二次創作小説(新・総合)

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勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち
日時: 2024/01/16 08:58
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

こんにちは。初めはしての方は、初めましてですね。
前作はネタ切れの為、急遽閉じてしまいましたが…今回は最後まで行きます。
題名の通り、今回の主人公はポップとレオナです。
それでは、新たなる冒険へ出発!!

第1章:時間だけの不思議な世界 >>1-13
第2章:おかえり、レオナ >>14-

11話>>14
12話>>15
13話>>16
14話>>
15話>>
16話>>
17話>>
18話>>
19話>>
20話>>


キャラ紹介
小説に関するルール>>5
味方側の紹介>>3
敵側の紹介
ゲストキャラの紹介
今後の更新内容>>4
断章小説
主な登場作品
リクエスト募集
番外編

スレッド誕生日:1月5日

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.10 )
日時: 2024/01/11 22:11
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第7話「引き裂かれた島」


【地の民の村 民家】


・ポップ視点


『ザザァーン………ザザザザーン………』


ポップ「くっ……。レオナ……、レオナ……」

スコール「くそっ。姫……、姫………」


優しい波の音で気が付いていたら、俺とスコールしかいなかった。
俺たちの安否を確認しに、ある仲間がやって来たんだ。
そいつはヤンガス、元山賊だが……兄貴肌の強い頑丈な男だ。
こいつに事情を話すと、レオナが肌身離さず持っていたペンダントが落ちていたらしい。


-----


ポップ「これは……。確かにレオナが持っていたペンダントに間違いないぜ!」

ヤンガス「そうでがしたか。アッシはそれを聞いて、安心したでげす!」

ククール「ポップ、スコール! アンタらはもう少しだけ休んでろ、落ち着いたら広場まで来るといいさ」

『……………』


確かに、今は混乱してるかも知れない。
前まではこのような有様じゃなかったが、何もかもこの島その物に影響が出てしまったようだ。
ククールの言う通り念入りに休んだ後、俺はスコールを主要メンバーから一旦外し……幼馴染組を同席する。
よしっ、これで準備は万端だな。
行こうぜ、村の広場でヤンガスたちが待ってるからよ。


-----


【地の民の村 村の広場】


ヤンガス「ポップの兄貴たち、もう大丈夫でげすか?」

ポップ「ああ。動ける位まで良くなったぜ」

ククール「………ッ! 危ねぇ!!」


そう言われた瞬間、ククールは俺たちを庇って負傷した。
こいつを攻撃したのは、他でもないケフカ本人だった。
ちっ、まさかお前がこの騒動の元凶かよ。
つまりケフカは以前、元の世界で上司だったガストラ皇帝までも手に掛けた事があったらしい。
隙を突いて背後を見た瞬間、俺たちとヤンガスたちまで連れて行かれてしまったのは言うまでもなかったよ。

8話に続きます。

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.11 )
日時: 2024/01/12 09:50
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第8話「反撃開始と新たな力」


【黒鳥号 牢屋】


・ポップ視点


「………? 此処は……」

「た、大変でがす!!」

クラウド「どうした? ヤンガス!」

ヤンガス「あっ……、アッシたちの装備が全て奪われているでげすよ!!」

ククール「くっ!! ケフカって野郎の仕業だな、しかし…その他にもアイテムやお金まで没収されてるぞ!」

ティファ「私なら何とか行けるけど、まずはポップの武器から回収しないと……」

「大丈夫じゃ。わしらの元に全員分あるぞ!」

ポップ「あっ、アンタたちは……?!」

アルティミシア「行きなさい。私と暗闇の雲で囮をしますので、あなたたちは出口を目指しなさい!」

クラウド「分かった。ポップ、俺たちは出口を目指そう」

ポップ「ああ。ヤンガスたちはどうする?」

ヤンガス「済まねぇ。アッシらは、アルティミシアのあねさんたちにフォローするでがす!!」

ククール「無事に脱出出来たらまた会おう。それまでは、絶対に捕まるんじゃねーぞ!」

ポップ「ククール……。ああ、また後でなっ!」

よしっ、最初の目的は何とか果たせたな。
ヤンガスたちがその間時間を稼いでいる内に、俺たちは出口を探さないと行けない。
アイツは……ケフカは、苦労して見付けたシルバードを勝手にいじり…自分の物にしようとたくらむからよぉ。
ティファもある程度の地図は分かると言っていたから、彼女の道案内に従おう。
いつまでも、落ち込んでる訳にはいかないからよ。


-----


【通路内】


『タッタッタッタッタ……』


ポップ「………………」

クラウド「ポップ……。今はケフカを倒す事を考えるんだ、此処で足を止める訳には行かない事はあんたにも分かるだろ?」

ポップ「ああ。ヤンガスや暗闇の雲たちが俺たちの為に頑張ってくれているんだ! 俺たちはクラウドの言う通り、ケフカを何としてでも倒すぞ!」


レオナ……、今ならアンタの気持ちもよく分かるぜ。
何故自分の命をかけてまで、マァムに立ち向かったのかを。
確かに俺も『あの時』は……ブラスの爺さんを助ける為に、あの方法を使うしかなかったからな…。
クロコダインのおっさんも、最後の最後には分かってくれたんだ。
確か、貴重なカプセルが1つだけ何処かにあったらしいが…ヤンガスが先に見付けた可能性もあるよな。
よしっ、この梯子はしごを登れば外に出れるぞ。


-----


【空の上】


ポップ「げっ?! こっ……、こいつは……」

クラウド「マザー……、ゴーレム?!」

「此処で何をしておる、お前たちは先に行け!」

ティファ「ええっ。行きましょうクラウド、ポップ!」

ポップ「ティファ……。ああ、そうだな!」


流石だな、もう此処まで追い付いていたとは。
一瞬だけだが、シルバードが変わっていた気がしたんだよな。
マジかよ、鳥になってるじゃねーかよ!!
そうだ、俺たちはケフカをこの場で倒さなきゃ行けないんだ。
俺たちを閉じ込めてくれたお礼、たっぷりお返しさせて貰うぜ!!


-----


ケフカ「キィィ〜……、しつこいですねぇ」

ポップ「………。レオナの敵……、この場で晴らしてやらあ!!」

ティファ「ポップ。受けるダメージを軽くするわ!」

ポップ「サンキュー。師匠直伝……、ペダン!!」

ケフカ「ああんっ!!」

ポップ「この一撃で決めてやらあ! 戦えるかい?」

セリス「(フレンド連携)ええ。勿論よ、ポップ!」

ポップ「俺の力と……、セリスの力を1つにする……」

セリス「これなら行けるわ。さあっポップ、私の掛け声に合わせて!!」

ポップ「ああっ!!」

『断ち切るっ!!』

クラウド「まさか、あの連携技は?!」

ティファ「ダブル魔封剣?!」


でっ……、出来ちまったぜ。
実は民家で休んでいる時に…クラウドたちを主要メンバーに迎える直前の時に、銀髪の綺麗な姉ちゃんが俺の所に来たんだよなぁ。
かつては自分が使っていた連携技らしいが、同じようなやり方でも…ケフカにダメージを与える事が出来るらしい。
へへっ、初めて使ってみたけど……仲間と力を合わせるのも悪くはないな。
お得意の断末魔を言いながらも、俺たちは無事にシルバードを奪還した。
だけど、これで一件落着じゃないのは…俺が言うまでもねーんだけどな。

9話に続きます。

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.12 )
日時: 2024/01/12 11:24
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第9話「それぞれの道へ」


【シルバード内】


・ポップ視点


ティファ「此処を……、こうすれば♪」


やはり、潜水艦の時の器用さが生かされてるわ。
こういう時に、『物知りゼル』を加えたら…折角いる仲間たちの出番が大いに減っちまうとこだったぜ。
今度こそ、事件は解決したと言い切ってもいい。
本当は素直に喜びたいとこでもあるが、俺はそうなれなかった。

-----


ポップ「………。レオナ………」

クラウド「ティファ。この辺りで着陸しよう」

ティファ「うんっ!」


俺の代わりに、クラウドがティファにそう指示をした。
止められそうな場所に強化したシルバードを停車すると、俺はある決意をする。
ほんの少しの希望かも知れないが、もしかしたらレオナも……この島に流れ着いてるかも知れない。
1人1人が順番ずつ降りていくと、何処からか犬の鳴き声が聞こえたんだ。
あの鳴き声は、もしかすると?!


-----


【村の広場】


「わ〜い。やっと仲間に会えた!」

ポップ「リノア。無事だったんだな」

リノア「うん。大体の話はスコールから聞いたんだ、ポップたちが此処に戻って来るかも知れないって聞いてね」

ポップ「……。でも、レオナは………」

『……………』

ゼル「なあ、ポップ!」

ポップ「何だよ?」

ゼル「その…。レオナ姫の事だけどよ、最果てにいるゴルベーザなら……何か知ってるかもしれないんだよ!」

雷神「おおっ。もしかしたら、奇跡は起きるもんよ♪」

クラウド「無理だな。仮にそうだとしても、問題がある」

スコール「ああ。先行しているルキナたちから聞いた情報だが、姫にそっくりな人形が現代にあるそうだ」

ノヴァ「要するに。姫の動きを完璧に見極めないと、ドッペル人形が手に入れられないという事か…」

「その役目、私がやるわ!!」

バッツ「マァム。もういいのか?」

マァム「それはこちらの話。バッツさんたちだって、完全に完治した訳じゃないんでしょ?!」

バッツ「………。そうだな、いくらゼバロに支配されていたとはいえ。俺たちは何て事をしたんだろう…」


バッツたちも、知らない内に利用されていたんだな。
あの大破壊のせいで、バッツたちは何とか正気に戻った。
一旦俺たちは重要な役割から外れ、代わりにスコール ゼルが彼女の班に加わる。
シルバードは3人乗りだからな、残りはゴルベーザが前もって準備してくれた飛空艇で時の最果てに向かおう。


-----


・マァム視点


【シルバード内】


マァム「………ッ!!!」

ゼル「なっ……、何だかよく分からねーが……かなり強力なエネルギー反応だぞ!!」

スコール「まさか、黒の夢の影響か?!」


クラウドさんたちには無理を言って交代して貰ったのはいいけど、見た事のないダンジョンが各時代に出現する。
スコールさんはそのダンジョンを、黒の夢と言う。
つまり、ダイや他の皆を迎えに行ってからじゃないと……この先は危険って事かも知れないわね。
まずはトルース村に行って、リーネ広場である程度肩慣らししてから…へッケラーの小屋に向かう必要がありそうだわ。
ごめんなさいポップ、レオナを復活する為の前肯定だけは…他でもない私にしか出来ない大事な役目その物なのよ。

10話に続きます。

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.13 )
日時: 2024/01/13 09:08
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第10話「復活させる為の方法」


【時の最果て】


・ポップ視点


「……。そなたの想い人である姫君を復活するには、2つの方法が必要になるぞ」

ポップ「2つの方法…?」

ゴルベーザ「まず。シルバードを手に入れた時代へ行き、その姫君そっくりの人形を見せる事により…3体の人形たちがそなたたちを『死の山』から守ってくれるそうだ」

リノア「その人形ですけど、今はスコールたちが取りに行っています!」

ゴルベーザ「そうか。後は、これも必要になるだろうな……」


これ……、確か時の卵って奴だよな。
本来ならこの時代の賢者・ハッシュから貰う感じだけど、長く闇の中で生きて来たゴルベーザにとっては……罪滅ぼしだろうな。
ゼルの言っていた通り、ゴルベーザは既にこの先の行動を読んでいたよ。
俺はその卵を受け取り、後はPHSを使ってゼルを呼び出した。


-----


『ピリリリリー………』


ポップ「おう、ゼルか?」

『ポップじゃねぇか。どうした?』

ポップ「分かったぞ。レオナを復活させる為の方法がな!」

『要するに。その内の2つは持っているって事になるな?』

ポップ「ああ。そっちはどうだ?」

『へへっ。2回目で何とか手に入れられたよ、今はマァムとスコールがクロノの家で『例のイベント』に入っているからよ……』

ポップ「そうか…。準備が出来次第、中世に集合な?」

『了解っ。こっちもそろそろ出発らしいから、また後でなっ!』

ポップ「ああっ!」


例のイベント……、要するにレオナの人形はそこにあったのか。
そして、本人を生き返らせる為に死の山へ向かう事になる。
まずは合流してから、誰を連れて行くかを考えよう。
仲間は沢山いるから、どの組み合わせで行くかが最重要になるだろうぜ。
名前の通りあそこは冬みたいな山だからな、防寒具は絶対に必須だろうぜ。


-----


「ポップ!」

ポップ「何だよ、雷神!」

風神「……。今回はアタシたちが行くよ、少しでもポップ…アンタの役に立ちたい」

雷神「そうだもんよ。此処まで来て、同行しないって言わないよな?」

ポップ「…。そうだな、勿論いいぜ!」

ノヴァ「ポップ。姫の事、宜しく頼む!」

クラウド「ああ。留守は俺たちに任せてくれ!」

ポップ「ノヴァ…クラウド……。ああ、行って来るぜ!!」


よしっ、まずは中世に向かうぞ。
今頃は、ゼルたちが早く到着している筈だ。
スコールは寒さに何とか耐えているけど、ゼルとマァムは震えている筈だぜ。
それ以前にこっちの方は、雷神の奴が薄着だったわ。
俺が言うと分かっていたのか、バッツが俺と雷神に防寒具を着せてくれる。
ティナは風神の方に行ってるから、これなら寒さ対策はバッチリだな。
ごめんな皆、レオナを連れて…必ず戻って来るからもう少しだけ辛抱しててくれ。

11話に続きます。

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.14 )
日時: 2024/01/14 14:48
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第11話「一時的な別れ」


【中世 監視者のドーム】


・雷神視点


『ポスッ』


「分かったぜポップ、そっちは任せたわ!」

ポップ「ああ。レオナを連れて必ず戻る、それまでバッツたちと待っていてくれ!」

ゼル「おうよっ!」


全然変わってなくて安心したもんよ、ゼル。
一緒に再会して、同じように夢のような闘いをした時も…相変わらずだったな。
まずは木の影に隠れ、風の状況を見ながら進む。
風神は堪えてるが、俺は少しだけ肌寒いもんよ。
まさに此処は、極寒な山と言ってもいい位だもんよ!!


-----


【死の山】


ポップ「無駄な戦闘は避けるぞ。いいな?」

雷神「了解だもんよ!」

風神「御意!」


確かに、弱い奴らがうじゃうじゃいるもんよ。
だが、ポップは俺たちの為に先へ進む。
よしっ、俺たちも続いて行くもんよ!!
何とか行けたのはいいけど、今度は急な坂が控えていた。
その前に殺気がする、洞窟の方からだもんよ。
こいつが小さいラヴォス、俺たちの攻撃範囲は…口のみだもんよ。

12話に続きます。


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