二次創作小説(新・総合)

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⚠ツイ腐テ二次⚠ アナ雪のエルサの子孫、NRCに通うってよ
日時: 2022/03/26 21:02
名前: ゆずれもん (ID: 08bdl7kq)

アナ雪観てて思いました。

「エルサお前…元はヴィランとして考案されたらしいじゃん……?
 更に本編内で結構マジな人殺ししようとしとるやん……??
 加えてディズニー作品だしマジカルパワー持っちゃってるじゃん……???
 そんなん、書く()しかないやん……」

不可抗力でショこんなの。
ということで、アナ雪のエルサの子孫っぽい存在がNRCに通うお話。ジャンルはBLです。
え?なぜBLにしたかって? 私の主食はツイステ、副菜は総受けBLだからだよ!!!

総受けを想定していますが、今の所 同じ寮に一人以上の三年生が居る場合、その内の一人が主人公とcpるという事になってる。ハーツで例えるなら、ケイトとトレイのどちらかは腐ってどちらかはサポートに回る、みたいな。

アナ雪、アナ雪2及びツイステのネタバレが含まれる場合がございますので、充分な自衛の上スクロールをよろしくお願い致します。この作品を読みご不快に思われた方がおりましても、こちらは一切の責任を取る事ができません。謝罪もしかねますのでご注意ください。
あと既出ネタだったらスマソ





いいんやな? 上記を読んだな????




読まなくてもおk↴ 本編は返信欄にあるで~~。



名前:トンフェ・アレンデール (ノルウェー語で「第五の精霊」は“フェントーン”なので)

所属寮:ポムフィオーレ

誕生日:11月27日(アナ雪上映日)

身長:181.7cm(三年生時)

利き手:左(エルサは左利きらしい)

部活:サイエンス部

クラス:3-D(マレウスと同クラ) 一年時はヴィルと同クラ、二年時はポムではぼっち

星座:射手座

年齢:18歳

出身:氷の国

得意科目:召喚術(オラフやマシュマロウを作っていた事から)

趣味:雪だるま作り

特技:スケート

嫌いな事:人を傷つける事、感情が昂る事

好きな食べ物:チョコレート

嫌いな食べ物:熱すぎる物(猫舌なので)。ルークと同じく嫌いってより“苦手”。

家族構成:妹が一人、親は居ない。関係は良好。

ユニーク魔法:「凍った心 (ティアッタ・フローズン)」 自他問わず、人を凍らせられる。
(これは話の進み方次第で変更する場合がございます)

口調:「~よ、~だ」 「落ち着くのよ…」→「落ち着くんだ…」or「落ち着いて…」
「絶対出来るわよ!」→「絶対出来るさ!」or「絶対出来るよ!」

性格:余裕があり、ツイステ特有の妖艶で優美で淫靡な雰囲気を除けば全部エルサ。一定数ヤベェ目線で見ている生徒も居る(えrい目で)。セコムはいつでも発動準備オッケー☆
また、隠れ自己肯定感マイナス民(エルサ「こんな私が~」と歌っている)。いつもは飄々としている。――だが、ドロッドロの王家で育ち、更に己の“力”のお蔭で散々メンタルがボロボロになって、微笑んでいるその内には闇が見え隠れする。

容姿:アクアブルーの瞳、プラチナブロンドのストレート。胸まで伸ばした長髪に、頬へ影を落とす長い睫毛。通った鼻筋、色付いた唇、形の良い眉など、天下のヴィル・シェーンハイトさえ認める美貌の持ち主。一つひとつの所作が洗練された美しさだとして、ルーク・ハントは「氷の君 (ロア・ドゥ・グラス)」と呼んでいる。つまりえろ(ry
制服→2のアナの髪型 寮服→アートハランに来た時のエルサ 運動着→戴冠式のエルサ
式典服→氷の宮殿作った時のエルサ 実験着→1のアナ

裏話:エルサは元々、悪役として考案されたキャラだそう。実際1では人を殺めようとしていたし、中々に酷なトラウマ持ってるし、感情が昂って宮殿が黄色や赤に染まったり……と闇が深い。故意に棘々の氷を出現させて人を脅したりとかしているし。そこからネタ発想。IFかは分からんけど、何れ身近な人間か妹をエルサのように傷付けるかも(不本意で)。

補足:エルサは風、火、水、大地の精霊と(最終的に)良好な関係を築き上げ、何より自身が第五の精霊である為、殆ど授業に苦戦しない。ちな卒業したら“陛下”となる(サラッ
無属性攻撃は光。魅了属性が付いてる(と思う)。天然タラシになる可能性は大いにある。
「サザン・シー」に隣接する「ダーク・シー」の何処かには、「魔法の氷河」――「アートハラン」が存在するらしい。そして彼の一家……王家は、代々その川を守っているそうだ。また、エルサの出来る事は全部出来る「力」を持ってる。偽名は「ノーサルドラ」。





本編に出てくるとは限らない『氷の国』についての小ネタ:


冬は白銀の国、銀雪の国とも呼ばれ、魔力の濃い地域が多数存在する、雄大な山脈を持つ広大で美しい国。海に囲まれた王城では毎冬に一度スケート大会が行われ、城の門は常時開け放たれており、幾つかの国と盛んに貿易を行い繁栄している。
精霊の力で守護された一定の地域では―また王城のある街の一定の者は―“第五の精霊”を信仰しており、ある民族は今も精霊と生活を共にしていると言う。

四季が豊かで自然と人口のバランスの取れた、現代では珍しい国。ずっと北の方では“北風吹けば川さえ凍る”と謳われる寒冷地が存在し、其処では天然の川から生まれた透明度の高く貴重な氷を産出している為に『氷の国』の名が付いた。

トナカイは、大昔の逸話より駿馬の如く雪の上を駆け幸運を運ぶとされる。高い山河に囲まれた土地は“茨の谷”然りあまり電気機器が発達していない。但し漁業、船を除く。

“ノースマウンテン”という一際標高の高い崖のような山は特に魔力が濃く、真夏でも美しく巨大な“氷の宮殿”が存在していて国の管理下にある。また通称“魔法の森”“変貌の森”と呼ばれる神秘的な森ではある民族が生活しており、自らを「太陽の民」と呼称する。昔の逸話から王家とこの民族は二度と互いを傷付けてはならないという誓約がある。

近隣の国にも魔力濃度の濃い場所が幾つか存在し、その中でも「太陽の国」と呼ばれる自然豊かな国とはある共通点を通じて仲が良い。ちなみに「太陽の国」は「コロナ王国」が元で、“共通点”は王族が魔法とは違う『特別な力』を有する事にある。(コロナ王国→ラプンツェルの居た王国)

Re: ⚠ツイ腐テ二次⚠ アナ雪のエルサの子孫、NRCに通うってよ ( No.1 )
日時: 2022/03/26 21:11
名前: ゆずれもん (ID: 08bdl7kq)

第一部 1-1 トンフェ・アレンデールという人物
出演:一人称視点 ~ ルーク・ハント ヴィル・シェーンハイト ~
   第三者視点 ~ 天の声





 それはまるで、雪のような。


 降ればひととき、美しい世界を残してくれるが、人に踏まれれば汚く濁り、何れは溶けて流れゆく。
 初めに持った印象は、そんなふわふわとした新雪の思い。



 それはまるで、氷のような。


 ひやりと漂う冷気に、触れれば溶けゆく儚さが混じったそれは、凛としているが抽象的な危うさを持って大輪に咲く。
 触れてから持った印象は、そんな透き通った薄氷の思い。



 それはまるで、妖精のような。


 ヒトにはない輝きを持った妖精達が、美しい翅を広げて踊り明かした後の、朝露に濡れた清らかな空気。
 感じてから持った印象は、そんな煌めく妖精の粉(砂金の粒)の思い。



 それが損なわれぬように。

 それが傷付かぬように。

 それが、失われぬように。

 自らに出来る事は、何と言おうと只一つ。



「――ボン・ジュール、氷の君 (ロア・ドゥ・グラス)! 今日も太陽が燦々と煌めいて眩しいよ。君の雪で出来たような肌が溶けてしまわないかと心配になる程にね」

 それは、まるで、軽やかに鳴り響く鈴の音のような。

 ぽつりぽつりと、艶めく唇から発せられる声の数々。これを妖精達が談笑する鈴の音でないというのなら、何と言うのか。

「お早うルーク。今日は飛行術があるから、晴れるかどうか心配だったんだけど」

 それは、まるで、拒絶の蕾がふわりと花開くような。
 ぽろりぽろりと、僅かに赤らんだ頬と綻んだ笑顔で笑う彼。――何と美しい! 彼の近くに居る事を極限まで許されている私は、何と幸運なのだろう。


 愛の狩人 (ル・シャソゥ・ドゥアムール)――ルーク・ハントは、美しき女王の奮励の精神に基ずくポムフィオーレ寮の一年生だ。
 今年、幸運にも同じ寮に入寮する事になった世界的モデル兼俳優であるヴィル・シェーンハイトと、謎に包まれた神秘の大地『氷の国』の王位継承者であるトンフェ・アレンデールと特に仲が良い。仲が良いというより、美を求め美を助く事を人生のテーマとしているルークにとって、その二人は絶好の標的だった。勿論、入学して一番目の友人として、毎日仲良くもしている。

 今日もナイトレイブンカレッジは美しい学友と共に輝いて見えるね! ニコニコと笑顔を浮かべながら、ほくほくとした気持ちでルークは充実した学園生活を謳歌していた。

(ああ、けれど)

 けれども彼は狩人である。秘められた物を暴きたくなるのも、逃げ隠れする獲物を捕えたくなるのだって当然の事だった。何せ狩人、狙った標的えものは逃がさない主義なのである。

 ルークの流した切れ長の瞳が、残光を引く光と成ってある一人を――トンフェ・アレンデールを捉えた。立っているだけで輝いて見える程、彼は美しさに溢れている。人目を惹く眩いばかりの容姿は勿論の事、一つの手の動き、一つの足の動き、一瞬の表情の機微……どれをとっても洗練され尽くした、無駄の無く、それでいて嫋やかな一挙手一投足。そんな彼を何より輝かせているのはその性格だった。
 ただ優しいだけではない、他人の事を考え実行に移す勇気と、自信と、実力を持ち合わせている。故になのかは分かりかねるが、彼は柔らかい声と態度で、ポムフィオーレ寮生のみでなく、他寮の人間でさえトンフェを好いていると言うのだ。それを聞いた時、ルークはいよいよ感服した。

 彼は、誰がどう見ても妖精にさえ見えるだろう。
 そう思ってしまう程だった。

「あの花、少し萎れてしまったかな」

 ふと気付いて足を止め、繊細な装飾の施された花瓶を持ち、水を換えに行くその姿さえ。微かに笑みを浮かべながら、花に語り掛けるその姿さえ。まるでこの世の物では無いような――少し大袈裟かもしれないが、天使のような、不思議で神秘的な、手が届きそうで届かぬ美しさを、彼は持っていた。

 けれど狩人の目は誤魔化せない。あの美しい国から来た美しいトンフェが、時折見せる微笑に隠れた暗闇を…時折見せる、高校生とは思えない、全てを諦観したような冷徹の瞳を。彼には何か大きな秘密がある。友人としてそれを無理に暴こうなどとは思えないが、それにどうしても興味が湧き出るのは仕様のない事で。秘密があるというのは仮定でしか無いが、自他共に認める観察眼を持ち合わせたルークの事だ、それにかなりの信憑性が生まれるのも確かだった。

「ルーク、準備は出来た? 今から朝食を摂りに行くけれど」
「ウィ、待たせたね。席が埋まってしまう前に急ごう」

 振り返るその所作でさえ洗練された美しさを帯びる。僅かな高揚を感じながら、トンフェの後に続く。隣に立つ程近くに居なければ感じられない程微かな、だが華やかで上品な良い香りがふわりと香ってきた。前に聞いたが、香水などは付けていないのだという。


「あら、お早う。今日は少し早い?」

 コツコツと甲高いヒールの音を響かせて近付いてくるのは、朝の洗顔が終わったのだろう、少し顔に水滴が残ったヴィルだった。早朝でも美への努力を怠らないその姿は実に美しい。ボーテ!

 私とトンフェは偶然にも同じ部屋が割り当てられたが、ヴィルは少し離れた部屋が割り当てられている。私とトンフェが行動を共にし、後からヴィルも合流すると言うのは、いつの間にか朝の見慣れた光景となっていた。

「ヴィル! 朝から君の輝きは衰える事が無いね」
「当たり前でしょ、誰に言ってるの」
「私は朝に弱いから、早い内から頑張れるのは尊敬するな」
「急にどうしたの、思ってもない事言わないで。トンフェだって輝いてるわよ」
「…ふふ、嬉しい。でも嘘じゃないよ?」

 麗しのヴィルとトンフェが二人並んで歩いていると、それだけで周りに満面の花が咲き誇ったような感覚に陥ってしまう。二人の周りがキラキラと輝いて、一国の名手が描き上げた絵画のように美しい。

 僅かに口の端を持ち上げて微笑んだトンフェが、姿勢を前に倒しヴィルを下から覗き込むようにして言った。何処か面白がる雰囲気を纏ったそれは予期せぬ色香を含んでいる。ヴィルはふぅ、と息を吐いて「はいはい」とそれをあしらうと、再び話題を変えて話し始めた。

「それはそうと、貴方達 朝食を摂りに行くのね。アタシも同席して良いかしら」
「勿論、構わないよ」
「喜んで」

 パッと雰囲気を変えたトンフェ。その後も少し話し込み、気が付くと下まで来ていた。
 いつも通りの朝。それがこれ程輝かしいものになるとは、ナイトレイブンカレッジに来るまで思ってもみなかった事。言葉を投げかけ合うヴィルとトンフェを盗み見しながら、私はいつも以上の笑みが零れるのを抑える事が出来なかった。



 少し重くなったバッグを持ち直して、アタシ――ヴィル・シェーンハイトは満足気な息を吐いた。
 準備が済み、登校中。鏡舎を通り、メインストリートに沿って本校舎へ向かう真っ最中。恒例の“チェック”が終わり、いつものメンバーで登校していた。概要はアタシが中心に、ルークが右を、トンフェが左を陣取って横並びに歩いているスタイルだ。

 ルークはこの短期間でアタシが認める優秀な“鏡”。その観察眼は誰にも劣らないものだけれど、良くも悪くも思った事を脳内直結で口に出すタイプで、アタシはそれに時々助けられているのだ。

(デリカシーが少し欠けているのは玉に瑕ね)

 そしてアタシのサポートもしてくれる大切な友人。最近では全身をアタシがチェックしてダメ出しをするという、最高のサービスもしている。
 もう一人はトンフェ。曰く『氷の国』の王位継承者らしいけど、普通の友人と同じようにラフな関係を築いている。でも、式典で彼がポムフィオーレに選ばれた時から、彼を特別視していたのは認めるわ。だって――

(こんなに美しいんだもの)

 勿論、アタシ以上に美しいなんて言わせないけれど。アタシは美に対して誰よりも努力している自負があるし……それでも、モデル並の容姿をしていると言って差し支えない。見ただけで目が縫い付けられたのではと錯覚してしまう程に人目を惹くのだ。

 雪だるまを作るように、冬の新雪を固めて作ったのではないかと思える程に白い肌。吸い付くようなきめ細かい肌は、触れ心地も見目も滑らかで輝かしい。胸の辺りまで伸ばされたプラチナブロンドのストレートヘアはこれ以上ない程に艶がありサラサラで、まるで絹糸を解いたようにあでやかで華やかな雰囲気を持っていた。

 通った鼻筋に形の良い眉、薄く色付き艶めく唇。シャープですっきりとした印象を持たせる顎と、彼の芯の強さを思い起こさせるバランスの取れた目。顔のパーツのどれを取っても一級品な上、歩き姿や立ち姿さえ優雅で気品に溢れていた。
 何より、まるで冷え切った氷を彷彿とさせる濃いアクアブルーの瞳は、色素の極端に薄い長い睫毛で縁取られていて宝石のよう。均等に切り揃えられた爪にはアイスブルーのネイルが静かに存在を主張していて、どこを取っても隙の無い美しさがあった。

「ヴィルったらどうしたの、私の顔に穴を開けるつもり」
「……いいえ、ごめんなさい。少し考え事をしていただけよ。で、話の続きは?」
「そう! それで妹が――」

 そんなトンフェに、邪な思いを持つ者も少なくない。今でこそ「王位継承者」であり「新入生」だからと何気ない先輩と言う立ち位置を確立させているが、傍から見れば下心があるのが丸分かりだ。それで平気な顔をしているトンフェが信じられないと思うのと同時に、彼に危うさすら感じ始めている始末。
 普段と変わらない普通の時間、少し違う所を上げるとすれば、飛行術用に予め落ちにくいメイクをした位。それでも浮き立つ気持ちを抑えられないのは、きっとアタシが二人に期待しているからだわ。

 すると、トンフェの視線が突き刺さる。何、という思いを込めて目を見ると、トンフェは困ったように眉を寄せ、意を決して言葉を紡ぎ始めた。

「ヴィル、言って良いか分からないんだけど……何か良い事でもあったの?」
「あら、そう見える?」
「ルークもね。二人して私に何か隠し事?」
「おや…毒の君 (ロア・ドゥ・ポアゾン)、疑われているようだけど」

 表情とは裏腹に、そう悲しんでもいないような、こちらの非を面白可笑しく認めさせているような声音だった。アタシは困り眉を寄せて、ルークはチラリとこちらを見て。ふ、と目を瞑ると、隠せないわねと呟いて歩きながらバッグを開けた。

「実はね、トンフェ。――これを見て」
「っ、これ!」
「性別・年代問わず人気を博しているファッション週刊雑誌、『シュール・メジュール』。キミも見かけた事位はあるだろう?」
「ええ、売れてる俳優やモデルを年代問わずキャスティングして、どんどん年齢層を広げていってるって話題になってたの……聞いた事がある」
「はぁ……ルークにはバレてると思っていたわ。二人共に黙ってたのに…アンタはアタシが出てる雑誌、片っ端から確認するでしょう。トンフェにだけ黙っていた訳じゃないのよ」

 そんな言葉の裏腹には、「本当は二人共にサプライズとして知らせたかった」という年相応の思いが隠れている事を、トンフェもルークも分かっていた。

 アタシが差し出したのは、今朝もテレビのCMで流れていた人気ファッション雑誌。その表紙の中心には、『“あの”ヴィル・シェーンハイトが人気俳優をコーディネート!?』『自分に似合うファッションを見つけよう!』というキャッチコピーの中心を、大々的にアタシが飾っていた。
 今までずっと狙っていたこの雑誌、少し前からオファーは来ていたのだけど、ロイヤルソードアカデミーの「ネージュ・リュバンシェ」とアタシのどちらを表紙にするか、ギリギリまで会議がなされていたみたい。

「それで、ヴィルが選ばれたっていう事?」

 こくり。頷けば、トンフェの頬はみるみる内に上気していき、目は見開かれていく。信じられないように眉根を寄せながら「うそ、」と呟いたのが聞こえた。

「嘘じゃないわ、正真正銘このアタシが選ばれたの」
「……凄い、凄い凄い! 流石ヴィル!!」

 そう叫ぶやいなやトンフェはいきなり立ち止まり、不審に思って振り返ると、ぴょんとジャンプする勢いでアタシに抱き着いた。抱き着くと言っても、その語感から思い浮かべられる柔らかな抱擁などではなく、何も考えずに感情のまま抱き着いたような勢い任せの物だった。擬音に起こすなら、“ぴょん”ではなく“ガバッ”という感じ。

「ちょ、っと! 危ないじゃない……」

 よろりと体勢が崩れヒールが変な方向に向かうが、何とか根気で自身の体を支える。危ないじゃない、と言った口調は厳しい物だったけれど、受け入れたという意思表示にすっと回した手の効果でより一層力が強くなった。

「仲間の成功を心から祝う、これぞ友情……実にマーベラス!」
「――………ぁ。ごめんなさい、苦しかった?」

 最後にもう一度ぎゅっと力を込めてから名残惜しそうにトンフェの体が離れる。僅かに赤らんだ頬、ゆるりと弧を描く唇、そっと垂らされた眉と優し気に宿る目の光によって、トンフェの顔付きは何処か……扇情的だった。

 どくり、心臓が脈打つのが分かる。一年生になり三ヶ月が過ぎて彼に持った印象は、いつでも冷静沈着に落ち着いていて、物事を正しく判断しすぐさま行動に移せる。慎重な時と賭けに出る時のメリハリが激しいが、それで失敗したと言うのは殆ど見た事が無い。
 そんな彼がこんなに感情的になっているのは―それも自分の為だと言うのだから―、純粋に「嬉しい」と感じる心と裏腹に、心の隙間に優越感が生まれるのをハッキリ感じた。

 それでも感情は表に出さず、

「さ、行きましょ。詳しい話はまた後でするわ」

 と受け流す。トンフェから体を触れさせるなんて珍しい事そうそう無いだろうし、しっかりと覚えておかなくちゃ。次の機会がいつなのか、分かったものではないから。

(……。…やだ、アタシったら。どうして同級生のハグを覚えておこうとなんてするのよ)

 気付かれないように小首を傾げてみるが、その時のアタシは深く考えず、嬉しそうに話を続けるトンフェを見つめてふっと微笑んだ。今は、ただトンフェがアタシの為に喜んでいるという事を、感じていたかったのだ。





1-1 終


同級生に危うさを感じられている人

 小さい頃から色んな目で見られてきたし修羅場も潜ってきたので今更性的な目で見られる事に動揺はしない。というより危機感を感じにくい(過去にもっとヤベェ事があった為)。
 性別はモチのロン男、一人称は「私」。転生者ではない事だけ伝えておく。
 大分、結構、かなり致命的に口調が定まらない。【急募】エルサ男性ver.の口調
 因みに色香を振り撒いているのは無意識だし魅了したかもしれない事にも気付いてない。


表紙を飾って内心ホクホクな人

 自分が嬉しかった分、友人ともその気持ちを共有したいけど、どうせなら驚かせたいとも思っていた年相応の精神を持ち合わせているタイプのヴィル(15歳)。
 トンフェの容姿は認めているが自分には届かないと思っている。トンフェの顔が好み。
 おや? ヴィル・シェーンハイト のようす が おかしいぞ・・・!?
 もしかしたら、魅了にかかったかもしれない。


狙った獲物は逃がさない主義の人

 ちょっとヴィルさん贔屓しちゃったかな…? ごめんな、いつか出番回すからな……。
 トンフェに何かしらの秘密があると見抜いている愛の狩人。恋愛感情とはまた別の意味でトンフェに興味がある。秘められた物を暴きたくなるのはヒトの本能だろう? らしい。
 「今の所は」、一番トンフェの深いトコロに行き着いている。
 知的好奇心の方が大きいので、ヴィルのような立ち位置にはいかない、筈。恐らく。


シュール・メジュール

 特に若い方の年代に愛されているファッション雑誌。
 フランス語の女性冠詞で“オーダーメイドの服”を表す「ヴェットマン・スール・メジュール」をもじった物。今後出てくる可能性は極めて低い。


作者

 「アナ雪見てたらネタ構想と創作欲求が湧き出てしまい、手が勝手に動いていた」「正直スマンかったと思っている」などと供述しており、ジャンル:BLにした件は「こんなBLとツイステが好きなのに、私の副菜である“総受けジャンル”が少な過ぎた世界が悪い」、「BLを書いた事が無かったので興味本位でやった。総受けはオイシイぞ」としています。
 まだそこまでイチャァしてない。種が植えられて微かに芽が出た位。今三年生の子が一年なので、「一年生→MK3(マジで恋する3秒前) 二年生→トンフェに意識させようとする 三年生→バリバリに攻める」という構成にしようとしている(※キャラ全員が攻めになる訳じゃないよ)。おじたんが一番初めかなぁ、ぽい事するのは。年長者だからね。





約6940文字くらい。読んでくれた人が居たらその人は私と握手しましょう。

BLっぽい事をするのは次回です。次々々々々回くらいまで書き上げ終わってるんで、投稿するのをお待ちください。おこがましいかもしれませんが、反応くれると嬉しいです……。

Re: ⚠ツイ腐テ二次⚠ アナ雪のエルサの子孫、NRCに通うってよ ( No.2 )
日時: 2022/03/26 21:29
名前: ゆずれもん (ID: 08bdl7kq)

第一部 1-2 ヴィル・シェーンハイトは恋をする

出演:一人称視点 ~ トンフェ・アレンデール ヴィル・シェーンハイト ~
   第三者視点 ~ 天の声





 ピーーーッと、甲高い笛の音が運動場に響き渡った。長い一回の笛の音は“バルガス先生の下に集合”という合図である。ぞろぞろとクラスメイト達が集まってくるのに混ざって、箒を片手に駆け足で近付いた。

「よし、集まったな!? 今日は今までの座学と基本を活かし、実践的な飛行魔法を試験的に行う! いつも通り、二人一組で体操したのち恒例のメニューを熟して貰う。終わった者から此処に集合だ。今日は特に怪我をし易い内容だからな、気を引き締めて取り組む事! オレのような完璧な肉体美に少しでも近付く為に精進するんだぞ」

 うぃー、と生返事をして、いつも置いている場所に箒を置いてから辺りを見渡す。最初は二人一組で柔軟体操だ。ふらふら歩いていると、近くから私の名前を呼ぶ声がした気がして振り返る。少し速足で近付いてくる友人――ヴィルの姿に、ほ、と顔を綻ばせた。

「ヴィル。ヴィルのペアって空いてるかな」
「ええ、空いてるわよ。アタシもそのつもりだったの」

 ルークに日焼け止めを塗って貰ったらしく、堂々と髪を靡かせながら登場したのは天下のヴィル・シェーンハイト。私の友人であり、尊敬する人でもある。画面越しに人を見るのと生で見るのとでは、本当に違いがあるのだなぁと感じたのは始めてだった。彼は生粋の努力家で、見習わなければと思わされる事が本当に多い。今朝だって人気雑誌の表紙を勝ち取ってきたらしいし、たった三ヶ月しか一緒に居ないけれど、誇れる友人なのに変わりはない。

 下から紫のグラデーションの掛かった艶々でサラサラな髪は、強風で形が崩れないように手櫛が通る程度の髪型キープスプレーが降られており、メイクも汗で流れにくい物を使っていると言う。日常生活からメイクをすると言うのもヴィルの尊敬出来る所だ。
 柔軟が終わり、グラウンドをン周して体温が上がって来た頃に追い打ちをかける筋トレは地獄と言っても差し支えの無い物だったが、ヴィルは日々ランニングなどをしているそうで息が上がる程度に留められている。かく言う私もそうだったが、ヴィル程に落ち着いてはいなく肩が上下してしまう。深呼吸して息を整えると、自分の箒を手に取ってバルガス先生の下に近付いた。まだ人は一,二人程度しか見当たらず、かなり速いペースで終わったのだと分かる。

 時間が空いたと分かると、後から寄ってきたヴィルが話し掛けてきた。他愛も無い会話を一つ二つ交わした後、そう言えば、とヴィルが気付いたように目線をズラす。

「今日の髪型、随分凝っているのね。朝はいつも通りだった気がするけれど」

 そう、実はさっきから首元がスース―して違和感が強い。ああ、と頷いて手を首の後ろに回した。

「今までは後ろで一つ結びだったのに、ねじれと三つ編みが加わった複雑なアップヘアになってる。どうしたの?」
「よく気が付いたね……まぁ気付くか。ヴィルと似たような理由だよ? 今日は体育じゃなく“飛行術”だし、皆慣れない事で周りが見えないだろうと思ったから。不慮の事故なんて起こって欲しくないからね。今までは只の体力育成だったからまだ良かったけど、この長い髪じゃ空中で何が起こるか分からないし…なるべく纏めておこうと思って」

 そう言うと、ふとある豆知識を思い出して付け足す。「実はね」と発して、下からヴィルを覗き込む形になるよう腰を曲げ、人差し指を立てて話し始める。少し自慢げになってしまったかな、と後悔もした。

「この髪型は、『氷の国』のずっと昔の女王陛下が戴冠式の日にされていた由緒正しき髪型なんだ。今は魔法の研究も進んで、簡易的な応用魔法でヘアセットが出来るようになってきたから私でも出来るんだけど」
「……。…へえ、その話興味あるわ。また今度時間があったら、アタシに貴方の髪をセットさせてくれる? 似合いそうなヘアゴムとピンがあるの、その女王陛下の話も聞きたいし」
「良いの? やった、ネタを集めておくね」

 楽しみにしてると呟いた瞬間、また笛の音が鳴った。後ろを見ずに私が先にバルガス先生の方へ歩き始めたが、直ぐに後ろからヴィルが付いてくる気配を感じ取って振り返らずに歩き続ける。その時の私は、ヴィルが微妙な表情を顔に浮かべているのに気が付かなかった。



 ぱたぱたとバルガス先生の方へ向かっていくトンフェの後ろ姿を見て、普段とのギャップも相俟ってとても似合っていると思うと同時に、真っ白な項が丸見えで「煽る」わね、と何処かで思っている自分も居た。そんな事を平然と自分が思った事自体に驚きながら首を振り、自分も足を動かし始める。
 そんな些細な隙間時間にさえフラッシュバックするのは、髪型を指摘した後の彼の表情。三ヶ月間、毎日と言っても過言では無い程頻繁に顔を合わせ会話を交わしてきたが、あんな笑顔のトンフェは始めて見た気がする。

 昔の女王が戴冠式の日にしていた髪型なのだと話すトンフェの瞳はいつもより下にあって、必然的に上目遣いになっていた。始めて見る年相応のキラキラと輝いた目、その表情の何と可愛らしい事か。

(……ちょっと待って、落ち着きなさいヴィル・シェーンハイト。何よ“可愛らしい”ってどうしちゃったの…あの子の顔が個人的に好みなのは認めるけれど、“可愛らしい顔立ち”とは言って無いじゃない)

心の中にある何かが擽られる感覚がするのを押し込めて、(あそこで次の予定の確認をしたアタシは流石だったわね)と頭の中で話題を変える。あれだけ楽しそうに話すトンフェがまた見られると思うと―そして流れるようにヘアセットの許可も取れたと思うと―胸が跳ねるように嬉しさに染まるのは仕様のない事だ。
 既に多くの生徒が集っているバルガス先生の下へ、少し遅れて集合する。先生は満足気に「よし、」と呟いた後、周囲を見渡して飛行術の説明を始めた。

「……うん? 既にヘロヘロの奴も居るな。…足りないッ!! 筋肉が足りないぞ! 今から行う飛行術は、先のメニューと比べ物にならない程に難易度が高く疲れ易い。自分を未熟に思う者はオレのような筋肉を目指して体力作りをする事だ!」

 そう言われた息の荒い生徒達は、うげぇとあからさまに顔を顰めた。流石は名門学校NRCと言った所か、運動が出来ない者も普通の高校と比べれば少ないようだけど。あんなランニングと筋トレで肩で息をするようじゃまだまだね。

「飛行術は、箒の上でバランスを取りながら箒と体の安定を気にしつつ、風魔法を応用したスピード加速と減速、障害物を避ける為の余裕や俯瞰的な視点が求められる、一年生にしては難しい魔法だ。その分、慣れれば自転車のように軽々と熟せるがな。
 だからこそ筋肉!! そもそも箒の上でバランスを取る事自体が難しい。バランスにばかり意識がいっていると魔力供給が追い付かず、空中で急な失速に伴い急速落下、という事例もままある。その後の未来はお前達でも分かるだろう。良いか、充分に気を付ける事」

 いつもナルシs、…いえ授業にあまり関係のない事ばかり叫んでいる先生が珍しく真顔で忠告するものだから、一部の生徒はひやりとした雰囲気を感じ取って声を洩らす者も居た。チラリとトンフェを盗み見ると、真顔で先生を見上げるばかりで恐れる雰囲気は感じられなかった。
 他に「飛行術は体作りと魔法技術の両極端に位置するような魔法だ」という説明を受け、その後軽い見本の後に空中演習を行い最後は各々自主練習で見回りに先生が回るという、後から思えば一回目らしい簡単な授業内容だった。

 ある程度の復習を終え、二分計って休憩時間にしていると、何処からか「おぉ~」というどよめきの歓声が上がるのを捉える。不審に思って物思いに耽っていた顔を上げると、其処には――


――天使が居た。


 いや、妖精だろうか。羽が見えないから見分けが付かないな。どちらにせよ、目の前にチカチカと星が降るような衝撃だった。そんなバカな事を思っている間に、正直な体はぽつり言葉を溢れさせている。

「……綺麗」

 空中でブレザーを腰に巻き付け着崩すコーデのトンフェが、まるで椅子の上にでも座るかのように背筋を伸ばして箒に跨り、かなりのスピードで宙を舞っていたのだった。一年生とは思えない体幹の良さ、上着がはためく音が耳について離れない。肩ポケットに入れられたマジカルペンが太陽光を反射して、キラリ、キラリと輝いた。

「ねぇ見て、ゲイル。皆が私達の事を見てる」

 トンフェは生徒達が自分の事を見ているのに気付くと、―この距離では定かではないが―ふわりと微笑んでパフォーマンスをするように一度手を上に突き出し、見ているだけで気持ち悪くなる程急にグンッと上へ上へ箒を進めていく。そして上空でくるりと弧を描くように一周して急降下すると、今度は地面と平行に何回も円を描いて、最後には空中で身をくねらせて箒から体を下ろすと、上空二メートル位の所から地面へ飛び降りた。

 ピロロロロロ、と何処か楽し気な何かの音が響き、同時に少し強めの風が吹いた。鮮やかに色付いた数枚の葉が、トンフェと戯れるように彼の周りをくるりと回る。ふぅ、と息を吐いてこちらに向かってくるトンフェを視界に入れても尚、アタシは茫然とその衝撃に身を浸していた。

「ふふ、初めてにしては中々上手く出来たんじゃない?」

 謙遜ばかりで滅多に自分の事を上に上げないトンフェが自画自賛をするのはとてもレアだったけれど、アタシははくはくと薄く口を開いては閉じてを繰り返すばかり。不思議に思ったのだろうトンフェがアタシの名を呼んで、それでも反応しないアタシに眉が寄る。

 ――綺麗、だった。とても、綺麗。元々整った顔立ちをしているとは思っていたけれど、それはそれこれはこれ。アタシは他人ひとの美しさもモデルの名に懸けて評価出来る自負があった。トンフェは〔顔だけ見れば〕、一流のモデルと交友を交わしてきたアタシには珍しくも無いレベルだった筈、なのに。
 トンフェを天使か妖精だと思った自分を諫める事すらも出来なかった、あの激しい衝撃。雲一つ無い快晴の青空の下、トンフェの美しい髪がくっきり映えた。上空に留まっているだけでもブレザーがはためいて見栄えするのに、あんなパフォーマンスまでしてくれちゃったなら誰でも目が釘付けになるでしょう。それは自分も例外ではない。

 太陽の日差しも段々と柔らかくなって徐々に肌寒くなってきたと言うのに、風に煽られて平然としていたトンフェ。暖色の光がトンフェの真白い肌に当たって燦然と煌めくさまは、何物にも代えがたい美しさがあった。遠くから見えたトンフェの横顔と、空を翔る楽しさに喜びの光を宿したその瞳は、いつまで経っても脳裏から離れてくれない。

 こんな衝撃はいつぶりだろう……。

「ヴィル? ヴィル、大丈夫?」
(――ああ)

 そう心配そうに声を掛ける彼に、とくり。己の心が脈打った。燻っていた感情は自覚を境に顔を出し、心を擽るあの感覚ははっきりと熱烈な衝動に変わっていく。

「……ええ、平気よ。少し飛ばし過ぎたみたい」

 困ったように垂れた眉を寄せて呟いた言葉は、確かに愁いを帯びていた。だが思い違いをするなかれ、それは決して悲しみや怒りを含めている訳ではない。
 今、人気俳優・モデルとして全国に名を広めるポムフィオーレ寮一年ヴィル・シェーンハイトは、謎と神秘に包まれた『氷の国』王位継承者であるトンフェ・アレンデールを自覚した。熾火のように燻っては消え、燻っては消えを繰り返すその激情。その正体と、自らの想いを。――そう、
 ヴィル・シェーンハイトは恋をした。



1-2 終



友人を尊敬している人

 ヴィルは純粋にとても凄い友人だと思っているし、尊敬している。ルークも。
 飛行術は結構好きかも知れない。気紛れにゲイルが遊びに来てくれて楽しいのだとか。
 勿論、全部が全部ゲイル任せな訳では無く、トンフェに魔法的才能があっただけ。元々、空中に浮かぶという事が珍しくなく、慣れていたのもあるけれど(偶にゲイルと遊んでた)。
 基本的に精霊達は“あそこ”から出ないが、トンフェが呼べば来る。ゲイルは自分から。


こ~い~しちゃったんだ♪ たぶん~きづいてい~るでしょ~~な人

 一日目にして恋を自覚した。個人のイメージだけと、ヴィルさんは自分の気持ちに対してとても真摯で真っ向から向き合えるから、恋心の自覚も早いのではないかなと思ったので。
 三年に上がっていっけなーい! オバブロオバブロ☆ しちゃった時にトンフェに救って貰って執着度が極端にUPする未来が見えている。これからライバルが増えるよ……。
 世界で一番美しいのは自分だが、トンフェなら美しさで真っ向勝負出来るなと思ってる。


日焼け止め塗ってた人

 熱い友情も甘い恋情も、この青春時代にしか味わえない青くも儚い大切な“想い”さ! …ヴィル、それはキミも例外では無いんだよ。さぁ、思う存分、青春を味わい尽くそうではないか! ……てな感じで応援する気満々。
 この世界線のヴィルとルークは、公式でどうなってるのか知らないけど結構早い段階から仲良しになってる設定。


見ろ、この肉☆体☆美を!!!! な人

 筋肉ッッ!!!!!!


運よくトンフェと同クラになった人(達)

 ぁるぇ………? アレンデールは天使だった…………???


ゲイル

 風に乗ってトンフェの魔力を感じた。初めて飛ぶらしいし久しく会ってなかったので来た


飛行術

 バルガス先生が言ってた事は殆ど捏造です。


作者

 これをいつものキラキラした推しの居る二次元だと考えないで、自分に当て嵌めて考えてみて下さい。一人の人間が一人の人間に情を持っただけなんです。皆さん恋に対する感覚が大袈裟過ぎると思うんですよ。
 “恋”とキラキラした単語で着飾った裏に潜むのは、相手を想う気持ちが美化しただけのもの。ヴィルはトンフェに“恋”を自覚した、その後に起こるアクションは只一つ。
 彼はヴィランである。ヴィランたるもの……ヴィランらしく、恋を飾りたくなるものだ。





ちょっと短めで約5880文字くらい。
あなた、私の握手しません??
そういえば1-1面白くなかったでしょ、妙に長かったくせに。
1-3あたりから面白み(=BL要素)が一気に出てくるので、どうかお待ちください。
一応できてはいるんですけど、出し渋っちゃうんですよねぇ…。
少なくとも明日の昼までには投稿します。

Re: ⚠ツイ腐テ二次⚠ アナ雪のエルサの子孫、NRCに通うってよ ( No.3 )
日時: 2022/03/27 07:33
名前: ゆずれもん (ID: 08bdl7kq)

第一部 1-3 レオナ・キングスカラーは執着を知る

出演:一人称視点 ~ トンフェ・アレンデール レオナ・キングスカラー ~





 太陽は真夏の鳴りを潜め、冷たい風が吹き始める今日この頃。温度管理が徹底され、日が出ている内は最大限まで日当りを良くしている植物園の一画に私は訪れていた。この季節でも植物園は過ごし易く、ついウトウトしてしまいそうになるのを堪えて足を動かす。

 気紛れで図書室に行って、高台から見えた植物園。予定も無かったからついつい足が向いてしまった。基本的に植物園や魔法薬学室に一生徒のみで入って良いという規則は無いが、入学三ヶ月目にして私は気付いている……教師陣の行動パターンに。
 授業が終わった直ぐ後は、次の授業の準備や物を返しに来る教師や生徒が多いから要注意。夕暮れは購買部に寄る生徒が多くなる時間帯だから、行っても良いけど気を付けた方が良い。勿論、サイエンス部などの活動が無いかもチェック済みである。今の時間帯は夕暮れに近い昼頃だが、まぁ見つかっても罰せられる訳ではないし、植物の観察をしに来たと言えば誤魔化せる程度の物ではあるのだが。

(やっぱり植物園は好きだな)

 元々、自然の只中に生活してきたような自分の事である。自然豊かな『魔法の森』――『太陽の民』が暮らす『変貌の森』に育てられたと言っても過言では無い。王城で生活している人間と言っても箱入りでは無かったし、両親も「この国何れはトンフェの物だし魔法の森までは自由に行ってきてええで^^」という半ば放任主義なのだ。
 ――まあ…それが徒となり、私のストレスになっている事を両親は知らないだろうが。

(……っ? 誰だ?)

 ふわりと香ってきた魔力の気配にすっと顔を曇らせる。ずっと魔力の濃い場所に居て培われた、少しの風の乱れで漂う魔力の気配で人の有無が分かる謎の特技。

 此処は植物でさえ魔力を持つ場所である、特定が中々に難しく、ぴたりと止まったまま動けない。別に見つかっても良いのだが、此処まで来たらバレたくない意地があった。
 ガサリ、草藪が揺れる。驚いてバッとそちらを振り返れば、鮮やかな緑をした植物に囲まれてむくりと起き上がった――『夕焼けの草原』の第二王子、サバナクロー寮長二年のレオナ・キングスカラーの姿があった。ほ、と固くなっていた全身から力が抜けるのが分かる。彼には以前も此処で会った事があるし、会っていなくとも他国の王族の名前と年齢はある程度頭に入っていた。

「――あ?」

 寝起きなのだろう、後頭部を掻きながらいつもより細くなった瞳が私を捉える。居る筈の無い人間が居る事で困惑しているのだろうと当りを付けさっと畏まり礼をすると、先輩はくあぁと欠伸をして、眠たそうに耳をぴるぴると動かした。
 礼儀正しくもあちらを窺い見るように覗き込む私の目線は楽し気に揺れている。大好きという訳でもない気もするが、私は動物が好きなのだ。

「こんにちは…いえ、お早うございますと言った方が正しいですか、先輩?」
「トンフェか。こんな所に何の用だ」
「何の用もありません、足が向いたので入ってみただけですから」
「そうかよ、……。…おいちょっと待てトンフェ、こっち来い」
「? どうしたんです」

 興味も無さそうに短い言葉で話していた先輩が、急に驚いたような口調になってこっちへ来いと言う。不思議に思って小首を傾げながら足元に気を付けて近付くと、地面に躊躇なく座っている先輩がぶっきら棒に「座れ」と人差し指で地面を差した。

 恐る恐る先輩の横に座ると、ふわりと乾いた粉っぽい空気が鼻を擽る。先輩は徐に私の首辺りに手を伸ばして体を引き寄せると、私の肩に顔を埋めた。完全に肩と先輩の顔が触れた訳ではなく少し浮かせているようで、ふわふわのチョコレートブラウンの長髪が顔にまで触れて擽ったい…って、ん?
体を引き寄せられて顔を肩に近付けられた??

 …………ちょっと待とう、冷静になろう。私はトンフェ・アレンデール、いつでも氷のように冷徹であると定評があr待て待て待て待てそれはトラウマだ冷静になれ! 深呼吸!!
 引き寄せられてここまで1コンマ5秒、ある程度いつも通りになった頭で理解したのは。

(嗅がれている…?)

 相手は一国の第二王子レオナ・キングスカラー、圧倒的ツン属性を持ち合わせるサバナクローの寮長。決してパーソナルスペースが広い方ではない筈だし、勿論ボディタッチなど論外だ。

「せ、せんぱい、レオナ先輩」
「あ?」
「いや、あ? じゃなくて……何しているんです」

 が、王子でありサバナクローの寮長であると同時に、紛れも無い私の先輩である。何かしらの意図があるのなら無理に振り切ってはいけない。この人の事だし、言葉少なに何かしようとしているのだろう…恐らく。

 すると、下からくぐもった声が聞こえた。その声は何処か不機嫌で、可愛らしい耳は後ろに倒れ尻尾がしきりに動いている。何処かのサイトで見た事がある、ネコ科の“喜怒哀楽の「怒」”を表すサインだった。グルルルと低く唸る先輩は、より低くなった声で私に問う。

「お前何でこんな匂い付けてんだ」
「にッ、匂います?」
「ああ、はっきりとな。ポムフィオーレのけばけばしい匂いと……これは」

 ぴしり。耳も尻尾も動きを止めて、そっと先輩が肩から顔を離す。下から伺い見るように表情を盗み見てみれば、THE 不機嫌なレオナ先輩の顔。
 褐色の肌によく映える緑の目は瞳孔が窄まって恐怖すら感じられるし、ぎゅっと寄った眉や微かに開いている口から覗く鋭い牙は、今直ぐにでも狩られてしまうのではないかと錯覚する程だった。

「ヴィルとやらの匂いか。いつも以上に明らかに濃い」
「…ヴィル?」

 ヴィルとなら図書室に寄る前に会ってきたばかりだが、匂いが付くほど密着した訳ではない。あぁ、いや、したと言えばしただろうか?
 今日は授業が早く終わるという事で、取り付けてあった約束――ヘアセットの約束を果たしに、ヴィルの部屋へと向かったのだ。髪を切られる時のように、私が椅子に座りヴィルが後ろに立つという構図だったから、密着していたと言えばしていた。

「ヴィルとなら、さっき部屋から出てきたばかりだけれど……」
「部屋から?」

 こくりと頷く。先輩は苛立たし気にチッと舌打ちすると、「部屋に居ただけでこうはならねぇだろ」と呟いた。というか、さっきから距離が近い気がするのは気の所為か…気の所為という事にしておこう。そうした方が良い気がする。
 何をしていたのか問われた為、ヘアセットの約束を果たしただけだと伝えた。ついでに、ヴィルお勧めの化粧品をざっと六種類、ヘアゴムとピンをそれぞれ二種類、髪と肌の手入れのコツと、氷の結晶を模したネックレスをプレゼントしてくれたのだと話す。楽しい事を思い出せば自然と楽しくなってくる物で、つい話し過ぎたかと口を閉じれば、先輩は始終黙りこくって聞いているだけだった。

「先輩? せんぱ、」

 「い」の最期の一文字は、言葉にならなかった。

「……ぇ」

 百獣の王が私のネクタイをしゅるしゅると素早く解き――露わになった鎖骨に、先輩が顔を近付けた、というのは脳内で処理出来る。
 ちらりと覗いた並びの良い牙に、ぞくりと悪寒のような物が走った。



 人が気持ちよく昼寝している所に、誰かが侵入したらしい。濃くなってくる気配にウンザリしながら寝返りを打った。
 幼い頃からの環境故か、体に混ざる本能故か。眠っている時でも気配が近付けば意識は浮上する。いつもはスルーで二度寝を決め込むが、聞き慣れた軽い足音に、まだ寝ていたい心とは裏腹に意識は一気に覚醒していった。

「あ?」

ハァと小さく溜息を吐いて、急に立ち止まったそいつを睨みつけながら起き上がる。大きく欠伸を一つして、行儀良く礼をするそいつ――トンフェ・アレンデールに二度目の溜息を吐いた。

「こんにちは…いえ、お早うございますと言った方が正しいですか、先輩?」
「トンフェか。こんな所に何の用だ」
「何の用もありません、足が向いたので入ってみただけですから」
「そうかよ」

 トンフェは『氷の国』の王位継承者のポムフィオーレ寮生、後輩でもある。肩を竦めて言うその姿に、始めの内は嫌気が差したが。
 今までずっと目指し続けてきた王への道。生まれだけで、トンフェはその道に悠々と立っている。だが今では、その姿を視界に入れても嫌悪感が身体を巡る事は無くなっていた。顔を合わせてまともに会話したのは数回きりだが、その中に確かな闇を感じたからだ。

 あいつには何某なにがしかの闇があり、秘密がある。そんなのは全人類がそうだろうが、自分で無ければ見落としていたであろうそれをずっと隠し続けてきたのだろう事は容易に見当が付いた。そして、その深さも。巧みに話題を逸らすトンフェに眉が寄ったものだ。
すると、人工的な匂いが植物の匂いに混じってふわりと香る。それに無意識にも眉が寄り、今まで何故気付かなかったのか自らを不審に思った。恐らくは濃い植物の匂いに掻き消されていたのだろうが、それにしても濃い異質な匂いに思わず声を出す。

「…おいちょっと待てトンフェ、こっち来い」
「、どうかしました?」

 不思議そうにも寄ってくるトンフェに座れと命じ、素直に従ったそいつの体を引き寄せる。比較的暖かい植物園に居るとは思えない体の冷たさに内心驚くが、声は上げるものの抵抗もしないトンフェには流石に思う所がありつつ、それ以上に風に乗ってむわりと濃く香る何者かの匂いの方が気に掛かった。

「せ、せんぱい、レオナ先輩」
「あ?」
「いや、あ? じゃなくて……何しているんです」

 首筋から肩に掛けての窪みに鼻を寄せれば、いつまで経っても嗅ぎ慣れない匂いが一層に濃くなり不機嫌を煽る。

「お前何でこんな匂い付けてんだ」

 そう問えば、困惑気味に声を発するトンフェ。そのまま続けていると、薄々分かっていたそれが現実味を帯びて風に乗る。誰の物か明確に分かった時には、体が固まり喉奥から唸り声が洩れるのを感じた。

「ヴィルとやらの匂いか。いつも以上に明らかに濃い」
「…ヴィル? ヴィルとなら、さっき部屋から出てきたばかりですが……」

 言い慣れたようなそれに更に苛立ちが募り、“部屋”という単語をオウム返しに返してしまう。そりゃ知り合いの部屋に誘われて行く事自体は自分に何の関係も無い為どうでも良いのだが、部屋に行っただけでこの濃さの匂いは付かない。…まるで、そう。

(マーキングのような……)

 反吐が出る程に不快感を煽ったそれは、前半から募っていた苛立ちや不機嫌と共に膨れ上がり、制御出来ない程に増幅していく。問い返した答えを嬉々として語り出すトンフェの言葉の中には、至る所にヴィルがうんたら混ざっていて、大量の貰い物をした事を聞いた時には「まさか」と思った。
 まさかそいつもトンフェが、……。………あ゙?

(何だ“も”って)

 いや、言葉の綾だろう。そう納得して話に耳を傾けていれば、トンフェがほんの少しネクタイを緩め、首からネックレスを取り出した。氷の結晶を模した安物だろう物だったが、それを余りにも嬉しそうに話すから、どす黒い何かが胸に広がるのが分かる。

 と、トンフェが急に口を閉じる。「先輩?」と声を掛ける顔は、口が裂けても醜いとは言えない容貌で。華やかな植物園に迷い込んだ、一匹の蝶のようなあでやかさを持ち合わせていた。気付いた時には自分の手は動いていて体も前のめりになっている。息苦しそうなネクタイを取っ払い鎖骨が見えるまで襟を広げ、薄く口を開いて――ガブリ。

「……ぇ」

 小さい声が上から降ってきた時には、赤く歯形が残る程度に噛み付いていた。考えてやった動きでは無く、ただ衝動のまま、本能のままに体が動いていた。

「――ぃ゙ッ、!?」

 濁音の付いた意味の無い母音がトンフェの口から零れる。チラリと上を見上げると、予期せぬ痛みに眉根を寄せて歯を食いしばる、見た事も無い顔があった。
 このまま牙を立て、雪のような白い肌に赤い鮮血を流せたら。痛みに歪む顔と声を、自分だけが感じれるなら。そんな欲望を抑えたのは、張り詰めた糸のように細く、脆くなった、見え隠れする理性の欠片。顎に力を入れようとする自分を何とか収め、ぺろりと歯形の残る鎖骨を何度か舐め上げる。

「っひ、うぁ、ぁ、ッえ…?」

 上から洩れ聞こえる、色気を含んだ声の数々。何をされているか分かっていないと傍目にも分かる、困惑し切った声だった。
こいつ、他の奴らにもこんな事されてるんじゃないだろうな。
 そんな不安が頭を過る。何せこいつ、全く以て抵抗の色を見せない。予兆すらない。隙が無いように見えてこういう場面にだけ弱いとか、有り得過ぎて恐ろしくなった。

「……あ゙、! ゃ、待……ッ」

 そんな事を思っていたからか、歯形の中心に唇を寄せると、ぢゅっと勢い良く皮膚を吸い上げる。一際大きな声が聞こえて、何かに耐えるような呻き声が続いた。

「……っふ…は、ッれお、な、先輩ッ」

 上がる息を抑えて、トンフェが俺の名を呼ぶ。最後にもう一度“痕”を舐めて、名残惜しくも顔を離した。荒く息をするトンフェの顔は、紅潮した頬と、抵抗の色を宿しつつも薄く涙の膜が張っている瞳によって、何処までも官能的に欲情を煽る。ぺろりと口の端を舐めて体も離すと、反っていたトンフェの背がくたりと後ろに倒れ込み、少しの間息を整える為に浅く息を繰り返していた。

「へえ、そんな顔も出来んのか」

 さっきとは打って変わって良くなった期限に自分でも飽き飽きしながら、未だに開け放たれている鎖骨に存在を主張する赤い痕に、深い愉悦が身を染める。匂いもある程度は上書き出来たし、何よりトンフェが自分の事を意識する材料になるだろう。
 此処まで来れば、認めない訳にはいかなかった。

「……な、…で」

 やっとの事で息を整えたトンフェが、低く眉を寄せ微かに開く唇で、狼狽える雰囲気の混ざった声を発する。こんな無防備な状態を晒しておいてよく平気でいられる物だ。そう思うと共に、どうしようもない背徳感と優越感がゾクリと背を伝う。自分がこいつに懐く感情、その正体。いつもの倍以上に起伏の激しい感情の理由。

「“何で”? ハッ、そりゃあ決まってんだろ。…俺が捕食者で、お前が被食者だからだ」

 この感情を愛だの恋だのという言葉で終わらせる気は毛頭無い。これはそういった輝かしい類いのモノではないし、更に言えばその真逆に位置するであろう感情だ。
 拘泥に固まり切ったこの想いを何処にぶつければ良いのか。答えは簡単だった。

「可哀想になァ、俺みたいな奴に目ぇ付けられちまって。だがよく覚えとけ」

 何処までも深く青い瞳。長い睫毛は頬に影を落としている。怯えたような、警戒の色を強くしたその目に自分が映っていると思うと、ゆらりと尻尾が揺れた。

「狙われたが最後、逃がさねぇからな」

 立ち上がり、植物園を後にする。一人残されたトンフェは、暫し情報の処理に身を固まらせていたのだった。




1-3 終


あるライオンにマーキングされた人

 抵抗しなかったんじゃなく、出来なかっただけ。それをする勇気はトンフェには無い。
 この世界線のツイステの価値観は「種族・性別関係無く、両者が幸せならそれでOK☆」っていうガバガバのものだし、危機察知能力が疎い(鈍くなってる)トンフェの事だから、レオナの言う通り油断してるとガブッとヤられちゃう。レオナ曰く「声がエロい」。
 逃がさない宣言された事については、また後日ちゃんと考える。誰かに相談するかも…?


理性は強いが本能も強めの人

 元々トンフェに惹かれていた所はあるが、単に純粋な好意っつか「お気に入り」なのだと自分でも思っていた。今回、嫉妬+そういう事が出来る状況だったので自覚した。
 おめでとう^^ と作者は思っているが、これ国と国の問題に成り兼ねないので結構…。
 対するレオナは、国と国がどうなろうが手に入れて見せるという意気込み。
 何だかんだ言って、近い内にわだかまりが溶けいつもの距離感になる(レオナの手腕)。


先ずは外堀から埋めてく人

 化粧品をバンバン渡してアピール&牽制。トンフェが自分の渡した物や言った事を信じてくれるのが嬉しいが少し不安。ちょっと、何か変な事されてないでしょうね!?
 今回の一件でもっと攻めに回る。これから三年生に向けて段々とっょっょになってく。
 元から素材の良い物を美しくしたり、元が良い物を更に磨いたりという育成紛いの事が好き。なのでトンフェは絶好の獲物。


雪の結晶のネックレス

 男子高校生にしては充分お高めの物。レオナはほら、第二王子だから。
 寒色系を基調としたシンプルながらも美しいデザイン。中心に紫色(ヴィルの瞳の色)の宝石が埋め込まれていたりいなかったり……。


作者

 やっとそれっぽい事が始まったけど、四捨五入して7000文字書いてるのにも関わらず、まだキスマーク付けただけという…笑 先は長いぜ。ぁ、勿論あの程度で終わらせるつもり無いですから。あんなん序の口ですよ序の口。
 レオナさん良いよなァ~~~!!!! 声が良い顔が良い境遇が好みつまり好きッッ!!! だが最推しは決まらない!!!!! 候補はレオナさんかイデアさん、気分によりヴィルさんトレイさん……。


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