二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

マリオと彩月の時空クソゲー日和(完結)
日時: 2022/05/15 13:20
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

マリオ
「ねぇこれ俺いる?」

彩月
「いるよ、いないとここで書けないじゃん」

【時空にはクソゲーが溢れている】

『注意』
実在しないクソゲーを遊びます
基本的に2人がだべってるだけ、映像はイメージしろ!

Re: マリオと彩月の時空クソゲー日和 ( No.48 )
日時: 2021/07/22 15:24
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【11作目】
「サウンドノベル「廃校の悪夢」」

マリオ
「やっぱさ、この季節はホラーじゃないと」

彩月
「でもホラーはアレで失敗したじゃん」

マリオ
「THUNDER GHOSTはイレギュラー中のイレギュラー!!今回のはマジで怖そうだぞ」

音牟
「怖くなくていいのに‥‥‥‥」

彩月
「えーと‥‥‥【廃校の悪夢】」

彩月
「あれ、サウンドノベルなんて珍しいね」

『サウンドノベル』
基本的に小説のように羅列された文字に軽いキャラ絵とBGMだけで構成されたゲーム
雰囲気が作りやすいためホラーとの相性は良く、代表作は『かまいたちの夜』や『学校であった怖い話』等。
‥‥‥【四八】という伝説のクソゲーもあるが

マリオ
「やっぱ夏といえばホラー、ホラーゲームといえばサウンドノベルだからな!」

彩月
「私もこういうの好きだよ、数多くのルートやフラグを巡ったりするのがね」

マリオ
「よしよし、なんだか楽しくなってきたぞ!」

‥‥‥‥‥

彩月
「サウンドノベルって簡単に雰囲気作れるからいいよね」

マリオ
「そうそう、派手じゃないぶんおどろおどろしくてな」

音牟
「でもクソゲーなんだよねぇ」

マリオ
「彩月、これ終わったら良作やらせてくれ」


彩月
「クソゲーしか買ってない」

‥‥‥‥‥‥


音牟
「ストーリーとしては‥‥‥小学生が七不思議を探しに行く感じなんだねぇ」

彩月
「まぁ定番だよね、こっちとしては」

マリオ
「怖い話を聞くヤツの方が良かったな、まぁいいや‥‥‥‥七不思議探しまくるぞ!!」

マリオ
「勝手になるピアノでもこっくりさんでもブリッジしながら迫る女でもいい!」

彩月
「最後のやつやけにマニアックだね」

『ブリッジ女』
「いちろ少年忌憚」の製作者はよくこんな怪異思いついたな

マリオ
「さて、どこから行く?」

彩月
「七不思議といえば理科室、家庭科室、音楽室、トイレで何かありそうだけど」

マリオ
「音楽室とトイレは定番すぎるからナシ!先に理科室から行くぞ!」

彩月
「何が来るんだろ、人体模型?骨?」

音牟
「もう怖くなってきたよ‥‥‥‥さっちゃんハグして」

Re: マリオと彩月の時空クソゲー日和 ( No.49 )
日時: 2021/07/22 15:29
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

‥‥‥‥‥

彩月
「で、ここからどうする?理科室ウロウロしてるみたいだけど」

マリオ
「どうするって言われてもサウンドノベルだし選択肢を選べばいいんじゃないのか?」

彩月
「いや‥‥‥さっきから5分は文字読みながらボタンカチカチしてるけど一向に選択肢出ないんだけど」

彩月
「鈍色のバタフライかよ」

『鈍色のバタフライ』
ケムコのADVデスゲームシリーズ、作者がよく出してた【デスマッチラブコメ】も一応これに系統する。
このゲームは面白い‥‥‥面白いのだが、ゲーム内で選択肢がたった3回しかない上に片方はBADEND直行。

マリオ
「‥‥‥というか今どんな会話してるんだ、お前ボタン操作早いよ」

彩月
「だってさっきから無駄なことしか話してないんだもん」

彩月
「都市伝説あるないとか、これ怪異怪異じゃないとか、さっきからそんなんばっかじゃん」

マリオ
「デスフォレストの映画みたいだな」

『デスフォレストの映画』
フリーゲーム「恐怖の森」の実写映画
なんでか知らんけど実写映画はめっちゃシリーズ化された。

彩月
「もうめんどくせ、スキップボタン押そ」ポチ

ドゥルルルルル

マリオ
「ああやめろっ!読めなくなったじゃねーかっ!」

彩月
「いいよなんか読むだけ無駄っぽいし」


ドゥルルルルル


彩月
「いや‥‥‥いつまで理科室でだべってんの」

音牟
「なにこれ」

マリオ
「影人間の動きが見てて面白い」





『理科室end』

彩月
「は?」

マリオ
「は?」


彩月
「なんかほっといたらエンディング行ったんだけど」

マリオ
「理科室エンドってなんだよ」

音牟
「エンディングリストが開放された」

彩月
「うわっ、バッドエンド30個もある‥‥‥‥」

マリオ
「サウンドノベルなら普通だろ」

音牟
「選択肢が多かったらね」

彩月
「理科室エンド含めて個別エンドが部屋ごとにある‥‥‥‥‥」

マリオ
「どういうことだよ」

音牟
「また手抜きの匂いがしてきたよ‥‥‥‥」

マリオ
「むしろ逆に手が込んでないか?」

彩月
「回収めんどくせぇ‥‥‥」

Re: マリオと彩月の時空クソゲー日和 ( No.50 )
日時: 2021/07/22 15:35
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

マリオ
「もう1回やろうぜ」

彩月
「えー、今度は何ルート行く気なの?」

マリオ
「サウンドノベルはエンディング周回が面白いはずなんだ」

彩月
「シナリオが面白かったらね」

彩月
「バッドエンドにしたってニコニコ動画に死亡集すら載っていないぐらいだからそうとうだよ」

マリオ
「動画見てんじゃねぇ!」

彩月
「いや私達も動画にして見せるためにゲームやってるからね」

マリオ
「あっ、そういえばそうだった‥‥‥‥‥」

彩月
「‥‥‥‥まあいいや、バッドエンドを優先して探そう」

彩月
「とりあえず隅から隅までスキップして‥‥‥‥」


‥‥‥‥

マリオ
「スキップしたら文字が見えないだろ!」

彩月
「私は見えてるから問題ないよ」

音牟
「この速さで読めてるの!?」


彩月
「‥‥‥‥‥‥理科室の時と一緒なんだけど」


【1-AEND】

彩月
「なめてんの?ちょっと攻略本買ってくる」

‥‥‥‥

マリオ
「彩月の奴、まともなゲームやらないのか?」

音牟
「一応任天堂のゲームとか名作とかも遊んでるんだけど‥‥‥‥‥ココ最近クソゲーしかしてないね」

マリオ
「心荒むぞ、まともなゲームやらないと」

音牟
「それはそうなんだけどさ‥‥‥‥‥」

マリオ
「てかこのサウンドノベル、マジでどうでもいい言い争いしかしないな」

マリオ
「理科室エンド、確認してみたら意見が食い違って喧嘩別れしてその翌日に食あたりで死んでるんだけど」

マリオ
「一体何がしたいんだこれ」


彩月
「ただいま、攻略本買ってきた」

彩月
「クソゲーの攻略本作る人って家族を人質に掛けられてるのかな」

マリオ
「そこまで言うのか」

彩月
「だってクソゲーの攻略本を書くってことは、クソゲーをプレイしてるってことになるじゃん」

彩月
「私たちは趣味だけど、仕事でそういうことするのってキツイよね」

音牟
「大丈夫大丈夫、そういうのは大体続きは君の目で〜とかやってるし」

彩月
「買わせといてプレイヤーに続き押し付けるなクソ攻略本」

マリオ
「やっぱ荒んでるってお前の心!」

彩月
「荒んだら任天さんで補強するから」

Re: マリオと彩月の時空クソゲー日和 ( No.51 )
日時: 2021/07/22 15:42
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

彩月
「は?何これ」

マリオ
「もう顔だけでめっちゃキレてんの分かる」

彩月
「‥‥‥‥あのさ、部屋いっぱいあったよね」

マリオ
「そりゃ学校だからな、教室も多い」

彩月
「七不思議を探すんだけどね‥‥‥‥‥」

彩月
「だだっ広い学校の中、殆どがなにもないENDのダミーで当たりが僅かだけって構図なんだ」

彩月
「しかもノーヒント」

マリオ
「‥‥‥‥3階建ての廃校とはいえ、7つもあれば」

彩月
「ううん、一つだけ」

マリオ
「え?でも七不思議って」

彩月
「行けばわかるよ」

彩月
「ちなみに怪異が出るのは2階の教室Cだよ」

マリオ
「なんでそんな中途半端な所に!?」


‥‥‥‥‥

彩月
「ほーらほら出てきたよ、例の怪異」

彩月
「テスト中に突然死した謎の生徒」

マリオ
「突然死はホラーって感じするけど‥‥‥‥」

彩月
「この後にこのゲームを象徴する言葉が出てくるよ」


ーーーーーーーーーーーーーー
「ごめん‥‥‥七不思議っていうのは、ウソなんだ」

「ここにいるのはアレだけ、7つもある訳ない」

「じゃあなんでそんなこと言ったんだよ!」

「多く盛ったように言ったら、誰だって食いつくし‥‥‥‥お得感あるだろ?」
ーーーーーーーーーーーーーー

彩月
「あ“?」

マリオ
「ひいいっ」

彩月
「私はね、この発言を当たり障りのない発言で盛った部屋やエンディングの言い訳と捉えたよ」

彩月
「カラモンの時も思ったけど、スカスカを誤魔化すためにこういう手抜きで数盛っていくのってどうかと思うんだ」

彩月
「そんなに4800円で売りたいかぁ!!」ドンッ

マリオ
「怖いよこの小学生!!悪い酔い方したオッサンみたいになってきた!!」

音牟
「ぼ、ボクちょっと任天さんに連絡入れてくる!!」


マリオ
「落ちつけぇ!サウンドノベルにキレてどうする!!」

彩月
「大体よぉ!このゲーム、ホラーサウンドノベルとしても全然面白くないんだよ!」

彩月
「殆どが怪異関係ない愚痴どころか、折角の怪異も喧嘩しかなくて敵意すらないとか、ホラーをなんだと思ってるんだ!」

彩月
「これで売ろうとした制作陣の方が怖い!2回目だよこれ!!」

Re: マリオと彩月の時空クソゲー日和 ( No.52 )
日時: 2021/07/22 15:49
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

彩月
「そもそもなぁ!ホラーっていうのは見せる相手を怖がらせる為に相当頭を使うジャンルなんだ!バカには出来ないんだよ!」

彩月
「そういう奴の作るゲームは怖い画像と高音を突然ぶっぱなすだけの、不意打ち程度の奴だろが」

マリオ
「落ち着けフリゲをディスるな!」

彩月
「フリゲはアマチュアだし無料だからいいんだよ!フリゲ程度の出来で金取るな!!」

マリオ
「やばいキャラ崩壊レベルでキレてる!」

音牟
「マリオさん!!今すぐゲームの電源を切るんだ!!」

音牟
「ボクは催眠でなんとかしてみるから!」

マリオ
「クソゲーより彩月の方が恐ろしいぞ!!」

‥‥‥‥‥

〜5分後〜

彩月
「ぜぇぜぇはぁはぁ…………」

音牟
「落ち着いた?」

彩月
「なんとか………私、総当たりするしかないゲームって嫌いなんだよね」

マリオ
「ゴリ押しはするのにか?」

彩月
「普通にやれるけどゴリ押しという選択も出来るゲームとしらみ潰しにやらないとクリアできないゲームは違う」

彩月
「これは超クソ、ファイルファンタジアとは別ベクトルで最悪のクソゲー」

マリオ
「ノーヒントのゲームなんてファミコンに山ほどあるだろ!」

彩月
「スペック不足と言い訳は違う!」

彩月
「そもそもあんなピコピコ時代で本格的なRPG作れる事がすごいの!これプレステ2ぐらいのスペックあるんだよ!?」

ピンポーン

彩月
「あ、はーい」


正樹
「……………彩月」

彩月
「え、任天さん!?」

正樹
「鈴蘭さんから今すぐ来て欲しい、3秒以内と言われて来てみたら一体何が起きた?」

マリオ
「あー、実はな…………」


……………

正樹
「お前でもゲームでキレることあるんだな」

彩月
「恥ずかしい…………」

正樹
「………とりあえず、お前のやってたゲームは作りが甘くてムカついてたんだな」

彩月
「大まかに言うとそう」

正樹
「お前はプログラマーなんだから自分で改造して好みのゲームにすればいいだろ」

彩月
「……………」


彩月
「そうじゃん!!」

マリオ
「は!?」

彩月
「クソゲーなんて、私の手で作り直せばいいんだ!!」

マリオ
「やめろ!!」

END


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。