二次創作小説(新・総合)
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- 戦乱の彼方に 〜青春を描く冒険〜
- 日時: 2022/11/18 23:00
- 名前: イナ&謎の女剣士 (ID: 8GPKKkoN)
これは、私と女剣士さんが合作で作った二次創作です。
どんとこい!というかたは、どうぞ。
- Re: 戦乱の彼方に 〜青春を描く冒険〜 ( No.9 )
- 日時: 2022/11/25 21:43
- 名前: イナ (ID: 8GPKKkoN)
《9話 決意の鉄拳》
緑の包まれた大地、その奥深く、様々な生き物が住まうジャングルにて。
ティファとクロコダインは、ダイ達を探してジャングルを冒険していた。
「ジャングル。つまりドンキーたちの世界か…」
ティファが、周りを警戒しながら言う。
クロコダインは、そんなティファを元気づけるように拳を握りながら答えた。
「そうだろう。恐らくダイはこの先の動物園にいる筈だ!」
目指すは動物園。彼等―――ダイ達に会えれば、この状況はもっとよくなるだろう。
ティファは、そんなクロコダインに頷く。
「そうね。行きましょう、今は此処の敵たちを倒して進まなきゃ!」
周りには、自分たちに敵対する敵たちが蔓延っていた。数も圧倒的なため、気を抜けば一気に蜂の巣状態と化すだろう。それを2人ともわかっていた。
「うむ。心得た!!」
クロコダインは、引き締まった表情で頷く。
いつになく真剣な2人を………とある者が、襲おうとしていた。
一筋縄ではいかない相手が。
「ねえ、なんか強いやつがいる気がするんだけど…?」
ティファが、今まで格闘技をやってきた上で培ってきた勘…なのか、そのような気配を感じ取った。
「うむ…。侮れない。これは…」
クロコダインも気を引き締め、そっと歯ぎしりしてティファと背中を合わせる。
「―――!」
そこに出てきたのは…
「……そうか…」
30を超えるであろう大群の敵だった。
「ここまで…⁉」
「まずいな…。」
あまりの多さに怯みそうになった2人。だが、流石2人。すぐ、精神を立て直す。
―――これくらい、いなせなくてどうする。
―――倒して、いかなきゃ。大切な人達のところへ。
それぞれが目指す頂…目的を果たすまで、否、果たしてもずっと、怯むことは許されない。
「いくよ!」
「うむ!」
2人は、表情を引き締め、同時に地面を蹴った。
「「はあああああああああああ!!」」
―――戦いは、まだ始まったばかりだ。
次へ続く
- Re: 戦乱の彼方に 〜青春を描く冒険〜 ( No.10 )
- 日時: 2022/11/26 00:15
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第10話「獣王、フィギュア化!」
【ジャングル】
ティファ「な、何て数なのよ!」
クロコダイン「しかし。突破出来なければダイたちと再会する事は難しくなるぞ!」
あの大群もまた、プリムや色んな奴らがいるわね。
クロコダインと力を合わせながら倒して行ったけど、そこに親玉らしき奴が現れた。
そして、私を逃がす為にクロコダインはフィギュア化にされてしまったの。
クロコダイン、必ず助けて見せるわ。
【平地】
マァム「うっ!?」
ピット「どうしましたか?」
エアリス「仲間が1人…、フィギュア化されたの! ワニのような大男が、わたしの親友を庇って…」
ブラックピット「………」
だとしても、エアリスの知り合いともいずれ会う事になるな。
それに、ポップたちもポップたちで先に行っているんだ。
俺たちは4人いるんだ、何があっても諦めずに先へ進もう。
さあ皆、まずは前に進むんだ!!
11話に続きます。
次はイナさん、お願いします。
- Re: 戦乱の彼方に 〜青春を描く冒険〜 ( No.11 )
- 日時: 2022/12/03 17:39
- 名前: イナ (ID: 8GPKKkoN)
《11話 真の戦士》
獣王であるクロコダインがフィギュア化されたことを知ったエアリス一行。
焦りを感じ、モチベーションが下がり、更に焦り…悪循環が進んでいく。
敵は増すばかり。これでは、ダイともティファとも会わずに全滅の可能性が大きくなる。
そして、そう考えてまた焦る。
冷静にならなくてはいけないとわかっていても、それは実践ではやはり、難しいものだった。
その中で、一行を激励したのは―――
「ねえ、このままでいいの⁉」
マァムだった。
「ポップ達も進んでるでしょうね。エアリスの親友とも合流しなきゃ。それに、ダイも探すんでしょう。ここで焦ってどうするのよ⁉私達は、もっと過酷な戦いをするのよ!」
マァムにしては少し喧嘩腰で挑発するような言葉だったが、それで苛立つほどの短気な者たちではなかった。
マァムは、気付いたのだ。
彼らが、それぞれやるべきことを背負っていて、どうしても譲れない想いがあると。
自分が、ダイに抱える想いのように。
「…ッ、そうだったなっ…!」
「ありがとうございましたっ、マァムさん。」
「絶対、みんなで勝たなきゃ!」
彼等に、もう、焦りはなかった。
そう、真の戦士とは。
仲間で励まし合い、目的のために手を尽くし、
永遠に諦めない者達のことである。
次へ続く
- Re: 戦乱の彼方に 〜青春を描く冒険〜 ( No.12 )
- 日時: 2022/12/03 18:00
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第12話「エインシャント卿との遭遇」
【平地】
「……。出口だ、あの先に行けるな!」
「…。この物語が終わればティファの冒険、やっと…フォックスが現れてくれる」
そうね、あそこにはレックウザがいる。
でも、負けるようなわたしの友人じゃないもん。
ティファだって頑張っているのに、私が逃げたら駄目だよね。
さあ、気を取り直して行こう!!
「いたぞ、エインシャント卿だ!!」
「はぁ!!」
「逃げられてしまいましたね…」
「大丈夫よ。次こそは片付けてみせるわ!」
もう少しの辛抱よダイ、私たちはきっと再開するわ。
その前にダイの冒険よね、ポーキーから上手く逃げれるといいけど。
ううん、私たちは私たちで進まなきゃ。
その為にも、先に進んで行きましょう。
13話に続きます。
次はイナさん、お願いします。
- Re: 戦乱の彼方に 〜青春を描く冒険〜 ( No.13 )
- 日時: 2022/12/05 16:16
- 名前: イナ (ID: 8GPKKkoN)
《13話 孤独と勇気》
「はっ、はっ……」
ジャングルにて。
クロコダインに背中を押されて敵から逃れ、1人でジャングルを駆けていたティファ。
クロコダインと減らしてきていたとは言え、敵が蔓延る場所だ。そろそろ、ティファの体力も限界に近づいてきていた。
「もうっ……多すぎ、なのよっ…!」
応援の到着はもうすぐだ、もうすぐだと思って耐えてきた。
確かに、味方は来ると思うが、あっちはあっちで敵に足止めを食らっているようで、合流が全くできない。かといってこちらが焦ると、やられてしまう可能性もあった。
そう、活躍した戦士であるからこそ、戦況の苦しさは十分理解しているのだった。
だが、使うべきであろうか。“ファイナルヘヴン”は究極リミット技。いわゆる必殺技の類だ。
そのため出すのは惜しんできたが…。使うべきだろうか。
「…違う、否、よっ!」
自分は、こんなうじゃうじゃいるような相手にさえ1人で立ち向かえないほど脆弱か。
否だ。
自分は、もっとできるはずだ。今まで、エアリス達と戦ってきた中で、強くなってきたではないか。
ティファはそう自分を奮い立たせ、猛攻撃に入った。
「はあああああああっ!」
ズガアアアアンと音が鳴り、砂埃が立ち上がる。
「…っはあ、はあ………」
敵が、一掃されていた。
「休んじゃ、いられないわ…」
レックウザも出てくるかもしれない。もっと強い敵が沢山出てくるだろう。
でも、諦めず進まなければならない。
ティファの、彼女の、大切な人たちのために。
次へ続く