二次創作小説(新・総合)

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逃走中 ~ハンターと厳寒の南国~ [完結]
日時: 2022/11/15 21:00
名前: オレンジペコ (ID: 7mGgpC5l)

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~まえがき~

こんばんは。オレンジペコでございます。
第3回逃走中をスタート致します。よろしければお楽しみくださいませ。

ゲームに先立ちまして、下記の注意事項をご一読ください。前作から一部変更されている点もございますので、過去作をお読み下さった皆様も今一度ご確認をお願い致します。

〈注意事項〉
・元作品のネタバレはできる限り避けるようには致しますが、不可避な部分も多々ありますのでご注意ください。仮に予期せぬネタバレを喰らってしまっても、当方は一切の責任を負いかねます。
・基本的に近年放送されているゲームをモデルとしているため、エリア内ドラマ・未来ドラマの類はございません。ただしオープニングゲームはやります。
・今回、初となる予想クイズを開催致します! この手の試みは初めて故至らぬ点もあるかと思いますが、どうぞお気軽にご応募下さいませ!!
・感想・ご意見等は大歓迎です! ……が、作者のメンタルが豆腐なため、お手柔らかにお願い致します。当然ながら荒らし・誹謗中傷の類は厳禁です。

お待たせいたしました。それでは、今回も皆様にお楽しみいただけますよう頑張って参ります。

                             令和4年8月30日 オレンジペコ

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今回の舞台は、本家・公式ノベライズ版ともに逃走中の開催実績がある、神奈川県は横浜・八景島シーパラダイス!
しかし、真冬の開催に加えて当日の天気はなんと雪……! ハンターとミッションに加えて自然の脅威が逃走者に牙を剥き、ゲームを予想外の方向へと動かしていく!!
そんなゲームに挑むのは、アニメ、ゲーム、本家ノベライズ版と様々な作品より集められた24人の逃走者たち! 果たして130分間を逃げ切り、賞金78万円を手にする者は現れるのか!?


~逃走者リスト(「下の名前の」50音順、作品横の数字は参加回数)~

曽根崎そねざきアカリ 【逃走中 オリジナルストーリー】初

不動明王ふどうあきお 【イナズマイレブン】初

白井玲しらいあきら 【逃走中 オリジナルストーリー】初

アシュラマン 【キン肉マン】初

下人げにん 【羅生門】初

猪熊空太いのくまこうた 【きんいろモザイク】初

柏葉琴乃かしわばことの 【Caligula -カリギュラ-】初

サンシャイン 【キン肉マン】初

佐久間次郎さくまじろう 【イナズマイレブン】初

香風智乃かふうちの 【ご注文はうさぎですか?】初

沢泉さわいずみちゆ 【ヒーリングっど♥プリキュア】初

ニワカマッスル 【ざくざくアクターズ】初

ハピコ 【ざくざくアクターズ】初

鷲尾瞳わしおひとみ 【明日あけびちゃんのセーラー服】初

平光ひらみつひなた 【ヒーリングっど♥プリキュア】初

桜木さくらぎひより 【逃走中 オリジナルストーリー】初

条河麻耶じょうがまや 【ご注文はうさぎですか?】3

猪熊美月いのくまみつき 【きんいろモザイク】初

ミレイ 【Caligula -カリギュラ-】初

奈津恵なつめぐみ 【ご注文はうさぎですか?】3

苗代靖子なわしろやすこ 【明日ちゃんのセーラー服】初

工藤結愛くどうゆあ 【逃走中 オリジナルストーリー】3

鬼道有人きどうゆうと 【イナズマイレブン】初

猪熊陽子いのくまようこ 【きんいろモザイク】初

以上、24人

逃走中 ~ハンターと厳寒の南国~ ( No.44 )
日時: 2022/09/29 19:29
名前: オレンジペコ (ID: 7mGgpC5l)

Prrrr! Prrrr!

ひなた
「メール来た! 『鷲尾瞳の活躍によりシーパラダイスタワー前のハンターボックスが封印された』
だって!」

ちゆ
「スポーツ自慢の中学生が続々活躍してるわね……」


ここまでにミッションに挑んでいるのは、イナズマジャパンの不動と、蠟梅バレー部の苗代・鷲尾の3名! 全員が、運動部所属の中学生だ……!


ちゆ
「……負けてられないわ!」

ひなた
「え、ちゆちーミッション行くの!?」

ちゆ
「ええ! ハイジャンで世界を目指すって決めた以上、ここは行かないわけにいかないと思うの。ひなたはどうする?」

ひなた
「う~~~ん……ちょっと怖いけど、ちゆちーが行くなら!」


同年代のアスリートの活躍が、対抗心に火を付けたようだ……





佐久間
「不動に負けてはいられないが……あまりに遠い!」

サンシャイン
「何せこのイベント広場とはほとんどエリアの端と端だからな。行くまでの間にハンターに見つかるのがオチだろうよ」

佐久間
「そう、ですよね……だが、このまま何もせずというのも、何か悔しいというか……」

マッスル
「……迷ってんなら、行くのが吉だと思うぜ」

佐久間
「マッスルさん……?」

マッスル
「よく言うじゃねえか! 『やらないで後悔するよりやって後悔したほうがいい』ってよ! 第一、こんなちゃぷちゃぷ池から離れたとこでそんなこと悩んでる時点で、それはもう『行きたい』って行ってるのと同じことなんじゃねえか?」

メグ
「な、なるほど!」

佐久間
「……マッスルさんの言う通りですね。よし! 今から間に合うかどうか分かりませんが、向かってみます!」

マッスル
「おう! その意気だ!」


こちらも、ミッションに向かう意思を固める……!




















ハンター
「……」


しかし、2組のどちらかにハンター……





ハンター
「……」
[]ピ―――――





ハンター
「……!」ダッ!


見つかったのは……




















ひなた
「待ってちゆちー前! ハンター!!」

ちゆ
「嘘!?」


ヒープリコンビ……!





結愛
「あれ、追われてるわよね……逃げなきゃ!」ダッ!


近くにいた工藤結愛も、2人を追うハンターを目撃し、距離をとる……!





ハンター
「……!」





ちゆ
「ひなたは来た道を戻って! 私が撒くわ!」

ひなた
「ラ、ラジャ! 気を付けてねちゆちー!」


ひなたを逃がし、ちゆがハンターを引き付ける……!





ハンター
「……!」





ちゆ
「これぐらい、振り切ってみせるわ……!」





ハンター
「……!」
[SAWAIZUMI]ピ―――――




















ハンター
「……?」
[]


キュアフォンテーヌ、ハンターの振り切りに成功だ……!





ちゆ
「ハァ、ハァ……けど、ちょっと体力使っちゃったわね……」


ミッション前に、想定外の消耗だ……




















さらに……




















ハンター
「……!」ダッ!





メグ
「みんな逃げて! ハンター来てる!」

サンシャイン・佐久間・マッスル
「「「なっ!!?」」」


イベント広場組の下にも、別のハンター!





ハンター
「……!」


ハンターが視界に捉えたのは……





マッスル
「来て、るか……っ!」


ニワカマッスル……





ハンター
「……!」
[NIWAKA-MUSCLE]ピ―――――





マッスル
「畜生、速ぇ……!」


ポン……


【79:16】
ニワカマッスル 確保 残り16人


マッスル
「クッソ……折角格好いいこと言えたと思ったらこれかよ!! ……佐久間ー! 気張っていけよー!」


確保されてもなお、頼れる兄貴ぶりを発揮した……





ー牢獄ー

Prrrr! Prrrr!

鬼道
「『確保情報』だな。……『ニワカマッスル確保、残り16人』」

全員
「「「あぁ~……」」」

ハピコ
「ってちょっと待ってよ! ハグレ王国もう全滅したじゃん!」

苗代
「! そう言えば……!」

ハピコ
「なんだよマッスルのやつー! って、私も人のこと言えないんだけどさ」

チノ
「き、気を落とさないでくださいハピコさん……あ、コーヒー飲みますか?」

ハピコ
「お、サンキュ…………ん? どこで淹れたのこれ?」

美月
「さっきオレンジペコさんが『寒いでしょうから』って豆とかと道具一式を転送してくれたの」

アシュラマン
「ほう……未来の月世界にもコーヒーはあるのだな」

ミレイ
「フン! そんなものこのミレイ様の口に合うわけ……ックション! 歳三……じゃなかった看板娘ちゃん! 私にも入れて頂戴な! 早く! このミレイ様に風邪でもひかせたら承知しないわよ!」

チノ
「は、はい!」

鬼道
(なんという変わり身の早さだ……)


※歳三:現実世界と理想世界「メビウス」の双方でミレイに仕える執事





マヤ
「着いたー!」


一方、ちゃぷちゃぷ池には新たに条河麻耶が到着……!


マヤ
「えーっと、特殊スタッフさんって……」





結愛
「……マヤセンパイ?」





マヤ
「ん? あ、結愛!」


そこに、ちゆが追われた際に池方面に移動していた工藤結愛が合流!
果たして、次にミッションに挑むのはこの2人なのか……?





【78:40】 残り16人
曽根崎アカリ 不動明王 白井玲 下人 猪熊空太
柏葉琴乃 サンシャイン 佐久間次郎 沢泉ちゆ 鷲尾瞳
平光ひなた 桜木ひより 条河麻耶 奈津恵 工藤結愛
猪熊陽子

アクアライドⅡ:残り2回

未封印ハンターボックス:2箇所

ビニールボール効果
赤→??? 橙→??? 黄→シーパラダイスタワー前のボックス封印 緑→???
青→残り70分以降賞金単価100円上昇 藍→??? 紫→???

逃走中 ~ハンターと厳寒の南国~ ( No.45 )
日時: 2022/09/30 18:01
名前: オレンジペコ (ID: 7mGgpC5l)

結愛
「……マヤセンパイ?」


マヤ
「ん? あ、結愛!」


マヤと結愛、2人のレギュラーがちゃぷちゃぷ池前で合流!


マヤ
「もしかして、結愛もミッションやりに来たの?」

結愛
「あ、いや、あたしはさっき他の人が追われてるの見て逃げた先がたまたまここだっただけで、ミッションに来たつもりじゃ……」

マヤ
「なんだー…………よし結愛! 2人でミッションやろ!」

結愛
「人の話聞いてました!?」

マヤ
「うん! けどせっかく会えたんだしさ! それにさ、もう3回も一緒に出てる割にこの2人で何かしたことって全然無いと思わない?」

結愛
「い、言われてみれば確かに……」


そう……実はこの2人、共にレギュラーを張っていながら過去のオレンジペコ版逃走中のゲーム内で一度も一緒に行動していない……!


結愛
「でも、だからってこんなミッションに……」

マヤ
「大丈夫だって! それとも、メグお姉ちゃんと一緒じゃなきゃヤだ?」

結愛
「そ、そんなわけ……! ……分かりましたよ。じゃあよろしくお願いします、マヤセンパイ」

マヤ
「オッケー! 結愛が仲間にくわわった!」テッテレー♪

結愛
「何ですかそれ?」

マヤ
「う~ん……儀式みたいなもの? ほら、とにかく行こ!」


マヤ
(それに、メグばっか結愛にお姉ちゃんお姉ちゃんって頼られるの、やっぱりちょっと妬いちゃうしね……私だって、お姉ちゃんっぽいところあるんだって見せてやる!)


意を決して、2人でちゃぷちゃぷ池のゲート前へ……!





特殊スタッフA
「お! あなた達が次の参加希望者?」

マヤ
「その通り!」

結愛
「……はい!」

特殊スタッフB
「ええ。今からあなた達には……」


(ルール説明中略。忘れた方は>>43をご参照ください)


特殊スタッフC
「ってことで、キュアップ・ラパパ! マヤさんと結愛ちゃんのお洋服よ、変わりなさい!」カッ!


マヤ(ウェーダー)
「すげー! 一瞬でウェーダーに変わった!」

結愛(ウェーダー)
「すごい魔法……って呆けてる場合じゃないわ! ほら、マヤセンパイ行きましょう!」

マヤ
「よし! それじゃー……スタート!」ポチッ!


ウィーン……


結愛
「ヒッ、冷たっ!?」

マヤ
「だいぶ冷たい温水プールみたいな感じか……」





ウェーダーハンター
「……」





マヤ
「ハンターは奥のほう向いてるね。よし、じゃあ結愛はハンターと逆側で一番近い藍色の(ボール)取りに行って! 私は……あの柵の近くにある紫のやつ狙う!」ザバァ!

結愛
「分かりました!」ザバァ!


共に目標を定め、水をかき分け歩き出す……!





マヤ
「真ん中のほうに歩いてくな……よし、横向かれてもいいようにちょっと柵添いに回って行こうかな」


ちゃぷちゃぷ池は遮蔽物が少なく、見通しが良い! ハンターに見つかる危険性は高いが、逃走者からもハンターの動きがよく見える……!





結愛
「ボール、ボール……これね!」


工藤結愛 ボール(藍)獲得


まずは、工藤結愛が藍色のボールを獲得!





ボール(紫)
「」スイ~……


マヤ
「あーちょっと紫! 奥に流れてっちゃう……!」


一方、マヤは紫のボールを見つけるも、なかなか手が届かない……!





ウェーダーハンター
「……!」ザバァ!


見つかった……!





マヤ
「まずい! でも……っ、届いた! よし退散!」


条河麻耶 ボール(紫)獲得


マヤも気付き、ダメ押しでボールを取って逃げ出す!





ひより
「玲くん見て! 誰かやっているみたい!」


「本当だ! ……って追われてる!?」


と、ここでちゃぷちゃぷ池前に八景島経験者コンビが到着! ちゃぷちゃぷ池周囲は透明な柵で覆われており、外から池の中の様子を確認することができる!





ウェーダーハンター
「……!」





結愛
「マヤセンパイ、急いでーーー!!」





マヤ
「ハァ、ハァ、負けて、たまるかーーー!!」





ウェーダーハンター
「……!」
[JOGA]ピ―――――





マヤ
「くっ、結愛……っ!」




















ウェーダーハンター
「……!」ザバァ!


と、ここで何故かウェーダーハンターが柵の方に方向転換……!?


マヤ
「え、なんで!?」






「あのハンター……僕たちのほうに来てる!?」

ひより
「え!? ……でも、私たち柵の向こう側にいるから確保できないわよね?」





ウェーダーハンター
「……!」
[SHIRAI、SAKURAGI]ピ―――――





パン……


ウェーダーハンターが柵越しに玲の体をタッチする……が、当然これでは確保にはならない!





結愛
「マヤセンパイ、大丈夫ですか!?」

マヤ
「う、うん……! とにかく上がろ!」


マヤと結愛は、無事池から脱出だ……


特殊スタッフB
「お疲れ様! キュアップ・ラパパ! 体よ、乾きなさい!」

特殊スタッフC
「キュアップ・ラパパ! 2人のお洋服、元に戻って!」


マヤ(戻った)
「はふぅ~……ダメかと思ったよ、ホント……!」

結愛(戻った)
「良かったです、無事で……でも、なんでハンター突然柵のほうに行ったのかしら?」



「多分、柵の外にいた僕たちを認識したんだと思う」

結愛
「! あなた、月村とかいう人のゲームで一緒だった……」


「うん。久しぶり、工藤さん。で、話戻すけど……ハンターは常に一番近い逃走者を追いかけるようになっているんだ。それで、さっき条河先輩は柵添いに逃げてた……だから、逃げる条河先輩より柵越しにいる僕たちのほうがハンターからの距離が近くなったタイミングで、標的が僕たちに切り替わったんだと思う」

ひより
「じゃあ、玲くんそれを見越して柵添いに立ってたの?」


「まさか。それに、もう少し条河先輩とハンターの距離が近ければ標的は切り替わらなかっただろうし……って2人とも、QRコードはやりました?」

マヤ
「そうだ忘れてた!」ピピ!

結愛
「QRコード……ここね!」ピピ!


2人が持ち帰ったボールの効果は……?





【75:20】 残り16人
曽根崎アカリ 不動明王 白井玲 下人 猪熊空太
柏葉琴乃 サンシャイン 佐久間次郎 沢泉ちゆ 鷲尾瞳
平光ひなた 桜木ひより 条河麻耶 奈津恵 工藤結愛
猪熊陽子

アクアライドⅡ:残り2回

未封印ハンターボックス:2箇所

ビニールボール効果
赤→??? 橙→??? 黄→シーパラダイスタワー前のボックス封印 緑→???
青→残り70分以降賞金単価100円上昇 藍→??? 紫→???

逃走中 ~ハンターと厳寒の南国~ ( No.46 )
日時: 2022/10/06 15:59
名前: オレンジペコ (ID: 7mGgpC5l)

レギュラー2人が持ち帰ったボールの効果は……





















[八景大橋のハンターボックス封印]


[ペアベスト獲得]


マヤ
「よっしゃー! 封印!」

結愛
「あたしは……ペアベスト?」


マヤはボックスの封印、そして結愛はペアベスト獲得だ……!





Prrrr! Prrrr!

アカリ
「お! 『条河麻耶の活躍により八景大橋のハンターボックスが封印された』!」


下人
「……これで、はんたーの追加は最悪でも1体に抑えられるというわけか」


サンシャイン
「もう1通あるな。『工藤結愛、持ち帰ったボールの効果によりアイテムを入手』なるほど、アイテムが何かまでは教えてくれんというわけか」


メグ
「この2通が同時ってことは……マヤちゃんと結愛ちゃん、2人一緒だったのかな?」





結愛
「ペアベストって……?」

マヤ
「あ、結愛のタブレットに説明書いてあるよ!」

結愛
「本当だわ! えーっと……?」


ペアベストは、2人で着ることでペアを成立させるアイテム! 自分が確保されても、もう1人が賞金を獲得すれば同じ額を獲得できる……!


結愛
「じゃあ…………マヤセンパイ、いいですか?」

マヤ
「お、私でいいの? メグじゃなくて?」

結愛
「だからなんですぐメグお姉ちゃんが出てくるんですか!? ……そりゃメグお姉ちゃんのことも大事だけど、このベストはマヤセンパイと一緒に行ったミッションで手に入れたものだから、その……」

マヤ
「……ごめん、ちょっと意地悪な質問しちゃったや! 分かった、じゃあ組も! だけど1つだけ条件!」

結愛
「条件?」

マヤ
「私のことも『マヤお姉ちゃん』って呼ぶこと! あと敬語も禁止ね!」

結愛
「え……っ!? ……分かりま、じゃない、分かったわ! 頼りにしてるわよ、マヤお姉ちゃん!」

マヤ
「合点承知!」


条河麻耶&工藤結愛 ペア結成






「あー……2人とも、もういいですか?」

マヤ
「あ、ごめんごめん! もしかしてミッションやるのに邪魔だった?」


「いえ、どの道ミッションの説明受けてたとこなので……よし、じゃあひよりちゃん、僕たちも行こうか」

ひより
「うん!」


??
「ミッション……間に合った!」


結愛
「!?」




















ちゆ
「ハァ、ハァ……ここよね、ちゃぷちゃぷ池!」


そして、沢泉ちゆがちゃぷちゃぷ池に合流!



「沢泉先輩! もしかしてミッションに……?」

ちゆ
「ええ……もしかして、お邪魔だった?」

ひより
「そんなことは……あ、でも池の中に入れるのって2人までなんですよね」

特殊スタッフB
「そうね。だから、今まだミッションに行ってない3人のうち1人は待機してもらうことになるわ」


「うーん…………」

ちゆ
「……なら、池には私と桜木さんで入るのはどうかしら?」


「え!? でも、年上とはいえ女の人2人にハンターゾーン行かせるのは……」

ひより
「あ、でもそれ良いかも! 玲くん頭いいし、池全体が見える位置から指示出ししてくれれば私たちも動きやすいと思うわ!」

ちゆ
「そういうこと。聞いた話だと、白井くん『影の参謀』って呼ばれているんでしょう? 折角そんな人と一緒なんですもの、貴方の力、見せてもらえないかしら?」


「……分かりました!」

特殊スタッフA
「お話はまとまったかな?」

ひより
「はい!」

特殊スタッフC
「じゃあキュアップ・ラパパ! ちゆちゃんとひよりちゃんのお洋服よ、変わりなさい!」カッ!

ちゆ(ウェーダー)
(今気づいたけど、このスタッフさん達先輩プリキュアの人よね……?)


「よし。じゃあ、条河先輩と工藤さんは池の外からさっきの僕たちみたいにウェーダーハンターの誘導をお願いします! で、ミッション組の目標はひよりちゃんが向かって左のオレンジのボール、沢泉先輩は右の緑のボール! 一番遠い赤のボールは、ボックスの封印がミッションの主目的である以上ボックスとは関係無い可能性が高いからスルーで! それから、まださっき2人を追いかけてきたウェーダーハンターが奥に戻りきってないから、戻りきったタイミングでスタートしてください!」

一同
「「「了解!」」」


影の参謀の指揮のもと、ミッション開始のタイミングを図る……!





佐久間
「あと、3分弱か……!」


一方、ハンターの襲撃を受けながらも、まだミッションへの参加を諦めていない佐久間次郎……!





ハンター
「……」


だが、その進行方向に、ハンター……





佐久間
「……またいるか!」


先のミッションに続き、またも足止めを食らう……!


佐久間
「クソ、もう時間がない……!」


とことん間の悪い、男……





陽子
「もうすぐミッション終わるなー……」


ミッションには動いていない、猪熊姉弟……


空太
「お姉ちゃん行かなくて良かったの?」

陽子
「私1人なら行きたかったんだけど、空太連れてムチャするのもなんだなーって思ってさ。空太、前のミッションで大分体力使っただろ?」

空太
「お姉ちゃんが人の体力に気を配ってくれてる……!?」ガチ引き

陽子
「おい」


何だかんだ、弟思いのお姉ちゃん……





ハンター
「……」


ハンター
「……」


ハンター
「……」


ハンター
「……」







「……ウェーダーハンターが一番奥行った! GO!!」

ちゆ&ひより(ウェーダー)
「「はい!」」ザバァ!


そして、ちゃぷちゃぷ池に4組目が突入!
ミッション終了まで残り2分……次回、ミッション2決着!





【72:00】 残り16人
曽根崎アカリ 不動明王 白井玲 下人 猪熊空太
柏葉琴乃 サンシャイン 佐久間次郎 沢泉ちゆ 鷲尾瞳
平光ひなた 桜木ひより 条河麻耶 奈津恵 工藤結愛
猪熊陽子

ペア結成中:条河麻耶ー工藤結愛

アクアライドⅡ:残り2回

未封印ハンターボックス:1箇所

ビニールボール効果
赤→??? 橙→??? 黄→シーパラダイスタワー前のボックス封印 緑→???
青→残り70分以降賞金単価100円上昇 藍→ペアベスト 紫→八景大橋のボックス封印

逃走中 ~ハンターと厳寒の南国~ ( No.47 )
日時: 2022/10/06 15:59
名前: オレンジペコ (ID: 7mGgpC5l)

ー本編開始のその前にー

スタッフ
「平光ひなたさん、お誕生日おめでとうございます!」

ひなた
「あ、そう言えばそうじゃん! えー! スタッフさん覚えててくれたんだ! ありがとー!! めっちゃ嬉しい!!」


本日10/4は、キュアスパークルこと平光ひなたの誕生日……!


ひなた
「よーし気合入ってきた! このまま誕生日パワーで一気に逃走成功狙っちゃおっかなー!!」

スタッフ
(しっかしヒープリ本放送の時といい、ホントこの子の誕生日の時に限って本編が重要局面なんだよなぁ……)





ー以下本編ー


「……ウェーダーハンターが一番奥行った! GO!!」

ちゆ&ひより
「「はい!」」ザバァ!


白井玲の指示で、沢泉ちゆと桜木ひよりがちゃぷちゃぷ池へ!






ウェーダーハンター
「……」






「ウェーダーハンターは右側……よし! 条河先輩と工藤さんは右側の柵に回って誘導をお願いします! 沢泉先輩は気持ちペースを落として、なるべく音を立てないように!」





ちゆ
「分かったわ……!」ソ~……


水をかくスピードを緩め、音を立てないことを優先する……






「逆にひよりちゃんはペースアップ! 一気にボールまで肉薄するつもりで!」





ひより
「はーい……!」バシャバシャ……





ウェーダーハンター
「……」





マヤ(柵越し)
「いた!」

結愛(柵越し)
「来てみなさい、ウェーダーハンター!」





ウェーダーハンター
「……!」ザバァ!
[JOGA、KUDO]ピピ!


作戦通り、池の外にいる2人がウェーダーハンターを引き付ける……!




















ハンター
「……」


しかし、このタイミングで池に通常ハンターが迫る……!





ひより
「もう、ちょっと……届いた!」


桜木ひより ボール(橙)獲得





マヤ
「ほらほらこっちこっちー!」

ウェーダーハンター
「……? ??」パンパン! (マヤと結愛を柵越しに叩き続ける)

結愛
「これ、絵面的にどうなのかしら……」





ちゆ
「上手い誘導ね……よし、取ったわ!」


沢泉ちゆ ボール(緑)獲得


ちゆ
「あとは戻れb…………白井くん後ろ!!」






「後ろ……しまった!?」





ハンター
「……!」ダッ!


見つかった……!





結愛
「嘘! ハンター!?」

ちゆ(柵越し)
「2人も逃げなさい! 早く!」

マヤ
「……結愛、逃げるよ!」ダッ!

結愛
「沢泉センパイ、ごめんなさい!」ダッ!





ハンター
「……!」


ハンターが視界に捉えたのは……






「油断、した……!」


玲だ……


ーミッション終了までー
    60秒





ハンター
「……!」
[SHIRAI]ピ―――――






「振り切れ、ない……っ!」


ポン……




【70:52】
白井玲 確保 残り15人



「ハァ、ハァ、……うわー! 大ポカやらかしちゃった……!」


フィールド内の指揮に夢中になる余り、フィールド外からの闖入者に対応できず……





そして……




















ウェーダーハンター
「……!」ザバァ!


囮がいなくなったことで、ウェーダーハンターの標的も池の中の逃走者に切り替わる……!





ひより
「とにかく……戻らなきゃ!」





ちゆ
「くっ……!」


ウェーダーハンター
「……!」


近くにいたちゆが、狙われる……!





ウェーダーハンター
「……!」
[SAWAIZUMI]ピ―――――


ちゆ
「……っ!」


ポン……


【70:33】
沢泉ちゆ 確保 残り14人


ちゆ
「凄まじい速さね、ウェーダーハンター……水中とは思えないわ……」


キュアフォンテーヌ、水中戦に散る……





ひより
「そんな……そんな……!」ザバァ……


結果、池の入り口に戻って来れたのは桜木ひよりただ1人……


特殊スタッフB
「……キュアップ・ラパパ。体よ、乾きなさい」

特殊スタッフC
「キュアップ・ラパパ。ひよりちゃんのお洋服、元に戻って」

ひより(戻った)
「ありがとうございます……そうだ、ボール!」


2人の犠牲者を出しながらもどうにか手に入れたオレンジのボールは、果たしてボックス封印用なのか……!?


ひより
「お願い!」ピピ!


結果は……




















[残り70分以降の賞金単価50円上昇]


ひより
「そん、な…………」


封印、ならず……





ミッション終了まで
3秒


2秒


1秒


【70:00】
360000円


【69:59】
360250円


そして、ミッションが終了!




ウェーダーハンター
「」シュン!


ボール(赤)
「」シュン! 


ボール(緑)
「」シュン!


ちゃぷちゃぷ池のギミックが撤収され……





ーふれあいラグーン前ー

ハンターボックス
【UNLOCK】


プシュー!!


ハンター
「……!」ダッ!


ふれあいラグーン前のボックスからハンターが放出……計、5体となった!
賞金単価は1秒250円に上昇したものの、その代償は大きい……!




Prrrr! Prrrr!

不動
「『ミッション2結果:ふれあいラグーン前のハンターボックスからハンター放出、合計5体となった』……マジかよ」


琴乃
「『また、桜木ひよりの活躍により残り70分以降の賞金単価が250円に上昇した』嬉しいは嬉しいけど……これ当人は相当複雑な心境なんじゃないかしら」


鷲尾
「確保情報が2件来ているな……『白井玲、沢泉ちゆ確保』」


ひなた
「『残り14人』ちゆちぃぃぃぃぃ!?」


これで、残る逃走者は14人!





ハンター
「……」


ハンター
「……」


ハンター
「……」


ハンター
「……」


ハンター
「……」


対するハンターは5体……!



ゴォォォォ……


エリアの雪がますます強まる中、逃走成功を果たし、賞金141万円を手にする者は現れるのか!?





【69:05】 残り14人
曽根崎アカリ 不動明王 下人 猪熊空太 柏葉琴乃
サンシャイン 佐久間次郎 鷲尾瞳 平光ひなた 桜木ひより
条河麻耶 奈津恵 工藤結愛 猪熊陽子

ペア結成中:条河麻耶ー工藤結愛

アクアライドⅡ:残り2回

逃走中 ~ハンターと厳寒の南国~ ( No.48 )
日時: 2022/10/06 15:58
名前: オレンジペコ (ID: 7mGgpC5l)

ー牢獄ー

ミレイ
「賞金が141万に上昇ですって!? この私が捕まった後でそんなことになるなんて……何考えてるのよゲームマスター!」

ハピコ
「そんなこと言ったってしょうがないでしょうよ。その前に捕まっちまったのは私たちなんですから」

マッスル
「何だよハピコ、お前にしちゃえらく殊勝じゃねえか」

ハピコ
「ま、そーゆーゲームだからね……この後復活かお小遣いチャンスでも無い限り、今さら騒いだところでお金が入るわけじゃないんだし、それよりはこうして温かいコーヒーでも飲みながらのんびり雪景色でも眺めたほうが人生楽しいじゃん?」

ミレイ
「…………ま、そうね。それにしてもこのコーヒーなかなかの味じゃない。お祖父さんに教わったんですって?」

チノ
「は、はい!」

ミレイ
「歳三には及ばないけど、貴女もそれなりにはやるようね。もしメビウスに来ることがあったら、歳三に弟子入りくらいはさせてあげても良くってよ!」

チノ
「……! ありがとうございます……っ!」

ミレイ
「だ・け・ど! 自惚れんじゃないわよ! 歳三のコーヒーは貴女の数倍、いえ数十倍は美味しいの。せいぜい歳三のコーヒー飲んで腰を抜かすことね!」

チノ
「もし飲む機会があったら、楽しみにしています……!」

アシュラマン
「ほう、貴様が他人を認めることがあるとはな」

ミレイ
「言ってなさいな! 第一、今日会ったばかりの人間が私の何を知ってるっていうのよ?」

アシュラマン
「生憎だが私は超人だぞ」

ミレイ
「ギギィ~ッ! 揚げ足とるんじゃないわよ!」


美月
「あ、玲お兄ちゃんとちゆお姉ちゃん帰ってきた」


「あ、牢獄の中暖かい……」

ちゆ
「生き返るわね……」

苗代
「お疲れ様です2人とも! 今、香風先輩が奥でホットコーヒー入れてくれてるから良かったら2人もどうですか?」

ちゆ
「ホットコーヒー! いいわね……じゃあ、1人前お願いできるかしら? もし何かお手伝いできることあったらしますので!」


「あ、じゃあ僕も……!」

鬼道
「よし、では俺が香風さんに伝えてくる。少し待っていてくれ。 ……香風さん! 2人前追加お願いします!」


チノ
「はい! 只今!」

チノ
(逃走中に来たつもりが、なぜ私はいつの間にかコーヒーを淹れているのでしょう……でも、何だか落ち着きます)





ひより
「ミッション、やってる間は楽しかったけど……こんな終わり方しちゃうなんて……!」


ひなた
「どうしよう、ちゆちーでも捕まっちゃったんだよね!? うぁぁ、なんか一気に不安になってきた~……」





ゲーム開始から1時間が経過し、ここまでに10人が確保!
残る14人の逃走者が、勢いを増す雪の中で5体のハンターから逃げ回る!


下人
「ぶぇーっくしょい!!」


一つ大きなくさめをした、下人……


下人
「……建物の中は、えあこんとやらで暖かいそうだな」

スタッフ
「そうですね」

下人
「こう寒くては敵わん。敵わんが……ここからべいまーけっとまではかなりの距離があるか」


ここまで、ゲームの殆どの時間をちゃぷちゃぷ池より入口側で過ごしている下人……ベイマーケット方面への移動は、それだけで大きなリスクとなる……!





サンシャイン
「建物の屋根なんぞはもう真っ白になっているな」


一方、ミッション1を最初にクリアし、さらにミッション2にも動いていないため、まだ多くの体力を残すサンシャイン……!


サンシャイン
「こりゃ積もるのも時間の問題かな? ……グォッ!?」ツルッ!

サンシャイン
「おおいかんいかん……積もるのもそうだが、凍っている箇所にも注意せねばならんな」


エリアの気温はますます低下……既に、路面の一部は凍結し始めている……!





ハンター
「……」

ハンター
「……!?」ドテッ!


ハンター
「…………」





琴乃
「今、あのハンター転んでたわよね……?」


ハンターが転倒する瞬間を見てしまった、柏葉琴乃……


琴乃
「ハンターでさえ転ぶとなると、地面のコンディションは相当悪いってことよね。大丈夫なのかしら、このゲーム……」


こちらも、足元に不安を覚え始める……





アカリ
「もうハンターも転んでんじゃん! マジ危なくね? これこのままゲーム続行できんの?」


一方、曽根崎アカリも別の場所からハンターが転ぶ様子を見ていた……!


アカリ
「あれかな? 滑らないようにベイマーケットの中とかいた方がいい感じだよね?」


室内への移動を、試みる……




















???
「……」


が、そこに近づく1つの人影……





アカリ
「なんか段々お腹空いてきた……前のゲームの時みたくポーチにチョコとか入ってないかな~」





???
「……」




















アカリ
「ん? あ、結愛のお姉さんじゃん!」

メグ
「アカリちゃん!」


近づいていたのは、奈津恵……!


メグ
「ハンター見つけた?」

アカリ
「あ、さっきレストランプラザの方に1体いましたよ。思いっきりコケてました」

メグ
「コケ……え、ハンターが転んじゃったの!?」

アカリ
「はい! そりゃあもう気持ちいいくらいにコケてました」

メグ
「えぇ~……」


思わず人に話したくなる、レアシーン……





陽子
「すげー! ちょっと積もり始めてんじゃーん!」

空太
「お姉ちゃん、はしゃぎすぎ……ってか普通に声大きいから……」





不動
「このペースで降り続くとなりゃ……早晩積もりだすぞこれ」


強まる雪に、逃走者たちの関心が集まる中……





ー指令室ー

本部スタッフ
「ゲームマスター、これは……」

オレンジペコ
「ええ、ちょっとえげつない降り方してるわね……そしたら、ゲーム方針を大雪パターンに変更! ちょっと早いけど『アレ』の準備に取り掛かってちょうだい!」

本部スタッフ
「了解しました!」


オレンジペコ
「それじゃあ……その間にこっちは……っと!」ポチッ!


そして、その状況を見たゲームマスター・オレンジペコが早くも次のミッションを発動!





【64:55】 残り14人
曽根崎アカリ 不動明王 下人 猪熊空太 柏葉琴乃
サンシャイン 佐久間次郎 鷲尾瞳 平光ひなた 桜木ひより
条河麻耶 奈津恵 工藤結愛 猪熊陽子

ペア結成中:条河麻耶ー工藤結愛

アクアライドⅡ:残り2回


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