二次創作小説(新・総合)

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私の推しキャラ達の短編集 完結!
日時: 2022/03/22 06:47
名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)

お久しぶりです、モンブラン博士です!
今回はドクロ少佐が主人公のお話を書いてみたいと思います!

思った以上に早く完結してしまったので、これまで書き溜めた短編を何本か投稿したいと思います!


Re: 私の推しキャラ達の短編集 ( No.12 )
日時: 2022/03/21 09:51
名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)

スクールアイドル同好会の練習が終わった帰り道のことです。
ふと、高咲侑さんが上原歩夢さんに訊ねました。

「歩夢のお団子ってどんな味がするの?」
「食べる?」

仲良しの侑さんの気持ちを察した歩夢さんは自らのお団子を引きちぎり、笑顔で侑さんに差し出します。味は自分の舌で確かめてほしいということなのでしょう。

「ありがとう、歩夢! いただきまーす!」

目をキラキラと輝かせ、満面の笑顔でぱくり。
果たしてその味は。

「ん~! 甘い卵の味がして美味しいよぉ!」
「侑ちゃんが喜んでくれて良かった。すぐに生えてくるから心配しないで。良かったら、明日も食べる?」
「うん、食べる食べる。いやー、歩夢のお団子がこんなに美味しかったなんて、ときめいちゃう~!」

おわり。

Re: 私の推しキャラ達の短編集 ( No.13 )
日時: 2022/03/21 09:57
名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)

嵐嵐珠はキッチンで顎に手を当てて思案していた。
薄いピンク色のエプロンを身に着け料理をする気は満々なのだが、問題はどんなメニューを作るかということであった。
今日は中須かすみの誕生日。きっと皆が沢山のプレゼントを用意してくることだろう。
だからこそ自分は手料理でかすみの胃袋を満たしたいと考えた。

「かすみが喜ぶお料理って何かしら?」
「パンとかじゃない? 子犬ちゃんってパン好きだっただろ」

嵐珠の疑問を耳に挟んだミアが答えると、頭の中の靄(もや)が晴れたような気分になった。
腕をまくって気合を入れると、嵐珠は叫ぶ。

「かすみの為にハンバーガーを作るわよ!」

瞳に炎を宿し、猛烈な勢いで料理に取り掛かる嵐珠の後ろ姿を見て、ミアが呟く。

「大丈夫かな・・・・・・」

~間~

「かすみ、お誕生日おめでとう! 嵐珠からの特製ハンバーガーよ! 有難く受け取りなさい!」
「あ、ありがとうございます・・・・・・」

かすみはランジュが持ってきたハンバーガーの巨大さに圧倒されていた。
通常の十倍はあるパンズにたっぷりのシャキシャキレタスとマヨネーズ、中農ソースがかかった特大のステーキが真ん中に挟まれたランジュらしい豪快な一品である。
ハンバーガーを一瞥したかすみは若干引きながらも、頭の中でひとつの疑問が浮かんだ。
ランジュは料理下手だと聞いていたが、どうしてこんなに上手に作れたのか。
するとかすみの心情を見抜いたかのようにランジュはぐっと顔を近づけ笑った。

「なによう! ランジュだって好きな人の為だったら美味しい料理くらい作れるんだから。
さ、冷めないうちに食べなさい!」
「ですね。いただきます!」

ランジュから受け取ったハンバーガーをかすみは笑顔で頬張るのだった。

おわり。

Re: 私の推しキャラ達の短編集 ( No.14 )
日時: 2022/03/21 10:07
名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)

和美ゆいは美味しいご飯を食べることが大好きな、中学2年生の女の子です。
この日は休日ということもあって、朝から食べ歩きをしようかと考えましたが、食べてばかりでは美味しく味わうことはできないと思うに至り、お昼時間までは身体を動かすことにしました。食べたいのをほんのちょっと我慢して、ぐうぐぅと鳴るお腹と格闘をしながら歩きます。すると、前方に香ばしい良い匂いが漂ってきました。
漂う匂いをくんくんと嗅いで、ゆいは気がづきました。

「青海苔に鰹節、これはひょっとするとたこ焼きかな?」

興味を抱いて匂いをする方向を歩いていくと、彼女の嗅覚通り、たこ焼き屋さんの屋台が見えました。車に屋台が装備しており、各地を移動しながらたこ焼きを作るのです。
くるくると手際よくたこ焼きを回しているのは、ゆいよりも少し上の女の子でした。
白い髪を二つ結んでお団子にしていることから、彼女が丸が好きなことがわかります。
ゆいは目の前でくるくるとたこ焼きが作られていく様子を眺め、言いました。

「はらペコった~! あの、たこ焼きひとつください!」
「はいよっ、ちぃちゃん特製のたこ焼き、お待ちどおさま!」
「早っ!?」

ものの数秒で出されたたこ焼きに驚きつつ、お金を払って、早速ゆいは食べてみます。
ふーふーと息を吹きかけると白い湯気がほわほわとまるで龍のように伸びて、空へと消えていきます。

「いただきます!」

大きな口でパクリと食べたゆいは、満面の笑顔で感想を口にしました。

「デリシャスマイル~!!」


おしまい。

Re: 私の推しキャラ達の短編集 ( No.15 )
日時: 2022/03/21 10:22
名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)

純白の小さな皿に載せられて運ばれてきたのはチョコレートケーキだ。
小さなフォークでてっぺんの生クリームを掬って味見してみると、雲のように柔らかい食感と微かなミルクの甘味が儚く口の中で消えていく。
白い生クリームとは対照的な黒いスポンジ生地にはたっぷりとビターチョコレートが使われていて、濃厚な苦みが大人の雰囲気を味わせてくれる。
普段は苦いものはそこまで好きではないけれど、苦みの中にチョコレートの甘味も含まれているから、幾らでもフォークが進む。
先ほどの生クリームと一緒に食べると苦みと甘みが口の中で絶妙に合わさり、素敵なハーモニーを奏でてくれる。
ケーキから漂うカカオの香りが日頃の徹夜の疲れを癒してくれそうな気がする。
どうかな? 
キミもボクと一緒にチョコレートケーキ食べてみない?
きっとHАPPYになれるよ。


Re: 私の推しキャラ達の短編集 ( No.16 )
日時: 2022/03/21 10:33
名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)

2月5日はエマ・ヴェルデちゃんのお誕生日です。
高咲侑ちゃんはお友達の上原歩夢ちゃんと一緒に何をプレゼントしたらエマちゃんが喜ぶかを考えました。

「エマさんの誕生日、何をあげようか?」
「エマさんはパンが大好きだから、手作りのパンを渡したら嬉しいかも。侑ちゃん、一緒に作ろ?」
「うん。勿論!」

歩夢ちゃんと侑ちゃんがふたりで並んで生地をこねて伸ばして形を作り、焼き上げて、綺麗なきつね色に焼けたロールパンを完成させました。

「歩夢、さっそく持っていこうよ」
「そうだね」

ふたりで笑い合ってエマちゃんのいる寮へ足を運びます。
少しの緊張からか歩夢ちゃんは深呼吸をしてドアをノックしますと、笑顔のエマちゃんが姿を見せました。

「エマさん、お誕生日おめでとう(ございます!)」

バケットに入れられた熱々の湯気の立つロールパンを見たエマちゃんは満面の笑みを見せると、ふたりをぎゅっと抱きしめて。

「ふたりともありがとう! 私、とっても嬉しい!」

エマちゃんの喜ぶ顔を見て、侑ちゃんと歩夢は顔を見合わせて笑い合うのでした。


おわり。


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