二次創作小説(新・総合)
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- リレー式参加募集型企画『スクランブルスピリット』
- 日時: 2022/11/07 18:34
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
どうも。おろさんです。
・・・さて遂に始めちゃいました。『ウルトラワールドでの日常』の作者『おろさん』による新規格。
その名も『リレー式参加募集型クロスオーバー企画『スクランブルスピリット』』。
様々な世界を巡る物語が今始まります。
注意事項(絶対に確認しておいてください)(プロローグ5投稿後に順次更新)
・本編もクロスオーバー作品です。
・本作は『ウルトラワールドでの日常』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』等とは何の関係もありません。その作品(もしくはそれを元にした)のキャラクターが登場する場合があったとしても本当に無関係です。
・登場させる作品のネタバレが含まれることになります。
・誤字脱字があったらゴメンナサイ
・コメントや話の感想、募集をくれるのは、1つの話の終わりと次の話の間でなら問題ありません。
・登場する作品の時系列が必ずしも原作が終わった後というわけではございません。
・荒らし、誹謗中傷、なっていない感想やなれなれしいコメントお断り。
・登場させる、させたいキャラクターには、キャラ崩壊につながりやすいオリジナル設定(特に裸族やギャグカオスのような属性)を入れないでください。すでに登場させている作品、キャラを出そうとするのも控えてください。
・話の途中で全く別の話に切り替えたりするのは止めてください。
・リレー企画であるため、早い者勝ちのような感覚が強くなりますがご了承ください。
・次に話を描いてほしい時は『次お願いします』等と書いてください。名指しはなるべく無しでお願いします。
・続きを書くために話を区切る際は『一旦区切ります』と書いて続きを書くのは問題ありませんが、その場合できるだけ早く投稿するようにしてください。何度も区切りをつけるのもおやめください。
・(一応言いますと)私『おろさん』は基本的に16時から19時に執筆をしています。
登場作品(現時点)
ナムコクロスカプコン、プロジェクトクロスゾーン
東方project
星のカービィ
ドルアーガの塔(ナムコ作品)
撲殺天使ドクロちゃん
太鼓の達人
ヴァンパイアシリーズ
黒子のバスケ
マリオシリーズ
ワルキューレの冒険シリーズ
アスラクライン
ブラックチャンネル
銀魂
とらドラ!
クロノアシリーズ(クロノアヒーローズ)
逆転裁判
テイコウペンギン
ワンダーモモ
補足 その1>>4 その2>>13 その3>>22
プロローグ1>>1-3
プロローグ2>>5-8
プロローグ3>>9-12
プロローグ4>>14-17
プロローグ5>>18-21
登場作品募集>>23
- プロローグ3 ( No.10 )
- 日時: 2022/10/27 20:56
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
続き
《お祭り会場》
どんちゃん「お祭りだドン!待ちに待ったお祭りだドーン!!」
かっちゃん「いっぱい楽しむドーン!!」
・・・また別の世界。お祭りを楽しんでいる『和田どん』と『和田かつ』。
どんちゃん「それじゃあ最初はーー「バチィッ!!」あれ?今のは何の音だドーーギャッ!?」
すると、上空から何か降って来た。
火神「いってて・・・何なんだ今の・・・」
どんちゃん「お、重いドン・・・」
火神「お、わ、悪ぃ・・・って待て待て待て!!何か・・・何か人じゃないのが喋ってる!!?何だコレ!?」
どんちゃん「ぼ、ボク達は太鼓だドン・・・というか早くどいてほしいドン・・・」
火神「わ、悪ぃ・・・つか、太鼓って・・・」
どんちゃんから離れる火神。自身を太鼓だと言うどんとかつに対し、あまり納得が言っていない火神。周りを見回してみると・・・
火神「・・・うお!?何か・・・人間じゃないのがどんだけいるんだよ!?たこ焼きに水風船までいるし!?」
・・・明らかに人外が、何割かは無機物が結構祭り会場にいた。しかも喋ってる。
火神「・・・つ、つーか・・・祭り?」
かっちゃん「そうだドン。今日は待ちに待ったお祭りだドン!!」
火神「さっきまで学校にいたのに何で急に・・・この青い結晶・・・のせいとかじゃ無ぇだろうな?というより夢じゃねーだろうな?」
ポケットに入れた青い結晶を取り出す火神。
火神「・・・あ、そういや、黒子はどこに行ったんだ・・・?」
どんちゃん「くろこ?誰なのカッ?」
火神「俺と同じバスケ部で・・・水色っぽい髪のヤツなんだが知らねーか?」
かっちゃん「見てないドン。」
火神「まぁ、だろうな・・・アイツ元々影は薄いからありえない話じゃねーし・・・そもそもここがどこかすら分からねぇ・・・」
すると、どんちゃんが火神にこう言う。
どんちゃん「・・・もしかして、別の世界から迷い込んだんじゃないのカッ?」
火神「べ、別の世界?な、何言ってんだ?」
かっちゃん「言葉の通りだドン。ボク達、前にも何度か異世界に行ったことがあるから知ってるんだドン。」
火神「お、おう・・・ま、まあそもそも生き物ですらねーのが喋ったりしてる時点で現実じゃないか別の世界とかそう言うのだな・・・」
・・・とはいえまだ困惑気味の火神。すると・・・
『チュドォォォォン!!!』
「!!!?」
少し離れた位置から、爆発音が鳴る。急いで行ってみると・・・
ワルルー「♪たのしいことは~だいきらい~なけぇ~さけべ~わめけぇ~!!!」
奇妙な服を着た、マッドサイエンティスト的な男が現れ、ちょっと独特な見た目をしているメカ(この時は2種類)が計5体くらい現れた。
どんちゃん「あああーっ!!お前は、『ワルルー』!!」
火神「誰だか知ってんのか?あの変なオッサン。」
どんちゃん「前に何度もお祭りを破壊しようとしてた悪いヤツだドン!!」
かっちゃん「何でまた来てるドン!?しかも『ワルメカ』がいっぱいいるドン!!」
ワルルー「ガハハハッ!!すこーし支援を受けてな。量産型のワルメカをたくさん作ることが出来たのじゃ!!・・・というかそこ!!誰が変なオッサンじゃ!!ワルルー様と呼べ!!お前達!!とっととこの調子でハカイしつくすのじゃー!!」
量産型アンチモン達「アンチモーン!!」
量産型イットリウム達「トリトリトリィィィィー!!」
量産されたワルメカ達がとことんお祭り会場を襲撃する。
かっちゃん「お祭り会場が滅茶苦茶だドン!!」
どんちゃん「ボク達でお祭り会場を守るドン!!行っくどーん!!」
火神「戦うんだったら・・・いや、どうやるんだ?」
どんちゃん「太鼓の演奏で倒すんだドン!!」
火神「太鼓にそんな力あんの!?(*普通は無い」
ワルルー「やはりそう来るだろうな。・・・だがしかーし!!こちらの戦力が量産型ワルメカだけだと思うかね?」
・・・するとワルルーの周りに、奇妙な魔物が数体出現。
見た目は『クリボー』や『ワドルディ』だが、体の一部が機械。
どんちゃん「また来たドン!!」
かっちゃん「でもなんか変だドン。・・・しかもどこかで見た事がある気がするし様子もおかしいドン。」
ワドルディ(機械化)達「・・・」
クリボー(機械化)達「・・・」
ワルルー「さぁ!!このまま一気にやってしまえ!!」
そして、勢いが増そうとしたその時・・・
火神「・・・うお!?何かまた出てきやがった!!」
そこに、金色の枠の特殊な入り口が現れる。そこから出てきたのは・・・
デミトリ「入った途端に、不愉快な音が鳴り響いたと思っていたら・・・」
モリガン「・・・随分と変な騒ぎが起きているようね。状況を見る限り、お祭りを壊してるって感じかしら。」
火神「今度は何か・・・何と言うかすごい恰好の奴等が出て来た・・・」
ワルルー「ええい!!貴様ら何者じゃ!!男の方はピッチピチじゃし女の方は出しまくりじゃし!!仮想のつもりか!?お前達!!やってしまえ!!」
量産型ワルメカ&機械化エネミー達「・・・!!」
エネミー達は、デミトリとモリガンに攻撃を仕掛けようとする。
モリガン「どうやら、元凶はあの科学者のようね。」
デミトリ「・・・そのようだな。そして誰がピッチピチだ。
・・・さっさと片付けるぞ。」
かっちゃん「敵を倒すのを手伝ってくれるみたいだドン!!」
どんちゃん「よーし!!太鼓で応援するドン!!」
モリガン「あら・・・」
モリガンとデミトリは、どんとかつと火神を見つける。
デミトリ「む・・・あいつらは・・・」
モリガン「・・・あの太鼓みたいな子達からは、不思議な力を感じるわね。それに・・・」
火神「・・・ん?」
すると、火神が持っていた青い結晶が光り出す。そして砕けたかと思ったら、その光が火神に纏われる。
火神「・・・な、何だ?・・・やけに体の調子が良いな・・・」
デミトリ「何だ・・・?奴からも不思議な力を感じてきたぞ・・・」
ワルルー「(あの身長高いのが持ってた結晶・・・話に聞いていた『戦闘物質』・・・?)・・・って、オイ!!何をぼさっとしている!!早く全部破壊してしまえ!!向こうにいる別動隊も集めろ!!」
エネミー達「・・・!!」
すると、離れた方向からも爆発音が鳴る。
どんちゃん「ああっ!!あっちにもいたのカッ!?」
火神「オイ、あっちってここにいた奴等が逃げてた位置じゃないのか?」
かっちゃん「大変だドン!!急がないと駄目だドン!!」
どんちゃん「かっちゃん!!みんなの避難をやってくれないカッ!急いでほしいドン!!」
かっちゃん「・・・分かったドン!!終わったら戻ってくるドン!!」
かっちゃんは、急いで向こう側に行った。
ワルルー「ガーッハッハッハ!!どうせ間に合わん!!さぁ!!とっととお前達もコテンパンにしてやるっ!!ワルルー様の恐ろしさを思い知れーっ!!」
デミトリ「・・・ワルルー・・・それが貴様の名前か。さっきから何から何まで不愉快だ。」
モリガン「同意見ね。折角のお祭りを台無しにしてるし。」
どんちゃん「この調子で思いっきり行くドン!!・・・えっと・・・」
火神「え、俺?・・・『火神大我』だけど」
どんちゃん「それじゃあ大我、一緒に行くドーン!!」
火神「・・・仕方ねぇ、逃げるなんて性に合わないしな!!」
一旦区切ります。
- プロローグ3 ( No.11 )
- 日時: 2022/10/27 21:01
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
続き
そして、戦闘が始まった。
量産型アンチモン「アンチモーン!!」
量産型イットリウム「クエエエエエエ!!」
デミトリ「目障りな上に耳障りだ。・・・『ネガティブストレーン』」
マントが変化し(実際は本来の姿に戻った)翼で敵を抱えこみ、回転しながら垂直に跳び上がって地面に叩き付ける。
クリボー(機械化)&クリボー(機械化)「・・・」
モリガン「遅いわね。・・・『シャドウブレイド』!」
背中の翼を刃物に変えて上昇して攻撃。
どんちゃん「連打~!!!」
量産型アンチモン&量産型イットリウム「ガッ・・・!!」
どんちゃんも太鼓の演奏で戦う。
火神「(どうやって戦ってんだアレ・・・というかどことなく調子がもっと良くなってきた・・・!!)」
ワドルディ(機械化)「・・・・!!」
クリボー(機械化)「・・・!!」
火神「うおっ・・・!!・・・う、うおりゃっ!!!」
・・・火神が機械化ワドルディを掴んで、バスケのダンクシュートの如く機械化クリボーにクリーンヒットさせた。
火神「何か、バスケのノリで意外と出来た・・・」
ワルルー「えええい!!この役立たずどもめが!!・・・こうなったらこいつを使う!!行け!!」
ワルルーは、機械化クリボーと数体、量産型イットリウムを1体また呼び出す。
モリガン「・・・あら、増援の割には少ないけど・・・」
ワルルー「そのうち増えるさ。・・・イットリウム!例のあのメモリを使え!!」
量産型イットリウム「リョーカイ、リョーカイ。」
量産型イットリウムは、大きめのUSBメモリのような物体を取り出す。
どんちゃん「何か取り出したドン」
デミトリ「(あの物体・・・何だ?妙な力を感じる・・・)」
『アームズ!』
体の一部にその物体を挿すと、量産型イットリウムの姿が変化してまた別の怪人に変化する。
どんちゃん「今度は変身したドン!?」
火神「さっきから何から何までどーなってんだ!?」
ワルルー「どうだ驚いただろう!!特殊なアイテムを使って変身させることが出来る怪人だ!!・・・ええと、あの個体の名前はたしか『アームズ・ドーパント』!!」
アームズ・ドーパント(量産型イットリウム)「・・・」
モリガン「・・・さっきから変な展開ね。」
デミトリ「・・・誰が来ようが関係ない。全員潰せばいいだけの事だ。」
ワルルー「・・・そうさせないために、これを持ってきたのじゃ!!」
ワルルーはそう言うと、また変な機械を取り出して設置した。
ワルルー「こいつを使えば、離れた位置から量産型ワルメカを転送できる!!あとはこれを入れ込むだけで・・・」
また何かを取り出したワルルー。今度は星の形をした物体だった。
モリガン「また何か取り出したかと思ったら、不思議な力を放ってるわねぇ。」
どんちゃん「ワルルー!!さっきのUSBメモリみたいなアイテムやそのどこかで見た事があるような星、何だか色々あるけれど・・・
・・・もしかして、色んな世界から何か悪だくみに使えそうなものを持ってきたのカッ!?」
ワルルー「うるさいうるさい!!使えそうなものを使って何が悪い!!とにかくこいつでワルルーさまの恐ろしさをもっと味合わせてーー」
「その『パワースター』、悪用はさせないよ!!」
ワルルー「何!?誰だ!!」
・・・するとそこに現れたのは、オーバーオールを着た2人組。1人は赤帽子を被っており、もう1人は緑帽子を被っている。
マリオ「ボクは『マリオ』さ。で、こっちは弟の『ルイージ』さ。
それで、ワルルーだったっけ?パワースターを返してもらうよ!!」
ルイージ「ついでに色々問い詰めさせてもらうよ!!」
デミトリ「また来たか・・・」
どんちゃん「どこかで見た事があると思ったら、あの『スーパーマリオ』のマリオとルイージカッ!!?」
ワルルー「お前達は・・・あの『キノコ王国』とかいう所の配管工兄弟か!!『門』からここまで追って来おって!!」
マリオ「そこの機械たちでキノコ王国にちょっかいかけた挙句、盗みを行ったくせによく言うよ。」
ルイージ「それに、機械っぽいけどクリボーも混じってるし・・・これはいろいろ問わないとダメそうだね。」
ワルルー「ぐぬぬぬ・・・!!だが、この機械さえ使えばお前達等「チュドーン!!」なっ!!?」
唐突に機械が爆発する。その横にいたのが・・・
黒子「・・・スイマセン。ソレ、何か放っておいたらダメな気がしたので少し触ったら爆発してしまいました」
火神「黒子!?さっきまでどこにいたんだよ!?」
黒子「火神君もここに飛ばされたみたいですね。それとさっきまでこの辺りにいました。すれ違っていたのか僕も火神がいた事に気づきませんでしたが。」
ワルルー「貴様っ!!いつからそこにいたのか知らんが良くもやってくれたな!!コテンパンにしてやる!!」
黒子「それは困ります。」
火神たちの所に黒子は移動する。
モリガン「あら、意外と形勢逆転って感じね。」
デミトリ「・・・あの小僧の気配・・・どうなっている・・・?」
するとそのタイミングでかっちゃんが戻って来る。
かっちゃん「どんちゃん!そっちは大丈夫カッ!?」
どんちゃん「かっちゃん!こっちは何とかなりそうだけど、そっちは大丈夫だったカッ?」
かっちゃん「あのマリオとルイージって言う2人が、『門』っていうのから出て来て助けてくれたドン!!」
マリオ「そういう事だよ。・・・さてと、ちょっと懲らしめないとね。」
ワルルー「おのれー!!お前達!!さっさと動け!!」
アームズ・ドーパント「・・・」
エネミー達「・・・!!」
火神「・・・黒子、状況はまだ良く分かんねーけど、行けるか?」
黒子「・・・はい。それに、あの青い結晶が理由なのか、何だか調子が良いです。・・・僕も良く分かりませんが、バスケの時みたいにな感覚で戦える気がします。」
プロローグ3『光を際立たせる影』
一旦区切ります。
- プロローグ3 ( No.12 )
- 日時: 2022/10/29 22:23
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
続き
エネミー達はどんどん攻撃を仕掛けてくる。
マリオ「甘いっ!!連続ファイアーボール!!」
ルイージ「僕もファイアーボールだ!!!」
エネミー達「・・・!!」
アームズ・ドーパント「・・・」
・・・『アームズ・ドーパント』と言う怪人も攻撃を始める。腕を剣や銃に変化させて攻撃を仕掛けて来た。
デミトリ「ほう・・・面白い攻撃方法をするではないか・・・だが、まだ甘い。『ゲットマイレイジ』!!」
デミトリも炎の弾を放つ。
アームズ・ドーパント「・・・!!」
アームズ・ドーパントは避ける。すると・・・
黒子「・・・」
黒子がいつの間にかいて、炎の弾をキャッチしたと思ったら火神にパス。
火神「・・・りゃぁっ!!」
結構高く飛び上がり、ダンクシュートのように叩きつけ、アームズ・ドーパントにクリーンヒットさせた。
火神「勢いに任せてやったけど今炎に触ったぞ俺達!?どうなってんだ!?」
黒子「分かりません。」
デミトリ「・・・あの小僧共・・・単純な人間と言うワケでもないようだな・・・」
モリガン「そうみたいね。・・・それじゃ、良いところはもらうわね。『ソウルフィスト』!!」
アームズ・ドーパントに向かって、モリガンは拳を構えてコウモリ型の光弾を発射して命中させた。
アームズ・ドーパント「ガッ・・・!!」
・・・そのままアームズ・ドーパントは爆散。メモリも砕け、変身者だった量産型イットリウムも爆発した。
デミトリ「・・・フン、口ほどにもならんようだな。」
ワルルー「なっ!?せめてもう少し活躍したらどうだ役立たずども!!「ドガッシャア」どわっ!?」
横から、マリオがハンマーで量産型ワルメカを殴り飛ばした。
マリオ「・・・さてと、後はお前だけだぞ、ワルルー!!」
ワルルー「ぐっ・・・よりにもよって持ち合わせがない時に・・・
・・・くそっ!!今回はこれで勘弁してやる!!覚えてろーっ!!」
ワルルーはそのまま逃走した。同時にパワースターも落としていった。
デミトリ「・・・逃げられたか・・・」
ルイージ「でも、ここも何とか被害を抑えられたみたいだし、パワースターも取り返したし一件落着かな。とりあえずキノコ王国に戻ろうよ。」
マリオ「・・・その前に、情報共有したほうが良くないかい?知らない人ばっかりだよ。」
・・・数分後。とりあえずある程度の情報を共有する。
マリオ「・・・『入り口』かぁ。そういえばそんなのも現れてたなぁ。」
どんちゃん「ワルルーは『門』って言ってたけれど、どう言う事なのカッ?」
モリガン「・・・多分、入り口とは違って、一方通行じゃないって事かしらね。・・・私達が入ってきたところを見ても、金枠の入り口・・・『門』がちゃんとあるし。」
ルイージ「黒い枠が『入り口』で、金色の枠が『門』って事だね。」
黒子「・・・何から何まで僕たちにはチンプンカンプンです。」
火神「それに、話してる途中に、俺達のことを『似て非なる世界の住人』って言ってたけれど、どういう事だ?」
モリガン「私達が知ってる物質界と似ているけど、色々別なのよ。・・・私達が『キセキの世代』だなんて言うのを知らないみたいに、貴方達は渋谷っていう都市が閉鎖都市指定されてたの、知らないんでしょ?」
黒子「確かに、閉鎖都市指定何て言うのも聞いたことがありません。モリガンさんとデミトリさんが住んでいる魔界と言うのも、初めて聞きました。・・・聞いたことがあるとしても何かの本だった気がしますし。」
火神「それより、俺と黒子はどうすりゃいいんだ?多分、未だとも説いた世界に帰れないんだろ?」
モリガン「・・・とりあえず、魔界について来てもらえるかしら?こっちの物質界には知り合いも多いし、解決方法もあるかもしれないわ。」
デミトリ「・・・そう易々と見つかるとは思わんがな。かつて『ゆらぎ』を巡って起こった数々の事件の時も、急いで帰ったというのに。」
モリガン「とはいえ、放置ってわけにもいかないじゃない。それに、今回に関してはおかしいところが多いのよ。」
かっちゃん「そう言えばワルルーも、支援を受けたって言ってたドン。」
ルイージ「それが、あの機械になってるクリボーと関係があるのかなぁ?」
マリオ「根拠はないけど、そうかもね。
・・・とりあえず、僕らは一旦キノコ王国に戻るよ。ワルルーの被害にあったところを直しに行かないと。・・・あ、ここもやっておかないとね。」
どんちゃん「だったら手伝うドン!太鼓で活気をあげるドン!」
マリオ「ま、まぁそう言うのも駄目じゃないよね。」
・・・とりあえず、黒子と火神は、モリガンとデミトリと共に魔界に向かうため、マリオとルイージは、どんとかつと共に周辺の修理などを行うため、2手に分かれ別々の行動をとるのだった。
プロローグ3
END
- 補足・紹介その2 ( No.13 )
- 日時: 2022/11/07 15:42
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
補足・紹介その2
~作品~
『ヴァンパイア』
カプコンが製作した2D格闘ゲーム。登場キャラクターはほぼ全てが、吸血鬼や狼男などの伝承上のモンスター(作中では『ダークストーカー』と呼ばれている)。それ故過激描写も多いらしい。
今作ではナムコクロスカプコンの方の世界線。
『黒子のバスケ』
ジャンプ作品のバスケ漫画。
『キセキの世代』と呼ばれる、超強豪校の『帝光中学』のバスケ部で史上最強と呼ばれて無敗を誇った黄金時代の5人。だが、試合記録も無いらしく噂程度でしか知られていなかったものの、チームを勝利に導いたとされる『幻の6人目』が存在していた。
今作では、時間軸は早くても秀徳高校と対決した後(5巻途中)辺り。
『太鼓の達人』
ナムコの音楽ゲーム。曲と共に流れてくる譜面をリズムよく太鼓をたたく作品。ゲーム機作品ではストーリー要素が入っており、とにかくいろんなキャラクターと邂逅したり対決したりもしている。
太鼓の達人の世界では生物ですらない者まで喋ってたりする
『スーパーマリオ』
キノコ王国の配管工『マリオ』が主人公の任天堂のゲーム作品。基本的には、クッパにさらわれたピーチ姫を助けるために冒険する。
スポーツやパーティーゲーム等と外伝も多い。
『ワルキューレの冒険』
1986年に初作が登場したナムコ作品。シリーズごとに危機に陥ったマーベルランドを救うために、神の子ワルキューレが立ち上がる。
『アスラクライン』
3年前から、守護霊を自称する幼馴染の水無神操緒に憑かれている夏目智春は、高校に入学するのを機に、彼の兄の直貴が住んでいたオンボロ屋敷『鳴桜邸』に引越し一人暮らしを始める。
引っ越した当日に、鳴桜邸に2人の少女が現れる。1人は、直貴から託されたという銀色のトランクを届けに来た『黒崎朱里』、もう1人は、その晩にトランクを奪いに鳴桜邸に忍び込んできた嵩月奏。
銀色のトランク『イクストラクタ』を手にし、第一生徒会会長の佐伯玲士郎が智春に言った発言を契機に、世界の隠された真実と向かい合う、一癖も二癖もある美少女達に囲まれた、波瀾と受難に満ちたハイスクールパンク。
操緒がまだ一般人に視認されていないため、時間軸は2巻と3巻の間。
『ブラックチャンネル』
原作はコロコロコミックで掲載されている漫画。悪魔系YouTuberのブラックと助手のカメラちゃんが、人間達と鬼ヤバな企画の契約をして、不思議な力で懲らしめたり、あらゆる物事や世界の裏側を暴き出す物語。
今作ではYouTubeアニメの世界線であり、ナムコクロスカプコンとも繋がりがある模様。
~キャラクター~
『デミトリ・マキシモフ』
出典:ヴァンパイア
魔界の名門『マキシモフ』家の当主で、強大な魔力と高いプライドを持つ吸血鬼。
かつて魔王ベリオール(モリガンの義父)に敗れた過去を持ち、一度魔界から追放されているらしい。魔界に復帰して以降はモリガンとは対立しているものの、原作でもナムコクロスカプコンの方でも、シリーズを重ねていく内に精神的に成長しているため、少し落ち着いている様子を見せる。
『モリガン・アーンスランド』
出典:ヴァンパイア
魔王ベリオールの死後にアーンスランド家の当主になったサキュバス。快楽主義者(ただしナムコクロスカプコンなどでは比較的常人的に描かれている)で、PXZ2ではナムコクロスカプコンで起きた事件に関しても面白かったと発言していた。
こっちでもシリーズを重ねていくにつれて、次第にデミトリを馬鹿にした態度をとらなくなっている。
『黒子テツヤ』
出典:黒子のバスケ
帝光中学バスケ部出身で、キセキの世代の『幻の6人目』。目前の相手にも気づかれないほど普段から極端に影が薄く、無表情であり自己主張も控えめ(今作のプロローグ3ではワルルーが設置した機械を壊してしまうまで誰にも気づかれなかった)。冗談や声を張ることが苦手。
誰に対しても丁寧語で話す、礼儀正しく冷静沈着な性格。熱くなりやすい火神大我をたしなめて、平常心を取り戻す役割を担っている。
身体能力は結構低いが、並外れている観察眼と存在感の薄さを活かして、視線誘導を行いチームを導いている。
今作では突然太鼓の達人の世界に飛ばされ、『戦闘物質』により戦うための力が付き、仲間のサポートで戦うことになる。
『火神大我』
出典:黒子のバスケ
黒子の相棒の立ち回りの人物。バスケのポジションはPF。キセキの世代からは『キセキならざるキセキ』と評されている。
アメリカ帰りの帰国子女。身長が190センチメートル。チャレンジ精神と向上心にあふれている熱血漢。
誠凛高校のバスケ部のエースを務めることとなる人物で、ストリートバスケ仕込みの荒々しいスタイルが特徴。(スタミナや足腰を激しく消耗するという欠点はあるが)跳躍力が最大の武器であり、圧倒的な最高到達戦と滞空時間を誇る。
今作では謎の電撃によって太鼓の達人の世界に飛ばされ、戦いに巻き込まれていくことになる。
『どんちゃん』
出典:太鼓の達人
北陸にある太鼓工房で丹精込めて作られた和太鼓を『ドンだー』が叩いたことによって魂が宿り生まれた。本名は『和田どん』。
太鼓の魅力を広めるためにかつと共に上京して和田家に居候し、現在では町の人気者。かなりの大食い。
ゲーム機作品で何度も大冒険をしているため、異世界の事は知っている模様。
『かっちゃん』
出典:太鼓の達人
どんちゃんの弟。本名は『和田かつ』。
水マリ子(水風船)やヒヨコ等のちびキャラたちに人気がある。大食いではないが、丼物を100杯まで平らげることもあった。
自分が主役でないことを悩んでいる。ゲーム機作品では扱いが不遇だったりしている。時々(色々理由や原因があったけど)復讐を企んでる事もあった。
『マリオ』
出典:マリオシリーズ
キノコ王国に住んでいる配管工。何度もピーチ姫を助けたり、医者とかもやってたりするけど本業は配管工。公式的には一人称も『ボク』らしい。スパゲッティが好物。
勇敢さと正義感の強さ、優しさを併せ持つ。ややナルシストな一面もある。
アクション技の中でもジャンプが最も得意。敵を踏みつけたりブロックを下からパンチするときにその威力を発揮する。
今作では主にファイアーボールやハンマーを使って戦う。
『ルイージ』
出典:マリオシリーズ
マリオの双子の弟で、同じく配管工。
マリオと共に抜群の連携を発揮して危機を乗り越えている。彼を慕い大切に思う気持ちも強く、オバケが苦手なのに半ば強引且つ成り行きでオバケ退治をさせられることになったりするときも我慢しながらでも助けに行った(ただしそれも理由となり、オヤ・マー博士にオバケ騒動で振り回されたり、キングテレサに目を付けられたりと災難にも合っている)。マリオオデッセイではクリボーにすら怖がるヘタレっぷりを見せてた。
『ワルキューレ』
出典:ワルキューレの冒険、ワルキューレの伝説 等
剣と魔法を駆使して、マーベルランドや地上を救った乙女の騎士。心優しい性格で、ナムコクロスカプコンでは天然ボケな部分がある。今作やナムコクロスカプコンでは女神イシターに仕えている。
今作ではブラックの出自を知っていた。
『夏目智春』
出典:アスラクライン
パートナー:(水無神操緒)
洛芦和高校に通う生徒。友人重いの誰にも優しい性格で、自覚は無いが多くの女性から好意を持たれたりしている。
重力制御などの力を持つ機巧魔神・黑鐵の演奏者だが、原作2巻の時点では制御があまりできていないため今作でも乱用は出来ない。
飛行機事故があって以降、守護霊を自称する幼馴染の水無神操緒に憑かれている。
黒崎朱里にトランクを渡されたのがきっかけとなり、様々な事象に巻き込まれることとなる。
『水無神操緒』
出典:アスラクライン
パートナー:(夏目智春)
智春についている、機巧魔神・黑鐵の副葬処女の美少女。
飛行機事故で行方不明となり、以降『守護霊』を自称して智春に取り憑いている。智春のよき理解者で、たびたび『大丈夫、操緒がついてるよ』と発言して智春の迷いを断ち切っている。
喜怒哀楽がはっきりとしていて、ずけずけと物を言ったり、智春の一挙手一投足に対しツッコミを入れたり、智春が他の女性と仲良くすると不快さをあらわにする嫉妬深さを持ってあるしている。
『ブラック』
出典:ブラックチャンネル
悪魔系YouTuberを称している本物の悪魔。標的の欲望をかなえる企画を発案し、実際はその先にある人間の負の面等をさらけ出し、動画にあげて楽しんでいる。好物は『ブラックライジング(ブラックサンダーみたいなやつ)』。かつては『B』という、神候補筆頭の有能な天使だったが、色々な理由があり堕天した。
なお、今作ではブラックチャンネルにおける魔界や天界(神界)、人間界(物質界)はナムコクロスカプコンと同一で、ワルキューレは彼の出自や経歴をある程度知っていた。
『ワルルー』
出典:太鼓の達人
『太鼓の達人のWii ドドーンと2代目!』に登場する自称・悪の支配者の科学者。元々は音羽博士の元で研究していた身だが、研究が上手くいかず音羽博士の研究を盗んで逃亡していた。
『楽しい事が大嫌いで邪魔する事が大好き、ただし自分に歯向かったり邪魔したりする者は大嫌い』と言う持論の元、日本中のお祭りを破壊(完全に犯罪レベルの行為)をしようとしていた。
今作では、ある所から支援を受けているらしく、異世界のアイテム等を持ち出したり、量産したワルメカでお祭りを破壊し始めていた。
『佐伯玲士郎』
出典:アスラクライン
カトリックを信仰し、校内の悪魔の殲滅を法王庁に許可されている、洛芦和高校第一生徒会・神聖防衛隊の生徒会長。常に気品のある笑みを浮かべている二枚目で、やたらと白にこだわりがある。妹に玲子がいる。
高周波を発して極低温を作り出したり、氷系の能力を使う機巧魔神・翡翠の演奏者。
悪魔を滅することを信念にしている。1度ボロが出ると得意のすまし顔を取り繕いづらくなる。
今作ではドルアーガの呪縛にかかってしまったらしく、夏目智春を目の敵にして行動してしまっている。
『哀音』
出典:アスラクライン
翡翠の副葬処女で、佐伯の従妹。フルネームは『志津間哀音』。
白い衣服に身を包んでいるのは佐伯の趣味。物静かな少女だが、副葬処女になる前は、佐伯が大好きな、とても活発な少女だったらしい。
『エインシャント卿』
出典:大乱闘スマッシュブラザーズX
深緑のローブに身を包んでいる謎の人物。行動に納得がいっていないものの、何故か絶無機関に加担している。
『カムーズ』
出典:ワルキューレの伝説
かつて『黄金の種』を奪い、悪事を働こうとした魔人。大柄な見た目をして卑怯。
ナムコクロスカプコン、プロジェクトクロスゾーン2に続きまた復活している。今作では絶無機関に協力しているようだが・・・
~そのほかの人物~
『イシター』
出典:ドルアーガの塔
かつてドルアーガの塔に挑んだギルガメスやカイを見守っていた、愛と戦を司る神界の女神。ナムコクロスカプコンではワルキューレの主でもある。
~用語~
『ワルメカ』
出典:太鼓の達人
ワルルーが作り出した悪のメカ達。原作では8種のワルメカが登場。オリジナルは現在は全員改心しているのだが、今作ではワルルーがデータを元に量産した。
『機巧魔神』
出典:アスラクライン
4メートル前後もある、言うなれば機械仕掛けの悪魔。召還に応じて演奏者の影を介して出現して戦う。本来ならば、副葬処女の魂の質を削られたり、演奏者自身も激しく体力を消耗するはずなのだが、『干渉物質』の効果で今作では無視されている模様。
『副葬処女』
出典:アスラクライン
機巧魔神を動かすための『贄』として、機巧魔神の中枢部に収められている少女。演奏者の言霊を契機に呪文を詠え、そこで初めて機巧魔神が呼び出される。
演奏者の脳の一部を媒体として、幽霊に近い存在の『射影体』を投影して演奏者とコミュニケーションをとれる。基本的に射影体は、悪魔や、電子的に視力を増幅させた者でない限りは一般人には見えない・・・はずなのだが・・・
『門』
異世界同士の通路を確立させたゲート。入り口とは異なり、枠が金色。絶無機関にとっては、この存在は不都合な模様。
- プロローグ4 ( No.14 )
- 日時: 2022/10/31 21:27
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
プロローグ4。カカカッ!
《神界:イシターの神殿》
ワルキューレ「・・・これが、『門』・・・一方通行の『入り口』とは異なり、複雑な力によって『通路』を確立させたゲート・・・」
・・・女神イシターの使いである乙女の騎士『ワルキューレ』。黒い枠の『入り口』とはまた違う、金色の枠の『門』というモノがイシターの神殿に出現しており、その事を女神『イシター』が説明していた。
ワルキューレ「しかし、入り口もそうですが、何故このようなモノが・・・かつて、『ゆらぎ』を巡った幾度もの戦いでは、『逢魔』がこのような通路を繋ぐのを阻止するために戦っていましたが、突然そんな・・・
・・・やはり、近頃活動しているという、正体不明の集団と関係性が・・・」
イシター「・・・いえ、ワルキューレ・・・どうやらこの入り口は・・・『逢魔』と言う組織が行おうとした、全世界の融合とは、また違うのです。」
ワルキューレ「違う・・・?・・・どういうことでしょうか。」
ワルキューレの疑問に対し、イシターはこう答えた。
イシター「これは確かに、異なる世界同士を繋ぐ『通路』。・・・ですが、『絶無機関』と名乗る者達にとっては、この『門』は不都合な物らしく・・・
・・・『入り口』は恐らく絶無機関によるものでしょう。・・・しかしこの『門』は、一切の邪悪な力を感じないのです。・・・神界や幻想界にもいくつかこの『門』が確認されましたが、現れる悪しき者達によって・・・破壊されています。」
ワルキューレ「破壊を・・・!?では、この『門』を作ったのは絶無機関ではないと・・・?」
イシター「そういう事になるのでしょう。」
ワルキューレ「邪悪な力は感じず、むしろ破壊されている・・・絶無機関の行動は今だに目的が見えない・・・
・・・行方不明者の続出や、正体不明の魔物の出現・・・更にはドルアーガを始めとした、倒したはずの者達が復活したという情報も・・・やはり、世界に再び何かが起ころうとしているのですね・・・それも、今までとは根本な何かが違う・・・」
イシター「ええ・・・今回起きている数々の事件・・・今まで以上に根は深いでしょう・・・」
ワルキューレ「・・・
・・・しかしそれでも、この異変を放置するわけにはいきません。・・・イシター様、行って参ります。」
イシター「・・・この『門』の先に何があるのかは私にもわかりません。・・・これが絶無機関にとって不都合な物ならば、その手の者達に破壊されないように、くれぐれも気を付けるのです。」
ワルキューレ「・・・はい。・・・イシター様も、お気をつけてください。
・・・では、参ります・・・!!」
・・・武器を持ち、ワルキューレは『門』へと入って行った。
《洛芦和高校:第一生徒会室》
佐伯「・・・近頃発生している行方不明事件や、次々と出現している謎の『入り口』・・・悪魔の類ともまた違う謎の魔物・・・更にはそれらの事象に関わっているという『絶無機関』、それに関与している『悪魔ドルアーガ』・・・
・・・そして、この『干渉物質』という緑色の結晶が、対抗手段の1つ・・・
・・・『エインシャント卿』と言いましたか。何かを心配されているという事は嘘ではないようですが・・・
しかし、この結晶には確かに奇妙な力を感じますが、見えざるものが見えたり、何かしらの力のリスクや消耗を避けることが出来る・・・と言うのはいさかか信じづらい。貴方が何故『機巧魔神』を知っているのかも疑問だ。」
・・・純白の改造制服を着ているこの青年は、洛芦和高校にある、第一生徒会会長『佐伯玲士郎』。突然やって来た、『エインシャント卿』と言う、深緑色のローブを纏っている謎の男と会話をしていた。
エインシャント卿「・・・言いたいことは分かる。・・・だが、今回の事件・・・『機巧魔神』のように強力な力が必要になる。だが、強力な力はいずれにも『リスク』・・・というモノがある。
・・・そこにいる少女・・・お前の機巧魔神『翡翠』の『副葬処女』・・・『哀音』と言ったか。彼女に関しても・・・」
佐伯「・・・」
・・・エインシャント卿は、佐伯が座る椅子の横にいた、品高い装飾をされた白い服を着ている少女『哀音』を見た。
哀音『・・・』
そのタイミングで、佐伯が持っていた、『干渉物質』と言う緑色の結晶が砕ける。・・・そしてその光が、佐伯の『影を通して』何処かに入り込んでいった。
佐伯「・・・電子的に視力を増幅したわけでも、悪魔でもないにも関わらず、『射影体』・・・哀音が見えるとなると、貴方もただ物ではないでしょう。
・・・とは言えーー」
エインシャント卿「疑問に思うところや疑いの念があるのならばそれで一向に構わん。・・・だが、『最悪の結末』は何が何でも避けなければならんのだ。・・・『絶無機関』の行おうとしている行為はあってはならない・・・何が何でも未来を変える必要がある。
・・・どちらにせよ、この問題を解決したいのはこちらも同じであろう。・・・それに、『悪魔ドルアーガ』を野放しにするのは、『神聖防衛隊』の・・・お前の信念に会わないのでは?」
佐伯「・・・簡単に行ってくれるようですがーーぐっ!?」
すると、佐伯の様子がおかしくなる。
佐伯「がっ・・・な、何だ・・・!?」
その様子を見ていたエインシャント卿は、佐伯に言っているかのようにこう言った。
エインシャント卿「ドルアーガの呪縛か・・・お前はどうやら過去に起こった事象に関して『つっかかり』があったようだからな。
・・・『目を付けられた』か。よりにもよってか・・・」
佐伯「『つっかかり』?・・・『目を付けられた』・・・?どういう・・・ことだッ・・・!!
・・・いや、それ以前に・・・神聖防衛隊であり、第一生徒会会長の僕が、悪魔に操られるなどっ・・・ぐっ・・・!!」
哀音『・・・!!』
エインシャント卿「・・・中々耐えることが出来てるようが出来ているようだが・・・術者であるドルアーガ本人を倒さない限り解けない強力な呪縛だ。無理に抵抗すると酷い事になるぞ。」
佐伯「何故そこまで知って・・・いや、まさか・・・
エインシャント卿・・・どうやら僕は勘違いをしていたのかもしれない・・・絶無機関とやらの行動に納得がいっていようなことは言っていたが・・・あなたは・・・いや、お前は・・・絶無機関に『加担』していないとは言っていない・・・!!」
・・・佐伯のこの問いに、エインシャント卿は下を向いたまま呟く。
エインシャント卿「・・・そう、なるのだろうな・・・
・・・こうなった以上は仕方がないのだろう。・・・今は任されたことを始めるとするか。・・・アイツらももう、手遅れだからな・・・」
佐伯「手遅れ・・・?誰の事を・・・ぐっ・・・!」
・・・呪縛の力が強くなっている模様。すると・・・
佐伯「・・・正気を保っていられる内に、もう一つ聞かせてもらおう・・・」
エインシャント卿「む・・・?」
佐伯「お前、は・・・先程『未来を変える必要がある』等と言ったが・・・未来の、『何』を変えようとしている・・・?」
エインシャント卿「・・・
・・・『悲劇』・・・といったところか。」
・・・
一旦区切ります。