二次創作小説(新・総合)

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ポケモン不思議のダンジョン 虹の探検隊
日時: 2020/08/21 18:01
名前: ルビー ◆OkvzCxnsU. (ID: ADRuIPKx)

ある日、すべてを失ったイーブイはルカリオのカナタに助けられる。
それをきっかけに、イーブイの運命は大きく動き出す。
――
☆作者名をルビー→カーネリアンに変更しました。今後はカーネリアン表記になりますので、よろしくお願いします。

☆ストーリーを変更してます。

初めまして、カーネリアンと申します。
こちらはポケモン不思議のダンジョンシリーズを元にした二次創作です。


※注意事項
・数年前のリメイク作品です

・原作にない、捏造や独自解釈を多分に含みます。またタイトルは探検隊ですが、救助隊の要素が多めになっています

・登場ポケモンは、ガラル地方までに登場したポケモン

・ポケモンの喋り方は、作者のイメージです

・メガシンカ、Z技等の要素はでません

・不定期更新です。

それでは、お楽しみ頂けると幸いです。

Chapter1 色違いのイーブイ
>>12

Re: ポケモン不思議のダンジョン 星の探検隊 ( No.2 )
日時: 2020/08/12 17:13
名前: ルビー ◆OkvzCxnsU. (ID: 2Ca8/acZ)

! 謎の女剣士様
 初めまして、コメントありがとうございます。
 先程、そちらの作品にお邪魔させていただきました。とても面白い作品で、続きがとても気になりました。更新、頑張ってください。

Re: ポケモン不思議のダンジョン 虹の探検隊 ( No.4 )
日時: 2020/08/12 19:36
名前: 謎の女剣士 (ID: .6mQrr9F)

こんばんは。
イーブイが主役なんですね。

そんなイーブイを、ラルトスが助けました。
今のイーブイ、怪我していますね。
宙に浮いている、まるでFFで言うレビテトが掛かったみたいです。
このイーブイ、今後の展開から離れられません。
楽しみにしています。

それでは。

Re: ポケモン不思議のダンジョン 虹の探検隊 ( No.6 )
日時: 2020/08/12 22:39
名前: ルビー ◆OkvzCxnsU. (ID: 66mBmKu6)

! 謎の女剣士さま
 コメントありがとうございます。
 はい、主人公は色違いのイーブイです。相当ひねくれた性格で、可愛げがありませんが…。追々変化していく姿を描いていけたらな、と考えております。
 宙に浮くくだりは、アニポケのサイコキネシスからイメージを膨らませました。問答無用で相手を拘束したり、ふっ飛ばしたり、宙に浮かせたりと便利な技ですよね。

 
 

Re: ポケモン不思議のダンジョン 虹の探検隊 ( No.8 )
日時: 2020/08/16 17:07
名前: 謎の女剣士 (ID: .6mQrr9F)

こんにちは。

あらあら、彼女に対して警戒心が強いですね。
私のとこのポケモンたちは、悪には警戒心が強いですよ。
長かった戦いも終わり、ロックはクチバシティで白い羽根・ピットと戦います。
彼の手持ちですが、マルマイン アローラライチュウの予定です。
ロックは恐らく、ダグドリオを最後にして 最初にゴローニャを繰り出す予定ですよ。
電気対策には、地面が有効ですからね。
しかし、そこでロケット団の乱入!

こんな感じで、私は描く予定ですよ。
ちなみにパートナーですが、エアリスは雌のニンフィア ロックは雄のリーフィアの設定です。

あれ? 名前、変えましたか?
人違いなら、ごめんなさい!

それでは、失礼します。

Re: ポケモン不思議のダンジョン 虹の探検隊 ( No.9 )
日時: 2020/08/16 22:52
名前: カーネリアン ◆OkvzCxnsU. (ID: 66mBmKu6)

 結局、空腹にかなわなかったイーブイはリリーの作った料理を口にしていた。普段からろくなものを食べていなかったせいか、リリーの作る料理はとてもごちそうに思えて。
 綺麗に完食すると、リリーが微笑んでいたのでイーブイは仏頂面になっていた。

「ところで、あなたには帰る場所はあるのですか?」

 洗い物を終え、食器を片付けたリリーは横になっているイーブイの元に来て話しかけてくる。友達になりたいと言うのは、本気らしい。

「ないわ。育て親達は、私を置いてどっかに逃げたの。それに無我夢中で逃げてきたから、どこから来たかわからないわ」

 黙っているとリリーがうるさいことは分かっているので、イーブイは面倒くさそうに話をしていた。問われたことは返答するが、そうでなければ基本黙っている。

「それで、イーブイさんはこれから一匹で生きるつもりですか? お金は? 住む場所は?」

 矢継ぎ早に問われ、イーブイは押し黙った。これから先のプランなど、ないに等しい。
 それを見抜かれたのか、リリーは嬉しそうにある提案をしてくる。

「でしたら、イーブイさん。わたしと探検隊をやりませんか?」

 聞き覚えのある単語に、イーブイの耳がピクリと動いた。

(探検隊? 育て親達がいつも気にしていた連中ね)

 イーブイの育て親達は、いつも探検隊を気にしていた。奴らがここに来たらどうしよう、とか返り討ちにしてやるとか言っていた。彼らにとって、いい存在ではないのだろう。

「はい。探検隊を説明する前に、不思議のダンジョンは分かりますか?」
「散々行ったからわかるわよ。最近増えてきた入るたびに地形が変わる、不思議な土地のことでしょ?」

 ならば頼もしい、とリリーは満足そうな笑みを見せる。

「素晴らしい。不思議のダンジョンは入るたびに地形が変わり、凶暴化したポケモンがいる恐ろしい場所です。一度入ると特定のアイテムを使うか、気を失うまで出られないと言う何とも不思議な場所でもあります」

 でも、とリリーは微笑んだ。

「危険ではありますが珍しいアイテムがたくさんあり、いつも未知の場所を冒険できるわくわくがある場所なのです。探検隊はその不思議のダンジョンを冒険し、時には困っているポケモンを助ける者達のことです」
「…………」

 熱を込めて話すリリーに対し、興味がないイーブイは素っ気ない。そんな様子を見て、リリーは苦笑する。

「で、その探検隊をわたしと一緒にやってみませんか? そうすればお金も稼げて、住む場所の問題も解決しますよ」

 どうするか、とイーブイは悩んだ。
 彼女をやかましいとは思うが、衣食住の問題が全て解決すると思えば嬉しい誘いだった。
 不思議のダンジョンには潜り慣れているし、何ともおいしい話だ。

(悔しいけど、生きる為には仕方ないわね)

 ラルトスのことはまだ信頼できないし、一緒に戦うなど願い下げだ。しかしながら、一匹で出ていったところで生活する手段が思いつかないのも事実である。
 一番大切なのは、自分の命だ。

(なら、このラルトスを利用しよう。出ていくのなら、いつだってできるもの)

 そのためには、このラルトスだって利用する。ある程度生活基盤が整い、一人で自立できると思ったら彼女の元から逃げ出せばいい。
 そういう付き合いだと割り切れば、苦痛ではない。
 イーブイはゆっくりと立ち上がり、つぶらな瞳をリリーに向ける。

「……いいわよ。探検隊、やってあげるわ」
「本当ですか? わたし達、きっといいチームになれますよ。よろしくお願いしますね」

 イーブイは打算でチームを組み、リリーはそれを理解しているはずだが非常に喜んでいた。相変わらず変なラルトスだ、と思いながらイーブイはリリーを見つめていた。

 これが、白銀のイーブイとラルトスの長い物語の始まりだ。


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