二次創作小説(新・総合)
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- 終わらない二柱の闘いの日々
- 日時: 2023/10/31 08:51
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
こんにちは。
前作の小説がネタ切れの為ロックしましたが、今回は最後まで執筆しようと思います。
今作の主人公は、FFシリーズ6作品目からロックです。
彼の成長期を含め、共に闘う戦士たちの日常を描かせて頂きます。
〜プロローグ〜
新たに秩序の神となった少女の名は、メーア。
彼女と対をなす異空神、ゼバロ。
闘いは終わったと思っていたその時、新たな物語が彼らを待っていた。
かつての闘いで最愛の恋人でもあるレイチェルを失った冒険家・ロックは、同じように長い間タークスに追われ続けている女性・エアリスと共に旅を続けていた。
しかし、その平和な世界は今も崩れようとしている。
新たな神として君臨した異空神・ゼバロが何者かによって復帰した事で、各世界は破滅になろうとしている。
その神を止めるべく、冒険家ロックは頼もしい仲間たちと共に闘う事を決意するのだった。
第1章:久しぶりの再会 >>1-
1話>>1
2話>>2
3話>>4
4話>>5
5話>>6
6話>>7
7話>>8
8話>>9
9話>>11
10話>>14
11話>>
12話>>
13話>>
14話>>
15話>>
16話>>
17話>>
18話>>
19話>>
20話>>
〜主な登場作品〜
・FFシリーズ(BeやECも含みます)
・ドラゴンクエスト ダイの大冒険(アプリ版も含みます)
・ぷよぷよテトリス
・DQシリーズ
・鬼滅の刃 刀鍛冶の里編
・スマブラシリーズ(スペシャルも含む)
・マギアレコード
・ドラゴンボール超
・BLEACH
・ONE PIECE
・半妖の夜叉姫(※犬夜叉も含みます)
〜来てくれた読者の方〜
〜コメント返し〜
〜ゲストキャラ一覧〜
ベリーさん作:ポケモン二次創作 最期の足掻きより
・シュウ
・リゼ
・タツナ
・ミソウ
・レイ
・ユウ
ネルさん作:カオスな日常〜大丈夫ではない〜より
・ドロッチェ
・ドロシア
キャラ紹介
世界観紹介>>3
リクエスト応募
今後の更新予定
次回予告
描写・音楽紹介
見どころ
作者からのお知らせ
主な設定状況
味方キャラ紹介
敵キャラ紹介
スレッド誕生日:10月22日
- Re: 終わらない二柱の闘いの日々 ( No.1 )
- 日時: 2023/10/22 08:22
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第1話「闇と化した仲間たち」
【DFFの世界 秩序の聖域】
・ロック視点
『カツカツカツカツカツ……』
「新たな創造神・メーア様。冒険家ロック、ただいま巡回から戻りました」
「お帰りなさいロック。その後のみんなはどんな様子だった?」
ロック「はい。以前からバラムガーデンを警備しているヒムの話に寄りますと、セルフィが近々に感動の再会パーティを開く予定だそうです」
メーア「……。セルフィらしいわ、そんな企画を考えられる人は」
確かに、彼女の言っている事にも一理ある。
これ以上調和の神としてやれないと言った先代の創造神・コスモスは自分自身の療養を兼ねて、アルビナスが彼女のボディガードを担当する事になった。
今コスモスはアルビナスの計らいにより、かつて自分自身がいた世界を案内している。
大魔王バーンを最年少の勇者・ダイが倒した事で、ポップやみんなの世界は平和な日々を送っているんだ。
しかし………その平和な日々が再び、ある長き闘いへと導かれそうになる。
-----
「ロック殿、こちらにいましたか?」
「ようシグマ。久し振りだな!」
「ロック殿も。お元気そうで何よりです」
ロック「ああ。……そういえば、俺に用があったんだよな? 何かあったのか?」
シグマ「…………。申し訳ありません、この私……疾風の騎士たるシグマが付いていながら一部の仲間の行方が全く掴めません!」
『…………ッ!!!』
「いや。それだけじゃねーんだよ、ロック!」
シグマ「ヒム。キミは確か、バラムガーデンの警備を任された筈だろ?」
ヒム「ああ。後はフェンブレンとディルク様に任せて来た、勿論風気委員の雷神と風神にも捜索を依頼してあるぜ!」
メーア「…………。いったい……、一体どうして……。こんな事に…………」
『………………』
つまり、風紀委員のリーダー・サイファーも様子がおかしいかも知れないな。
そんな俺たちの元に、伝説のパイロット・シドがこちらに来てくれたんだ。
彼から聞いた情報によると、ポップだけでなく……ダイとバッツ ラスウェルまでもが異空神・ゼバロの言いなりになっているらしい。
するとシドは気を利かせるかのように、後は自分とシグマに任せろと言ってくれた。
ありがとうよシド、恩に着るぜ!
まずは、他のみんながいる世界を見て回ろう!
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【デルムリン島 海岸】
『しゅうぅぅぅぅん…………』
「此処が……。此処がダイの故郷・デルムリン島か」
「ああ。今じゃオレやアルビナス シグマたちは新たな創造神でもあるメーア様の忠実なる部下だ、この島にはブロックと片目を怪我している黒髪の男がこの島のガードになってるらしいぜ!」
「黒髪の男……。じゃあ、伝説のガード・アーロンもこの島にいるのか?!」
「おう。何日か前にあるチームのコーチをしてたおっさんが黒髪のお嬢さんと共にこの島に来てよ、行方不明になっている勇者ダイが戻る"その日"までマァムのガードに専念するって聞かねーんだわ!」
「…………。そうか、ワッカとルールーがこの島に来ているんだな?」
ヒム「そうだ。まっ、お前さんにとっては顔馴染みらしいからよ。オレがそこまで案内するぜ♪」
ロック「ヒム…………。済まない、恩に着るぜ!」
それなら、この島自体は安全だから問題はないな。
ワッカもかつてはビサイド・オーラカのコーチとして、長年間頑張って来た。
初めてもう1つの世界で知り合った時は、その当時から変わらない頼もしさが幾つかあったよ。
2人にとって召喚士のユウナは大切な家族でもあるけど、ある日……夢の都市・ザナルカンドから来た18歳の青年…ティーダとその時に再会したらしい。
背丈は俺やライトと旅したことがある女戦士・ファングと同じ位だけど、レインズって奴が率いる軍隊に拾われてからも……ファリスと同じような性格は未だに健在だろうな。
この事実は"いつかの世界"で共に闘ったティナには悪いけどさ、事実が明らかになる"その時"までに何としてでも伏せて置かなきゃいけない気がすると俺はその場で確信したのは言うまでもなかったんだ。
2話に続きます。
- Re: 終わらない二柱の闘いの日々 ( No.2 )
- 日時: 2023/10/22 12:25
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第2話「魔法少女たちの不安と思わぬ奇襲」
【FF5の世界 リックスの村 バッツとティナの家】
・レオナ視点
「………………」
「…………。ティナ…………」
いつぞやで起きていた闘いでも、ポップ君とマァムがこの状態だったのをあたしは忘れていない。
それ以前にティナはポップ君と同じように、他の仲間たち以上に傷付き安い女の子だとすぐに分かったわ。
あたしがいくら優しい言葉を掛けても、それこそ返ってティナを更に傷つけるだけだわ。
だけど、このままこの状態でいる訳にもいかないのも納得がいくわ!!
どうやって? どうやってあたしは、ティナを"いつもの明るいティナ"に戻せるのかしら。
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『ガチャッ』
「だからって。何もしないよりはマシでしょ?」
「…………。何が言いたいの?」
「慰めに来たのではないわ。ティナさん、私たちはあなたの笑顔を取り戻しに来たのよ」
「……………」
「…………。ティナ…………」
「無理よ………。例えあなたたちの優しい言葉があったとしても、私は……私は……」
レオナ「……。ティナの言う通りよ、今は……今だけは2人きりになりたい!」
やちよ「いいわ。気が向いた時だけでいい、その時は遠慮なく私たちに声を掛けて!」
『私たち』って事は、彼女の他にも仲間がいたって事かしら。
先程の彼女とは違い、黄色いツインテールをしている女の子もあたしと同じようにティナを心配している。
勿論、色違いのツインテールをしている女の子もさっきの子と同じ表情だったわ。
だけど、それはきっと無理な話かも知れないわ。
今起きている事自体を、言えないでいるのも我慢の限界だわ!!
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『ばんっ』
「へへっ。探したぜ〜? 元帝国の魔導戦士さんよぉ!」
「ポップ君?! ど、どういうつもりなの?」
「ごめんな。でも、今は"あの方"の指示なんだ! 魔力の高い娘を、必ず連れて来いってな!!」
「ポップ君……。こんな事……、こんな事をするなんてポップ君らしくないわ!!」
ポップ「くっ!! だったらレオナ、代わりにアンタが俺と一緒に来るって言うのかよ?!」
レオナ「……………ッ!!! そ…………、それは…………」
だからって、やっと会えたあたしの好きな人に好き勝手な事はさせないわ!
あの頃のポップ君は、あたしを見直したと言ってくれた。
勿論あたしにだってポップ君、キミの力を証明した事は沢山あるわ!
あたしを守りながら、ヒュンケルを助ける時だって…………ポップ君はしっかり前を向いてくれたの。
でも………、今のポップ君はかつて大活躍していた頃のポップ君自身じゃない!
彼の瞳そのものが、ゼバロに寄って支配されているもの!!
『バンバンバンバンバンバン………』
ポップ「くっ!! こ、この銃弾は……まさか?!」
バレット「てめぇポップ! どの面下げてオレたちのとこに来たんだよ、あぁ?!」
ポップ「なっ……?! バレット、それにゾロ!」
ゾロ「おっと! 用件を済ませたいらしいが、そうはいかねぇぜ!」
ポップ「…………。一時休戦だ、今はおれに掴まりな!」
レオナ「………。バレットさん、ゾロ君………」
バレット「レオナ。アイツの事はオレたちに任せろ、そして……お前さんはそれまで後ろにいるお嬢ちゃんを安心させてやりな?」
レオナ「バレットさん……。えぇ、分かったわ!」
こんな時だからこそ、あたしにもあたしにしかやらなきゃいけないことがあるんだわ。
いつもそうよ、少しはあたしも前を向くべきなんだわ!
例えポップ君がゼバロに支配されようとしても、その時が来たらあたしの力でポップ君……キミを止めて見せるわ。
この選択があたしにとって最初の最後であったとしても、あたしの後ろにいるティナだけは………最後の最後までしっかり守ることがあたしにしか出来ない大切な役目でもあるんですもの!!
3話に続きます。