二次創作小説(新・総合)
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- LAS短編集
- 日時: 2022/03/11 17:03
- 名前: みーいん (ID: xWBX68QI)
LASの短編集を書いていきます。
- ケンカ以上○○未満 ( No.9 )
- 日時: 2022/04/17 20:43
- 名前: みーいん (ID: xWBX68QI)
結局僕は何事もなく退院した。家に帰ったが、家主はいなかった。
アスカが出てからミサトさんが家にいる時間は少なくなったと思う。
大体、疑似家族っていうのが無理あるのよ!!!!
部屋でゴロゴロし続けて数時間。
ふと、アスカのはなったあの言葉が頭に浮かんだ。
あの時はわけわかんなかったけど、今ならあの時のアスカの気持ち、わかる気がする。
なんてこと考えているうちに、時計の針は12を指した。
これ以上夜更かしする気にもなってないシンジは、ものすごいスピードでシャワーに入り、吸い込まれるように布団に入った。そして、いつもの相棒、s-datで耳を塞ぐ。
今までの疲れが一気に来たのか、今日は一曲目が終わる前に眠りについた。
次の日、シンジにしては珍しく、9時半というとんでもない時間に起きてしまった。
今から学校に行っても間に合わない。シンジは学校はあきらめ、これからどうするか考えることにした。
シンクロテストの時間帯じゃないし、この時間帯に本部に行ったら、間違いなくミサトさんに見つかるだろう。かといって、どこかに遊びに行くこともできない。
こんな時アスカだったらどうするんだろう。
ありもしないことを妄想してるうちに、時刻は午後0時。
アスカって学校行ってないなら今家にいるのかな。
アスカと話をするチャンスかも!あの辺ならミサトさんいかないはずだし!
よし!いこう!
シンジはアスカの家に行くことにした!!!!
とは言ったものの、本当に行くとなると、だいぶ緊張する。
シンジはインターホンを押せないまま10分ほど玄関にいた。
続く
- ケンカ以上○○未満 ( No.10 )
- 日時: 2022/04/18 20:51
- 名前: みーいん (ID: xWBX68QI)
まずい、だいぶまずい。
シンジがアスカの家の前について、インターホンを押せないまま20分が経ってしまった。
やばい、これ以上いると不審者になってしまう。
戻ろっかな・・・。
シンジは後退も考え始めた。
その時、
バタッ・・・・・
家の方から物凄い音が聞こえた。
誰かが倒れる音だった。
「アスカ!!!!!!!」
アスカの危険を察知したシンジは、勢いよくドアを開け、部屋に上がり込んだ。
「ってちょっと⁉」
寝室に行ってみると、やはりアスカは倒れていた。そこまではいいのだ。そこまでは。
だがアスカは素っ裸だったのだ。
「ええええ!!どうすんの!?」
シンジは今、究極の選択を迫られている。
このまま、アスカの裸を眺めるか、
服を着せるか。
僕だって思春期の少年。そりゃ好きな女の子の裸は見たいさ。
でも、これは僕の信頼にもかかわるし、ばれた時がやばい…。
しばらく悩んだのち、シンジは後者を選んだ。
とりあえず服は着せれた。だがしかしなんで家にいるのか説明しなければならない。
ああああああああああああああああ・・・・・・・・・・・・。
シンジは自分がやばいことをしてることにやっと気づいた。
が、もう手遅れだ…。
「あんた、何してんのよ」
アスカに気づかれてしまった!!!!!!!
「え、いや、あの・・・・・・。アスカが心配になって、来てみた。」
「あんた学校は?」
「昨日ちょっと退院したばかりだから休み。」
シンジは思わず噓をついてしまった。
「そう。」
あ!いま、自然に話せてる‼
もうこれを逃したらチャンスは来ないかも!
「アスカ、好きだ。」
「は?何言ってんの?」
「そのままだよ。」
シンジの突然の爆弾発言にアスカは茫然とした。
「・・・・。」
「あたしのどこが好きなの?こんな奴に。」
「アスカ、自分にそんなこと言わないで。」
「あんたが好きなのファーストでしょ?」
「ねぇ、ほんとに好きならキスしてよ。」
話が変な方向にそれてしまっている。
でも、自分の気持ちを伝えるためには・・・・。
「じゃぁ、行くよ。」
ちゅ
「シンジ、ありがとう。あたしを好きだって言ってくれて。私もシンジが好き。」
ぎゅうぅぅう
アスカはキスのお礼ともいわんばかりに、シンジを強く抱きしめた。
「大好きよ!シンジ!!!!!!!」
完
- 髪型 ( No.11 )
- 日時: 2022/04/21 20:46
- 名前: みーいん (ID: xWBX68QI)
「たっだいまー!」
ミサトが帰ってきた。機嫌もいいし、仕事がすっきり終わったのだろうか。
「おかえりなさい、ミサトさん」
キッチンからエプロンを付けたままシンジがやってきた。が、その姿はいつもとは違うものだった。
「あら、シンジ君、髪の毛止めたの?」
シンジは前髪をまとめてパッチンピンで止めていた。
(例えるならいれいすのりうらくんの髪型)
「ああ、今朝、前髪が目に入る、って言ったらアスカがやってくれたんですよ♪」
そう言ってシンジはピンを触りながら嬉しそうに言った。
「人の髪を結うのは得意なんですけどねー。自分のはなかなか難しいんですよ。」
言いながらシンジは、髪を結ぶ真似をして見せた。
「じゃあ、アスカの髪も結んであげてるの?」
いたずらっぽい表情でミサトは聞いてみた。
「それはないですよ~。」
そう言うものの、シンジの顔は耳まで真っ赤になっていた。
「ただいまー。髪ボッサになったー!」
アスカは髪を触りながら、残念そうな顔をして帰ってきた。
「あ、アスカおかえりー!」
シンジの表情が少し明るくなった。
「あ、シンジ、ピンゆるくなってるからあとで直すわよ」
シンジの方を見てアスカは言った。
「分かったよ。アスカの髪も直す?」
「それじゃあお言葉に甘えて。」
「シンジ、こっちおいでー!」
「はいはい。」
シンジの声は聞いただけでもわかるくらい、嬉しそうだった。
パッチン
「はい、オーケー!じゃ、あたしもやってもらおうかしら。」
そう言ってアスカはお気に入りの深紅のインターフェースを外してシンジに渡した。
「はい!できたよ。」
「ありがと!私がやった時よりもきれいになってる!」
「そんなことないよー。」
そうは言っているが、シンジの顔はうれしそうに笑っていた。
完
- もし使徒化シンジが逆行したら ( No.12 )
- 日時: 2022/05/08 14:22
- 名前: みーいん (ID: xWBX68QI)
血の匂いがするエントリープラグ。視界に広がるビル。そして目の前には使徒。
間違いない。14年前に戻っている。
その証拠に、隣にいるアスカの弐号機は義眼じゃないし、綾波の零号機も健在だ。
何より、僕の右目に眼帯がない。
「シンジ君、なぜスタートしないのっ!?」
ミサトの慌てた声が聞こえた。
ーまずい!第八使徒⁉
「うりゃあああああああああああああああああああああああ!!!」
シンジはもはや言葉にならない声で叫び、使徒へ突進した。
ーやばい!間に合わない!
「アスカっ!!!!綾波ぃ!!!」
シンジは彼女たち名前を叫んだ
彼女たちは目の前の使徒をすでに持ち上げている。
ー僕が何とかしなきゃ!
ついにシンジは使徒の場所に到着した。
「ATフィールドっ!全開!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シンジはATフィールドを展開し、使徒のコアに攻撃した。
使徒が爆発し、僕らは血の海に流された。
ーやはり僕は過去に戻ってきてるようだ。
終わり
ほんとに描きたかっただけです。
気が向いたら続き書きます。
- 140字ss 「夢だったらよかったのに」(診断メーカー使用) ( No.13 )
- 日時: 2022/06/23 13:54
- 名前: みーいん (ID: xWBX68QI)
赤い海。狂った色の空。掌に広がる深紅。
目の前には反応を示さない人。
僕だけの人。
補完を拒絶し、僕も突き放した。
僕のあこがれの人。
僕を愛してくれた人。
僕が傷つけた人。
僕を傷つけた人。
僕の愛を受け取ってくれた人。
さよなら。アスカ。ごめんね。
シンジは血に染まった手を見ながら静かに泣いた。