二次創作小説(新・総合)

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【とんがりボウシ】魔法の世界で  〔オリキャラ1名募集中!〕
日時: 2024/08/01 23:33
名前: ミニウサギ (ID: 2nrfRM.C)

久しぶりです!ミニウサギです!
最後に投稿してからもう2,3年経っちゃいましたけど…。最近またとんがりボウシのゲーム再開したので久しぶりに書きたくなっちゃいました。
今回は捏造多め、戦闘ありの作品となります!
今度は一人だけ募集します


attention!
・誹謗中傷禁止。
・感想大歓迎!
・内容に関係ないレスはお控えください。
・捏造多め
・戦闘アリ
・作者は寂しがりなのでたくさんコメントしてくれたら助かります。


オリキャラ募集!"生徒以外"のキャラでも構いません!
一応コピペは残します。
【名前】:
【愛称】:
【年齢】:
【学年】:
【性別】:
【容姿】:
【誕生日】:
【得意魔法】:
【性格】:
【好きなもの】:
【詳細】:


ゆっくりしていってね!(ゆっくり風)

Re: 【とんがりボウシ】魔法の世界で   ( No.16 )
日時: 2024/02/16 17:40
名前: ミニウサギ (ID: 2nrfRM.C)

2話 私に料理をさせるな

魔法学校に入学して早一週間。友達ができたり、魔界の歴史や魔法語など色々学んで充実した生活を送れている。……が。
「リヨースアールヴさん、残念だけれど貴方だけ宿題としてクッキーを作ってきて貰います。……他の人も一緒に作ってるのにどうしてそんな産まれたての魔物みたいな物ができあがるの?なんか……蠢いているけれど……。爆発されないだけマシだけれどこんなこと初めてよ……」
私の前にはメリッサ先生。そしてテーブルに置かれているこのゲロみたいな色と形状をした蠢いている物体は私が作ったはずのクッキー。
今の時間は制作科の授業。人間界でいう家庭科のようなものだ。勉強は好きだが料理だけはどうしても駄目なのだ。そしてこの始末。
「次の授業までにちゃんと"クッキーの形をしたクッキー"を作って持ってくること。いいわね?」
「はい……」
恥ずかしい……。それも同じ班になったメロリンのクッキーの出来栄えがお店に出せるレベルなので余計に恥ずかしい。
「ティフィ、私が教えようか……?」
「ううん、なんとか一人で作れるようにならないと。」
やめてくれメロリン。レベチな人に同情で教えられるのは正直恥ずかしい。
放課後材料買いに行こう……。
「……ティフィ、学校で教わったと思うんだけど、許可がでた生徒はモールでお店を持つことができるよね。お店を持つ先輩に教えてもらったらどうかな。」
シンがそうアドバイスしてくれた。メロリンといい、私は良い友達を持てて幸運だ。
「お店を持つ先輩かぁ。でも知り合いの先輩なんていないしなぁ。」
「"ドゥ・クラッツィオ"……」
うん?後ろを振り返ると、こちらの住人の同級生、パメラがいた。
「アステリア・クラッツィオ先輩のお店、"ドゥ・クラッツィオ"に言ってみたらどう?相談にのるのも、人にものづくりを教えるのも凄く上手な人よ。私も困ったことがあったら先輩のお店に行って相談に乗ってもらって相談内容に合う魔法アイテムを売ってもらってるのだわ」
ほう……。ドゥ・クラッツィオ……メモしとこ。クッキーの材料買ったら寄ってみようかな。
「あ、でも先輩本人がいるのは火、水、木曜日の夜だから間違えないようにね。」
じゃあ行くのは来週の火曜日にするか。

Re: 【とんがりボウシ】魔法の世界で   ( No.17 )
日時: 2024/02/25 01:26
名前: ミニウサギ (ID: 2nrfRM.C)

火曜日……
"ドゥ・クラッツィオ"……ここか。
黒を基調としたビビットピンク混じりの壁が特徴的な外観をしたお店だ。
一応有り余るほどクッキーの材料を買ってきた。準備は出来たが、少し緊張する。
お店に入ると、ピアスやネックレスなどのアクセサリーや可愛らしいマスコットキーホルダーなど様々な物が売られている。
「いらっしゃいませニャ!」
バイト猫さんがそう言って出迎えてくれる。バイト猫さんも売り物も可愛い……じゃなくて!
「いらっしゃ〜い。」
お店の奥から緑色の瞳とウェーブのかかった金髪をしたおしゃれな女性が出てくる。
「始めましてここの店長、アステリア・クラッツィオよ。貴方がティルフィング・リヨースアールヴちゃん?」
唐突に名を呼ばれて驚く。そういえば、高等部では占星術を学ぶと聞く。それで私がくることを知っていたのだろうか?でも名前まで当てるとは……。
「あっはっは。なんで名前を知ってるんだって顔してるね?君が今日来ることは占星術でわかったけど、名前までは当てられないんだよね。」
あれ?じゃあどうして知ってるのだろうか?
「メリッサ先生に頼まれたんだよ。多分他の生徒から貴方のことを教えられてるだろうから、もし来たら親身に教えてあげてってね。」
ええ……。
「おまけに、今まで教えてきた生徒の中で一番酷い出来……産まれたての魔物みたいなクッキーを創造したんだって?」
うう……創造と産まれたての魔物という表現に悪意を感じる……。
「ま、厨房に来なよ。教えてあげるから。」
「あ、ありがとうございます!お世話になります!」
私はアステリア先輩に着いていき、厨房へ向かう。
「材料とかエプロン持ってくるね」
「大丈夫です!持ってきたので!」
私はそう言って学生カバンから先程買ってきたばかりのエプロンと調理用帽子を取り出し、身につける。
「じゃ、じゃあ材料を……」
「余裕を持って50人分くらい買ってきました!」
「ごじゅっ……!?それ凄い額になったんじゃない!?」
目を見開く先輩。私何か悪いことした?
「上手くできる自身がなくて……。ちょっと買いすぎちゃいましたかね?」
「ちょっとどころじゃなくない……?もしかして実家お金持ち……?」
先輩、何やら独り言を呟いている様子。どうしたんだろ?
「先輩?どうされたんですか?」
「え?ああ、いややる気が十二分にあって良いなと……。あ、忘れてた。名前長いから私の事はリアでいいわ。貴方のことな何と呼べばいい?」
「周囲にはティフィと呼ばれています。」
「うん、じゃあティフィ。とりあえず始めようか。材料出してくれる?」
リア先輩はウェーブがかった髪を一つに結んで調理用帽子に収めながらそう言った。
「はい!」
私は小麦粉、砂糖、卵、バターを取り出す。今になって気がついたが、調理器具も買うべきだったと気づく。
「手は洗ったわね?じゃあまずは……」
調理開始!
「混ぜただけなのにバターが液状に……?」
「さっくりと混ぜ……あれ?焼いてないのに焦げ目が……」
「へー、型抜きってまな板も型抜きできるんだー」(私何言ってんだろ)

チン!
とりあえず最後までやったが……駄目なんだろなぁ。で、焼き上がったものはというと。
「……溶けたダークエルフの赤ちゃん????」
以前と同じようにドス黒くて生き物のように蠢く物質ができてしまった。
「味見……してみますね」
私はなんとか蠢くソレを摘む。うわ、微妙に柔らかくて気持ち悪い……。
「無茶して味見しなくていいからね……?」
私は口を開けてゆっくりとクッキーもどきを入れようとする。すると……。
「店長を出せ!宝石爆弾を作れ!」
「お客様、困るニャ!」
何やら表が騒がしい。強盗?
「あー、たまに来るんだよね、取り扱ってない危険な物を作ってくれって言う奴。取り扱わないっつってんだろ。」
「いかなくて良いんですか?」
「大丈夫、厨房と店に繋がるドアに罠が張ってある。」
ああ、魔法で罠を仕掛けたのか。

Re: 【とんがりボウシ】魔法の世界で   ( No.18 )
日時: 2024/02/23 01:33
名前: ミニウサギ (ID: 2nrfRM.C)

おわかりいただけただろうか……
私のオリキャラのプロフィールが修正されていることに……
>>1

Re: 【とんがりボウシ】魔法の世界で   ( No.19 )
日時: 2024/03/12 15:16
名前: ミニウサギ (ID: vx9vqVej)

「おいてんちょ……あぎゃぁぁあぁっ!!!」
相手がドアを開ける途中で何らかの刺激を受けて倒れた。身体が痙攣したあたり電撃魔法かな。
「あーあ……。……そうだ。」
リア先輩は何かを閃いたようで、倒れた相手を身体を厨房に引きずり込み、椅子に括り付けると「ちょっと待ってて」と言って一度表に出た。
「しょうひ………怪我……」
「だ……ニャ」
バイト猫さんと何かを話しているようだが、被害の確認だろうか。
少ししてリア先輩は戻ってきた。
「よし、こいつには店を襲った罰として、あたしたちのじっけんだ……いや、どく……試食役になってもらおうか」
何やら不穏な単語が並べられた気がする。
「私が作ったクッキーを食べてもらうってことですか。お、丁度目が覚めたようです。」
「あれ……ここは……」
おお、なんて哀れな強盗さん。不運なことに今日私がこの店に来ていたのが運の尽き。通常の強盗とは違った不安に塗れた罰を受けるなんて。
「運が悪いね、青年。今日は生憎、料理で名状しがたき生命体を生み出してしまう彼女がクッキー作りの練習に来ていてね。」
青年はテーブルの上に置かれた私のダークマターを一瞥すると顔を青ざめさせ、歯をガタガタ鳴らし始めた。ちょっと傷つく。
「あ、じ、自首するから許し……」
「試食役を引き受けてくれたら警察に突き出さないよ。まあそれ以前に君に拒否権はないけど」
「ハイ……」
強盗さん……何かごめん……。

練習再会!!
一度目二度目は強盗さん泡吹いて倒れたけど、回数を経るごとにどんどんまともになっていった。
見た目がまともになってきた5回目以降は私と先輩も試食に参加。
「なんだ、苦手意識があっただけで容量は良いんじゃん。力加減を体で覚えれば良かっただけか」
なんか褒められた?ちょっと嬉しい。
10回目……。
見た目も味も問題なしのクッキーが完成!
「うん、完璧!クッキーに関してはもう教えることなし!本当に力加減を体で覚えたら難なくなんでも作れると思うよ、君なら」
先輩はラッピングしたクッキーを手渡してくれながらそう言ってくれた。
「本当ですか!ありがとうございました、先輩!」
「お店を開く予定があるならいつでも相談しにきてもいいからね」
そんな予定は当分ないが、それだけ先輩は私の努力を買ってくれているのだろう、思わず微笑んでしまった。
「はい!」
「お店以外の相談でも勉強でもなんでも良いからね〜。あ、連絡先交換しとこうか。」
「良いんですか!」
「袖触れ合うも他生の縁」
初めて聞く言葉だ。私が首を傾げると先輩はそれに気がついたように教えてくれる。
「人間界の極東出身の友達がいてさ。それで知ったんだけど、この言葉は「どんな些細な出来事、交渉でも偶然じゃなく深い縁があるから起こる」っていう意味なんだって」
「へぇ……」
私は寮生活初日に見かけた黒髪の高校生先輩のことを思い出した。
「ほら、君も」
私達の連絡先交換が終わると、先輩は強盗の方にも向き合った。
「え」
「バイト少ないし私忙しいから店あんま回んないからバイトになってよ。あんたの監視になるし……。それに月末は特に忙しくてさ。モデルの仕事で詰まるんだわ」
モデルさんなんだ……ていうか先輩優しいな、面倒見もいいし。
「え、あ、ありがとうございます……?」
なんだかんだあったけどとりあえず私自身の問題はクリア。
明日先生驚くだろうなぁ。

翌日
「素晴らしい!リヨースアールヴさん、よく頑張りましたね。先生驚きました。」
「いや、リアせんぱ……クラッツィオ先輩のおかげです。」
リア先輩の名を出すと、先生は少し複雑そうな表情を浮かべる。
「ああ……あの子……悪い子じゃないし色々と実力の高い生徒だけれど……。あまり接近するのはおすすめできないかも……。私が彼女に貴方のクッキーの件を頼んでおいてアレだけれど……。」
うん?
「彼女、割とその……問題児だから気をつけてね……」
え、連絡先交換しちゃったんですけど……。まあ大丈夫だろう。

Re: 【とんがりボウシ】魔法の世界で   ( No.20 )
日時: 2024/03/19 01:03
名前: ミニウサギ (ID: vx9vqVej)

次の更新は4月中に投稿します


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