二次創作小説（新・総合）
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- 逃走中01～夜明けのショッピングモール～
- 日時： 2023/12/04 00:00
- 名前： しのはや ◆Y9JSee4eSc （ID: ANX68i3k）
ここに、１つの扉が開く――
逃走劇の舞台は、池袋最大級のショッピングモール・サンシャインシティ。
５フロア構成の立体的なこのエリアを、20人の逃走者が100分間逃げ回る！
＜逃走者＞
新子憧
綾崎ハヤテ
市川京太郎
加藤恵
久保渚咲
後藤ひとり
桜島麻衣
椎名真昼
四宮かぐや
志摩リン
中野一花
錦木千束
比企谷八幡
福路美穂子
保登心愛
真壁政宗
三日月夜空
水原千鶴
宮永咲
吉井明久
（全20名・50音順）
＜ゲーム概要＞
時間：100分
賞金単価：１秒200円（MAX120万円）
ハンター：４体
- Re: 逃走中01～夜明けのショッピングモール～ ( No.2 )
- 日時： 2023/12/12 00:00
- 名前： しのはや ◆Y9JSee4eSc （ID: ANX68i3k）
夜明け前、エリアに散らばる20人の逃走者たち……！
八幡
「はぁ～眠い眠い。 何でこんな時間に呼び出されなきゃいけないんだ」
《総武高校２年生》
《比企谷八幡》
八幡
「こう見えて俺一応健康には気をつかってるんだが……は、ファァ……」
渚咲
「なんだろこれ……楽しみだけど、ちょっと緊張するというか……」
《春賀北高校1年生》
《久保渚咲》
渚咲
「……こんな不思議な気持ち、生まれて初めてかも……」
千鶴
「さて……どこからスタートしようかしら……？」
《レンタル彼女》
《水原千鶴》
千鶴
「少しでも安全そうなところ……できれば目立ちにくい場所がいいわね」
Prrrr！ Prrrr！
麻衣
「メールが来たわね……」
メールだ……！
真昼
「【これよりゲームを始める 30秒後、エリア4か所にハンターが放出される】」
かぐや
「【ただし、ハンターはどこから放出されるか分からない】」
咲
「【100分間の逃走劇の始まりだ】」
［00：30］
［00：29］
［00：28］
咲
「わわっ、カウントダウン始まってる……！」
間もなく、100分間の逃走劇が幕を開ける！
［00：20］
恵
「ハンターはどこから出てくるのか分からないんだよね……」
《豊ヶ崎学園２年生》
《加藤恵》
恵
「だったら、今さら走り回っても仕方ないか……」
エリア内に４体のハンターが転送された瞬間、ゲームがスタートする！
［00：13］
［00：12］
［00：11］
千束
「あと10秒！」
果たして、逃げ切る者は現れるのか！？
10
9
8
京太郎
「いよいよか……」
7
6
5
一花
「あと5秒ね……」
4
3
2
1
START
［100：00］
シュン！
ハンター１
「…………」
ハンター２
「…………」
ハンター３
「…………」
ハンター４
「…………」
ゲームが、始まった……！
ハンター１
「…………！」ダッ
ハンター２
「…………！」ダッ
ハンター３
「…………！」ダッ
ハンター４
「…………！」ダッ
果たして恐怖の100分間を逃げ切り、賞金120万円を獲得する者は現れるのか！？
- Re: 逃走中01～夜明けのショッピングモール～ ( No.3 )
- 日時： 2023/12/15 00:00
- 名前： しのはや ◆Y9JSee4eSc （ID: ANX68i3k）
［99：50］
憧
「始まったわね、逃走中……！」
《阿知賀女子学院高等部１年生》
《新子憧》
憧
「せっかくの機会だし、120万円持って帰りたいわね」
夜空
「ついに始まったか……もう、ハンターは放出されてるんだよな？」
《聖クロニカ学園高等部２年生》
《三日月夜空》
夜空
「ここからは、迂闊に動き回るわけにはいかないな……」
ハンター１
「…………」
エリアに解き放たれたのは、４体のハンター
ハンター２
「…………」
ハンターとは、驚異のスピードと持久力を持つ高性能アンドロイド
ハンター３
「…………」
彼らは、エリア内を隈なく捜索
ハンター４
「…………」
一度見つけた逃走者を、見失うまで追跡する……！
［99：20］
【自信は？】
千束
「そりゃああるっしょ、もちろん！」
《史上最強のリコリス》
《錦木千束》
千束
「ハンターがどんなもんだかは知らないけど、私本気で逃げ切りに来てるから」
千束
「むしろ自信しかないっていうか……私が自信そのもの、みたいな？」
あふれ出る、逃走成功への自信……！
【目標金額は？】
明久
「そりゃあもちろん144万円だよ！」
《文月学園高等部２年F組》
《吉井明久》
明久
「何だっけ？ 自首だかキッシュだか忘れたけど、僕は最後まで逃げ切ることしか考えてないからね！」
そのバカさゆえに高校では「観察処分者」となっている吉井
逃走成功以外は眼中にないようだ……！
麻衣
「こんなところで逃走中をしてるだなんて、なんだか不思議な気分だわ」
《俳優》
《桜島麻衣》
麻衣
「人もいないし、私の知ってるショッピングモールとはだいぶ雰囲気が違うわね……」
藤沢市が誇る進学校・峰ヶ原高校に通う国民的俳優・桜島麻衣……
麻衣
「でもこんなところで逃げられる機会なんて滅多にないから、やっぱりすごく楽しみだわ。 せっかくなら逃げ切ってみせたいわね」
果たして、逃走成功を成し遂げることはできるのか……？
美穂子
「緊張するわね……卓に座っているときの方が何倍も気が楽だわ……」
《風越女子高校３年生》
《福路美穂子》
美穂子
「私こういうのは初めてだから……どう行動するのが正解なのか、全然分からないわ」
風越のキャプテンを務める福路美穂子も、開局早々ただならぬ雰囲気を感じているようだ……！
美穂子
「私、足には全然自信ないから……できるだけ行動は控えたいわね。 その方がハンターにも見つかりにくいでしょうし……」
ハンター１
「…………」
ハンターは神出鬼没
いつどこから現れるか、分からない……！
［98：20］
ココア
「次はどこに行こうかな～？ これだけ広いと、どこに行けばいいか迷っちゃうよ～」
《高校１年生》
《保登心愛》
ココア
「行ったことない場所って、何だかワクワクするよね～！」
初めての場所に興奮を抑えきれないココア……
【緊張は？】
ココア
「ちょっと緊張するけど、でもそれがまたいい！ ドキドキしなかったら、面白くないからね！」
限りなくプラス思考の少女……！
かぐや
「なるほど……エリアの様子は大体分かりました」
《秀知院学園高等部２年生》
《四宮かぐや》
かぐや
「やはり安全といえる場所はなさそうですね。 いかに見つからないかより、見つかったときにどう逃げるかを考えるべきでしょう」
頭脳派の生徒会副会長・かぐや
このゲームにおいても、冷静な分析が光る……！
かぐや
「位置取りも重要なポイントですね……これからどこに行くかも考えておきます」
ハンター１
「…………」
その近くに、ハンター……！
かぐや
「手っ取り早く振り切るためにも、曲がり角を上手く使いたいですね……」
ハンター１
「…………」
かぐや
「中に入れるお店が近くにあると、心強いと思います」
ハンター１
「…………」
ハンター１
「…………！」ダッ
見つかった……！
かぐや
「とりあえず、１階に下りてみましょうか……」
ハンター１
「…………」タッタッタッ
かぐや
「……はっ、ハンターです！」ダッ
ハンター１
「…………」タッタッタッ
かぐや
「いきなり来ました……最初からピンチです……！」タッタッタッ
開始早々、ハンターに追われるかぐや……
ハンター１
「…………」タッタッタッ
かぐや
（でも、ここで振り切れれば間違いなくアピールになるはず……そう、これはピンチでありチャンス！）タッタッタッ
逆境を跳ね除け、ハンターを振り切れるか！？
ハンター１
「…………」タッタッタッ
かぐや
「ハァ、ハァ……」タッタッタッ
ハンター１
「…………」タッタッタッ
かぐや
「とりあえず、下に……！」タッタッタッ
階段を使い、下の階に逃げるかぐや……
ハンター１
「…………」タッタッタッ
かぐや
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ
［SHINOMIYA］
かぐや
「は、速い……近い……！」タッタッタッ
ハンター１
「…………」タッタッタッ
かぐや
「ハァ、ハァ……あぁ……っ」ポン
96：42
四宮かぐや 確保
残り19人
かぐや
「う、嘘……こんなに早く……」
ハンター１
「…………」
かぐや
「始まったばかりで、どこか慢心があったのかもしれません……完全に気づくのが遅れてしまいました……」
秀知園学園生徒会副会長、まさかの初手確保となった……！
かぐや
（あぁぁもう、何やってるのよ私！ 今日は逃げ切って会長にアピールする予定だったのに！ 今日は藤原さんもいないから完全に私のやりたい放題だったっていうのに、これじゃただの恥さらしじゃない！）
本日の勝敗、かぐやの大敗北……！
Prrrr！ Prrrr！
ぼっち
「ひいっ！？ ちゃ、着信音大きい……！」
確保情報はメールで通知される
リン
「【確保情報 四宮かぐや確保、残り19人】 おいおい……いくら何でも早すぎるだろ……」
麻衣
「し、瞬殺だったわね……まだ始まって3分だっていうのに……」
ハヤテ
「本当に何があるか分かりませんね……これが逃走中……！」
ハンター１
「…………」
ハンターから逃げた時間に応じて賞金を獲得できる
ハンター２
「…………」
それが……
run for money
逃走中
- Re: 逃走中01～夜明けのショッピングモール～ ( No.4 )
- 日時： 2025/02/07 08:17
- 名前： しのはや ◆Y9JSee4eSc （ID: TKLsfDAG）
［96：00］
リン
「このエリアは5階建てなのか……これは移動するのが結構面倒だな」
《本栖高校１年生》
《志摩リン》
リン
「まぁ、私は基本ここで隠れてるつもりだからあまり気にはしてないけど……」
一花
「へぇ……ここって屋外のエリアもあるのね」
《俳優》
《中野一花》
一花
「中にいるか、外にいるか……これは悩みどころだわ」
今回の逃走劇の舞台となるのは、東京都豊島区池袋のシンボルである大型商業施設「サンシャインシティ」
地下１階から地上４階までの5フロアで構成されており、一部の店舗は内部に進入可能となっている！
エリアの広さは、東京ドームおよそ4個分
このエリアを、残る19人の逃走者が逃げ回る！
京太郎
「まだ始まったばかりだってのに、もう5万円台か……」
《中学二年生》
《市川京太郎》
京太郎
「１秒に200円ずつ上がったらそうなるか……そもそも秒給ってシステムがぶっ飛んでるんだよな……」
【目標金額は？】
ハヤテ
「120万円です。 今回は本気で全額獲りに行きますよ！」
《白皇学院高等部》
《綾崎ハヤテ》
ハヤテ
「ここで稼いで、できるだけ多くナギお嬢様に返済したいです」
賞金は１秒200円ずつ上昇
100分間逃げ切れば、賞金120万円を獲得できる！
咲
「これ、自首して早めに抜けることもできるんだよね……？」
《清澄高校１年生》
《宮永咲》
咲
「電話の位置、今のうちに調べておかないと……」
政宗
「これが噂の自首用電話ってやつか」
《高校生》
《真壁政宗》
政宗
「フッ……まぁこの俺には無用の長物だ。 なぜなら俺は、逃げ切るからだ」キリッ
さらに、このゲームでは自首が可能
エリア内２か所（１階入口前広場・４階サンシャイン広場）に設置されている自首用電話から申告すれば、その時点までの賞金を獲得しゲームからリタイアできる！
ハンター３
「…………」
ただし、エリアには４体のハンター
ハンター４
「…………」
彼らに捕まれば即失格
賞金は、ゼロ……！
［95：00］
ぼっち
「はぁ……はぁ……何これ、怖すぎて何も考えられない……！」
《結束バンド リードギター》
《後藤ひとり》
ぼっち
「ま、まだ５分しか経ってないし……こんな状態、もう耐えられない……！」
慣れない場所で恐怖にうろたえる、後藤ひとり……
ぼっち
「せ、せめてどこかに隠れなきゃ……こんなところにいたら、いつ見つかってもおかしくないよ……！」
安息の地を求め、エリアをさまよう……！
【自信は？】
真昼
「自信……ですか。 何とも言えないですね」
《誠城高校１年生》
《椎名真昼》
真昼
「まだハンターを一度も見ていないので……ですがそう簡単に振り切れる相手だとも思えないので、まずは見つからないよう立ち回ることを第一にしたいです」
文武両道の美少女、校内では「天使様」の呼び名で知られている椎名真昼……
京太郎
「あれが椎名真昼か……」
真昼
「120万円がかかっているわけですし、相当な難敵に違いありません」
京太郎
「椎名真昼……聞くところによると勉強も運動もできる学校一の美少女で、周りからは『天使様』とか呼ばれてちやほやされてるらしい」
その様子を柱の陰から見つめる、市川京太郎……
京太郎
（だが僕にはそれが憎くてたまらない。そういう奴は決まって僕みたいな奴を侮蔑の表情で見下してくるからだ）
真昼
「……何か用があるなら、そろそろ出てきたらどうですか」
京太郎
（ば、バレてるーー！？）
見つかっていた……！
京太郎
（クソ……いつから僕のことが……？）
真昼
「誰かと思ったら、市川さんでしたか」
京太郎
（このクソ女……虫けらを見るような目しやがって）
真昼
「私に何か、言いたいことでも？」
京太郎
「ベッ、別に……ない……です」
真昼
「だったら、こそこそと付いて来るのはやめてください。 はっきり言って気持ち悪いです」
京太郎
（くっ……クソ！！）スタスタ
真昼
「……一体、何のつもりだったんでしょうか」
京太郎
（殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す！！）
京太郎
（おのれ椎名真昼……賞金でありったけの凶器を仕入れて堕天使にしてやる！！）
咲
「怖い……怖すぎるよ、これ……」
地下１階の専門店街に身を潜める、宮永咲……
咲
「や、やっぱりおトイレ行っておけばよかったよ……」
緊張のあまり、早くも尿意に襲われているようだ……！
咲
「ここに隠れてればしばらくは安全だって信じたいけど……全然落ち着かないよ……」
ハンター１
「…………」
４体のハンターは、エリア内を隈なく捜索
ハンター２
「…………」
安全な場所など、ない……！
93：30
78,000円
残り19人
新子憧 綾崎ハヤテ 市川京太郎 加藤恵 久保渚咲 後藤ひとり 桜島麻衣
椎名真昼 志摩リン 中野一花 錦木千束 比企谷八幡 福路美穂子 保登心愛
真壁政宗 三日月夜空 水原千鶴 宮永咲 吉井明久
- Re: 逃走中01～夜明けのショッピングモール～ ( No.5 )
- 日時： 2023/12/26 00:00
- 名前： しのはや ◆Y9JSee4eSc （ID: ANX68i3k）
［93：30］
ココア
「おぉ～！ ここ、下の方までよく見えるよ！」
３階の吹き抜けにやって来たココア……
ココア
「ここからハンターとか見えないかな～？ ハンターってどんな感じなのか気になる！」
ハンターの様子に興味津々だ……！
ココア
「あっ、あそこに誰かいる！」
下のフロアに人影を見つけたココア……
ココア
「あれは……渚咲ちゃんだ！ おーーい！」
渚咲
「……？ あれは……ココアちゃん？」
ココア
「あっ気づいた！ 渚咲ちゃん、ここだよ～！」
渚咲
「ココアちゃん、元気だなぁ……やっぱり、楽しむのが１番だよね」
ココア
「渚咲ちゃん、絶対逃げ切ろうね～！」
渚咲
「うん！ ココアちゃんも、頑張って～」
フロアを越えて、エールを送りあう……！
一花
「今のところは……近くにはいなさそうね」
周囲の様子を警戒しながら移動する、中野一花……
一花
「４体って、実際のところどうなのかしら？ 別に多いって感じはしないけど、少なくもないわよね……」
麻衣
「あら、中野さん」
一花
「あっ、桜島さん」
遭遇したのは、桜島麻衣……
麻衣
「貴方には一度会いたいと思っていたわ。 中野さんも、女優をしているのよね？」
一花
「えっ、私のこと知ってるんですか？」
麻衣
「貴方の出ている作品を見たことがあるのよ。 この業界で十年やってる私から言わせれば、まだまだだけどね」
一花
「よっ、容赦ないわね……！」
ハンター２
「………」
そんな女優２人の近くに、ハンター……！
麻衣
「ふふっ、冗談よ。 新人さんにしては、すごく感情がこもっててとても上手だと思ったわ」
一花
「そっ、そう言われるとなんか照れるわね……脇役中の脇役なのに……」
麻衣
「中野さんは、将来大物になる気がするわ。 いつか共演できるといいわね」
一花
「がっ、頑張ります……！」
ハンター２
「…………」
ハンター２
「…………！」ダッ
見つかった……！
一花
「……！！ 来た！」ダッ
麻衣
「逃げるわよ！」ダッ
ハンター２
「…………」タッタッタッ
一花
「まさかこんな近くにいたなんてね……」タッタッタッ
麻衣
「全然気が付かなかったわ……！」タッタッタッ
ハンター２
「…………」タッタッタッ
一花
「桜島さん、ここで分かれましょう」タッタッタッ
麻衣
「そうね、その方がよさそうだわ」タッタッタッ
階段で２手に分かれて逃げる、一花と麻衣……
ハンター２
「…………」タッタッタッ
麻衣
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ
美穂子
「ハァ……ハァ……」タッタッタッ
ハンター２
「…………」タッタッタッ
一花
「あら、こっちに来ちゃったわね……」タッタッタッ
ハンターの標的となったのは、中野一花……！
［NAKANO］
ハンター２
「…………」タッタッタッ
一花
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ
ハンター２
「…………」タッタッタッ
一花
「嘘、速い……！」ポン
91：55
中野一花 確保
残り18人
一花
「やっちゃったわ……まさかこんなに早く終わるなんて……」
大女優を前にし、警戒が疎かになってしまったようだ……！
Prrrr！ Prrrr！
麻衣
「あら、中野さん確保されたのね……」
ハヤテ
「これで2人目か……まだここまでは普通の鬼ごっこなのに」
ぼっち
「あ……あそこなんか、どうでしょう……？」
隠れる場所を求め、非常階段へ向かうぼっち……
ぼっち
「この辺とは違って暗いし、何だか目立ちにくそう」
陰気な場所を好む、陰キャ……！
ぼっち
「あぁ、いい……ここなら
千束
「おっ、ぼっちだ！」
ぼっち
「…………あっ」
そこにいたのは、錦木千束……！
千束
「いや～、ハンター来ないとやることなくてヒマだよね～」
ぼっち
「そ、そう……ですね……」
千束
「ぼっち、上行くの？ この階段上がれば行けるよ～」
ぼっち
「あっいえ……私は……」
千束
「あぁそっか、ぼっちも隠れる場所探してたのか～ ここ、結構いい感じだよ～」
ぼっち
「ど、どうして分か……でも、もう先に（千束が）いましたし……」
千束
「遠慮するなって！ ほらここ、カモンカモン～」
ぼっち
「あっはい……」
共に、階段の裏に隠れることとなった……！
【賞金の使い道は？】
明久
「僕欲しいゲームソフトがいっぱいあるんだけどさ、今すっからかんで買えないんだよね～」
自他ともに認めるゲーム廃人・吉井明久は賞金をゲームにつぎ込むようだ……！
明久
「120万円あれば……1本1万円としても120本買える！ これは夢が広がるよ～」
全額費やす予定の男……！
明久
「ん？ 計算間違ってないよね？ １本１万円として――
計算以上に重要な何かが、間違っている……！
91：00
108,000円
残り18人
新子憧 綾崎ハヤテ 市川京太郎 加藤恵 久保渚咲 後藤ひとり 桜島麻衣
椎名真昼 志摩リン 錦木千束 比企谷八幡 福路美穂子 保登心愛 真壁政宗
三日月夜空 水原千鶴 宮永咲 吉井明久
- Re: 逃走中01～夜明けのショッピングモール～ ( No.6 )
- 日時： 2023/12/30 00:00
- 名前： しのはや ◆Y9JSee4eSc （ID: ANX68i3k）
［91：00］
ハヤテ
「さて……もうすぐ始まって10分だけど、これからどうするかな……？」
これからの立ち回りを考える、綾崎ハヤテ……
ハヤテ
「店によっては中にも入れるのか……戦術の幅が広がりそうだな」
今回のゲームでは、一部店舗の内部にも進入可能となっている……！
ハヤテ
「でも、こういう店の中に隠れてるといざ見つかった時、追い詰められそうで怖いんだよな……」
ハンター２
「…………」
ハンターはエリアを隈なく捜索
ハンター３
「…………」
店の中といえども、安全とは限らない……！
リン
「はぁ……やっぱりここは落ち着くな……」
２階のアウトドア用品店に身を潜める、志摩リン……
リン
「自宅のような安心感ってこういうことを言うんだろうな、きっと」
ハンターのいる緊張感の中、身の拠り所を見つけ安心しているようだ……！
千鶴
「ここは音がすごいわね……外の通路とは大違いだわ」
一方、３階のゲームセンター内部を移動する水原千鶴……
千鶴
「こういうところはどうなのかしら？ 変に物音で気づかれる心配はないけど、ハンターへの注意もそがれる気がするのよね……」
音の激しい空間にいることは、一長一短だ……！
風越のキャプテンは、機械音痴だ……！
夜空
「そうそう、この間面白いことがあったんだ。 聞いてくれるか？」
シーン……
夜空
「いつものように歩いて登校していたときのことなんだが――
謎の独り言を呟き続ける、三日月夜空……
夜空
「そうしたら、その猫が『ひゃー』って――
【三日月さん、一体誰と会話を？】
夜空
「っ……み、見れば分かるだろう。 私の友達だ」
【誰もいませんが】
夜空
「違う、私は友達と会話してるんだ！ エア友達と！」
エア友達と会話をしていた夜空……
ハンター４
「…………」
その近くに、ハンター……！
夜空
「友達とは実にいいものだ。 こんなピリピリした空気の中でも、話をしていると緊張が自然と和らいでいくようだ」
ハンター４
「…………」
夜空
「ん、何だ……っ、ハンターじゃないか！」ダッ
接近するハンターに気づき、その場を離れる……！
ハンター４
「…………」
夜空
「追って来てないか？ 大丈夫そうだな……」
ハンター４
「…………」
ハンターには、気づかれずに済んだようだ……！
夜空
「ハンターというものは実に不気味だな。 あと少し気づくのが遅ければ確実にやられていたかもしれない」
いち早くハンターに気づき難を逃れた夜空……
夜空
「いやぁ、ありがとうトモちゃん。 おかげで命拾いしたよ」
もはや怪奇現象だ……！
［89：40］
八幡
「やっと10分経過か……やっぱり、いつもより時間の流れが遅く感じるな」
隠れながら残り時間を確認する、比企谷八幡……
八幡
「だが、何もせずともこうしてカネが溜まっていく今の状況……控えめに言って最高だ」
同時に、賞金も常にチェックしているようだ……！
八幡
「これが逃走中だけじゃなくて、現実世界でも起こってくれていたらどれだけ幸せだろうか」
労働に対する意識が低い男……
八幡
「２時間で144万とかいう贅沢は言わない、月に30万でいいんだ。 日本は早くベーシックインカムを導入してくれ」
十分、高望みだ……！
恵
「ここには何度も買い物しに来たけど、まさかこんな形でお世話になる日が来るとは思ってもみなかったなぁ」
地元が近所ということもあり、既にエリアが経験済みの加藤恵……
【常連から見る、テラスモールの魅力とは？】
恵
「べっ、別に私は常連ってほどではないけど……魅力と言えば、やっぱりお店がいっぱいあることかな」
店舗数の多さが、魅力のようだ……！
恵
「何と言うか……困ったらここに来ればとりあえず何でも手に入る、安心感？ 東〇ハンズが潰れちゃってからはなおさら行くようになった気がする……」
５つのフロアに合計248の店舗を携えるサンシャインシティ
その品ぞろえは、伊達じゃない……！
恵
「ただ、駅からちょっと遠いのがネックかなぁ……地下鉄は直接つながってるけど、池袋駅を使う時は重い荷物持って歩かないといけないときもあるから……」
とはいえ、池袋駅からサンシャインシティまでは徒歩わずか８分
アクセスは比較的良好だ……！
美穂子
「ここは色々なお店があるから、歩いてるだけでも楽しいわね」
一方、初体験の逃走者にとっては新しい発見ばかりだ……！
美穂子
「この『ナンジャタウン』って、テーマパークなのね……屋上ならともかく、モールの中にテーマパークがあるなんて、何だか新鮮だわ」
２階東部に存在するナンジャタウンは、「思い出とオドロキとトキメキの街」をテーマにした屋内型のテーマパークだ……！
美穂子
「東京ってすごいわね……私の地元にこんなところはないわ」
この小さなテーマパークが今後ゲームに関わってくることを、逃走者はまだ知らない……！
88：20
140,000円
残り18人
新子憧 綾崎ハヤテ 市川京太郎 加藤恵 久保渚咲 後藤ひとり 桜島麻衣
椎名真昼 志摩リン 錦木千束 比企谷八幡 福路美穂子 保登心愛 真壁政宗
三日月夜空 水原千鶴 宮永咲 吉井明久