二次創作小説(新・総合)

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逃走中01~夜明けのショッピングモール~
日時: 2023/12/04 00:00
名前: しのはや ◆Y9JSee4eSc (ID: ANX68i3k)

ここに、1つの扉が開く――
逃走劇の舞台は、池袋最大級のショッピングモール・サンシャインシティ。
5フロア構成の立体的なこのエリアを、20人の逃走者が100分間逃げ回る!


<逃走者>
新子憧
綾崎ハヤテ
市川京太郎
加藤恵
久保渚咲
後藤ひとり
桜島麻衣
椎名真昼
四宮かぐや
志摩リン
中野一花
錦木千束
比企谷八幡
福路美穂子
保登心愛
真壁政宗
三日月夜空
水原千鶴
宮永咲
吉井明久
(全20名・50音順)


<ゲーム概要>
時間:100分
賞金単価:1秒200円(MAX120万円)
ハンター:4体

Re: 逃走中01~夜明けのショッピングモール~ ( No.12 )
日時: 2024/02/02 00:00
名前: しのはや ◆Y9JSee4eSc (ID: ANX68i3k)

[74:30]



ハンター2
「…………」タッタッタッ






麻衣
「ハァ……ハァ……」



渚咲
「本当にどうすればいいんだろう……?」タッタッタッ



ハヤテ
「これは厳しすぎるな……」タッタッタッ






ハンター2
「…………」タッタッタッ


ハンターが視界に捉えたのは……
















渚咲
「うわ、こっち来ちゃった……!」タッタッタッ


久保渚咲……!








ハンター2
「…………」タッタッタッ






渚咲
「こういう時は、とにかく視界に入らないようにしないと……!」タッタッタッ








ハンター2
「…………」タッタッタッ






渚咲
「こっちに逃げて……」タッタッタッ


階段や曲がり角を使って逃げる渚咲……






ハンター2
「…………」タッタッタッ






渚咲
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ









[KUBO]
















ハンター2
「…………」タッタッタッ




渚咲
「ハァ……ハァ……」タッタッタッ







ポン




74:02
久保渚咲 確保
残り15人





渚咲
「捕まっちゃったよ~……もっといっぱい逃げたかったなぁ……」


粘りの逃走を見せるも、最後は力尽きた……!










Prrrr! Prrrr!




「久保さん確保、残り16人……え、ついさっきも誰か捕まってなかったっけ」



麻衣
「さっき三日月さんが確保されたばかりなのに……ここにきて確保ペースが上がってきたわね……」


ここまでで全体の5分の1となる4人が確保され、残る逃走者は16人となった!










【03:42】



【03:41】



【03:40】



美穂子
「時間がなくなってきたわ……椎名さん、何か方法はないかしら?」


真昼
「今考えているところです……少し集中させてください」


地下1階のボックスで思考を巡らす美穂子と真昼……




真昼
「阻止するには、2人で同時にレバーを――




スポッ!




美穂子
「あ……え……?」


真昼
「どうかしましたか……っ!?」


美穂子
「ご、ごめんなさい……色々いじってみたら、取れてしまって……」


真昼
「…………」


美穂子が、偶然赤のレバーを引き抜いた!




美穂子
「本当にごめんなさい……私、また変なことを――


真昼
「ありがとうございます。 やっと謎が解けました」


美穂子
「……え……?」


それを見て、真昼が全てを理解したようだ……!




真昼
「私、今からこのレバーを赤のボックスに持って行きます」ダッ


美穂子
「えっ何、どういうことなの……?」


真昼
「話は後です、貴方はそこで待っていてください!」タッタッタッ


美穂子
「えっ……椎名さん……!?」


すぐに、真昼は次なるボックスへと向かう!





真昼
「あとは、他の方がボックスにいるかどうかです……!」











「真壁、ボックス見つけたわ!」


政宗
「おぉ、あれか!」


1階オフィスロビーのボックスに、憧と政宗が到着!





「このボックスは……赤ね」


政宗
「赤……ってことはこのレバーじゃないな」


政宗の持つ青のレバーは、地下1階にある青ボックスで使用しなければならない……!




スポン!




「とりあえず、黄色い方抜いといたわ!」


政宗
「そいつは3階で使うやつだ。 新子さん、そのレバー俺にくれ」



「……? はい」


政宗
「俺は今から3階に戻るから、新子さんはこのレバー持って地下の方に行ってくれないか?」



「……? 私は別にどっちでもええけど、これ交換する必要あったかしら?」


政宗
「フッ……レディーに階段登らせて大変な思いさせるわけにはいかないだろう?」キラッ



「……う……うわぁ……」


これで、3色全ての取り外し可能なレバーが逃走者の手に渡った!






ハンター(BOX)
「…………」


ハンター放出まで残り3分
果たして、3体のうち何体の放出を阻止することができるのか!?











「まぁいいわ。 とにかく地下1階に急ぐわよ!」


青のレバーを持つのは、新子憧




政宗
「これで最低2個はロックできそうだな……あとはさっきの赤のボックスだが……」


黄色のレバーを持つのは、真壁政宗




真昼
「まずは1階です……オフィスロビーはサンシャインビルの中ですね」


そして赤のレバーを持つのは、椎名真昼!








ハンター3
「…………」











「えっと……地下1階は、アルパ催事場ね!」




政宗
「頼むぞココア……しっかり待っててくれよ……」




真昼
「時間がありません……急がないと……!」








ハンター3
「…………」
















ハンター3
「…………!」ダッ


見つかったのは、誰だ!?






72:40
328,000円
残り15人
新子憧 綾崎ハヤテ 市川京太郎 加藤恵 後藤ひとり 桜島麻衣
椎名真昼 志摩リン 錦木千束 比企谷八幡 福路美穂子 保登心愛
真壁政宗 宮永咲 吉井明久

Re: 逃走中01~夜明けのショッピングモール~ ( No.13 )
日時: 2024/02/05 00:00
名前: しのはや ◆Y9JSee4eSc (ID: ANX68i3k)

[72:40]




「えっと……地下1階は、アルパ催事場ね!」




政宗
「頼むぞココア……しっかり待っててくれよ……」




真昼
「オフィスロビーは……別のビルにあるみたいですね」


レバーを各々のボックスに運ぶ3人……








ハンター3
「…………!」ダッ


ハンターに見つかったのは……

















「……ん? ヤバッ!!」ダッ


新子憧だ……!






ハンター3
「…………」タッタッタッ







「なんで私のとこばっかり……ホントにしつこいわね……!」タッタッタッ






[ATARASHI]














ハンター3
「…………」タッタッタッ





「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ






ハンター3
「…………」タッタッタッ





「は、速っ……これホントにヤバいかも……!」タッタッタッ








[ATARASHI]














ポン




72:10
新子憧 確保
残り14人






「つ、捕まったわ……まだボックス封印してないのに……」


レバーを抱えたまま、リタイアとなった……!





「これ、どうすればいいの? このまま放置?」


確保時の所持品は、その場に放置となる……!






ハンター放出まで残り
2分






ハンター(BOX)
「…………」


ミッション終了まで残り2分
未だに、ロックされているボックスはゼロだ!











真昼
「ハァ、ハァ……見つけました……!」


1階オフィスロビーのボックスに、赤のレバーを持つ椎名真昼が到着!




真昼
「赤のボックスです……ということは、ここにこのレバーを挿して……」




ガチャ




真昼
「これで後は下ろすだけなのですが……誰もいませんね……」






千束
「やっと着いた~……あっ、まひるん!」


そこへ、錦木千束が到着!




真昼
「ちょうどよかったです……錦木さん、そっちのレバーを下ろしてもらえないでしょうか?」


千束
「こっちね、はいよ~」


すぐさまレバーの元へ向かう千束……




真昼
「いいですか?」


千束
「オッケー! せーのっ!」




ガコン!










【LOCKED】




千束
「よっしゃ、ロックできた!」


真昼
「はぁ……これで1つクリアですね……」


ようやく、ハンター1体の封印に成功!




千束
「んじゃ私次地下行ってくる! 美穂子も待ってるし!」


真昼
「あっちは行っても無駄ですよ」


千束
「えっ、何で?」


真昼
「……!? まさか、まだ何も知らないのですか……?」


千束は、ミッションの全貌を知らない……!










麻衣
「あっ、誰かやってくれてるみたいね」


2人がレバーを下ろす様子を見た桜島麻衣……




麻衣
「私が力になれなかったのは申し訳ないけど……でもクリアできたなら結果よしね」


ハンターの邪魔もあり、直接の貢献を果たすことはできなかった……!




麻衣
「もう他のボックスに行く時間もないし……私はもう撤収かしら」










京太郎
「もうすぐミッション終了か……」


隠れながら時計を確認する市川京太郎……




京太郎
「ミッションに行ってない俺が言えたことじゃないが、多くても1体にとどめて欲しいところだな……複数体いきなり増えるのはさすがにキツすぎる」











「ミッション、どうなってるかな……? クリアしてくれればいいけど……」


京太郎と同じくミッションに動かずじまいとなった宮永咲……





「最近確保のペース上がってるし、これ以上増えたらもう無理だよ……!」








ハンター(BOX)
「…………」



【01:12】


【01:11】


【01:10】




「あと1分……」



リン
「頼む、頼むからゼロであってくれ……」


ミッション終了まで残り1分
残るハンターボックスは、2つだ!






ハンター放出まで残り
   1分





ココア
「あっ、戻って来た!」




政宗
「おりゃぁぁぁぁぁ!!!」タッタッタッ


3階ソラリウムのボックスに、真壁政宗が戻って来た!




ココア
「お疲れ! 青のレバー持って来た?」


政宗
「あぁ、これだ! これでこのボックスはロックできるはずだ」


政宗が持つ青のレバーを挿し込んで下ろせば、ハンター1体を封印できる!





ガチャ




政宗
「よし、刺さったぞ!」


ココア
「じゃあいくよ! せーのっ!!」




ガコン!








【LOCKED】




ココア
「あっ、ロック! これでクリアだね!」


政宗
「フゥ……何とか間に合ったな……」


ココア・政宗の2名により、2つ目のハンターボックスがロックされた!








ハンター(BOX)
「…………」



【00:38】



【00:37】



【00:36】



美穂子
「……っ! もうこんな時間……!」


残るは、地下1階アルパ催事場のハンターボックスのみとなった!










真昼
「あとは最初のボックスだけですが……レバーはどこにあるのでしょうか?」


ボックスを1つロックしたばかりの椎名真昼は、黄色のレバーを探す……!





ハンター放出まで残り
    30秒






真昼
「錦木さんは知らないと言っていました……もう誰かが持って行ってくれていればいいのですが……」


黄色のレバーは憧が確保時に所持していたおり、確保地点に落ちている……!




真昼
「……! あれって……!」


真昼が、何かを発見!




真昼
「これは……レバーじゃないですか! どうしてこんなところに……!?」


落ちていた黄色のレバーを見つけた……!




真昼
「とにかく、急がないと……!」タッタッタッ


急いで地下1階のボックスに向かう真昼……






ハンター(BOX)
「…………」



【00:12】



【00:11】



【00:10】



美穂子
「もう限界だわ……ここから離れないと……!」


しかし、もう時間がない……!






真昼
「ハァ、ハァ……」タッタッタッ






【00:05】



【00:04】



【00:03】



【00:02】



【00:01】










【00:00】




ガコン!




ハンター5
「…………」ピピッ


ハンター、放出……!




ハンター5
「…………!」ダッ





ハンター数
4体→5体










Prrrr! Prrrr!



八幡
「おっ、ミッションが終わったみたいだな」



明久
「み、ミッション失敗!?」




「『椎名真昼・錦木千束・保登心愛・真壁政宗の活躍により2つのハンターボックスがロックされたが、1体のハンターが放出』」



京太郎
「『ハンターの数は合計5体となった』 チッ……厄介な奴が増えたな……」



リン
「マジかよ……4体で十分だっていうのに勘弁してくれよ……」






ハンター5
「…………」


ミッション1の結果、1体のハンターが追加
その数は合計5体となり、逃走の難易度が上がった!






69:30
366,000円
残り14人
綾崎ハヤテ 市川京太郎 加藤恵 後藤ひとり 桜島麻衣 椎名真昼 志摩リン
錦木千束 比企谷八幡 福路美穂子 保登心愛 真壁政宗 宮永咲 吉井明久

Re: 逃走中01~夜明けのショッピングモール~ ( No.14 )
日時: 2024/02/10 00:00
名前: しのはや ◆Y9JSee4eSc (ID: ucUVqCzD)

[69:30]



麻衣
「1体放出……まだ序盤だというのに、いきなり厳しくなったわね……」


果敢にミッションに挑むも、クリアに貢献することができなかった桜島麻衣……




麻衣
「数が増えるとその分挟み撃ちのリスクも上がるから、ますます迂闊に動けなくなるわね……」


ハンターの数が増えてしまった今、行動にはより一層の注意が必要だ……!






政宗
「結局1個残っちまったか……でもまぁ、これくらいは織り込み済みだ」


ソラリウムのボックスをロックし、ハンター封印に貢献した真壁政宗……





政宗
「5体ってことは1フロアあたり1体ってことだろ? それくらいならノープロブレムだ!」


ハンターが1体増えても、余裕の男……!







「こうなったら、本格的に自首も考えた方がいいのかな?」


ハンター増加を受け、自首を考え始める加藤恵……





「この時点の賞金だって十分高いし、極論今すぐに自首してもいいかも……」


現在の賞金額は40万円弱
普通の高校生にとっては、喉から手が出るほどの金額だ……!





「でも、とりあえずもう少し粘ってみようかな。 まだ先は長いし、上げられるところまで上げたい」


しかし、まだ時期は満ちていないようだ……!







[68:30]



真昼
「間に合いませんでした……あと少しだったのですが……」


最後のハンターボックス封印に必要なレバーを獲得したが、惜しくも時間内に辿り着けなかった椎名真昼……




真昼
「もう少し早くから動き出していれば間に合ったかもしれませんね……最初に少し慎重になりすぎたのが仇でした」


冷静な分析も必要だが、ミッションはスピードが命だ……!




明久
「あっ、椎名さん! 何持ってるの~?」




真昼
「吉井君……声が大きいです」


近くに、吉井明久……




明久
「何それ? 野球のバット?」


真昼
「これが本当にバットに見えるのであれば、眼科の受診をおすすめします」


明久
「じゃあ何だろう? アンテナとか?」


真昼
「さっきのミッションで必要だったレバーです。 もう必要なくなってしまいましたが」


明久
「えっ……椎名さん、怒ってレバー折ったの? 意外とワイルドだね……」


真昼
「……何も知らないのですか……」


ミッションのことを理解していない男……!










美穂子
「ハンターが1体増えてしまったわ……ただでさえ怖いこのエリアが、さらに動きづらくなったわね……」


先ほどのミッションでは真昼の手助けをする形となった福路美穂子……




美穂子
「さっきまでも相当だったけど……1体増えただけで緊張感が全然違うわね……」


ハンターが5体に増えたことにより、さらなる恐怖を感じているようだ……!




美穂子
「はっ……噂をすれば……!」








ハンター4
「…………」


曲がり角から、ハンターが出現!




美穂子
「み、見つかってないわよね……?」






ハンター4
「…………」


間一髪、ハンターに見つからずに済んだ……!






美穂子
「すぐに隠れる場所を探さないと……出歩くのは危険すぎるわ……!」


隠れる場所を探しに向かう……!










[67:30]



ぼっち
「ま、まだ1時間以上もある……もうやだ、帰りたい……」


1階の喫茶店に身を潜める、後藤ひとり……




ぼっち
「そっそういえば、ずっと気になっていたことが……」


ふところを探り出すぼっち……




ぼっち
「このカード、何……?」


取り出したのは、ゲーム前に逃走者全員に配られたカードだ……!




ぼっち
「ここまで全然使ってないけど……この後、何かあるの……?」


この謎のカードがこの後のミッションに関わることを、逃走者はまだ知らない……!









【賞金の使い道は?】



八幡
「使い道? とりあえず、高校卒業までは貯めとくつもりだ」


賞金はしばらく温存する予定の比企谷八幡……




八幡
「んでもって、大学行ったらNISAの口座を作って、そこでじっくり増やしていく」


獲得した賞金を元手に、投資を始める目論見のようだ……!




八幡
「とりあえず投資信託を買っておけば勝手にインカムゲインが積み上がっていくんだ。 こんなお得なシステム、使わない手はないだろう」


比企谷八幡、夢はローリスク専業主夫……




八幡
「あっ、でもその前に小町の欲しいもんは買ってやらないとな。 なんだかんだで小町には毎日お世話になってるしな」


そして、シスコンの男……!










[66:40]


麻衣
「あら? あそこに誰かいるわね……」


2階を移動する桜島麻衣が、人影を発見……




「…………」




麻衣
「……あれは……」










「ここ……どこ……?」


その正体は、宮永咲……!




麻衣
「宮永さん、大丈夫? どうかしたの?」



「あっ、桜島さん……!」


麻衣
「その様子だと、どうやら道に迷っているみたいね」



「は、はい……ハンターが増える前に周りの様子を確認しようと思ったら、自分がどこに隠れていたのか分からなくなってしまって……」


麻衣
「まぁ、この極限状態じゃ焦るのも無理はないわよね……もしよければ、私が案内しましょうか?」



「えっ、本当ですか? 助かります……!」


道に迷う咲と、その手助けをする麻衣……








ハンター5
「…………」


その近くに、ハンター……!






麻衣
「宮永さんは、元々なんていう場所にいたのかしら?」



「えっと……小さなお店が沢山ある……確か、アルタっていう名前の……」


麻衣
「宮永さん……それは別の階にある場所だわ」








ハンター5
「…………」







「えっ、ここって2階だったんですか? そんな、いつの間に――


麻衣
「っ!! 宮永さん!」ダッ



「え……」






ハンター5
「…………!」ダッ


麻衣・咲、逃げ切れるか!?






65:50
410,000円
残り14人
綾崎ハヤテ 市川京太郎 加藤恵 後藤ひとり 桜島麻衣 椎名真昼 志摩リン
錦木千束 比企谷八幡 福路美穂子 保登心愛 真壁政宗 宮永咲 吉井明久

Re: 逃走中01~夜明けのショッピングモール~ ( No.15 )
日時: 2024/02/17 00:00
名前: しのはや ◆Y9JSee4eSc (ID: ANX68i3k)

[65:50]


麻衣
「っ!! 宮永さん!」ダッ



「え……」






ハンター5
「…………!」ダッ


桜島麻衣と宮永咲の2人が、ハンターに見つかった!






ハンター5
「…………」タッタッタッ









「ハンター来ちゃった……怖い……!」タッタッタッ





麻衣
「いきなり出てくるの、本当にびっくりするわ……!」タッタッタッ








ハンター5
「…………」タッタッタッ









「やだ……やだ……!」タッタッタッ





麻衣
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ
















[________]








ハンター5
「…………?」


両者とも、ハンターの視界から外れた!









「ハァ、ハァ、ハァ……もうダメ……息がもたないよ……!」





麻衣
「これで追われるのは3回目だわ……私、ハンターを引き寄せる力でもあるのかしら?」


一瞬たりとも、油断はできない……!










京太郎
「はぁ……なんか疲れたな……まだ僕は何もしてないけど」


ゲーム前半にして既に疲労を感じ始めている、市川京太郎……




京太郎
「それにしても本当に厄介なことになった……あれだけ時間があってハンターが1体増えるとは」


ミッションに参加していない人間がとやかく言う余地はない……!




京太郎
「……あれは……」








ココア
「あれれ……おかしいなぁ……」


京太郎が発見したのは、保登心愛……




ココア
「…………」





京太郎
(出たか僕の嫌いなタイプ……あのビッチあんなとこで何やってるんだ?)












ココア
「うぅ……ひくっ」





京太郎
(え……ちょっ、おい)





ココア
「ここどこ~? 私もう帰りたいよチノちゃーん!」





京太郎
(な、何で泣いてんだ……? アイツあんな奴だったのか……?)


道に迷って泣き出すココアと、困惑を隠せない京太郎……




京太郎
(こ、これは何とかしてやった方が……いや、でも何て言葉をかけりゃいいんだ)





ココア
「……ぐすっ……」





京太郎
(で、でもあのまま放っておくわけにもいかないし……僕はどうすれば)


葛藤の末……




京太郎
「と、とにかく行こう……もし」



―――


京太郎
「だ、大丈夫……?」


ココア
「うわっ、京太郎くんずっと私のあと付けて来てたの? キモッ」


―――



京太郎
「とか言われたら殺す……それまでだ」


ココアの元へ向かうようだ……!




京太郎
「あ、あの……」




ココア
「えぇ~何これかわいい! ポ〇モンのスイーツだって!」




京太郎
「……なっ……!?」


すでに、立ち直っていた……!




ココア
「これ、ラビットハウスでも出したら絶対人気出るよ! ティッピー形のケーキとか!」




京太郎
(畜生……さっきの時間返しやがれこのビッチ!)










[64:20]



リン
「……はぁ……やっぱり1人は落ち着くな……」


2階のアウトドアショップで1人身を潜める志摩リン……




リン
「このまま時間が経ってくれればいいけど……ハンター増えたし、そう簡単にはいかなそうなんだよな」


ゲーム開始から30分以上、ほとんど動いておらずまだハンターを目撃していない……!




リン
「……来た……!」









ハンター3
「…………」


噂をすれば、ハンター……!






リン
「とりあえず、どこか行くまで無駄な動きはできないな……」


その場で、じっとやり過ごすようだ……!






ハンター3
「…………」






リン
「ここならなかなかバレないと思うんだけど……」






ハンター3
「…………」










[________]

















ハンター3
「…………」






リン
「…………」










ハンター3
「…………!」ダッ




リン
「クソッ、バレた!」ダッ


見つかった……!






ハンター3
「…………」タッタッタッ




リン
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ






ハンター3
「…………」タッタッタッ






ポン






63:30
志摩リン 確保
残り13人






リン
「ハァ、ハァ……無理だろ、あんなの……ていうか、あれで見つかるのかよ……」




ハンター3
「…………」


ハンターの目は、ごまかせない……!










Prrrr! Prrrr!



政宗
「志摩リン確保、か……何だか確保情報が久しぶりに感じるな」



麻衣
「さっきまでは異常なペースだったわね……本当に」










~牢獄DEトーク~


渚咲
「はぁ……本当に終わっちゃったんだね私たち……」


千鶴
「簡単に逃げ切れるとは思ってなかったけど……まさかこんなに早く捕まるなんてね」


かぐや
「これは正直想定外でした」


一花
「私結構逃げ切る自信あったのに、ハンターが速かったわ~……」



「あぁ~もう! 捕まったのも悔しいけど、帰って私のことバカにしてくるしずを想像するだけで腹が立ってくるわ」


渚咲
「まぁまぁ。終わっちゃったものはしょうがないし、開き直って楽しいこと考えようよ」


千鶴
「120万円って……あらためて考えるとものすごい金額よね」


かぐや
「それをたったの1時間40分でもらえるというのですから、常識では考えられません」


一花
「私、逃げ切った人は賞金を私たちに少しくらい還元してくれてもいいと思うんだよね~」



「え? それって、おごってもらうってこと?」


渚咲
「いいねそれ~! 私さっき走ってお腹空いちゃったよ~」


千鶴
「でも、どうしてそう思うのかしら?」


一花
「いい、考えてみて。 私たちがハンターに追われている間、そのハンターは私たちのことしか見ていない……つまり、その間他の人たちは実質的にハンターが1体少ない状態で逃げていることになるわよね?」


渚咲
「なるほど……言われてみれば確かに!」


かぐや
「ある意味、私たちが少しの間おとりになっているということですか」



「まぁ、言いたいことは分からないでもないけど……」


一花
「だから、逃げ切った人は何かしらの形で私たちにおごる義務があるわ」


かぐや
「義務って……それは少し意味が違うのでは?」


千鶴
「逃げ切るのは、間違いなくその人の実力だものね」


渚咲
「でもでも! 120万円もあるんだし、少しくらいいいんじゃないかな?」





夜空
「フフッ……それでな、さっきのことなんだが――」





「……で、さっきからアンタは誰と話してるのよ」


夜空
「うっ……べ、別に君たちには関係のないことだ」


渚咲
「本当に誰と話してたんだろう……?」


千鶴
「……何か危険な香りがするわ……」





62:10
454,000円
残り13人
綾崎ハヤテ 市川京太郎 加藤恵 後藤ひとり 桜島麻衣 椎名真昼 錦木千束
比企谷八幡 福路美穂子 保登心愛 真壁政宗 宮永咲 吉井明久

Re: 逃走中01~夜明けのショッピングモール~ ( No.16 )
日時: 2024/02/17 08:49
名前: 浜千鳥(元Troyhorse) (ID: ycR5mxci)

初めまして、逃走中作者の浜千鳥といいます。


ハンターの数が5体となって志摩リンが捕まりましたか…。

残り人数は13人。その中からハヤテ、市川、八幡、ココアを応援したいと思います。


次回も楽しみにしてます!


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