二次創作小説(新・総合)
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- LAS短編集
- 日時: 2022/03/11 17:03
- 名前: みーいん (ID: xWBX68QI)
LASの短編集を書いていきます。
- LASのホワイトデー ( No.1 )
- 日時: 2022/03/12 14:19
- 名前: みーいん (ID: xWBX68QI)
シンジ「ねぇ。僕らの場合、ホワイトデーってどうすればいいのかな?」
下校中、一番最初に口を開いたのはシンジだった。
アスカ「そうね~。」
バレンタインの時、二人はお互いにチョコ(ケーキ)を渡したため、どうするべきかあやふやになっていた。
(詳しくはLASのバレンタインを参照)
ネルフからの給料があれば、ディナーなんかに連れていくことができるが、二人は未成年である。
ミサトに連れてってもらうこともできるが、二人きりがいいとアスカが拒否したのだ。
シンジ・アスカ「ということなんですけど、どうすればいいと思います?加持さん。」
どうすればいいのかわからなくなった二人は、ちょうど暇だった加持さんに相談したのだ。
加持「バレンタインみたいに、もう一回お互いに何かプレゼントしたらどうだ。アクセサリーとかな」
シンジ・アスカ「なるほど!!」
シンジ「ありがとうございます!」
アスカ「では!」
週末
加持のアドバイス通りに二人はそれぞれのプレゼントを買いに行った。
アスカ「おそろいのがいいわよねー」
シンジ「ねー」
店主「そんな二人におすすめの物があるにゃー」
怪しげな女店主がはなしかけてきた!
アスカ・シンジ「!!!!」
店主「こんなのはどうかにゃー!」
店主は小さいチャームを付けたおそろいのネックレスを持ってきた。
店主「彼氏さんは紫で、彼女さんは赤なんてどう?」
シンジ「いいんじゃない!エヴァの色と一緒だし!」
アスカ「これいくら?」
店主「特別にセットで4000円にしてあげるにゃ!!」
シンジ・アスカ「買った!!!!」
店主「(人´∀`)アリガトー♪にゃー!」
シンジ・アスカ「こちらこそ!」
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シンジ「いい買い物したね!」
アスカ「ね!!」
店主「青春だにゃー」
終わり
- あなたへ、まごころを ( No.2 )
- 日時: 2022/03/16 20:37
- 名前: みーいん (ID: xWBX68QI)
リツコ「シンクロ率、69,5%。前日と比べて7,4%ダウン。アスカのシンクロ率、下がる一方ね。」
ミサト「そうね。アスカ、もう上がっていいわ。」
アスカ「わかった…。」
ゼルエル戦後、アスカのシンクロ率は下がる一方だった。全盛期のアスカなら80%を出すことも出来たが、現在は70%を切る始末だ。
それに比べて、シンジのシンクロ率は右肩上がりだった。それも、全盛期のアスカをも越す勢いで。
いつの間にか、戦闘配置も逆になっていた。
アスカ(最悪。居残りまでさせてもらったのに。)
アスカ「シンジ・・・・・・・。」
更衣室から出たアスカの目の前にシンジが立っていた。
アスカ「あんた、待ってたの?」
シンジ「うん」
アスカ「なんで先に帰んないのよ?」
シンジ「アスカが心配だから。」
アスカ「ウザ。放っておいてよ!」
シンジ「無理しないでよ。」
アスカ「ホントにやめて!」
アスカはそのまま走り去っていった。
シンジ「アスカ・・・」
その後も、アスカのシンクロ率は下がり続け、1週間後には40%を切った。
アスカ「もう最悪。」
アスカが解雇され、弐号機パイロットが変更されるのも時間の問題だった。
そのときだった。
ビービービー
日向「パターン青!使徒です!」
アスカ(また・・・)
戦闘配置の準備が始まった。
ミサト「零号機発進!弐号機はバックアップとして発進準備!」
アスカ「バックアップ⁉私が!?零号機の⁉冗談じゃないわ!」
ガッ
マヤ「エヴァ弐号機!発進します!」
アスカ(多分これを失敗したら弐号機を降ろされる。ミスは許されないわね。)
アスカ(何よ。早くこっち来なさいよ。じれったいわね。)
びかっ
⁉
ミサト「何⁉」
リツコ「精神汚染が始まるわ!」
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!
シンジ「アスカ!」
ガッ
マヤ「エヴァ初号機!発進!」
シンジは居ても立っても居られなくなり、エヴァ初号機を無理やり発進させた。
シンジ「アスカ!」
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その後の戦闘は散々なものだった。シンジはアスカを覆うように抱きしめ、シンジにまで精神汚染が広がった。初号機は暴走、その際に放ったATフィールドで使徒を殲滅することは出来たが、二人の精神汚染はレベルÝまで進行、精神崩壊寸前の状況に陥った。
だが、零号機だけでは使徒を倒せない。そのため、二人には大量の精神向上剤が投与された。
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1週間後
二人はやっと会話と食事ができるレベルまで回復した。互いになにが起こったのか理解できていないため、最初はずっと黙っていたが、少しずつ戻ってきた。
続く
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- まごころを、ありがとう ( No.3 )
- 日時: 2022/03/26 13:20
- 名前: みーいん (ID: xWBX68QI)
「シンジは…。」
目覚めたアスカが1番最初に放った言葉はシンジを求めていた。
「アスカは…。」
そして、シンジもアスカを求めていた。
まごころを、勇気に
目覚めたときには、前後の記憶がなくなっていた。たしか、弐号機で出て、使徒が攻撃して、シンジが出てきて…
「うっ・・・。」
頭が痛い。まるで、思い出させないようにしてるみたい。
「アスカは?」
起きて一番最初に頭に浮かんだ。苦しんでいる彼女が。
痛い。
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「問題なさそうね。」
そう言うリツコの声は少し荒れていた。
「どこがよ!?あれでも薬を限界ギリギリまで投与してるのよ⁉バカなの?」
言い返したミサトも大分余裕がなかった。
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もう嫌。死にたい。アスカの心は大分病んでいた。
「アスカ?」
同じく入院中のはずのシンジが病室に来た。
「シンジ⁉」
一気に憎しみがわいてくるのを感じた。憎い。憎い!抱きしめてもくれないのに!
「話をさせて。」
シンジは話をたくさん聞いてくれた。否定しない。でも肯定もしない。ただただ話を聞いてくれた。
「あの時、アスカの心が流れてくる感じだった。悲しかった。苦しかった。でも、アスカのことが知れて、喜んでる自分もいる。最低だよね。僕。」
シンジは自分のことも話してくれた。目の前で母が消えたことも、父に捨てられたことも。
私は安心した。ああ。私と一緒だったんだ。
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そのまま、精神は回復した。
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エヴァにはもう乗れないかもしれない。でも、シンジと一緒にいれば、気にならなかった。
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「カヲル君⁉」
その後、シンジはエヴァに乗ることができた。でも、フィフス・チルドレンであり、エヴァ弐号機臨時パイロットの渚カヲルがゼーレのスパイで、さらに使徒だと知ってシンジの心は完全に折れた。カヲルはシンジの精神的支柱だったのだ。それ以前に、シンジの心は完全に癒えていない。
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その後、すぐ戦略自衛隊が攻めてきた。もちろん、完全に治っていると思われているシンジはエヴァに乗せられる。そして私も、自身の防衛のためにエヴァに乗ったまま地底湖に沈められる。
「あんたこのまま死のうと思ってるの⁉」
そうシンジに言ってミサトは死んだ。リツコも司令を止めれず、彼に撃たれ、セントラルドクマで死んだ。
そして、私のもとにも危険が降り注いできた。
死ぬのはいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!
まだ死なせないわ。生きるのよ!
「ママ!!!!」
【エヴァは奇跡的に起動した。シンクロ率も150%を超えている!】
そう思ったのも束の間だった。内部電源が切れた。しかし、オプション電源は付いている。動かなくても痛みは感じる。それが原因だった。
捕食だ。敵は弐号機を食った。
シンジの助けは来ない。あたりまえだ。エヴァに乗れないから。
と思ったけど。どうでしょうね。どうせ私は死ぬ。もう手遅れだ。もう。終わり。
一瞬だけだったけど、シンジと話したあの一時はとても、とっても楽しかった。
さよなら。さよ・・・なら・・・。
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次目覚めたときはまた病院だった。
視界が狭い。左目に眼帯がついている。
「アスカ!起きたの!?」
慌てた様子でマヤが駆け付けた。
マヤが言うには、あの後、確保されていたエヴァ初号機をシンジが起動させ、私を助けたというのだ。信じられない。
「シンジ君は隣の病室にいるからね。じゃ!」
何を思ったのかマヤはそう言って走り去っていった。
「行ってみようかな。」
「アスカ!」
マヤが戻ってきたのかな。と思ったが、期待はいい方に裏切られた。
「シンジ⁉」
「ごめん。ホントに。助けられなくて。」
「いいのよ。生きてられるなら。」
「・・・・・ありがとう」
「ん?」
「なんでもないわ!////」
一度は壊されたかのように思われた二人のきずなは、またつながり始めている。
また、新しい二人の世界が始まっていく。
あとがき
このシリーズ、初めてがいっぱいだったんですよ!まず、初めて2500文字超えたし、前後構成に挑戦したし、後編は『』の前の名前消して書いたんですよ!
ちなみに後編公開がシト新生と一緒になったのは偶然です!
では。