二次創作小説(新・総合)

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GOD RAT BLOOD『短編集』
日時: 2023/07/16 16:28
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

マッドラットデッド×うち設定のexe

この作品は前者のちょっとしたネタバレ、後者の独自解釈が含まれた一レス完結型の超短編です。

そういえば全部書き終わったのに投稿してなかったので一気に投稿です

Re: GOD RAT BLOOD『短編集』 ( No.11 )
日時: 2023/07/16 16:59
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

『エゴサ』

ネズ神「貴方って信用はされてるの?」

Sonic.exe「されてるに決まってるだろ、時空では古参だぞ?もっと上のやつはいるが……」

Sonic.exe「時空犯罪者時代のティーのそばに居た頃から人々のフォローをしてきたし、おしおきだってしていたんだぞ?」

Sonic.exe「更にティーが監理局局長代理になってからは時空案件に駆り出されて自ら世界の危機を救ったこともある!」


Sonic.exe「誰もが俺が善良でヒーローになる資格があると認めるだろう!!」


ネズ神「……………」

Sonic.exe「…………」


Sonic.exe「念の為にエゴサしてみるか」


ネズ神「すごい気にするのね評価って」

Sonic.exe「お前ら野生生物は他の目とか気にしなくていいよな」


………


Sonic.exe「嘘だろ……評価点一切ない」

ネズ神「嫌われてないだけ良かったじゃない、ネズミって害獣扱いされてるんでしょう?私は気にしないけど」

Sonic.exe「確かに嫌われてないが顔が怖いって意見ばかりだ、俺は気にしてないけど」


ネズ神「で、エゴサって何?」

Sonic.exe「ん?エゴサというのはエゴサーチ、つまり自分が他人からどういう評価をされているのか調べる行為のことだ」

ネズ神「じゃあ私のことも調べてよ」

Sonic.exe「人間向けのSNSだぞ、ネズミ専門の神なんて知られてるわけないだろ、ただでさえ人間ですら八百万の神が知られているのに」

ネズ神「貴方は私、私は貴方よ」

Sonic.exe「……………」


……….

Sonic.exe「最近はネズミもSNSしてんのか」

ネズ神「賢くなったのねーネズミも」

Sonic.exe「殆どお前の話してから更新途絶えてるけどな……」

ネズ神「それが本来の私の仕事だし」

ネズ神「でも私写ってないのね」

Sonic.exe「写ってたらそれはそれでアレだろ!」

Sonic.exe「………が、今ならOKだな」


Sonic.exe「イメージ回復にもなるしツーショットで撮っておくか」

ネズ神「わーい」

……

Sonic.exe「うおっ」

ネズ神「どうしたの?」

Sonic.exe「お前と撮った写真なんだが」


Sonic.exe「ネズミの霊がめちゃくちゃいる」

Re: GOD RAT BLOOD『短編集』 ( No.12 )
日時: 2023/07/16 17:01
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

『掃除』

ネズ神「とりあえずは、小さなことから少しづつと!」

ネズ神「少しは愛されるネズミになる為に私も特別に努力してあげるわ!」

Sonic.exe「なんて上から目線の発言だ」


Sonic.exe「で、お前何してくれるんだ?」

ネズ神「清掃!私としては知ったことでは無いんだけど、綺麗な環境を作るとモテるんでしょ?」

Sonic.exe「ゴミ掃除か………」


Sonic.exe「社会のゴミを消すのは得意なんだがな………」

ネズ神「そういうこと言ってるから人気無くなるのよ」


………

ネズ神「とりあえず残飯は食べておけばいいから楽ね」

Sonic.exe「近寄るな 汚いから」

Sonic.exe「フンっ!!」

ネズ神「力技でゴミ消してるネズミに言われたくない」


………


ネズ神「片付いたー!!」

Sonic.exe「まさか俺がこんなに綺麗に出来るとは……この力も使いようだな」

ネズ神「そういえば、なんで貴方ってそんな力を持ってるの?」

Sonic.exe「分からん」


Sonic.exe「生まれた時から妙な世界に居て、何回も何回も同じ時を繰り返して、雪が連れ出してくれるまで何百回、いや何千回と同じ生物を殺戮し続ける地獄のような日々を過ごしていた」

Sonic.exe「その力が気が付けば少し制御不能なくらいまで強くなっていた」

Sonic.exe「分かっているのは、俺は数百体いる実験台のひとつに過ぎないこと、俺のように善良な奴は他に居ないこと」


Sonic.exe「そして、最近俺によく似たタイプの存在がリアルワールドでも観測されるようになったらしいとのことだ」

ネズ神「貴方みたいなのが何体もいるの?それがネズミの神さまを名乗ってる訳?」

ネズ神「私の立場がなくなりそうね」

Sonic.exe「ネズミの願いを叶えるなんて酔狂な事をしてるのはお前だけだから安心しろ」


ネズ神「ふーん、そんなにニンゲンが好きなのね」

ネズ神「あっ」




ネズ神「あなたの人気がないのってそいつらのせいじゃないの?」


Sonic.exe「…………」




Sonic.exe「そうじゃん!!」


Sonic.exe「クソッタレーーー!!!!」

Re: GOD RAT BLOOD『短編集』 ( No.13 )
日時: 2023/07/16 17:04
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

『分身』

プルルルル

『もしもし……え、どうしたのexe』

Sonic.exe「雪!!俺と同じタイプのマガイモノ……というかSonic.exeは何体いる!!」

『え!?きゅ、急にそんなこと言われても……君自身マガイモノだし、派生キャラもいるからマガイモノのマガイモノという歪な事になってて………』

『キリがないくらい存在してるよ!?』

Sonic.exe「クソッタレーーーー!!」バシュウウウン

『な、何があったかは知らないけど………気をつけてね!』


Sonic.exe「…………」



Sonic.exe「俺以外のソニックエグゼ全員殺す………」

ネズ神「私が言えたことじゃないけど、とても神様に似つかわしくない状態になりつつあるわ」


Sonic.exe「ヒーロー専業は後だ!!こいつらが居る限りどう足掻いても俺はヒーローにはなれん!!」


ネズ神「………じゃあどうするの?これから」

Sonic.exe「ん?確かにこの小説のネタが無くなってしまったな………あと3話くらいは話を広げないとならないというのに」

ネズ神「そういう別の話じゃなくて!」

ネズ神「そんなこと優先してたら、私の仕事も出来ないし貴方も困るんじゃないの?」


Sonic.exe「困らん」


Sonic.exe「もし俺と同種のやつが雪達に会って、雪が死ぬんじゃないかと思うと吐き気がする」


Sonic.exe「その時の気分は、雪に会う時の俺のアレと同じ」


Sonic.exe「そう、あの牢獄のような赤い世界で何度も見知らぬキツネとハリモグラを殺戮することを繰り返していた時と同じだ」



Sonic.exe「奴らが俺の関係者を殺す前に………全ての俺の顔に似た存在を始末する」


Sonic.exe「それが1番大事だ」



ネズ神「……それ、私もやらないといけないの?」


Sonic.exe「当然だ、俺に寄生した以上はな」


ネズ神「………めんどくさー」


ネズ神「というか、結局貴方が何者なのかってのは分からないままだし」




「知りたいかィ?」


Sonic.exe「!」

Sonic.exe「…………」


Sonic.exe「次のエピソードでな」

ネズ神「さっきからメタくない?」

Re: GOD RAT BLOOD『短編集』 ( No.14 )
日時: 2023/07/16 17:07
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

『真実』


Sonic.exe「お前………」

ネズ神「誰こいつ」

Sonic.exe「ハカイモノの癖に知らないのか」


Sonic.exe「ティーから噂は聞いている、お前がカーレッジ・フレインの忘れ形見、ハカイモノの王エルケーか」

エルケー「ククク……まさヵこんな出会いをするとはねェ」

Sonic.exe「カーレッジはとっくにくたばったと言うのに、時空の破壊を望むのか」

エルケー「それがォイラの生まれた理由だからネ」

エルケー「所詮この時空はパパも含めて永遠に終わらない物語」

エルケー「あの人の望まないこの物語を壊す、その為に生きているんダ」

Sonic.exe「時空はカーレッジという主役を不要と判断した、カーレッジも使い古されば価値が無くなる……俺はそう聞いている」

Sonic.exe「なのに、まだそんなことを続けるのか」



エルケー「そっちも同じな癖ニ」

Sonic.exe「俺達は破壊するんじゃない」


Sonic.exe「結末を見つけるんだ、いつかどうにかなるであろう終わりを」


Sonic.exe「ただ………その為に何百、何千、あるいは何万という作品を巡り、何十年でもかけてでも結末を見つける、納得のいく終わりをな」


エルケー「相変わらずだねェ……マトモなのはォイラだけみたいだ」

Sonic.exe「何しに来た?邪魔するならお前でも潰す」

エルケー「潰ス?なんデ?自分の使命を全うしなヨ」


Sonic.exe「使命……それは例の俺によく似た風貌のやつの事か」


Sonic.exe「俺はマガイモノだ、ハカイモノじゃない」

エルケー「違うヨ?君はマガイモノではない、かといってハカイモノではない」


エルケー「パパが作っタ、予め時空が不要になった時にすぐ壊せるように開発しておいた殺戮兵器」

エルケー「そのうちのシリーズの1つがお前やその仲間なんだヨ」

Sonic.exe「…………」



エルケー「つまりお前ハ 我々ハカイモノのプロトタイプで、お前みたいな奴がまだ山ほどいるんだヨ」


Sonic.exe「言いたいことはそれだけか」




Sonic.exe「いい感じの情報を伝える為だけに現れてくれてありがとよ、死ねっ!!」

エルケー「アバーッ!!」

Re: GOD RAT BLOOD『短編集』 ( No.15 )
日時: 2023/07/16 17:09
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

『旅立』


Sonic.exe「あースッキリした」

Sonic.exe「俺自身、ずーーーっと長いこと自分がなんなのだろうと考えていたが………」


Sonic.exe「……俺もまた何かのためにカーレッジから作られたのか」

ネズ神「あの虫ケラどうするの?」

Sonic.exe「あいつは無駄にしぶとい、それはつまりカーレッジと違ってまだ存在価値があると時空が判断しているんだろう」

Sonic.exe「お前こそいいのか?お前にとっては上位存在のようなものだったが」

ネズ神「私はただ生きるために生きている、上も下もなく、私が満足できるならそれでいいの」

Sonic.exe「さっぱりしたヤツだ」


Sonic.exe「さて、あいつが言ってたこともあるし、俺がやることは決まったな」


Sonic.exe「その前に雪にも連絡を入れないといけないが………」

ネズ神「貴方、本当に同族殺しをするつもりなの?」

Sonic.exe「俺はあんな奴らを同族とは思わん、あいつの言葉を借りるなら俺だけが正常だ」

Sonic.exe「あんな殺戮の時を楽しめるような奴らなんて同じ生き物とも思わん」



Sonic.exe「それに……… 」


Sonic.exe「俺ですら雪に連れられてなんとか脱出出来た、それ以外の報告はつい最近まで聞いてなかった」


Sonic.exe「俺のように何十体の殺人鬼を引っ張り出した『何か』が存在しているはずだ、そいつも叩かなくちゃならない」


ネズ神「私に拒否権はないわけね」

Sonic.exe「当然だ、俺とお前は最早運命共同体だからな」

ネズ神「………まぁ、仕方ないか」


ネズ神「死ぬような真似だけはしないでよ?貴方だけは私でもどうにもならないんだから」


Sonic.exe「なんてことはない、お前なんてもしもの切り札だ」


Sonic.exe「困った時の『神頼み』ってな」


ネズ神「フフ」


「さて、どこまで行く?」



「さあな、まだ情報はまだわかっていない」

「だが、ヒーローになるための大事な1歩」





Sonic.exe『Let's go and dye this space-time with God rat Blood.』


『GOD RAT BLOOD』

終わりであり、始まり。


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