二次創作小説(新・総合)
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- 【とんがりボウシ】魔法の世界で 〔オリキャラ1名募集中!〕
- 日時: 2024/08/01 23:33
- 名前: ミニウサギ (ID: 2nrfRM.C)
久しぶりです!ミニウサギです!
最後に投稿してからもう2,3年経っちゃいましたけど…。最近またとんがりボウシのゲーム再開したので久しぶりに書きたくなっちゃいました。
今回は捏造多め、戦闘ありの作品となります!
今度は一人だけ募集します
attention!
・誹謗中傷禁止。
・感想大歓迎!
・内容に関係ないレスはお控えください。
・捏造多め
・戦闘アリ
・作者は寂しがりなのでたくさんコメントしてくれたら助かります。
オリキャラ募集!"生徒以外"のキャラでも構いません!
一応コピペは残します。
【名前】:
【愛称】:
【年齢】:
【学年】:
【性別】:
【容姿】:
【誕生日】:
【得意魔法】:
【性格】:
【好きなもの】:
【詳細】:
ゆっくりしていってね!(ゆっくり風)
- Re: 【とんがりボウシ】魔法の世界で ( No.11 )
- 日時: 2024/01/16 01:05
- 名前: ミニウサギ (ID: 2nrfRM.C)
【1話・前半】入学式
食堂で朝食を済まし、ローブを羽織ってカバンを持った部屋から出る。
「いってきま〜す」
朝食で食堂に行っているテツさんのいない寮監室を目にしつつ寮の扉を開ける。
外界のまばらに見える人影の一部に同じローブを来た新入生だろう、皆浮き足立っているように見える。
「今日は入学式……!」
私も逸る気持ちを抑えながら足を踏み出す。
昨日一昨日は引っ越し後の買い出しや親からの早すぎる仕送りの受け取りやらで忙しく、ゆっくり町並みを見れなかった。しかし、今日から学校だと考えるとなぜこんなに素敵なのに気が付かなかったのかと思うほど町が煌めいて見えた。
後ろを振り返り、寮を確認する。大きく、まるで大樹かと見紛うような建物だが茂る葉の上に大きな帽子を被っている。
「新しい学校、新しい町……」
私は上機嫌で踵を返し、寮を後にする。人間界と同じように緑豊かで……どういうわけか寮と繋がっている魔界出身の生徒の家がある。理由を聞いてみたが、特に意味はないそうだ。じゃあ家いるのか?と普通ならツッコむところだがまあ良しとしよう。上にアーチが見える階段を登ると学校が視界に入る。黒いローブを来た新入生が吸い込まれるように校内へ入っていく。
「ここがアンブローズ騎士魔法学校……」
私は自然と力が入り、緊張で足が重くなったように感じた。
校内に入り、入口の真ん中に見える階段を登って3階の講堂に入る。
そこには多くの新入生がおり、左右両方の端に先生方が席についていた。
私はカバンから学生証を取り出し、クラスと出席番号を確認する。
「1年A組、30番……」
私は舞台の近くまで行き、クラスが書かれた看板を確認し、移動する。が、どういう順番で並んでいるのかわからずにいると、最後尾のメガネをかけた男子生徒が教えてくれた。
「来た順だよ」
「え?ありがとう!」
私は最後尾の彼の後ろの席に着く。
「教えてくれてありがとう。私はティルフィング・リヨースアールヴ。好きに呼んで良いけど、よくティフィって呼ばれてる。貴方は?」
「僕はファリシン・カーロウ。呼び方はシンで良いよ。よろしくね、ティフィ。」
「うん」
シンは微笑むと体ごとこちらに向けてくれて話してくれた。出身は人間界のどこなのかとか、魔法なんて始めてだとか、他愛のない話をしているうちにあっという間に講堂の席が埋まってしまった。
ざわざわしている講堂の中、杖が床を2回叩く音で話し声がピタリと止み、全員前を向く。
「入学おめでとうございます、皆さん。私はこの学校の校長です。今日からよろしくお願いします。」
講堂のステージに立っている校長の姿は他の魔界出身の生徒と同じように不思議な形をしていた。
「太陽……」
- Re: 【とんがりボウシ】魔法の世界で ( No.12 )
- 日時: 2024/01/16 23:58
- 名前: ミニウサギ (ID: 2nrfRM.C)
一応言っておくけど、一番最初に(編集したけど)書いてあるけれども
作者は寂しがりなのでなるべくたくさんコメントしてほしいです。というかしてくださいお願いします。
- Re: 【とんがりボウシ】魔法の世界で ( No.13 )
- 日時: 2024/01/18 17:06
- 名前: ミニウサギ (ID: j9SZVVec)
【1話 後編】
太陽の形をした頭の校長先生は新入生への激励の言葉と魔法使い及び騎士としての成長を願うといった旨の話をして退場していった。
次々へと各教科の先生が自己紹介と教科についての話をして退場していく。
一部の教科は「それいる?」とか「何それ」とか思うようなものもあったが正直、話を聞く限り基礎系が多くて(当然だが)萎えそうだが、基礎ができなければ力はなかなかつかないもの。気を引きしなければ。
「はい、皆!各教室に移動して。席は適当に座ってね〜」
そう言いながら手を叩くのはファッションの教師であると同時に人気モデルのヴィッキー先生。この世界って公務員でも副業できるんだ。
私たち新入生は列に並んだまま教室に向かう。
教室に入るとヴィッキー先生に言われた通り、適当な席につく。もちろん私は黒板が見えやすい一番前の列で真ん中の席につく。
「勇者かよ」
おいそこの男子、聞こえてるぞ。学生あるある、前側に座りたがらない、もしくは当てられにくい席に座りたがる。
どんどん席が埋まっていく中、左隣の生徒が話しかけてきた。
「やほ」
オゥ、またもやシン。偶然かな?とりあえずこちらも笑い返す。右はというと魔界出身の子だ。可愛いメロンパンの帽子を被った可愛い女の子である。
「よろしくね、私ティルフィング・リヨースアールヴ。」
「え、あ、め、メロリンなの……。よ、よろしく。」
性格は控えめなようだ。メロリンか、可愛い名前だな。恥ずかしがりながら俯いてやがる。Oh,メロリン机の端をwatch!カワイイカワイイね。
「はい、皆。全員いるかな〜」
またおまえ……いや、貴方ですかヴィッキー先生。このクラスの担任だったのか。
「今日からこのクラスの担任になるヴィッキーだよ〜。知ってる人も知らない人、どっちもいると思うけどアタシはベリーズのモデルやってます。そこんとこよろしくゥ」
反応が若い。よく女性に年齢を聞くなと言うけど、いくつなんだこの先生……。
「あ、待って。教科書運んでなかったわ。ちょい待ち〜」
数分して戻って来ると段ボールを4個抱えて持ってきた。前見えてないよね?大丈夫?
「先生まさかゴリラ……」
人間の男子生徒がそうつぶやく。
「はいそこ〜違うからね〜。魔法で軽量化してるだけだから〜」
よかった。モデルなのに筋肉バキバキだったらどうしようかと。
教科書を並べ、生徒が1冊ずつ持っていく。
- Re: 【とんがりボウシ】魔法の世界で ( No.14 )
- 日時: 2024/01/23 21:27
- 名前: ミニウサギ (ID: 2nrfRM.C)
期末テスト期間中なので暫く更新できません
- Re: 【とんがりボウシ】魔法の世界で ( No.15 )
- 日時: 2024/02/01 19:29
- 名前: ミニウサギ (ID: 2nrfRM.C)
続き
学生あるある。配布された教科書が多すぎてカバンの中に入らなさそう……。
「教科書全員取った?あと一応言っておくけど、教科書全部学生カバンに入るからね〜。魔法特製のカバンだから持っても軽々だよ〜」
マジか。入るんだこの量……。教科書以外にも筆記用具とかノート居るしな……。待てよ?学校長期休み前の学校最後の日に荷物全部持って帰っても平気……ってコト!?(最終日に全部持って帰っちゃう派)
「じゃあ次は……魔法の帽子と杖の配布だよ〜」
そう言って先生は教卓の下から2つの段ボール箱を出した。
「………取っていって貰うの面倒だから帽子と杖はアタシが机の上に置いていくね」
さっきもそうしてもらって欲しいと思ったが、教科書は多いから仕方がないか。
先生が早速段ボール箱を開けると、帽子と杖が生徒たちの机の上に吸い寄せられるように置かれていく。
当然のように魔法が使われてる……これが魔界か……。
「先生、質問しても良いですか?」
シンがおそるおそる手を挙げる
「ん?え〜と君は……カーロウくんだね。どうぞ」
「どうして魔法の帽子が必要なんですか?」
確かに。魔法を使うだけなら杖だけで良くない?
「ああ。帽子は魔法使いである証であると同時に学生証でもあり、攻撃魔法から守る防御装置でもあり、杖とセットで身につけることで魔法を使うときの補助装置でもあるんだ。ついでに帽子の収納についても教えておくね。じゃあリヨースアールヴさん、帽子と杖を持ってちょっと来てくれる?実践だよ」
唐突に名前を呼ばれて少し驚いたが、すぐ黒板の前に出る。
「帽子は教卓に置いて。」
私は言われた通り帽子を教卓の上に置く。
「杖を片手で持って、右足を前に」
杖を片手で持って右足を前に……。
「そのまま時計回りに回って」
時計回り……。一瞬目の前が白くなったが、いつの間にか教卓の上にあった筈の帽子を被っていた。
「こんな風に、帽子を持ち歩かなくても変身すれば身につけているから手元になくても大丈夫。しくみ云々については、私もよくわからないけど帽子と杖を直に触った人がその帽子と杖の持ち主になると同時に帽子と杖が触った人を持ち主だと認識するらしい」
人間の子供たちは皆同時に「へぇ」と呟く。
「まるで物に意思が宿ってるみたいですね」
「まあ、魔界ではそんなに珍しくないことだよ。例を挙げるなら、住居区にある図書館に収蔵されている「水の書」と「虫の書」だね。普通に喋るし。ついでに言っておくけど「虫の書」は凶暴だから扱いには気を付けてね。根は良い子なんだけどなぁ。」
その後も他の説明やら校則の話やらしたけれども、自分が想像している以上に魔法が日常なのだと改めて実感した一日だった。