるのって…。」


…アルルだった。


アルル
「あ!!やっぱりコレだ!えっと……
『爆薬』……?爆薬かー……。」


 道のすみにある爆薬を見つけたアルル。


アルル
「うーん…思ってたより小さいけど色が目立つね。赤色……って…。」


 『爆薬』とかかれたビンは真っ赤なラベルに包まれていた。


アルル
「あ!使い方も書いてある!!」


【使用方法】

 ビンの中身の液体をつければ爆薬する。
 ビンごと投げてもビンが割れなければ爆薬はしないので注意。
 爆薬の威力は半径5メートル程。
 煙は出るタイプ。
 扱いにはくれぐれも気をつけて。



アルル
「………落としたらリタイアしちゃうタイプ…ね。」



 アルルは用心深くスカートの中のポケットにビンを入れた。



 エリアに残る魔力増加薬、そして爆薬は合計3つ。


 薬を探すか、探さないかによって運命は大きく変わる。




 次に薬を手にする者は…誰だ?

[あちこちでバトル!?]薬を手に入れろ!! ( No.4 )
日時: 2020/05/05 14:45
名前: ちーたん (ID: iXLvOGMO)




 とてつもない運で最初に薬を手に入れたアルル。


 残りの薬は魔力増加薬が2つ、爆薬が1つとなった。


 次に薬を手にする者は……



フェーリ
「魔力増加薬…爆薬…早く手に入れておきたいところだわ……。」


クルーク
「…………あれ?待てよ…この本………偽物!?…ってあ!あれは……」


 一人ではなかった…。



 何かを見つけたクルークが走り出すが…


フェーリ
「……!!薬……!?」


 別方向から来た彼女も薬を取りに後ろへと回る。


クルーク
「よし!薬み…『バッ!!』…え?」


 少し先に薬を手にしたクルーク…しかしフェーリはその瞬間ですら逃さなかった。


クルーク
「ふ…フェーリ!?ボクが先に見つけたんだぞ!」


フェーリ
「ウフフ…別に薬を奪っちゃダメなんて言ってなかったじゃない。」


 まじまじと薬のラベルを見つめながら言うフェーリ。


フェーリ
(………これは…『魔力増加薬』…ね。)


クルーク
「…本当に君は強引だね!!」


フェーリ
「何とでも言いなさい。これも先輩のため……よ。」


 フェーリはそういいながらビンを隠した。


クルーク
(……しまった…何の薬かまでまだ見てなかった…本も偽物にすりかわってるし……どうする……?)


 クルークは表情を変えずに考えていた…。


フェーリ
「……まぁいいワ…ここで薬を使うわけにもいかないし…。」


クルーク
「え…。」


 フェーリから出た言葉はクルークが思っていたものとは間反対のものだった。


フェーリ
「……それじゃ…。」


クルーク
「………。」


 クルークは半分呆気にとられながらも警戒してフェーリの姿を追った。


 だが、フェーリは本当にそのまま行ってしまった。


クルーク
「全く何なんだ……?」


 クルークはそう呟いてまた歩き始めた。



クルーク
「………もしかしてレムレスと協力してるとか…?……いや、『先輩が1位でアタシが2位ならいいんです』…とかなら言いそうだけどレムレスは……
レムレスはそんな人じゃないしな…。」


……



 次に薬を手に入れたのはフェーリだった。

 これで残りの薬は2つとなる。




クルーク
「……あ…結局何で本が偽物になってたんだ……?…多分マモノが…いや…考えないでおこう……。」


 再び歩き始めたクルーク…。



 だが、こんなことをしている間に別の場所では戦いが起きていた。



 そう…それは……







まぐろ
「…ごめんね★でも、手加減はしないよ★」


 まぐろと……



リデル
「う……でも…私だって優勝したいんです…!」


リデルだった…。



……





サタン
「……リデルとまぐろか……どっちが勝つことか……。」


エコロ
「あー!アルルちゃんが爆薬を見つけたみたいだよ!!」


サタン
「……何!?それは本当か……!?」


ウィッチ
「………。言っておきますけどあなたどれだけ女をかけようとしてるんですの?」


サタン
「いやっ…そ…それは違って……」


***
「ねーねー!!この子も薬を手に入れたみたいだよ!!!」


***
「……フェーリ…だっけ……。」


エコロ
「え!?もう2つ目も!?早くない?」


ウィッチ
「えー…でもあなたが配置したんでしょう?」


***
「わー…ドキドキしてきたよ!」


***
「あ…やっと本に気がついた様だな……。」




 本部では一人ずつコッソリつけられたカメラからそれぞれの様子が確認できるようになっていた。



サタン
「イベントはすぐに終わりそうだな。そろそろ二人は準備しておいてくれないか。」


ウィッチ
「分かりましたわ。」


りすくませんぱい
「ふむ…そうしよう…。」




 大会もバトルもまだ始まったばかり…


 早くに始められた勝負で勝つのは…


 まぐろか…リデルか…………。


[ついに決着!?]リデルVSまぐろ!! ( No.5 )
日時: 2020/05/13 23:29
名前: ちーたん (ID: DMJX5uWW)

 先程…リデルは住宅街で誰かが戦うところを見た為、反射的に反対方向へと向かった…。


 しかし、そこには戦う相手を探しているまぐろが丁度歩いていたのだ。



リデル
「どうしましょう…薬なんてどこにも……あ!」


まぐろ
「……君は…リデルちゃん…だっけ★」


 二人が出会った時、戦いの幕が上がる!!



まぐろ
「…ごめんね★でも手加減はしないよ…★」


リデル
「う…でも…私だって優勝したいんです…!」



 今…最初の激闘が始まる。



まぐろ
「それ!」

リデル
「わわ…じゃ…じゃあ!」


 お互いがスイッチでも入ったかのように戦い始める。


まぐろ
「よっと…ほいさっさ!!!」


リデル
「うー…テンポラレスコ!!」


まぐろ
「おーっと!」

 リズム良く後ろに飛び退いてけん玉をふりかざす。


まぐろ
「地球ま~わし!!」


リデル
「キャ!危ないです~…!」


 同じく攻撃を避けたリデル。


リデル
「テンペスタ!!」


 雷雨が局地的に生み出される。


まぐろ
「ハヤブサ返し!!」


 しかし、けん玉で隼の如く相殺かきけされてしまった。


まぐろ
「よし!稲妻落とし!!」


リデル
「イヤー……!」

 軽くリデルの体が後ろに飛んでいってしまった。


リデル
「あわわ…!!」


 だが、ギリギリ着地してまた魔導を放つ。


リデル
「えい…トゥオーノ!!!」


まぐろ
「おっ…フリケン!!」


 どちらも中々手を引かない。


リデル
「おにいさま…おにいさまの為にも…!!」


まぐろ
「ボクだって…りんごちゃんのた・め……!」


 一旦二人とも下がって様子を伺う。

まぐろ
(……やっぱり最初にやられる訳にはいかないんだよね★)


リデル
(……絶対に勝って見せます……おにいさまも見てる筈ですし……!)


 そして先に動き出したのは………


まぐろ
「太陽極意!!!!」


リデル
「ヴェント!!ランポ!!マニェティス!!!」


 まぐろは一発に力を入れ、リデルはいつくもの技を繰り広げた。


まぐろ
「………!!チャ~ンス★」


 ガチガチと攻撃がぶつかり合う中、まぐろが笑ってそう言った。


リデル
「え……?」




 リデルがそういって後ろを振り向いた瞬間………



まぐろ
「新・太陽極意!!!!!」



……




 ここで勝負は終わったかと思われた………しかし…そうはいかなかった…



リデル
「アルコバレーーノー!!!!」



まぐろ
「……!?わお!!」


 太陽のようにギラギラと輝いていた景色がフッと虹色にきらめく……。


 そう…今…リデルは相殺したのだ。


まぐろ
「っ!?」


 今度は逆にまぐろの後ろへとリデルが回り込んでいた。


まぐろ
「………!!」



リデル
「………それ!!!」


 そしてリデルはまぐろに向かって魔導を精一杯放つが……


まぐろ
「…………))ニヤ」

 なんと、まぐろの様子が激変したのだ…。


リデル
「え…あっ…!!」




 まぐろはスッと笑みを浮かべると自分の顔に手をかけた。



 リデルはこのように不意打ちに出るためにアルコバレーノを放ったが、魔力を使いきらないよう、確実に勝つために……少し手加減をするしかなかったのだ。


 しかし、次の瞬間…その選択が間違っていたことに気づく……。



 相殺だけじゃない……さっきの技では……『目くらまし』も必要だったんだと…………。




まぐろ
「……キラッ★」


リデル
「……!?」


 ほんの一瞬だが、リデルの精神が硬直した……


 リデルにとってはたった数秒のものだったが…当然相手にとっては……



まぐろ
「新………太陽極意!!!!」




 充分な隙となった……。

『ズドッ』





 また生み出された彼の太陽の様に強い光が回りを照らした………。




エコロ
「……!!リデルちゃんがやられたよ!」


サタン
「ぬぁ!?何だって…!?」


エコロ
「ちょっと待って……えい!!」




『スッ』


リデル
「はわわわ……あ…れ?おにいさま!?」


サタン
「あ…あぁ…リデル…良かった。」


リデル
「あ…私…最初にリタイアしちゃったんですか……。」


サタン
「いや…大丈夫だ…それより、早く休むといい。」


リデル
「…分かりました……って…あ…皆さん…もしかして……?」


ウィッチ
「えぇ!私達がEXですわ!!」


リデル
「……そうだったんですね……。」


***
「そっれじゃー…休憩室にごあんな~い!!!」


***
「……ごあんない……。」





……





まぐろ
「リデルちゃんが消えた……?ってことは……」



エコロ
『…まぐろ君おめでとー君が最初の撃破者だよー1ポイントプレゼントー』



まぐろ
「え?本当に…勝っちゃった?」



エコロ
『この調子で頑張ってねー』




 ブチン…




まぐろ
「………いや…嬉しいんだけど何かエコロ…ちょっと棒読みな気がするな。なーんて★」



[緊急送信!!]第一の撃破者!そして新たな戦い!! ( No.6 )
日時: 2020/05/06 08:05
名前: ちーたん (ID: 4IM7Z4vJ)

……




ピロロロロ………


アルル
「!?あ…エコロか……!」


りんご
「またまた何ですか……?」


エコロ
『えーっと…みんなに伝えます!残り時間108:45にまぐろ君がリデルちゃんをリタイアさせました!!よって、現在まぐろ君は1ポイントです!!』



アルル
「………………え?」



ラフィーナ
「ちょ…ちょっと…こういうものがバトルロワイヤルだと言うことはよーく理解していますが……」


りんご
「いざ…こうやって聞くと……うーん……」


エコロ
『これからは誰かがリタイアするたびにその情報を伝えていくのでヨロシク!!』


まぐろ
「……うん…言われることは分かってたけど…ね★」


エコロ
『それから、イベント終了まであと少しだし、現時点で残っている数を教えちゃいまーす!!』


ルルー
「もしかして…もう残って無かったりするのかしら…?」


エコロ
『えっ………とーー!残っているのは魔力増加薬が1つ、爆薬が1つだよ!!みんな頑張ってね~!!!』



りんご
「………まだ違和感感じますね……。

『エコロの口調』に………。」



クルーク
「だんだん熱くなってきたな……。」


フェーリ
「うふふ…もっと頑張らないと……。」


アコール先生
「先生もそろそろいった方がいいかしらね…?」


エコロ
『あ!ごめん後1つ!!リデルちゃんが一人で寂しそうだから…次リタイアさせた人にはプラス1ポイント差し上げまーす!!じゃあ!』



ブチッ……




ルルー
「………。」


シェゾ
「…………。」


アルル
「………………。」


ラフィーナ
「………………………。」



ラフィーナ
「ポイント増量は二人目ですの…?」


……



 エコロの話が終わった後…さっきまでとはまた違い、少しずつ活発に動くようになった参加者達………


 現在薬を入手しているのはアルルとフェーリの二人…

 制限時間までに全て誰かの手に行き届くのか?


……そして、次にリタイアを出させるのは誰だ………?




……




ラフィーナ
「でも…最初にリデルさんがリタイアしてしまうなんて少し意外でしたわね……。」


シグ
「う…どうしよう…?」


 エコロの話が終わった後…
ラフィーナやシグはこんなことを呟いていた…。

 確かに、最初に自分の友人がリタイアしてしまっては残念な部分もあるだろう。


 …しかし、残っていた12人の中で
『二人』……


 まだこの話を聞けていない人物がいた……


 それは……





アミティ
「…レムレスにはあまり良い思い出がないね……。」


レムレス
「会った直後にそういうことを言うのやめてほしいな。」



 住宅街から少し離れた川の近くで話していたアミティとレムレスだった。


アミティ
「……だって初対面なのに道を聞いてくるし…」


レムレス
「隣町から離れた砂丘に知り合いなんてそうそう居ないよ。」


アミティ
「キャンディー出して「怖くないよ~」って言って来るし……。」


レムレス
「えー?だって本当に困ってたしさぁ…。」


アミティ
「ぷよ勝負で勝ったら連れていって貰おうって無理矢理ぷよ勝負させられるし…。」


レムレス
「いや…この世界はそういうものじゃないかな…?」


アミティ
「しかもアコール先生のお客さんがレムレスだったし……」


レムレス
「うん…だから僕は助けを求めたんだよ?」


アミティ
「後でアコール先生に怒られたし…」


レムレス
「そりゃあお客さんを引きずり回して連れて来られたら誰だって驚くんじゃないかな…。」


アミティ
「本当…あの時は災難だったよ…。」


レムレス
「いや僕も逆に言うけどこの町に来てから散々な目にあってると思うよ?」


アミティ
「えー?でもピンピンしてるじゃん?」


レムレス
「アミティは知らないと思うけどシグとか…ラフィーナとかにも……」


アミティ
「あーもう!そんな話はどうでも良い!!」


レムレス
「え…普通に酷いなあ……ハハハ…。」


アミティ
「アクティーナ!!!!」



『ズドッ』



『バシャン!!!』





アミティ
「………あ。ヤバ…川に吹っ飛ばしちゃった。まーいっか!」


レムレス
「普通に話し掛けておいてそれはないよね?」


アミティ
「うん、そうだ……って!?レムレス!??」


レムレス
「いや…あれ残像だよ?」


アミティ
「えー!?残像って何!!?」


レムレス
「あれ…そこから…?」


アミティ
「もーとりあえず!ここでレムレスを倒す!!」


レムレス
「まぁ、君は既に一人、僕の残像をぶっ飛ばしてるんだけどね。」





……




サタン
「残り時間は110:00を切ったな…。」


ウィッチ
「あら…リデルさんとまぐろさんが戦ってますわね?」


***
「あれれ~?こっちで赤ぷよ帽の子と魔導師さんが話してるよ~?」


***
「プレート))赤ぷよ帽→アミティ
      魔導師→レムレス」


***
「わー!?この子、魔導師さんを吹っ飛ばしちゃったぞー!?」


***
「…いや、それは残像だぞ。…ほらな。」


***
「残像ー!?ちょっと安心したよー。」





……






エコロ
「あっれえ?そっちはまだ戦ってるみたいだね。それじゃあ先に10人に伝えておくよ!」


サタン
「あ…ああ…頼む。」






 長そうで短い激闘が終わった今、また新たなバトルが始まろうとしていた。


 果たして勝つのはどちらか……?

[二番目の闘い!!]勝利を掴むのはどちらだ!? ( No.7 )
日時: 2020/05/15 16:55
名前: ちーたん (ID: te9LMWl4)

アミティ
「よし…ここでレムレスを倒す!!」


レムレス
「…その自信はどこから沸いてくるのかな?」


 住宅街から離れた川の前で二人の戦いが今、始まろうとしていた……。






アミティ
「それ!」


レムレス
「…やる気満々だね。ファリネ!」

 軽く初級の魔術をお互い出す…。


アミティ
「アクセル!!」


 クルッと横に回って技を繰り出すアミティ。


 しかし、かわすように高く飛び、そのままレムレスは箒に乗ってしまった。


アミティ
「それじゃあ…フレイム!ブリザード!!」


 炎の魔術と氷の魔術をそれぞれ綺麗に生み出す。


レムレス
「パルフェ!モンテ!!」


 だが、またもや華麗に相殺されてしまったアミティ。


アミティ
(うーん…空中戦だと普通に勝てないし…んー…頭を巡らせろ~…!!)


レムレス
「それ!メランジェ…メランジェ…シュクレフィレ!!」


アミティ
「わ…わぁっ!?飛ばされるぅ!サイクロワール!!!」


 あわててアミティも風の魔術を唱えた。


レムレス
「………!……っと…。」


アミティ
「あれ…?」


 なんと、サイクロワールで舞い上がった砂ぼこりが消えたと同時に今度は杖を片手に地面に立つレムレスの姿が見えたのだ。


レムレス
「そうだなぁ…ボクに勝てたら甘いスイートキャンディーをあげよう。これでいいでしょ?」


 レムレスはパッと手からスイートキャンディーを出した。


アミティ
「うーん…たまには欲しいかな?」


レムレス
「ふーん…僕に勝てる自信は半々…かな?」


 珍しく少しからかうように話すレムレス。


アミティ
「ち…違うよ!ブラストビート!!」


レムレス
「おっと…キャラメリゼ!!」


 半分避けながらレムレスが魔術を放つ。


アミティ
「ライトニングボルト!!」


 隙を見せないように続けて電撃を繰り出すアミティ。


レムレス
「アロゼ!!」


 またもや相殺するレムレス。


アミティ
(う…どうしよう…何か…何かないかな……?)


 異様に周りをキョロキョロするアミティ…。アミティの運の良さは中々といったところで……



アミティ
(……!!これは…まさか…!!)


レムレス
「ルーロ!!!」


 アミティが油断したところを見逃さずに攻撃するレムレス。


アミティ
「わっ!?…とと……。」

 アミティはよろっとジャンプして攻撃をかわし、スッとさっき見つけたビンを拾った。


アミティ
(…これは……間違いない…!!


   『爆薬』だ……!!!!)


 そう、アミティが見つけたビンは爆薬だったのだ。


 でも何とか余裕ぶった顔にはならないよう、注意しながら走り始めた。


レムレス
「………!!!」


 川から離れていくアミティを直ぐに追いかけるレムレス。

 アミティにそんな考えはないが…


レムレス
(……逃げる…?そんなはずはない…アミティは気が強い方だし…やっぱり何か……。
……そっちは……!まさか気づいているのか…?だとしたら手を組みに…。)


 グルグルと思考を巡らせる…
 そんなレムレスを尻目にアミティは…


アミティ
「エクリクシス!!」


レムレス
「……!」


 考えている途中でいきなり攻撃されたことに少し驚くレムレス…。

 スッと身を屈めて避けるも……



レムレス
「……!!!!」



 彼が避けて軽く爆発した煙の中には何故か赤くキラリと光ったビンがあった。


 そのビンは少しずつ…いや…着実に地面へと向かっており…


レムレス
「!!!!!」


 レムレスがまた前を向くが……なんと…


 目の前にいたはずのアミティの姿がそこにはなかったのだ…!


レムレス
「……っ!」


 半分苦痛そうな笑みを浮かべて彼は再び後ろを振り向いた…。


 そこには…割れる寸前の……爆…



『ドッゴォオ!!!!!!』








……





アミティ
「やった……かな?」


 パサリと地面に落ちる緑の帽子…


アミティ
「……………?」




 …いや…やってない……!!!




アミティ
「………!?」


 アミティは反射的に体を後ろへ動かし、レムレスの箒を抑えた。


レムレス
「だから……僕を甘く見すぎちゃダメだよ…?」


 いつも通り優しく目を閉じたままそっと呟く。



アミティ
「…っ…フェアリーフェア!!!」


レムレス
「グラッサージュ!!」



 パシッと相殺され、黒煙がうっすらと上へ流れる……。





アミティ
「……ばっよえーーん!!!!」



 アミティは自分の魔力を集中させて一気に出した。


レムレス
「フォレノワール!!!」


 対してレムレスも七色に輝く杖をふりかざして最大の魔術を放った。





アミティ
「うっそーー!?」



 しかし、そう言い残してアミティの体は後方へと飛んでいったのであった……。






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