二次創作小説(新・総合)
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- リレー式参加募集型企画『スクランブルスピリット』
- 日時: 2022/11/07 18:34
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
どうも。おろさんです。
・・・さて遂に始めちゃいました。『ウルトラワールドでの日常』の作者『おろさん』による新規格。
その名も『リレー式参加募集型クロスオーバー企画『スクランブルスピリット』』。
様々な世界を巡る物語が今始まります。
注意事項(絶対に確認しておいてください)(プロローグ5投稿後に順次更新)
・本編もクロスオーバー作品です。
・本作は『ウルトラワールドでの日常』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』等とは何の関係もありません。その作品(もしくはそれを元にした)のキャラクターが登場する場合があったとしても本当に無関係です。
・登場させる作品のネタバレが含まれることになります。
・誤字脱字があったらゴメンナサイ
・コメントや話の感想、募集をくれるのは、1つの話の終わりと次の話の間でなら問題ありません。
・登場する作品の時系列が必ずしも原作が終わった後というわけではございません。
・荒らし、誹謗中傷、なっていない感想やなれなれしいコメントお断り。
・登場させる、させたいキャラクターには、キャラ崩壊につながりやすいオリジナル設定(特に裸族やギャグカオスのような属性)を入れないでください。すでに登場させている作品、キャラを出そうとするのも控えてください。
・話の途中で全く別の話に切り替えたりするのは止めてください。
・リレー企画であるため、早い者勝ちのような感覚が強くなりますがご了承ください。
・次に話を描いてほしい時は『次お願いします』等と書いてください。名指しはなるべく無しでお願いします。
・続きを書くために話を区切る際は『一旦区切ります』と書いて続きを書くのは問題ありませんが、その場合できるだけ早く投稿するようにしてください。何度も区切りをつけるのもおやめください。
・(一応言いますと)私『おろさん』は基本的に16時から19時に執筆をしています。
登場作品(現時点)
ナムコクロスカプコン、プロジェクトクロスゾーン
東方project
星のカービィ
ドルアーガの塔(ナムコ作品)
撲殺天使ドクロちゃん
太鼓の達人
ヴァンパイアシリーズ
黒子のバスケ
マリオシリーズ
ワルキューレの冒険シリーズ
アスラクライン
ブラックチャンネル
銀魂
とらドラ!
クロノアシリーズ(クロノアヒーローズ)
逆転裁判
テイコウペンギン
ワンダーモモ
補足 その1>>4 その2>>13 その3>>22
プロローグ1>>1-3
プロローグ2>>5-8
プロローグ3>>9-12
プロローグ4>>14-17
プロローグ5>>18-21
登場作品募集>>23
- プロローグ4 ( No.15 )
- 日時: 2022/10/31 21:30
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
続き
《洛芦和高校:校門前》
智春「駄目だ・・・本当に誰もいない・・・朱里さんとかならまだ分かるところはあるけど、嵩月や樋口や杏・・・それどころか生徒や先生すら1人もいない・・・どうなってるんだ・・・?」
・・・『洛芦和高校』。校内を捜索していた少年少女が2人。少年は『夏目智春』。この高校に通っている、『科學部』に所属している学生である。・・・少女の方は・・・
操緒『そう言えば、ここに来る前にも誰も見かけなかったね。』
・・・何か、浮いている。洛芦和高校の制服を着ているが、浮いている。・・・『水無神操緒』。智春に憑いている幽霊的な存在である。
操緒『・・・もしかして今、この世界にいるのはあたしと智春だけ・・・だったりして。』
智春「今そういう事言うのやめろって。本当にそうだと、何かとんでもない事が起きてる事になるじゃないか。」
操緒『というより、思いっきり起きてない?人どころか動物とか虫すら見かけてないし。』
智春「そこまで!?いや、流石にそれは偶然じゃ・・・」
操緒『まぁ、流石にそうだとは思うけど。
・・・でも、変な事件が最近起きてるのは本当じゃん。行方不明事件とか、変な生き物が出て来てる、とか、変な入り口みたいなのが色んな所で確認されてる・・・とか。』
智春「どれもあくまでも噂の範疇を超えてないやつばっかりじゃないか。・・・こっちから見ると意外と本当っぽいの、確かに多いけどけどさ・・・」
操緒『・・・どっちにしてもどうしよう?このままじゃ話も進まないよ。』
智春「そうだけど・・・どうしたものかなぁ・・・ん?」
すると、智春は、何かが落ちているのを見つける。
・・・それは、不思議なエネルギーを感じる緑色の結晶だった。
操緒『何だろうコレ。結構綺麗だけど。』
智春「・・・何か、不思議な感じだな・・・皆が見当たらなくなったのと関係があったりするのかな・・・?」
すると突然・・・
操緒『・・・智春っ!!』
智春「えっ?」
操緒の視線の先には、見た事も無い魔物が学園内から出現していた。
緑色と黒色の2種のスライムや、青い鎧の騎士、また別で、茶色い鎧や鬼の仮面のような魔物等もいる。
智春「何だ・・・!?如何にもモンスターって感じのモンスターが出て来た・・・?」
操緒『・・・待って、他にも誰か来る・・・!!』
・・・同じく現れたのは・・・
エインシャント卿「・・・む、手短にこの世界の住人をほぼ全員退避させたつもりだったが・・・まだいたか。・・・それも、機巧魔神の演奏者とその副葬処女・・・か。」
操緒『今度は誰?まだ話が通じそうな方っぽいけど・・・』
智春「・・・でも、校内から出て来たってなると・・・」
エインシャント卿「・・・まぁ、こいつらよりはまだ話は通じる方だとは思うがな。
・・・だが、お前達の方から見れば、今の私は・・・『エインシャント卿』。お前達の、『敵』だ。」
智春「『敵』・・・?
・・・ん?ちょっと待って!!さっきまでのその言い方、もしかして操緒が見えてる・・・!?」
操緒『えっ!?・・・じゃ、じゃあもしかしてこの人も悪魔?それとも・・・』
エインシャント卿「・・・悪魔ではないし、演奏者でもない、と言う事は言っておこう。
・・・悪いがこれ以上の御託は無しでお願いしよう。・・・『干渉物質』と、『機巧魔神』の力を合わせた『結果』が知りたい。
・・・お前も出てこい。翡翠の演奏者。」
智春「えっ・・・!?」
・・・エインシャント卿の後ろに、佐伯がついていた。・・・無論、哀音もいる。
佐伯「・・・」
操緒『えっ!?あの人って・・・』
智春「生徒会長・・・!?ようやく知ってる人には出会えたは出会えたけど・・・何というか、よりにもよってだし、それに何でそっちに・・・」
佐伯「・・・夏目智春・・・」
智春「は、はい・・・?」
佐伯「あの時・・・あの瞬間さえなければ・・・お前が機巧魔神を使わうことさえなければ、あの悪魔を滅ぼせたはず・・・なんだっ・・・!!」
哀音『・・・』
憎悪に近い感情を智春向ける佐伯。困惑する智春だが、操緒はある事に気づく。
操緒『ねぇ、何か・・・様子がいつもとおかしくない?すまし顔どころか、冷静さも欠いてるっていうか・・・』
智春「えっ?・・・言われてみると確かに、憎悪を向けてるような・・・しかも僕に。」
エインシャント卿「分かるか。機巧魔神の演奏者と副葬処女よ。・・・彼は今、負の感情を増幅され操られているのだ。」
智春「負の感情・・・?お前、一体何をしたんだ!!」
エインシャント卿「私自身は何もしていない。・・・いや、したと言えばしたがな。・・・彼に『干渉物質』を渡すだけのつもりだったが・・・奴等にタイミング悪く目を付けられ、悪魔ドルアーガの呪縛でこのざまだ。」
操緒『『ドルアーガ』・・・?』
「その話、詳しく聞かせてもらいます。」
エインシャント卿「む・・・」
・・・そこで、上空から誰かが降りて来た。
ワルキューレ「・・・『悪魔ドルアーガ』・・・更には、下級ながらもドルアーガの塔の魔物もいる・・・どうやら、復活しているのは間違いないようですね。
・・・いえ、それだけではない・・・『カオックス』に『ダダッタ』・・・マーベルランドに現れた魔物まで・・・」
智春「こ、今度は誰!?」
操緒『・・・何か、如何にも天から来た女騎士・・・って感じがするね。』
エインシャント卿「・・・乙女の騎士『ワルキューレ』か。わざわざ異世界から・・・いや、どうやら『門』を通ったようだな。」
ワルキューレ「・・・話を聞く限り、貴方は『絶無機関』の者のようですね。・・・そして、隣にいる彼は・・・ドルアーガの呪縛にかかっている・・・では、彼の横にいる、透けている上に浮いている娘は一体・・・」
哀音『・・・』
智春「哀音の事が見えてる・・・?じゃあこの人も・・・?」
操緒『でも、悪魔って感じじゃないよね?・・・しかも、結構高い位置どころか空から降りて来てたし』
智春「そこは関係あるのか・・・?」
ワルキューレ「『見えてる』・・・?気配は人間に近いようですが、一体・・・?・・・というより、貴方達は・・・しかも1人は、そちらの白い娘と同じように・・・透けて・・・浮いている・・・?」
智春「えっと、説明すると長くなるので今は・・・」
操緒『・・・そっちは誰なの?あたしの事も見えるみたいだから、ただの人間・・・って感じじゃないよね。』
ワルキューレ「・・・私は乙女の騎士『ワルキューレ』。女神イシターの使いです。
・・・様々な世界で起こっている事件を探るために、私が知る物質界とは、また似て非なるこの世界に降り立ちました。」
操緒『似て非なるこの世界って・・・じゃあ、どっかの本とかであったような、別の世界から来た・・・みたいな感じって事?』
ワルキューレ「そういう事になります。」
智春「(・・・今、女神の使いなんて言ってけど・・・本当にこの世に神がいるなんてなると、絶対ややこしい事になってたかもなぁ。ただでさえ高校入ってから凄い事を聞かされたり巻き込まれたりしてるし・・・)」
エインシャント卿「・・・オイ、いつまで話を長引かせるつもりだ。待たせてやっているこっちの身にもなってもらおうか。」
魔物達「・・・」
智春「あっ!!いけないそうだった!!」
操緒『・・・というか、待ってくれてたんだ・・・』
佐伯「・・・やれ、翡翠。」
哀音『・・・
・・・闇より静けき氷海に眠るーー其は、科学の音色に凍てつく影ーー・・・』
すると、哀音は無表情なまま奇怪な呪文を奏で始めた。・・・途中から、少女の声のソレではなくなり、地の底から聞こえてくるような低い声となる。
・・・そして、姿を消したと思えば・・・
ワルキューレ「(消えた・・・!?しかし、この力は・・・)」
・・・日の光に照らされた長い影が佐伯の足元に落ちており、色がより一層黒く・・・というか『闇の色』となる。
・・・その陰の中から、何かが這い出てくる。
・・・それは、淡緑色の、何処か歪んだ人の形をしている機械仕掛けの魔神・・・
ワルキューレ「これは・・・!?」
エインシャント卿「・・・ほう、これが『機巧魔神』・・・生で見るのは初めてだ。(・・・それに・・・)」
佐伯「・・・」
翡翠(哀音)「・・・」
エインシャント卿「(・・・『干渉物質』も、問題なく機能しているようだ。安心したな。)」
智春「機巧魔神・翡翠・・・!!」
操緒『本気であたし達を消すつもりみたい・・・!!智春!』
智春「・・・ああ、やるしかないみたいだ・・・!!」
・・・すると、智春が持っていた緑色の結晶が光り始める。
・・・砕けて、智春の『影を通して』光が何処かに入り込んでいった。
智春「い、今のは・・・?」
操緒『うーん・・・何だろう、調子が良くなったような・・・』
智春「えっ、何で?」
エインシャント卿「・・・『干渉物質』・・・そこにも落ちていたのか・・・まぁ、今はそのほうが良かったのだろう。」
智春「何の話をしてるのか良く分からないけど・・・」
・・・智春は、操緒に目で合図を送る。
智春「・・・来い!『黑鐵』!!」
操緒『闇より暗き深淵より出でしーー其は、科学の光が落とす影!』
すると、操緒も哀音と同じような経緯で、姿が消えたと思えば、智春の影の中から何かが這い上がって来た。佐伯が呼び出した翡翠とは異なり、漆黒の魔神だ。
黑鐵(操緒)「・・・」
ワルキューレ「これは・・・?貴方達も白い彼のような力を・・・?
・・・いえ、話は後にしましょう。今は・・・彼らをどうにかしなければ!!」
魔物達「・・・」
・・・エインシャント卿は、洛芦和高校の上に移動し、こう言った。
エインシャント卿「・・・さて、これだけ待たせたんだ。速やかに終わらせて貰おう。
・・・『宴』はまだ、始まっていないからな。」
プロローグ4『機巧魔神』
一旦区切ります。
- プロローグ4 ( No.16 )
- 日時: 2022/10/31 21:35
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
続き
注釈:黑鐵の『黑』は環境依存で、機種によっては文字化けする場合がございます。
佐伯「・・・潰せ、翡翠。」
翡翠(哀音)「・・・」
・・・音の共鳴だけで、周囲が凍り始め、氷弾のような攻撃を仕掛けてくる。
黑鐵(操緒)「・・・」
・・・対して、黑鐵の右腕に魔法陣が出現し、回転を始める。
それを、無数の氷弾に向かって殴りつける。そしたら、跳ね返るどころか、攻撃そのものが貫通して翡翠に直撃。
翡翠(哀音)「・・・!!」
佐伯「なっ・・・!!」
ワルキューレ「(今の力は・・・重力操作・・・でしょうか?何という力・・・!!)」
魔物達「・・・!!」
ワルキューレ「・・・私も負けていられませんね。・・・サイクロンの術!!」
風の攻撃で魔物達を攻撃。
魔物達「ガッ・・・!!」
・・・引き続き、翡翠を攻撃する黑鐵。
エインシャント卿「・・・神聖防衛隊も恐れていた機巧魔神・黑鐵・・・かなりの力なのは確かだな。」
黑鐵(操緒)「・・・」
智春「やり過ぎて壊さないと良いんだけど・・・あれっ?」
翡翠(哀音)「・・・」
佐伯「・・・大丈夫か、翡翠・・・いや、哀音。」
・・・ほとんど無傷の翡翠。
智春「(あれ・・・あの時より何か違うような・・・)」
黑鐵(操緒)「・・・」
智春「待って!!一旦ストップだ黑鐵・・・いや、操緒!」
再び攻撃をしようとした黑鐵を智春が一旦止める。黑鐵が智春の影に中に戻り、操緒が姿を現す。
操緒『・・・どうしたの智春。急に・・・』
智春「・・・会長の機巧魔神・・・何か前と違くないかな?」
操緒『そうなの?そもそもあれに関しては前にひどい目にあったから複雑な気分なのに・・・』
智春「(・・・それに、機巧魔神を使った時の疲労感が、どういうわけかあんまり・・・)」
エインシャント卿「・・・気づき始めているようだな。黑鐵の演奏者。
・・・彼に渡した『干渉物質』・・・アレに少し細工をしておいたのだ。」
智春「干渉物質?・・・もしかして、さっき拾って、砕けた・・・」
エインシャント卿「・・・アレは、代償がある力のリスクを避けたり、本来ならば見えることのない存在を視認する、他者に視認させることが出来たり等と言う力を持つ。
・・・翡翠の演奏者に渡したソレには、副葬処女にドルアーガの呪縛に似た暗示をかけ、そして翡翠そのものの強度も高め、パワーバランスも調整させる。そういったものだ。
・・・出来れば、その細工が作用しないほうが良かったが、こうなったからには最後まで役立ってもらわないとならんのだ。」
ワルキューレ「ドルアーガの力を、再現したと・・・!?」
エインシャント卿「・・・『情報さえあれば、複製など容易』なんだ。・・・まあ、呪縛そのものはドルアーガのものだが、射影体のような存在に呪縛かけるのは難しい。たったそれだけだ。
・・・一旦来い!『カムーズ』!」
ワルキューレ「えっ・・・!?」
すると、離れの位置から、腕が4本もある、赤い大きな魔物が現れた。彼が魔人『カムーズ』である。
同時に、炎の魔物『ホノーリアン』が、佐伯のようにしろいい服に身を包んだ者達2体ずつが出現。
操緒『また誰か来た!今度はものすごく分かりやすい怪物が出て来た!!』
智春「・・・あれっ、あの白い見た目・・・第一生徒会、神聖防衛隊の・・・」
操緒『・・・もしかして、あの人達も操られて・・・?』
カムーズ「・・・チィッ・・・俺に細かい仕事させやがって・・・!!」
エインシャント卿「何だっていいだろう。・・・それより、『門』は見つかったのか。」
カムーズ「見つからなかったら呼び戻される前に戻って来てるだろうが!!」
エインシャント卿「・・・だろうな。・・・それより、お前の因縁の相手があっちにいるのは分かってたか?」
カムーズ「何・・・?」
カムーズは、ワルキューレの方を見た。
ワルキューレ「魔人カムーズ・・・貴方も復活したのですか!?」
カムーズ「テメェは・・・ワルキューレ!?よりにもよってまた俺の前に現れやがって!!まさか例の『門』から来やがったわけか!!」
操緒『自分で現れたんじゃなかったっけ』
カムーズ「うるせぇ!!誰だか知らない何か透けてる奴が出しゃばってんじゃねぇ!!
というかそもそもだ!!『門』を壊すだけだろ!!?何でいちいちちまちまと探さなけりゃならねーんだよ!!ホノーリアンで森を燃やせばすぐ見つかるだろうが!!」
エインシャント卿「駄目な事にはちゃんと駄目な理由があるだけだ。何のために神聖防衛隊のデータを元にしたバグエネミーを付き添わせたと思っている。」
カムーズ「調子に乗りやがって・・・!!」
エインシャント卿「そういったノリで、何度も乙女の騎士達に敗北した貴様が言える立場か?」
カムーズ「うぐっ・・・!!」
智春「バグエネミー・・・?」
操緒『元にしたって・・・?』
神聖防衛隊(バグエネミー)「・・・」
エインシャント卿「・・・この世界の情報から作った魔物さ。・・・乙女の騎士も知っているのではないか?あのようなナリの、ノイズを纏った魔物をな。」
ワルキューレ「・・・『バグエネミー』、と言いましたか・・・近頃現れている奇妙な魔物もまた、やはり絶無機関が・・・!!」
エインシャント卿「・・・流石に分かるだろうな。
・・・下がれ。翡翠の演奏者。」
佐伯「・・・!!」
・・・そう言われると、佐伯は哀音と共に、突然出てきた奇妙な穴の中に入って行った。
操緒『あっ、入って行っちゃった・・・』
智春「・・・生徒会長・・・たしか、悪魔ドルアーガっていうのにに操られてるんだったよな・・・
・・・(放っておくわけにもいかないよな・・・佐伯や、哀音のためにも・・・
・・・さっきの哀音・・・暗示をかけられてたっていて言う割には、悲しそうな顔をしてたし・・・)」
エインシャント卿「・・・先程の戦闘で、機巧魔神と干渉物質の相性が非常に良いという事は記録出来た。
・・・さて、黑鐵の演奏者と副葬処女、そして乙女の騎士・・・早いところ奴等も片付けーー」
「カカカッ!面白い事を沢山聞かせてもらいましたよ!
・・・あの悪魔ドルアーガや、魔人カムーズの復活、バグエネミーと呼ばれる、キャラクターを元にした魔物・・・奇妙な『入り口』の発生、そしてそれらの事象を引き起こしている絶無機関・・・
・・・更には絶無機関が邪魔に感じている、異世界同士の通路を確立させた『門』・・・何かしらの代償を回避するという『干渉物質』・・・
これは、非常に鬼ヤバな展開になってきましたよ・・・!!」
エインシャント卿「何・・・?」
カムーズ「誰だっ!!?盗み聞きなんぞしやがって!!」
一旦区切ります。
- プロローグ4 ( No.17 )
- 日時: 2022/10/31 21:55
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
続き
そこに現れたのは・・・
ブラック「・・・おっと、気分が高まって、うっかり声に出してしまいました。」
カメラちゃん「じー!!」
操緒『今度は分かりやすいくらい悪魔っぽいの来た!!』
ワルキューレ「彼は・・・!!
(・・・あの見た目は・・・恐らく、かつて神界と相似している『天界』で、権限を乱用し、暴挙を働いていた神の悪事や裏側を暴いた、あの・・・!!)」
カムーズ「誰なんだよテメェは!!しかも変なちっせーやつを連れてよぉ!!」
ブラック「俺ちゃんは『ブラック』。魔界から来た悪魔系YouTuberですよ。」
智春「ゆーちゅー・・・」
操緒『ばー・・・?』
ワルキューレ「たしか、小牟さんが言っていたような・・・」
ブラック「おっと、どうやらこの世界は、まだYouTubeが浸透する前だったんでしたね。
・・・それで、そこにいるのは・・・さとしくんより年上の、高校生くらいの少年と、幽霊のような半透明なお嬢さん・・・そして、おおっと、何と!女神イシターに仕える乙女の騎士ワルキューレさんまでいるではありませんか!こんなところでお会いできるとは!あなたの噂は、魔界にも知れ渡っていましたよ。」
ワルキューレ「そ、それは・・・光栄です・・・?」
操緒『・・・何で疑問形?』
エインシャント卿「・・・貴様、どこから入って来た。・・・乙女の騎士のように、『門』からではないようだがな。」
ブラック「言ってしまいますと、さとしくんや彼の学校のクラスメイトや教師たち・・・それどころか近所にいた人達がまるごと行方不明になってしまいましてねぇ。流石に気になったので、動画を撮りながら探していたところ・・・突然謎の転移に巻き込まれてしまったのです。」
智春「転移・・・?」
操緒『というか、勝手がこっちとほとんど同じだね。』
エインシャント卿「・・・どうやら、『奴』も本格的にあの世界を取り込もうとしているわけか。」
カムーズ「って、オイ!!」
ワルキューレ「取り込む・・・?どう言う事ですか!!」
エインシャント卿「おっと、失言が過ぎたか。・・・悪いがここから先は自分で考えてもらおう。」
・・・エインシャント卿は、校門前の方に降りて来た。
エインシャント卿「・・・今度こそ片付けるぞ。カムーズ。」
カムーズ「チィッ・・・勝手にしろ!!」
・・・戦闘態勢に入る、エインシャント卿とカムーズ、そして魔物達。
ブラック「どうやら、色々と確かめる必要があるようですねぇ・・・」
ブラックは、鎌を構えて戦闘態勢に入る。
智春「・・・君も、協力してくれる・・・みたいだね。」
ブラック「ええ、こちらも撮影の邪魔をされているようなモノですから。・・・それに、有名な作品のキャラクターたちと共闘したり、戦うなどというのは・・・こんなチャンスがまた来るとは、そう何度もありませんから!カカカッ!」
操緒『・・・あくまでも自分本位なんだねぇ・・・
・・・ああ、悪魔だけに、か。』
智春「何自分の言った事で勝手に納得してんのさ・・・
(・・・ん?有名な作品の・・・キャラクター・・・?チャンスがまた・・・?)」
エインシャント卿「(・・・こちらは、私とカムーズと・・・ホノーリアンと神聖防衛隊のバグエネミーが2体ずつ・・・あとは、サイクロンの術を喰らわず、残ったドルアーガの魔物とカオックスやダダッタ数体・・・
・・・様子見のつもりとは言え、部は悪いが・・・今はまだ良いだろう。すぐに片づけるのも面白くない。)
・・・行け。」
・・・魔物達が先制攻撃を仕掛けようとする。
智春「操緒、もう一回行くぞ!!」
操緒『うん!!』
ワルキューレ「こちらも行きます!!」
・・・智春はもう一度黑鐵を呼び出し、ワルキューレは剣や魔法を使いこなして魔物達を迎え撃つ。
カムーズ「チィッ!!雑魚とは言え使えねぇ・・・!!」
ブラック「そんな事言ってられますかね?『デビルサンダー』!!」
横から、ブラックが電撃を放って攻撃。
カムーズ「どわっ!?・・・テメェ、やりやがったな!!火だるまにしてやる!!」
・・・カムーズは、左腕(下)の方(顔っぽいのが付いてる)から、火炎弾を放って来た。ブラックはそれを軽やかに避ける
ブラック「成程。魔人カムーズ・・・強さは中々ですが、まだ遅いですね。」
カムーズ「何ぃ!?ふざけやがって!!」
・・・殴りかかろうとしたり、ブーメランを投げつけたり、また火炎弾を放ったりで攻撃しまくるカムーズ。
ブラック「安い挑発に乗るところ、煽り耐性が低すぎますね。」
カムーズ「テメェ・・・もう許さねぇ!!さっさと片付けて次はワルキューレだ!!」
エインシャント卿「・・・全く・・・」
・・・エインシャント卿は宙に浮き、レーザーを放ってくる。
智春「飛んだ!?」
黑鐵(操緒)「・・・!!」
神聖防衛隊(バグエネミー)達「・・・」
・・・神聖防衛隊のバグエネミーも、ひたすら銃を撃ったりする。
ワルキューレ「・・・神聖防衛隊、ですか・・・どういったものかはわかりませんが、その者達の力を悪用させるわけにはいきませんね。・・・『分身の術』!!」
・・・分身を繰り出し、それでバグエネミーに斬りかかる。
神聖防衛隊(バグエネミー)達「・・・!!」
カムーズ「オラオラオラオラッ!!」
ブラック「おやおや、俺ちゃんに気を取られていて大丈夫なんでしょうかね?」
カムーズ「ああ?何をーー」
智春「今だ!!黑鐵っ!!」
黑鐵(操緒)「・・・!!!」
・・・隙を付いて、カムーズを黑鐵が殴りつけた。そして、カムーズは壁までぶっ飛んだ。
カムーズ「がはっ・・・!!」
ワルキューレ「ここで終わりにします!!」
カムーズ「ぐっ・・・そういうわけには行かねーんだよっ!!エインシャント卿!!」
エインシャント卿「・・・チッ。」
・・・エインシャント卿はまた謎の穴を作り、カムーズをそこに放り込んだ。
智春「逃げられた・・・!!」
黑鐵(操緒)「・・・」
智春「ああっ、これ以上はダメだ操緒っ!!学校が壊れる!!」
・・・智春は黑鐵を引っ込ませた。
エインシャント卿「・・・この程度でやれるとは流石に思っていなかったが・・・仕方がない。『門』は後回しにするしかないな。」
エインシャント卿もまた、その穴に入ろうとする。
ワルキューレ「!!待ちなさいっ・・・!!」
エインシャント卿「・・・そう言うわけにはいかないのだ。
・・・『悲劇』を全て変えるまでは・・・!!」
智春「・・・!?」
そのまま、エインシャント卿も去ってしまった。
ブラック「・・・撤退していしまいましたか。もうちょっと活躍してみたかったのですがねぇ。」
操緒『・・・それで、変な魔物はもういないっぽいけど・・・これからどうするの?』
智春「うーん・・・エインシャント卿が言ってる事から考えると・・・ワルキューレさんやブラックを除くと、本当に今はこの世界には僕と操緒しかいないって事・・・なんだよね?」
ワルキューレ「・・・」
ワルキューレは、少し考えた後にこう言った。
ワルキューレ「・・・そういう事でしたら、一度神界に来ていただけますか?」
智春「えっ!?」
操緒『でも、そんな簡単に良いの?・・・こっちも色々あるけど』
ワルキューレ「・・・今回の事件・・・やはり、こちらの世界だけの問題ではありません。・・・それに、このまま貴方達を置いてけぼりと言うワケにも行きませんから。」
ブラック「まぁ、当然の発言ですね。」
智春「・・・」
操緒『・・・で、結局ついて行くの?』
智春「・・・色々気になることはあるけど、今はその方が良いかもしれない。・・・生徒会長を放置って訳にもいかないし、また僕の前に出てくるかもしれないからさ。」
操緒『あー、操られてるどうこうで、結構、智春の事を目の敵にしてたしね。』
ブラック「・・・でしたら、ついて行くほかないでしょう。俺ちゃんも、さとしくんたちの行方が気になりますし、それに女神イシターにも挨拶するのも悪くありませんから。」
カメラちゃん「じー!!」
ワルキューレ「・・・決まったようですね。・・・それでは、ついて来てください。・・・私が通った『門』の所に連れて行きます。」
プロローグ4
END
補足>>13追加
- プロローグ5 ( No.18 )
- 日時: 2022/11/03 21:00
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
プロローグ5だコノヤロー
《幻想界:ブリーガルの村》
クロノア「遅いなぁ・・・何やってんだよ、アイツ・・・」
・・・長い耳とパックマンマークの青い帽子が特徴的なこの少年は、風の村『ブリーガル』に住んでいる『クロノア』。誰かを待っているようだが・・・
すると、バイクの音が鳴って来た。
クロノア「ん!この音・・・遅いよガンツ!呼び出しておいてーー」
ガンツ「・・・」
エアバイク『レッドクラン』でやって来たのは、賞金稼ぎである『ガンツ』。何やら複雑な表情を浮かべているが・・・
クロノア「・・・あれ、どうしたのさガンツ。」
ガンツ「ーーの野郎だ。」
クロノア「え?」
ガンツ「・・・『ジャンガ』の野郎が、蘇ってやがったんだ。」
クロノア「・・・ええっ!?」
・・・ガンツが言う『ジャンガ』と言うのは、『毒の爪のジャンガ』と呼ばれ、かつてガンツの父親バッツと手を組んで(利用して)賞金稼ぎをしていた身。後にバッツを裏切り殺害したため、ガンツの仇と言える存在。
・・・ナムコクロスカプコンの方では悪魔ドルアーガに雇われて行動していたが、最終的にガンツに倒された・・・のだが
クロノア「ちょっと待ってよ!ジャンガって、あの時ガンツが倒したはずじゃ・・・!!」
ガンツ「ああ、倒したさ。・・・だが蘇ってやがった。
・・・そんで、今回お前に話そうとしたことが関わって来るんだ。」
クロノア「・・・というと?」
ガンツ「・・・最近、色々と妙な事件が起きてるのは知ってるか?」
クロノア「え?・・・そういえば聞いたことあるなぁ。『入り口』っていうのとか、ドルアーガの魔物がまた出て来た・・・とか・・・
・・・あれっ、ドルアーガって・・・え!?もしかしてまた復活したって事!?」
ガンツ「逆に何で今気づくんだよ・・・
・・・まだ噂の域を超えちゃいねぇが、黄金の騎士まで動いてやがるんだ。ドルアーガの復活はガセじゃなさそうだ。」
クロノア「え、ギルガメスさんまで!?・・・それで、その事とジャンガの事と、何が関係があるの?」
ガンツ「簡単な事だ。・・・ジャンガが、ドルアーガの魔物を連れて行動してたんだ。・・・それだけじゃねぇ、『絶無機関』を名乗る連中が連れてる奇妙な魔物まで引き連れていやがった。
・・・絶無機関は、倒したはずの奴等を復活させているって噂だ。ジャンガやドルアーガが復活したのも、そいつらがやった可能性が高い。」
クロノア「絶無機関・・・?」
ガンツ「何でそっちは知らねぇンだよ。・・・ノイズがかってる魔物が最近現れてんのは分かるか?」
クロノア「うん。前に、警戒してくれ・・・って、天空寺院から来た人が言ってた。・・・じゃあ、絶無機関っていうのがその魔物を引き連れたり、倒した奴等を復活させたりしてるんだね。」
ガンツ「ま、そういうこった。
・・・で、話を戻すが・・・幻獣を含めて、その魔物やドルアーガの魔物を引き連れてるジャンガを、こっちに向かう途中で見つけてな。
・・・突っ込んで問い詰めようとしたんだがよ、『お前に構ってる暇は無い』なんて吐き捨てて、『入り口』に魔物や幻獣達ごと入り込んじまった。
・・・しかも、今回話題に出そうとした『入り口』にな。」
クロノア「『入り口』って、確か一回入った人達がみんな行方不明になったっていう・・・
・・・も、もしかして入るつもりなの!?」
ガンツ「ああ。・・・この前その『入り口』を見つけてな。しかも、その近くから妙な穴が出て来たかと思えば、ドルアーガの魔物や幻獣がわらわらと出て来てた。多分、あの入り口を拠点みたいにしてンだろうな。
・・・今回の話、あの時みたいに根は深いかもしれねェ。そうなりゃ、報酬も期待できそうだ・・・ってコトさ。」
クロノア「だけど、入り口に入ったら帰れないんじゃないの?」
ガンツ「だが、入ってみないと何があるのかさっぱりわからねェ。・・・放っておけば面倒な事になりかねないだろ。死んだら何にもならねェが、時には色々賭ける必要だってあるさ。」
クロノア「・・・」
ガンツ「・・・とは言え、今回ばかりは危険すぎるからな。ジャンガを追うのも兼ねて、俺は入り口に入ってみるが・・・」
クロノア「・・・また面白くなってきたじゃん。」
クロノアは、少し笑いながらそう言った。
ガンツ「・・・やっぱりそう来るか。・・・これを言うのも2度目だが、面白いってコトは重要だぜ?
・・・決まりだな。物は試しで行くぜ!」
クロノア「もち!」
《江戸の町:ターミナル》
新八「あれが、例の客船ですか。」
銀時「・・・見るからに、本当なら俺達とはマジで無縁そうな高そうな豪華客船じゃねーか・・・」
・・・銀髪の天然パーマの男・・・『坂田銀時』は、眼鏡の青年・・・『志村新八』と、チャイナ服の少女・・・『神楽』と共に、『万事屋銀ちゃん』から来た依頼を引き受けるために、ターミナルにある、宇宙を行き来するための空港に来ていた。
銀時「つーか、ホントに金持ちの息子さんがここか行き先の星で行方不明になってんのか?
第一、そもそも行方不明になってんなら警察とかがまともに探してるし、あの客船も運航停止になってんだろ。ホームなアローンで忘れてるだけじゃねーの?」
新八「そうじゃないから、宇宙旅行を中止してわざわざ召使いを送って、江戸から通信で僕たちに依頼して来たんじゃないですか。しかも往復までの料金まで渡して。
・・・それと、分かってますよね?この前の依頼でまた銀さんと神楽ちゃんが激しく荒らしまわったせいで、依頼の報酬無しになったんですよ?今月もヤバいんですから今回ばかりはやっておかないと。」
神楽「だったらここは定春の嗅覚ですぐに見つけるアル。」
定春「ワン!!」
・・・神楽は、巨大な白い犬のような『定春』に乗ってそう言った。
新八「・・・神楽ちゃん、前にもペットは連れていけないって言って無かったっけ」
神楽「何でアルか!!こういう時にこそ定春は役立つんじゃないアルか!!?定春なら金持ちジジイの息子だって、3枚ののりの中から伝説ののりを的確に、瞬時に見つけるネ!!」
新八「薬物を探知する犬じゃあるまいし、伝説ののりって何だよ・・・」
銀時「・・・いいからさっさと行くぞ。最悪強行突破だ」
新八「いや何で強行突破!?僕たち船の中を探すだけですよね!?何で強行突破をーー」
神楽「突っ込むネ定春ゥゥゥゥゥゥ!!!」
・・・何故か、豪華客船に突っ込もうとする定春on神楽。
新八「ちょっとォォォォォォ!?何で!?何で本当に強行突破しようとするの!?ってああっ!!ちょうど開いた扉に入って行っちゃった!!」
銀時「仕方ねェ、とっとと連れ戻すぞ!!」
・・・仕方がないので、急いで豪華客船の中に入る銀時と新八だった。
定春「ワン!!」
神楽「あっちアルか!!」
定春が匂いを頼りに移動する。それを銀時と新八が追う。
そして少しして。
新八「駄目じゃないか神楽ちゃん!強行突破する必要無かったでしょ!?」
神楽「でもお陰で見つかりそうネ。」
銀時「何をどうやったらそんなんで・・・ん?」
神楽が指をさす先には、大きな黒い枠に囲まれた、謎の光が設置されていた。
定春「ワンっ!!」
神楽「待つネ定春!!」
・・・定春と神楽が、その光の中に入って行く。
新八「ああっ!!何か良く分からないのに入って行っちゃったよ!!」
銀時「ったく・・・行くぞ、新八。さっさと神楽と定春捕まえて、金持ち息子も見つけんぞ。」
・・・同じく、銀時も新八もその光の中に入った。
《幻想郷:博麗神社》
霊夢「・・・」
・・・幻想郷。そこは、妖怪や神など、外の世界から忘れ去られた存在が暮らしたりする山奥の里。
・・・幻想郷と外界を隔てている『博麗大結界』がある『博麗神社』で、お茶を飲んでいる巫女が1人。博麗の巫女『博麗霊夢』である。
魔理沙「オイ霊夢!!大変だ!!」
そこにやって来たのは、魔法使いの少女『霧雨魔理沙』。
霊夢「・・・何よ魔理沙。そんなに慌てて。」
魔理沙「何よ、じゃないだろ!!ていうかあからさまに見えてるあの浮かんでる船見て何か思えよ!!」
・・・今、幻想郷の空に、鉄製の大きな船が浮かんで進んでいた。
魔理沙「あからさまに異変じゃないか!!てっきりすぐに動くと思ってたんだが!?」
霊夢「ええ、そのつもりなんだけど・・・さっき紫が来たのよ。それで、紫の言ってた言葉がいくつか気がかりになったのよ。」
魔理沙「・・・気がかり?」
霊夢「・・・まず、あの鉄の船が、『外界から来たわけじゃない』、って事。・・・それと、その船に、『いくつか変な気配がする』・・・らしいのよ。」
魔理沙「変な反応・・・?それに、外の世界から来てない?いやいや、鉄の船って外で作られた船だろ?」
霊夢「紫本人も分からないみたいなのよ。それに、気配に関しても、妖怪たちのソレに似てるけど何か違う・・・だとか。・・・調べようとしたら、スキマが使えないって。」
魔理沙「オイオイ、何が何だかさっぱりだぜ。」
霊夢「・・・だから気になってたのよね。・・・とはいえ、調べないわけにはいかないから、そろそろ確かめに行きましょう。」
魔理沙「・・・ま、そう来なくっちゃな。」
霊夢「・・・(気配ねぇ・・・紫が言ってたのが本当なら、外来本の絵本にあるような魔物や、芳香みたいなキョンシーがいる事になるらしいけど・・・
・・・これ、すぐに片付くわよね・・・?)」
《???:とある船》
銀時「オイ神楽!!勝手に良く分かんねーとこに入ってんじゃねーよ!!」
新八「そうだよ神楽ちゃん!第一何で強行突破したんだよ!あれって銀さんの悪い冗談でしょ?」
神楽「・・・」
定春「・・・」
・・・2人の話を聞かず、窓をぼーっと見ている神楽と定春。
新八「ちょっと神楽ちゃん、話聞いてーー」
神楽「銀ちゃん、新八、そもそもここどこアルか?」
新八「どこって・・・あの豪華客船の中じゃーー」
銀時「・・・ん?待て新八、何か変じゃねーか?」
新八「変って、何が・・・
・・・ん?そう言えばここ、豪華客船の中にしてはなんか変で・・・
・・・あれっ、そもそも僕たち何処から出て来たんだ!?廊下で・・・」
銀時「俺達、客室の方から出てきたことになるな。」
新八「えええっ!?何で急にそんな・・・いや、変な光に入ったのも理由に入ってるんだろうけど・・・」
神楽「・・・新八、それ以前に何かもっと違うところがアルヨ。窓の外を見てみるネ。」
新八「窓・・・?
・・・って、えっ、えええええええええええええええええええっ!!!?」
・・・窓の外を見てみると、そこはターミナルの中でもなく、一同が知っているような江戸の町ですらなく、自然が生い茂った山奥の里のようだった。
新八「何で!!?何で急にこんなところに!?まさかまたコラボの時によくある転移とかじゃないよね!?」
銀時「いや、これ多分コラボの粋じゃなさそうだぞ。」
神楽「むしろ私達、とんでもない事に首突っ込んだことになってるアルヨ。」
定春「ワン。」
銀時「・・・言わなくても、原因はあの黒い枠に囲まれた光だろうな。・・・多分、例の金持ち息子もそこに入って行方不明になったんだろうな。・・・客室の扉開けようとしてみたが、一方通行らしい。
・・・最近行方不明事件が多発してるって聞いてたけど、これが理由ってことかァ?」
そう話していると・・・
「うわああああああああっ!!」
万事屋一行「!?」
・・・突然、エントランスやデッキの方から叫び声が聞こえて来た。
新八「今のって・・・何か事件が!?」
銀時「早速かよったく・・・
・・・新八、神楽!定春連れて船の上の方に行け!俺はとりあえず中の方探ってみるからな!!」
そう言って、銀時はエントランスの方に向かった。
新八「ちょっ、銀さん!?」
神楽「新八、早く行った方がよさそうアル!さっきから人の奴じゃない声が滅茶苦茶聞こえるネ!!」
「キシャアアアアアアアアアア!!」
「ムゥゥゥゥッ!!」
新八「ええっ!?・・・仕方ない、早く行こう神楽ちゃん!」
・・・エントランスに向かう銀時。
銀時「違う客船にワープしたと思ったら、明らかに江戸の町でも無いようなところに迷い込むなんてなァ。勘弁してくれよったくーー「ドンッ!!」どわっ!?」
「うおっ!?」
「ふぎゅっ!?」
・・・走っていた銀時は、突然空いた客室から出て来た誰かにぶつかった。
それは・・・
クロノア「ガンツ、大丈夫?」
ガンツ「あ、ああ・・・オイ、危ないじゃねーか!!」
銀時「いっててて・・・勢い余っちまった・・・ん?」
・・・銀時の視界には、明らかに人間じゃない、独特な生物2名がいた。・・・うち1名は乗り物に乗ってる。
銀時「な、何だ・・・?天人・・・?つーか何で船内でバイクみたいなのに乗ってんだよ!!」
ガンツ「天人?何だそりゃ。・・・というか、ここどこだ?『入り口』に入ったのは良いが・・・何か見たことある見た目のような・・・」
クロノア「・・・ガンツ!窓を見てよ!浮いてる!!」
ガンツ「ん?・・・うおっ!マジかよ!?」
窓の外を見て驚くクロノアとガンツ。
ガンツ「・・・ん?そういやアンタ、さっき船内とか言ったが・・・まさかここ、どっかの船の中なのか!?」
銀時「・・・らしいぜ。」
ガンツ「オイオイ・・・マジかよ・・・」
クロノア「そう言えばガンツ、船酔いがひどかったんだっけ・・・でも、何か水平に動いてない?」
ガンツ「・・・それが唯一の救いかもな・・・」
クロノア「・・・というか、おじさん誰なの?何でこんなところに?見た目からして魍魎界の人?」
銀時「魍魎・・・いや何だよソレ。あと俺は『坂田銀時』。かぶき町で万事屋やってまーす。」
クロノア「万事屋・・・?」
銀時「・・・そのノリだと、テメーらもあの変な黒い枠の光に入ったって事か?」
クロノア「黒い枠?・・・もしかして『入り口』の事?」
ガンツ「まさか、別の世界にも『入り口』が発生してんのか!?」
銀時「『入り口』ィ?・・・そういや、江戸の町にそんなのが現れてるなんて噂があったなァ・・・
・・・って、それよりだ!さっき上から叫び声が聞こえたんだよ!絶対人のじゃない変な声付きで!!」
「キエエエエエエエエ!!」
「ムゥゥゥゥッ!!」
「ヴヴヴヴヴ・・・」
ガンツ「!!オイ、今幻獣の声も混ざってなかったか!?」
クロノア「ホントだ!!・・・じゃあこの船、ガンツが言ってた絶無機関と関係があるんだ!!」
銀時「お、オイ、さっきから何の話してんのか銀さんさっぱり何ですけど?」
「ねぇ、ぶつかったのにさっきから謝罪もなしってどういう事よ。」
銀時「ん?何だ?さっきぶつかった拍子で別で誰かにぶつかったか・・・?」
・・・振り向いてみると、そこにいたのは、かわいらしい見た目の小柄な少女・・・
・・・だが、その見た目では考えられないような殺気を放っているようで・・・
ガンツ「また誰かいたのか!?」
クロノア「この子も入り口に入ったとか?・・・というか、何かすごい睨んでるけど・・・」
銀時「(・・・何だ?何かすげー殺気放ってやがる・・・このいかにも『手乗りタイガー』って見た目の割に・・・)
・・・ん?手乗りタイガーって・・・何だ?」
・・・この言葉に少女が反応し・・・
「だぁれぇがぁ・・・手乗りタイガーじゃああああああああああああああああああああああ!!!」
木刀を取り出してきまして・・・
銀時「うおおおいおいおいおいおいおいィィィ!?」
同じく木刀を取り出して攻撃を防ごうとする銀時。
銀時「あの、待って?あの、銀さん地雷ふんじゃったみたいだねあのちょっと待って?あからさまに殺気向けないで今時間内から嫌あのホントにお願い」
「うるさぁぁぃっ!!今私はお腹が空いて気分が悪いんじゃあアアッ!!というかあの駄犬はどこじゃあああああああああ!!!」
銀時「お腹空いてよくここまで出来るよね!?というか駄犬って誰いぎゃっふぉ!!」
クロノア「・・・何この状況」
ガンツ「というか早く行くぞ。・・・一応長旅になった時に買い込んだ食料とかならあるが、それ食うか?」
呆れ気味にガンツはそう言った。
・・・一旦区切ります。
- プロローグ5 ( No.19 )
- 日時: 2022/11/03 21:05
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
続き
《謎の船:プールデッキ》
レイレイ「・・・」
・・・プールデッキに立っている人物が1人。青い肌をしており、いかにもキョンシーな服装をしている。
するとそこに・・・
霊夢「さてと、問題なく来れたけれど・・・早速怪しいのがいるわね。」
魔理沙「あれって・・・芳香みたいなキョンシーか?」
・・・飛んでやって来たのは、霊夢と魔理沙の2人だった。
霊夢「そうかもしれないわね。早速問い詰めましょう。場合によっては弾幕勝負ね。
・・・ちょっと、そこのアンタ!」
レイレイ「・・・何アルか?」
霊夢「まず簡潔に言うけど・・・この鉄の船の事、何か知ってるかしら?」
レイレイ「何かって・・・普通に船アルよ?確かに色々おかしい状況になってるケド・・・でも、魔力かなんかで飛んで乗って来たばかりで早々悪いケド、逃げた方が・・・いや、急いだ方が良いアルよ。この船、さっきからイヤーな気配を感じるワケ。」
魔理沙「イヤーな気配なぁ・・・肝心のお前はどうなんだよ?というか名前は何だ?」
レイレイ「『レイレイ』だよ。」
霊夢「レイレイねぇ・・・それで、見ず知らずのキョンシーが急いでだなんて事言うなんて、どういう事?キョンシーだって言うなら誰かの指示で動いてるんじゃないの?」
レイレイ「え、たしかに私はキョンシーといえばそうだケド・・・
・・・ああ、別に私は悪さをするつもり何て無いアルよ。・・・それに、私の場合、君達が知ってるようなキョンシーとは違うし。」
霊夢「はい・・・?そんな例外があるわけがーー」
・・・すると、船の上に何かが出現する。
・・・それは、幻想郷にいる妖精が3体ほどだった。・・・しかし、何かがおかしい。
霊夢「妖精?・・・異変に便乗してちょっかいかけようってわけね。」
魔理沙「いや・・・待て霊夢。何かあの妖精達、様子が変だぜ?イタズラしに来た目じゃないっていうか・・・」
・・・そこで、更に魔物が現れる。緑色のスライムが数体、赤い丸い球体のような細耳付き生物が2体ずつである。
グリーンスライム達「・・・」
ムゥ達「ムゥ。」
霊夢「って、また何か来た!・・・見たことないけど・・・何の妖怪かしら?」
レイレイ「・・・どっちも妖怪じゃないアル。あのうさ耳っぽいのが付いてるのはたしか『幻獣』で・・・緑色のスライムは・・・多分ドルアーガの魔物かもしれないアル。」
霊夢「幻獣と・・・ドルアーガの魔物?そんなの、聞いたことないわよ。そもそもなんでそんな事知ってるのよ。」
レイレイ「前に戦ったことがあるワケ。
・・・まぁ、君達が知らなくても当然アル。・・・だって、私もそうだけど、あのモンスター達は『この世界』にいるやつじゃないから。」
魔理沙「『この世界』・・・?」
霊夢「どう言う事かさっぱり何だけど?」
・・・そう言っていると、また誰か現れた。
宇宙海賊の天人(バグエネミー)2体「・・・」
レイレイ「ほらほら、何か知らないの出て来たけど、もたもたしてたら化け物だらけアルよ?もう、アイヤーとかシェーシェーとか言ってる場合じゃないワケ。」
霊夢「そんな事一言も言って無いんだけど・・・
・・・それに、異変が起きている以上、放っておくわけにも逃げるわけにもいかないのよ!!魔理沙、さっさと片づけるわよ!」
魔理沙「ああ!行くぜ霊夢!」
レイレイ「・・・まあ、2人とも、結構強力な力を感じるし、この程度でやられなさそうだね。
・・・それじゃ、行くアルよォ!!」
霊夢「・・・アンタの事も言いたいことはあるけど、敵対するつもりは無いようね・・・でも、後で色々聞かせてもらうわよ!!」
エネミー達「・・・・!!」
霊夢は、御札の弾幕で、魔理沙は星の形の弾幕で攻撃を仕掛け、レイレイは自身の服の袖から色々投げたり、袖に着いた爪で攻撃したりする。
宇宙海賊の天人(バグエネミー)「オラァァァ!!」
レイレイ「『旋風舞』!!」
宇宙海賊の天人(バグエネミー)「ぐはっ!?」
・・・片手袖から分銅付きの鎖を伸ばして、空中でそれが止まったら振り子運動の要領でぶら下がりつつ移動し、もう片方の袖から開店する刃で切り刻む。
ムゥ達「ムゥゥゥゥ!!」
グリーンスライム達「・・・!!」
妖精達「・・・!!」
魔理沙「どう言う生態なのかは気になるが、言ってる場合じゃないか!・・・恋符『マスタースパーク』!!」
霊夢「妖精達も少し頭を冷やしなさい!!霊符『夢想封印』!!」
・・・スペルカードの弾幕で、エネミー達を攻撃していく。
レイレイ「へぇ、やるねぇ。」
霊夢「・・・逆に、弱い敵相手にスペルカードを使う必要あったのかしら?」
魔理沙「別に良いんじゃないのか?・・・アイツらを正気に戻すんなら、これくらいがちょうどいいだろ。」
霊夢「正気に・・・?・・・そう言えば、妖精達が放ってた魔力って・・・」
「おんや~?どうやら気づき始めているようですね。」
霊夢「!?誰っ!!?」
・・・何体ものムゥと共にそこに現れたのは、一等親のピエロのような生物だった。
ジョーカー「いやはや、どうやらいささか考えが甘かったかもしれませんねェ。ステルス機能とやらを搭載するべきでした。」
魔理沙「何だ?ピエロ・・・?」
レイレイ「ああっ、アイツって・・・!!」
ジョーカー「初めましての方は初めまして。ワタクシは『ジョーカー』。以後、お見知りおきを。・・・まあ、再びお会いできるかどうかは分かりませんが・・・」
ニヤつきながらそう発現するジョーカー。
霊夢「・・・アンタが、この鉄の船を幻想郷に飛ばした犯人かしらね。」
ジョーカー「んー!惜しいですねぇ。ワタクシはその犯人の一味と手を組んでいる身・・・と言っておきましょう。」
魔理沙「一味って・・・様子のおかしい妖精と言い、さっきから出てくる変な奴等と言い・・・どっちにしろお前が関わってるってのは同じじゃないか。」
ジョーカー「・・・まあ、言われてみればそんなものなんでしょう。・・・とは言え、言っておきますと目的をペラペラと喋るつもりはございませんよ。・・・しかし、早速幻想郷で有名なお2人さんが出てくるとは。流石に想定外ですね。」
霊夢「想定外も何も、こんなあからさまな異変を調べないわけないじゃない。」
魔理沙「さっきまでお茶飲んでなかったか?」
霊夢「アレは考え事してたからよ。・・・というか、あからさまな嘘つかれても何の意味もないんじゃないの?」
ジョーカー「・・・バレましたか」
魔理沙「普通に嘘だったのかよ・・・」
レイレイ「・・・2人とも、アイツは前に戦った事があるケド・・・あの見た目をして大分強いから気を付けた方が良いアル。」
霊夢「・・・面識があるようね。お気遣いどうも。(・・・何か調子が狂うわね・・・)」
・・・3名はまた戦闘態勢に入ろうとすると・・・
ジョーカー「・・・ところで、こっちに向かってくる方々はお仲間ですか?」
霊夢「えっ?」
・・・そこにやって来たのは・・・
新八「人を避難させてる間に、急に変な声が聞こえなくなったと思ったけど・・・何か戦ってる?」
神楽「良く分からないのがいっぱいいるネ。・・・でも何かどっかで見たのが混ざってるアル。」
定春「ワン?」
魔理沙「なっ!?人が乗ってたのか!」
霊夢「・・・ちょっとそこの人達!!あんまり近づいたら危ないわよ!!それと・・・その大きい犬は何!?妖怪?」
神楽「やって来て早々その言われ様ってどういう事じゃゴルァ!!というか定春は妖怪じゃないし言っておくと私も新八も人間じゃないアルよ!!」
新八「え!?いや、確かに神楽ちゃんは夜兎族っていう天人ではあるけど、僕は普通に人間だよ!?」
神楽「本体眼鏡のくせに何言ってるアルか!!」
新八「だから眼鏡は本体じゃないってば!!?ていうか何回そのネタを色んなとこに持ち込んでこの発言を言わせれば気が済むんだよ!!!」
霊夢「やとぞく?あまんと?本体?・・・アンタ達、何の話をしてるのよ。・・・それ以前にその大きな犬が妖怪じゃなかったら何だって・・・
・・・いえ、この気配・・・あうんみたいな、狛犬に近い・・・?」
新八「・・・えっと、気を取り直して・・・
・・・えっと、みなさんはこの世界の住人・・・なんでしょうか?」
魔理沙「『この世界』?」
レイレイ「霊夢と魔理沙って言うそこの2人はそうだけど、私は違うアル。」
神楽「違うってどう言うことアルか?」
新八「多分、あの子もまた違う世界から来たんじゃないかな?・・・何の種族かは分からないけど」
霊夢「・・・さっきから違う世界とか言ってるけど、何が言いたいの?異世界とかそう言うのって、外来本でたまにあるらしい異世界転生だとか何とかの設定じゃないの?」
魔理沙「ここもある意味そうなんじゃないのか?」
霊夢「幻想郷はただ外の世界の人の認知から遠ざけてるだけでしょ。・・・それで、どう言うこと?」
新八「えっと・・・説明すると大分ややこしいんですが・・・」
神楽「そんな難しく説明しなくても分かるネ。モンストしたりテニスしたりぷよッとしたパズルの世界行ったりグラブったりで何とかなるネ」
新八「いや簡潔過ぎるわ!!!それスマホとかスマホゲーム無い世界じゃわからないでしょ!?」
魔理沙「・・・何の話かは確かにさっぱりだが、アイツらの仲間ってわけじゃ無いんだな?」
新八「・・・まあ、そういう事で間違って無いと思いますけど」
神楽「そもそもさっきからいるあのマズそうな飴みたいなやつの事なんて尚更知らないネ。」
ジョーカー「だ~れ~が~マズそうな飴ですか!!待ってあげてるのに何でそう呼ばれなきゃならないのです!!第一ワタクシは普通にピエロですから」
神楽「そんな腐ったみかんよりも酷い状態のタピオカみたいなピエロ見たことないアル」
ジョーカー「それを言うなら何で初対面のただモノじゃ無さそうなチャイナのお嬢さんにあからさまな悪口を言われなきゃならないのですか!!流石に傷つきますし怒りますよ!?あと腐ったみかんよりひどい状態のタピオカって何ですかどう言う状態ですか!!」
新八「(というか、待ってたんだ・・・)」
霊夢「・・・とりあえず、敵じゃないって言うなら、今は手を貸してくれるかしら?」
新八「ええっ!?急に何でその話になって・・・」
神楽「どっちにしろそのために来たようなものネ。銀ちゃんが来る前に早く片付けてやるアル!!」
定春「ワンッ!!」
魔理沙「・・・とりあえず話が纏ったな。とっとと残りも片付けてーー」
ジョーカー「・・・あの、話が纏ったのは良いとして・・・
・・・これだけ待たせた上にボロクソ言われたのに、こちらが何かしないなてことがあると思いますか?」
霊夢「何言ってるのよ。アンタただ単に見て待ってただけじゃない。」
新八「なんなら待たせてくれてる時点で色々言いたいこと多いんですけど」
ジョーカー「・・・甘いですねェ・・・
・・・ザベルちゃん、そっちはどうですか?」
レイレイ「エッ」
一旦区切ります。