二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中03 身勝手お嬢様とお疲れ執事
- 日時: 2018/11/15 07:34
- 名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: MHTXF2/b)
奇数回スレッド
【逃走中03*身勝手お嬢様とお疲れ執事】
いつもお城に閉じ籠っていたお嬢様がお祭り騒ぎに紛れて飛び出した。
そんな彼女が巻き起こすイタズラに失態に逃走者は巻き込まれる。
>>2 逃走中参加者
【逃走中05*黒き武士の血眼】
次回、奇数回スレッドにて更新予定のドラマパートありの逃走中。
黒き武士が姫を守るため、愛し村を守るため、その目を開けば……
目の前はすっかり血の海、染まり行く特効服は勲章さ。
- Re: 逃走中03 身勝手お嬢様とお疲れ執事 ( No.21 )
- 日時: 2019/01/18 22:03
- 名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: /48JlrDe)
森の入り口とは何ですか、言われそうですがリリーが居た森への入り口です。
みじかめ
54:54
ことり
「広場ってここら辺だよね、ってあれ?」
ゆうき
「あ、曜ちゃん」
曜
「あ、ことりさんにゆうきさん!」
再び、合流だ。
ゆうき
「エリア移動するには広場、つまりここに向かう必要があるって言ってたけど」
ことり
「……」ユウキクンノウデツカーム
曜
「私も今さっき着いたばっかだから……あ、でも」
ゆうき
「……!」コトリチャンニウデツカマレテウレシーノ,メノマエノヨーチャンカワイーノ
曜
「ほら、今上を飛んでる何か……見えるでしょ? あれが気になるんだよね。通報する訳でもないみたいだし」
機械
「……」ブーンブブブーンボイボイムゲンダーイ
ことり
「そうなんだ、曜ちゃん。ね、ゆうきくん、二人きりになろうよ?」
ゆうき
「あ、うん! それじゃあまた何か情報があれば」
曜
「あ、はい。お、お幸せに!」
ことり
「うふふ……」
曜
「今日、ゲーム前からことりさん少し様子がおかしかったけど何があったんだろう」
スタッフ
「ヤンデレことり……」
曜
「本人前に言ったらことりのおやつ程度じゃ済まないですって」
スタッフ
「ゆうきさんならむしろwelcome、でしょうけど」
機械
「……」ブンブンブンハチガトブーン
曜
「あの機械、動き出してる……着いていってみようかな?」
しかし機械に夢中になっていると、ハンターの接近には気付けない。
54:01
ありす
「広場は……遠くはないですね」
文香
「言い方が曖昧だから何かを仕組んでるのかな」
渋谷凛
「取りあえず、ハンターに見つからないように広場へ急ぐしかないね」
この3人も広場へ向かう。
53:59
星空凛
「やばいやばいやばい、急いでクロックタワーを抜け出さないとだけど動けないよ!」
カードキーを取りに行った為にクロックタワー5階に居た星空凛。
星空凛
「まだ3階だから……もしかしたら逃げ遅れるかもにゃ……」
そんな凛に近付く、黒い影。
星空凛
「はぁー、落ち着くにゃ。こんな不安になってたら何も出来にゃっ……」
ハンター
「……!」
見つかった。
星空凛
「逃げるにゃー!」
元々距離もあった為、中々差が縮まらない。
星空凛
「はぁ、はぁ。クロックタワー出口が見えた……っ」
ハンター
「……?」
クロックタワーから脱出、そしてハンターも降りきった。
星空凛
「疲れたにゃ、歩いて間に合えば良いにゃ……」
果たして。
53:31
梓
「……普段よりハンターの数が少ないとはいえ、やはり怖いものは怖いですよ」
ハンターを十二分に警戒しながら歩く梓。
梓
「澪先輩の為にもせめて終盤まで生き残りたいです、だからこのミッションはクリアしないとです」
そんな梓の行く手にハンター。
ハンター
「……」スタスタ
梓
「ハンターですね、隠れていましょう」
スタッフ
「逃げないんですか?」
梓
「それで見つかってしまったらどうしようもないのでハンターを観察して動こうかなって」
ハンター
「……」スタスタ
梓
「脱出するにあたって多少の余裕は欲しいですが、ハンターに見つからないことが最優先ですし」
ハンターに見つからなかったようだ。
梓
「慎重に向かいましょう」
53:07
ダイヤ
「エリア移動ミッションですか、取り残された逃走者に迫る大量のハンター、それはそれは怖いですわね」
スタッフ
「思っていたよりも冷静ですが……」
ダイヤ
「まぁ冷静さを欠けばこのゲームにおいては致命傷となるでしょうし何しろルビィの存在がありますから」
スタッフ
「……妹さん、本当に大好きですね」
ダイヤ
「あんなに可愛いルビィを大好きにならない訳が無いでしょう、あの可愛さですから。
我が妹としてもとても愛らしいですが、街で見かけても目を引く可愛さがあの子にはありますし……他にも(割愛)」
- Re: 逃走中03 身勝手お嬢様とお疲れ執事 ( No.22 )
- 日時: 2019/04/18 00:09
- 名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: qO10t4WB)
更新が遅れすぎて申し訳ないね。上げ代りだ。
キャディクロヌ社
ミッションに動いてはいる逃走者をモニター越しに見ながら
ウミ
「逃走者もこのミッションには困惑しているようですね。ほぼヒントがありませんから」
アンズ
「ミッション成功させる気はあるの?」
GM
「無い」
アンズ
「即答しちゃったよ、この人。……というか、鶯谷があの店から消えてるんだけど」
アンズが表示した画面には人影のない、店。
ルビィがお手伝いに出向いたあの店である。
ウミ
「そういえば、あの人の下の名前は何なのでしょうか?
中々会う機会も無く、話したこともありませんでしたので聞きそびれてしまい」
アンズ
「無いよ」
ウミ
「え?」
ウミ
「アイツに下の名前とか無いから。鶯谷、ここでのアイツの名前はそれなんだよ」
GM
「……」
二人の会話に耳を傾けているのであろうか、無言でモニターにタップし、
とあるファイル[Nightingale]を開く。
file:[Nightingale]
password:[****]ピッ
46192356794813215464975431994367810200567461046146710192356407946132049375192004675293247097563156900423687499627692355810079461528482549372402673452994076358;6214894318219462334648046731646264……
Do you **** it?
[yes]
→pass:********
[no]
[cancel]
……。
GM
「……後にしよう。まだ、ゲームは始まったばかりだ」
GM
「まぁ……これくらいは」
シュン
メールが逃走者に送られた。
プルルルプルルル
52:30
広場
曜
「あ、メールだ!」
『ミッションへのヒント:
ほぼノーヒントとなっているこの脱出ミッション。
広場にはある異質なものがある筈だ。
そいつさえ見つけれやれば……手口は見つかる筈だ』
曜
「異質なもの……ってどう考えても」
機械
「……」ブンブンブブブン
曜
「うーむ、どうすれば良いんだぁ?」
一方その頃……
リリー
「……っ、誰よこの子は」
リリーが操縦していた機械にはカメラ機能もあり、
そこには機械を見つめる曜の姿が写り込んでいた。
リリー
「見たことが、ない人ね。もしかしたら手駒に使えないのかしら」
彼女は一瞬深く考え込むような素振りを見せたが、直ぐに機械を動かすと
リリー
「付いてきてくれると良いのだけど……」
機械が森の方へ、つまり新エリアへ向かって動き出した。
現エリアにて
曜
「あ、動き出したみたいだよ!
あ、でもあのお二人に電話とかした方が……あ、待ってよ!」
曜ちゃんは機械に吸い込まれるように着いていった訳でありまして。
51:45
ゆうき
「……曜ちゃん、何処に向かってるんだろう?」
ゆうきが見たのは曜のてくてくと歩く姿。
ことり
「ゆうきくん、曜ちゃんのことが気になるの? ことりよりも……」
ゆうき
「あ、いや、そういう訳じゃ! なんか、上を見て……あ」
ことり
「あれって、メールに書いてあった異質なもの、だよね」
ゆうき
「曜ちゃん、というかあの機械に着いていけば……新エリアに行けるかも」
ことり
「急いで行こう! ゆうきくん!」
そんなこんなでハンター襲来まで残り7分もない。
- Re: 逃走中03 身勝手お嬢様とお疲れ執事 ( No.23 )
- 日時: 2019/05/17 23:36
- 名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: zpQzQoBj)
星空凛(2)
小泉花陽(初)ーー
矢澤にこ(2)ーー
黒澤ダイヤ(初)
黒澤ルビィ(初)ーー
渡辺曜(初)
星輝子(初)ーー
安倍菜々(初)ーー
鷺沢文香(初)
橘ありす(初)
渋谷凛(初)
中野梓(初)
秋山澪(初)ーー
南ことり(初)
ゆうき(初)
残り9人でした。謝罪。
それからけいおん!の表示を間違ってました。戒めの為に修正はしません。
51:45
ゆうき
「……曜ちゃん、何処に向かってるんだろう?」
ゆうきが見たのは曜のてくてくと歩く姿。
ことり
「ゆうきくん、曜ちゃんのことが気になるの? ことりよりも……」
ゆうき
「あ、いや、そういう訳じゃ! なんか、上を見て……あ」
ことり
「あれって、メールに書いてあった異質なもの、だよね」
ゆうき
「曜ちゃん、というかあの機械に着いていけば……新エリアに行けるかも」
ことり
「急いで行こう! ゆうきくん!」
そんなこんなでハンター襲来まで残り数分。
ということで、現在の状況をお知らせしよう。
残る逃走者の9人は残り47:00までに新エリアに脱出しなければ、
46体のハンターの標的になってしまう。
新エリアに移動する為には森へ、
それもヒントから察するには空を飛ぶ機械に着いていく必要があることに
彼らは気付けるのか。
そして全員脱出は可能なのか……無理なのか。
51:30
広場付近
梓
「到着……しました。ふぅ、軽く走ってきたので息が切れますが……
あ、人が居ますよ!」
梓の行く先には
ことり
「ゆうきくん、ことりだけのことが好きだよね?」
ゆうき
「そ、そりゃ勿論だよ!(ことりちゃん、どうかしたのかな……?)」
更にその先には
曜
「あの機械、カッコいいよね! 触らせて……はもらえないか」
そして彼女の視線の先には
機械
「……」ブンブンブブブン
機械はゆっくりと、だが確実に森へと。新エリアへと向かっている。
梓
「着いて行きましょう、当然ハンターにも気を付けないとですが」
だって、逃走中ですから。当たり前のことを言わないでね。
51:12
広場付近
星空凛
「ふぅー、疲れたにゃー。ハンターから逃げてきたけど……あ、ことりちゃん!」
ことりちゃんとイチャつくゆうきさんも発見した星空凛。
星空凛
「って……ここ、ミッションの場所の広場にゃー! 凄い、偶然だよ!」
無我夢中で走ってたら広場に着いた、そうです。
星空凛
「……みんな、何かに着いていってるのかにゃ? 凛も着いていくにゃーっ!」
走り出した凛、だが開けた広場には黒い影が2つ忍び寄っていたなんて、
知らないだろう。
50:58
????
「……」スタスタスタ
直に広場の全貌を見ることになる、黒い影。そして、もう1つ。
50:46
????
「……」スタスタスタ
広場付近にて広場の様子を伺っているようだ。ここで?をオープン。
50:42
広場
曜
「おぉー、森に入っていくみたいだよ!」
広場より森に入り込んだ曜は気付いていないようだが……
ハンター
「……!」
ハンターが広場に居る誰かを見つけたようだ。
星空凛
「うわっ……逃げるにゃー!」
ハンターからやや距離のあった星空凛も直ぐ様逃げる。
そしてハンターの標的は
ことり
「やだ、ハンターは来ないで!」
ゆうき
「ことりちゃん、こっちに来て!」
イチャイチャが当たり前、とあるカップルのようで。
そして二人仲良く手を繋いで逃げてます。
問います、これは鬼ごっこでしたっけ、と。
答えはNOです、逃走中はカップルでも容赦しないのです、と。
ハンター
「……!」タッタッタッ
ゆうき
「俺が囮に」
ことり
「そんなの、ダメっ!」
ハンター
「……!」タッタッタッ
ポン
ポン
50:22
南ことり、ゆうき確保、残り7人
ちなみにもう一人の黒い影さんは
50:20
広場付近
ダイヤ
「なっ。あ、あの二人……な、何してるんですかっ!?」
破廉恥厳禁ダイヤさんが見たのは
ことり
「うぅ……捕まっちゃったよ」
ゆうき
「でも、二人一緒だから大丈夫だよ」
確保後にも関わらず、ことりちゃんの頭をなでるゆうきさん、
それを受け入れることりちゃん。
ダイヤ
「……いえ、この位で心を乱されていては逃走中を逃げ切れませんわ。
善い修行になりそうです」
おや、慣れてしまったかい。
ハンター
「……」スタスタスタ
ハンターはこうしてる間にも動き続けている。
50:12
???
曜
「ねぇ、まだ?」
機械
「……」ブンブンブブブン
広場から外れ、今現在は逃走エリア外を歩く曜ちゃんだが。
曜
「……あ、大きな門を見つけたよ! よし、皆にチャットしよう!」
チャット
[曜:新エリアへの入り口を見つけました。私か、機械に着いて行けば大丈夫!]
曜
「私だって道を覚えたからこれで皆を先導できるね」
そのようです。
49:54
広場付近
渋谷凛
「……あ」
文香
「少しは人は居るみたい……」
ありす
「ただ、森の入り口は分かりませんが」
そこへ
ダイヤ
「……ハンターも消えましたし、動きましょう」
さらに
梓
「……慌てて隠れて大正解でした、とはいえヒントが消えちゃいましたけど」
広場には星空凛も含めて6人、
つまり曜を除けば全ての逃走者が集まったことになる。
49:48
広場
ありす
「あ、ダイヤさん……」
ダイヤ
「言いたいことは分かりますが、ここに居ない曜さんも気になります」
渋谷凛
「曜さんを除けば皆、ここに居るんだよね」
鷺沢
「ハンターが来たら……もう逃げ切れないだろうけど」
そこへ
星空凛
「みんな、ミッションのこと話してるんかにゃ?」
梓
「時間がありませんよ、後3分もありませんよ!」
さてさて、どうなる。
49:30
エリア外
曜
「確か、ここをこう行って……だからこっちで」
森の入り口からエリアへ戻る曜、果たして間に合うのか。
曜
「……そういえば、あの門から見たことある後ろ姿が……
梨子ちゃんが見えたんだけど気のせいかな?」
リリー
「……」カチカチカチ
曜
「ってうわっ! 時間がないよ、急ごう!」
この流れだと最悪全滅の可能性もありますね、そうならんようにね。
49:12
広場
ダイヤ
「……取り敢えず、機械の方向へ進みましょう。
ここに居てもハンターに見つかるだけ。
事態を前進させるべきです」
梓
「そうですね……探さないと始まりませんし」
文香
「でも、機械なんて何処に」
ダイヤ
「……私は機械を確認してはいますが、距離があったので」
星空凛
「凛も機械を追い掛けてる人を見つけたと思ったら、
ハンターを見つけて逃げてきたにゃ」
ありす
「つまり、情報なしと」
そこへ
曜
「ヨーソロー! ごめんね、みんな!」
ここで曜が到着。
ダイヤ
「あら、曜さん……衣装に葉っぱが付いてますわよ」
梓
「何がごめんね、なんでしょうか」
曜
「えへへ、取り敢えず時間もないから着いてきてよ!」
そう行って走り去っていく、姿は徐々に小さくなる。
ありす
「追い掛けるべき、ですよね」
渋谷凛
「うん。時間もない、って言ってたからミッションを解決してくれるんだよ」
残る6人も曜を追い掛けて広場を抜けて、森へと潜り込む。
48:30
ミッション終了まで残り1分30秒。
曜
「割とギリギリかも……みんな、急いで!」
ダイヤ
「曜さん、流石に速いですわ……」
渋谷凛
「この森の道なんてよく覚えられたね」
星空凛
「凛だったら迷ってたにゃ」
と、曜にほぼ並走して走る集団。
文香
「ありすちゃん……大丈夫?」
ありす
「は、はい……」
梓
「あの人たち、足が速すぎませんか?」
速いです。
と、まだ年齢の低いありすを囲うように文香はありすと同じペース、
梓は二人より少し前、並走組より少し後ろを走っている。
43体ハンターが放出されるまで残り゛1分゛。
48:00
曜
「もうすぐ門が見えてくるから頑張って!」
渋谷凛
「……! 確かに遠くに見えるね」
星空凛
「駆け抜けるにゃー!」
ダイヤ
「え、ちょっと!」
それから約10秒後。
ありす
「文香さんは先に行って下さい……」
梓
「はぁ……皆で脱出できないと意味ないんですから、腕引っ張りますね」
文香
「ペースが速いかもだけど……追い付いて」
二人はありすの両腕をそれぞれ取り、走り出す。
ありす
「うわぁ……は、速いです」
47:30
曜
「ほら、あれが門だよ……そして新エリア」
星空凛
「よし、到着っと……」
ダイヤ
「何とか橘さん達の姿は見えてますが」
渋谷凛
(中々の距離を走ったのにそんなに息切れしてない……スクールアイドルって何なの)
何でしょう?
渡辺曜
星空凛
黒澤ダイヤ
渋谷凛
脱出成功
47:15
梓
「ほら、ちゃんと着きました……とはいえ、疲れましたけど」
ありす
「ありがとう、ございます」
文香
「このエリアでも頑張ろうね……」
これで全員がエリアを脱出した。
47:00
クロックタワー5階
そしてクロックタワー、民家などにハンターが設置されていく。
そして、動き出す。
ハンター×43
「……!」
牢獄
花陽
「あ、メールが届きました……読みますね」
ことり
「うん」
ゆうき
「……」
花陽
「残る7人、全員がエリアを脱出したそうです!」
牢獄
『やったー!』
澪
「……もう一通届いたけど、これは嫌な予感がするかな?」
ルビィ
「このハンターを見て察しちゃったよ」
ゆうき
「……詰んだ?」
澪
「読むね。これより牢獄の者へゲームへの復活のチャンスを与える。
このエリアを脱出、新エリアへ突入できれば復活。
ハンターに確保されれば、即牢獄。
ただし」
にこ
「ただし……って、まさか!?」
菜々
「うぅ……悔やむしかないです」
澪
「お金を200以上所持していれば、
馬車さえ見つけられれば新エリアへノーリスクで移動できる、って」
ルビィ
「あ……」
唯一その対象者
菜々
「ルビィちゃん、囲いますね」
ゆうき
「ことりちゃん、頑張ろう!」
ことり
「うん!」
にこ
「そこは通常営業なのね」
花陽
「その二人の関係にツッコむのが当たり前になっちゃったね」
そんな貴方も別所でフラグ建ってましたが。
復活ゲームに時間制限はないので、エリア内逃走者が全滅すれば、終了。
動き出したハンターは足を止めることを知らない。さぁ、始めよう。
ことり
「じゃあ、ことりが音頭を取るね……復活するぞー!」
牢獄
『おー!』ガチャン
ゆうき
「ことりちゃん可愛いー!」
ミッション3が終了して直ぐ様に復活ゲームもスタート。
さて、46体ハンターが蔓延るこのエリアで何人が復活できることやら。
スタート地点は牢獄、つまりクロックタワー前。馬車はエリア内を徘徊している。
ゴール地点は広場から逸れた森、つまり新エリアへ突入できれば復活、となる。
4190文字
……?
???
「って、次回は俺らも出せよな!」
おやおや、馬鹿達の声が聞こえてきたようだ。
【逃走中裏エピソード:六つ子二度目の襲来(02)】放送。
尚、裏エピソード01は01*にて書いているようで。今後も更新していきましょう。
おそ松
「ということで前回の分を言いに来たぞ」
チョロ松
「まぁ、このアホ長男はチビ太と逃走中してたけど」
カラ松
「更にツケを年下のMr.candyに払わせようとした未遂の罪もある」
トド松
「というか、逃走中には今ではテレビ出てない色んな人も出ているみたいだし……
おそ松兄さんにピッタリかもね!」ゲス顔
一松
「そ う だ ね……」
十四松
「トッティ、それってどういう意味ー?」
一松
「おそ松兄さんがやらかす可能性があるクソ長男ってこと……」
おそ松
「おい! 折角俺らの映画も公開されたってんのに俺の悪口かよ!?」
あめあん
「作者を世界から流すな、後ミスター呼ばわりしたカラ松、目潰しするよ」
カラ松
「WHY!? 目潰しは……や、やめてくれ、understand?」
あめあん
「だが断る!」
カラ松
「あ、あぁ、あ……」
あめあん
「目潰しなんかするつもりはないけどね……ただ」
六つ子
『ただ……?』
あめあん
「特別編を開催できるかも正直分からなくなってきた」
六つ子
『はぁ……?』
あめあん
「最近は文字を溜めて書いている訳なのだが、
いよいよ大人の階段を少しずつ登ってる訳で、考えた。
この時間は何なんだ、っていうか俺って何なのかって」
一松
「重い話?」
十四松
「エスパーニャンコと話すー?」
あめあん
「黒い言葉しか出てこないのでやめて」
おそ松
「だとしても、出させてくれよ!」
トド松
「でも、あくまで゛かも゛でしょ? 保護観察するしかないよ」
チョロ松
「まぁ、そうだね。出場の権限が僕らにもあめあんにも無いし」
あめあん
「そー。開催してるのは別世界の飴野くんやもの。
それを俺が文字で実況してるだけ、やし」
カラ松
「……飴野も大変だな。よろしく、と伝えといてくれ」
※飴野くん事情は更新していない
特別編??*回にて書いてあるので気になればチェックなのだ。
チョロ松
「招待状は届いているには届いたけど、これは不安かな」
あめあん
「尚、05*回の出場枠はまだ完全には決まっていないようで」
十四松
「……へー、どういうこと?」
トド松
「十四松兄さん、ここでアピールすれば
05*回に出られるかもしれないってことだよ!」
一松
「扶養面接……的な?」
カラ松
「あれは酷かったな……あぁ」
おそ松
「一松が酷かったんじゃねぇか?」
トド松
「いや、禁じ手゛孫゛で母さんの心を揺らしたチョロ松兄さん一択だって!」
十四松
「うーん、やきゅーできれば良いかな?」
あめあん
「話が脱線してるぞ……」
カラ松
「本題は……確か、逃走中六つ子枠争いで良いんだよな?」
あめあん
「そうです。05*枠に一人か二人を出すように交渉してきます」
カラ松
「誰からアピールを始めるか?」
トド松
「ここは僕から、でしょ!」
おそ松
「何処がだよ」
一松
「……まぁ、さっさと話せば良いんじゃない?」
トド松
「兄さんたちは黙っててよ!
ともかく、こんなこともあろうかとフリップに纏めてみたんだ、はい!」
チョロ松
「いや、どんな想定をしてるのさ!」
十四松
「流石のツッコミだねー」
あめあん
「ツッコミ枠も作ろうかな……ダンガンロンパも観たいなぁ」
カラ松
「他には?」
あめあん
「決めてません!」
トド松
「おい、フリップ観ろよ……」
あめあん
「あ、すんません……って、そうか」パシャ
トド松ポイント
・他の兄さんたちと比べて大分まとも
・若者枠としても出せそうでしょ?
・流行にも詳しいから皆と話題ができるし、コミュ力はあるよ?
・他の兄さんたちを見てみなよ。僕が魅力的に見えるでしょ?
おそ松
「2回も俺らを侮辱するなんて……回らない寿司をお前の金で食ってやるぞ!」
トド松
「や、止めてよ……!」
十四松
「あ、次はおれー!
フリップ、スタッフさんに借りて一松兄さんに書いてもらったよ!」
一松
「見てね……」
あめあん
「……字が小さいな」
一松
「その気持ち、分かってるよな。同じ匂いがする」
十四松
「同じ匂いなんてしないよ?」
あめあん
「同じ要素がある、例えば根暗とか……って言いたいんだろ」
※あめあんは根暗だからか、非常に字が小さいです。それから、字に癖があります。
十四松ポイント
・狂人+圧倒的運動神経は出す資格ある
・行動が予測不可能だけどゲームを楽しませてくれそう
・他の兄さんとかより考えはないけど、クソみたいなことは言わないピュアさ
・どんなゲームにもスパイスとして添えて良いんじゃない?
あめあん
「まぁ、狂人要素は他には中々無いから強みだよな……」パシャ
おそ松
「次は俺だな」
おそ松ポイント
・長男は一番最初に出すべきじゃん
・六つ子の象徴みたいなもんだし、さ?
・お金に執着してるし
・どう?
あめあん
「最後のは何なんだよ、バカなの?」パシャ
チョロ松
「理由がとてつもなく薄い」
カラ松
「あぁ、これでおそ松は離脱だな」
おそ松
「いや、おい!」
カラ松
「んじゃ、次は俺だな」
一松
「は? イタ過ぎて失格でしょ」
トド松
「確かにー」
カラ松ポイント
・ギルドガイなオレが出るべきだ
・逃走中なんてリスクのあって素敵なゲーム参加したいに決まってるだろ?
・ハンターとはサングラス同盟を組みたいし
・素敵なレディーに会いたいし
あめあん
「ハンターとは同盟を組めないので失格!」パシャ
ここからは文字数の都合上、ややカット。
チョロ松ポイント
・一番まともな僕が出るべき
・アイドルには詳しいよ
・ツッコミ枠とかどうかな
・お願いします
一松ポイント
・根暗だし猫好きだけど良いの?
・てか、他の兄さんたちも酷いけど十四松出してあげて
・クソ松は失格
・書くことないんだけど
おそ松
「カットされてるお前らはねぇな」
一松
「前回のあめあんの話は聞いてた?」
カラ松
「オレと一松が出る可能性が高いって話だな」
十四松
「そうだっけー?」
トド松
「ていうか、文字数割とキツいから結論出してよ!」
※現在6600文字を過ぎてます
あめあん
「特別編には追加も含めて全員出すけど……05*は待て。
可能性が高いのは一松、イタ松、十四松とだけ書いておこう」
イタ松
「いや、オレはカラ松……って、表示名まで変えるんじゃない!」
十四松
「ハンターかぁー、倒して良いの?」
一松
「倒さないで。ゲーム崩壊しないで。逃げるゲームだからね」
十四松
「でも、戦闘中もあるんでしょー?」
あめあん
「戦闘中はやりません!」
おそ松
「言い切るのかよ……」
トド松
「後170文字しか入らないよ!」
十四松
「戦闘中でなら、ハンターを倒せるんだよね!」
一松
「そんなゲーム放送したらバッシングでテレビ局袋だたきだよ」
おやおや、そろそろ文字数が限界のようだ。それでは、次回!
ここまで6921文字でした。
- Re: 逃走中03 身勝手お嬢様とお疲れ執事 ( No.24 )
- 日時: 2019/05/21 18:39
- 名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: YzjHwQYu)
とはいえ、大人数は目立ちます。早速、この集団がハンターの標的に。
00:14
クロックタワー付近
輝子
「フヒ……ハンター来てる」
菜々
「馬車を探しましょう」
ルビィ
「は、ハンターが多くてき、気持ち悪い」
菜々
「……あ、遠くから来ているあれ」
ルビィ
「ハンターも居る、けど馬車……!」
輝子
「私が囮になる……ね……」ダッ
菜々
「え、輝子ちゃん……!?」
星輝子、前方のハンターを連れながら馬車とは反対方向、牢獄側へ戻る。
菜々
「今のうちに」
ルビィ
「うん!」
そんな二人にも別のハンターが接近していた。
ルビィ
「あ、あの……お金あるんで新エリアまでルビィを乗せて、ください」
馬車
「……」カチャリ
ルビィ
「菜々さん、ありが……」
ルビィが驚いた顔を見せると
菜々
「……あ」
ポン
そして遡ること、約数秒。
輝子
「おつか、れさま……」
ポン
デレステ勢二人も消えました。
ルビィ
「ルビィ、頑張る!」
馬車に乗り込んだルビィは
黒く染められたクロックタウンを抜け出して新エリアへ向かう。
ただ、それは気紛れ。寄り道することだってある。
ルビィ
「……この方向、どこに向かってるの?」
ハンターを眺めながら。
00:42
広場付近
澪
「……ここは一人じゃハードルが高すぎる」
一人で広場前まで辿り着いても、そこで見えたのはハンターだらけ。
にこ
「あんたも同じ考えのようね……
一人じゃ駄目。何人かで行けば、自分が確保されるリスクは低くなるもの」
と、澪ににこが近付いて話し掛ける。
花陽
「でも、踏み出さないと始まりませんし」
さて、別の場所では。
01:15
ことり
「あれって花陽ちゃん達だよね?」
別方向の広場、森にやや近い側に居る二人。
ゆうき
(本当なら電話でも鳴らせばハンターを寄せ付けられる……
でもそんな手をことりちゃんの前では使いたくない)
ゆうき
「うぅ、どうしようか」
そんな訳で唯一の男、ことりちゃんの騎士で囮で狂い人ゆうきは悩んでいて。
さて、皆さん。ここで一つの疑問が生まれるはず。ハンターの目って節穴ちゃうん? と。
節穴ではなく、皆の潜伏スキルが傭兵並みに凄いってことです。
ことり
「もう待ってても仕方ないし、走っちゃおうよ!」
ゆうき
「そうだね、見つかるのは時間のもんだ……」
馬車
「……」パカラッパカラッ
馬車が遠回りをして彼らに近づいている。
ゆうき
「馬車に隠れながら行こう」
ことり
「え……うん!」
馬車
「……」パカラッパカラッ
ゆうき
「……」タッタッ
ことり
「思ったより速くない……ね」
ルビィ
「……あれ、ことりさんとゆうきさん?」
01:34
広場
花陽
「……あ! 馬車の足元」
にこ
「足がある……恐らくことりとあの作者よね」
澪
「私たちも行くしかないよ」
花陽
「いえ、まだです」
花陽の視界に映るのは馬車。
01:40
ゆうき
「急いで……って!」
ことり
「馬車が変な方向に行って……ハンターに見つかってないよね!」
ハンター
「……!」
いや、広場奥に居たハンターがカップルを発見している。
ゆうき
「急ごう……!」
ことり
「最悪、木陰に隠れれば良いもん」
そうして森へと突入する前にも
ハンター×3
「……!」
別のハンターに見つかった。
花陽
「あ、広場の一部のハンターが動きました……じゃ、私、行きますね」
にこ
「あ、花陽……!」
澪
「着いていくけど……ハンターに確保されても恨まないでね」
この3人も動き出すが、
ハンター×2
「……!」
こちらは2体のハンターに見つかった。
さぁサァ張った、張ったァ!
まず逃げ遅れた一人は
01:46
にこ
「花陽、あんた絶対に復活しなさいよ……」
花陽
「に、にこちゃん……!」
この言葉を最後ににこは花陽たちの元を離れて、ハンターを引き連れては
ポン
矢澤にこ脱落、残り四人
にこ
「……さ、戻りましょうか」
成績は良いとは言えなかったが、
活躍もしたしカッコよかったので問題ありません!
そしてカップルを追い掛けていたハンターは
ハンター×4
「……!」
じりじり確実に二人に迫っていた。
ゆうき
「振り返る余裕はない……どっちかがせめて」
ことり
「復活しないと……!」
そんなハンターの後ろには
花陽
「澪ちゃん恨みっこなしだよ!」
澪
「それはこっちのセリフだって!」
そして彼女たちの背後にハンターは
……
居なかった。
矢澤センパイさまさまってこと、でしたね。
ただ、逃走中ってそんな甘っちょろいゲームでしょうか、違いますよね。
ゆうき
「あ、門が見えた……」
ことり
「でも、体力が持たないよ……」
ハンター×4
「……!」タタタッ
花陽
「……(ことりちゃん達には申し訳ないけど二人が確保されれば花陽と)」
澪
「……(二人で復活できる可能性が高まる、どうかギリギリで捕まって)」
さて、復活ゲームの結果を御知らせしよう。
この結果を見て君は絶望、希望のどちらを抱くんでしょうかっ。
プルルルプルルル
牢獄と生き残る逃走者と復活者の元へメールが届けられた。
ルビィ(未だに馬車の中)
「……あ、復活ゲームが終了したんだ。ハンターばかり見てて気が付かなかったよ」
件名:復活ゲーム結果
黒澤ルビィ(馬車で復活)
秋山澪(自力で復活)
澪
「ごめん……でも、ハンター4体で生き延びただけでも」
さて、何があったのだろう。
ことり
「ゆうきくん、ごめん!」
ポン
それと同じタイミングで
ゆうき
「二人で逃走中を楽しもうと思ったけど……甘くないね」
ポン
カップルは二人仲良くピチューン。
花陽
「あ、もしかして復活できるかも……!」
そんな淡い期待は直ぐに打ち砕かれる。
澪
「……! ハンターが多すぎるって!」
まだ残る2体のハンターが標的を失った今、花陽と澪に狙いを定めた。
花陽
「ここまで来て、牢獄なんて嫌だって!」
澪
「それはこっちのセリフだよ!」
ちなみにこの二人は今回の初手確保、二番目確保という短命組であります。
澪
「った、新エリアに入れ……た?」
少しの沈黙は何を意味するでしょうかっ!
花陽
「うぅ、捕まっちゃったよ……」
澪が新エリアに入る頃、花陽はハンターに捕まって復活ゲーム、エンド。
逃走中はまだ、終わらない。
残る47分は新エリア[クロックタウン外れの森]で逃走劇が行われる。
クロックタウンのように開けたエリアや死角ばかりではなく、
森ということもあり、身を隠しやすいがハンターを見つけにくいエリアが主だ。
しかし、エリア中央部には古びた洋館と並んで建物が幾つか並立している。
ハンターの数はそのまま、3体。そして逃走者の数は復活した二人を含めた9人。
さて、このエリアで逃げ切る者は現れるのか。
さぁ、ゲームはまた始まる。
旧エリアから転送された3体のハンターが再び動き出す。
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
47:00
46:59
46:58
46:57
ルビィ
「折角、復活したんだもん! がんばルビィしちゃうよ!」
アルバイトして稼いでいた為にウサミンとキノコ?を犠牲にして
馬車で極楽したルビィ。
46:55
澪
「殆ど逃走中なんてしてなかったからなぁ……素直に嬉しいかな」
最初に確保されたが、どこかの堕天使のように復活してきた澪。
短命にならないように、ね。
(02*回でOPゲーム失敗でヨハネが一番目に確保されたが、復活した為)
46:50
ダイヤ
「あぁ! 流石我が妹です、復活してくるなんて、しかも馬車でなんて!」
復活ではなく、きちんと生き残っていたお姉ちゃんの方はやや、どうかしてる。
ダイヤ
「こうなったら、姉妹で逃走成功なんて絵も見物じゃないですか?」
そして、逃走者は一人も居ないのに
ハンターが彷徨く旧エリア[クロックタウン]では小さな小さな騒動が起きていた。
折角の祭典も、王族が一人欠けたらそりゃびっくりでしょ。
町人A
「噂に聞いたけど、リリーさんが居なくなったってのは本当なのかい?」
やや年増な女性が訝しげに少年達に話を聞いていた。
少年A
「だって、俺見たんだ。王宮じゃなくて広場に向かっていたリリーさんを」
そういう彼は指を王宮ではなく、確かに広場。
そして詳しく指すなら森の方を指していた。
少年B
「だから、俺はあいつらが怪しいんじゃないかって思ってるんだ」
そうして指差したのはハンター。少年達もおばさんもうんうん、と頷く。
少年B
「あいつらが追いかけてた何者か……
派手な服を着てたあいつらがリリーさんを拐ったんじゃないか?」
少年C
「でも俺らだけで行動しても無駄だろ……というか、それならリリーさんの執事[Fidèle]さんが動いてる筈だろ」
少年A
「確かに……見たぞ。
でも、Fidèleさんも広場、というより森に入っていった姿を見たぞ」
少年B
「なら、俺らで探さないか……リリーさんを」
少年A・C
『は、はぁっ!?』
町人A
「……その話が本当なら王宮がこっそり探している可能性もあるわね」
少年B
「それにいつも俺らに優しくしてくれてるリリーさんを助けたいのは当たり前だろ」
清々しい笑みで二人の少年に語ると、
少年A
「そ、そうだな……悪い奴は凝らしめてやんねぇーとな!」
やや怯えているも、勇気を見せるA。
少年C
「仕っ方ねぇな。でも、念の為に武器とかは家から持ってこようか?」
やれやれ、と呟きながらもぼうけん、への興奮が溢れた笑みを溢すC。
町人A
「そうかい、頑張りな。ただ、夜になる前には戻って来いよ、危険だからね」
彼らのぼうけん、を邪魔しないようにと背中を押すおばさん。
さて、一方のリリー。それからFidèleは何をしているのであろうか。
リリー
「……誰も居ないようね。そう、誰も」
新エリアに侵入、そしてエリア中央のとある洋館に入り込んだ彼女は
洋館をぐるりと見渡していた。
本当ならば、ただ皆のようにお祭りを楽しみたかっただけなのに。
王族だからってどうして普通であることがいけないのだろうか、疑問に思っていた。
だから、あの人に怒られたりしても皆と遊ぶのは楽しかった。
むしろ、それが生き甲斐だった。
子供達は遊んでくれている、と私のことを慕っていると近所の人から聞いたけど。
子供たちのように無邪気に遊ぶことさえ、中々させてもらえなかったから。
むしろ私の方が楽しんでいたし、こっちの方が感謝を申し上げたい程だ。
つまりはうんざりしていたのか、この生活に。普通、に憧れて逃げ出したのだ。
リリー
「はぁ……そういえば、あの人達はどうなったのかしら」
表示された画面には曜の姿。他にも逃走者の姿が沢山映されていた。
リリー
「彼女たちの様子を見て思ったのだけど……鬼ごっこでもしているのかしら。
何か、黒いあれが彼女たちを追い掛ける姿が見えたわ」
どうやら、逃走中の存在を薄からず察知しているようだった。
深く考え込んでから
リリー
「……そうね、彼が私を探しに。ここに来る可能性もゼロじゃないとなると。
侵入してきた存在を゛攻撃゛しないと。誰が敵であろうと……注意しないと」
そして、Fidèleは何をしているのやら。
Fidèle
「……この森にはもう居ないのか。だとしても、ならば何処に居るってんだよ」
同じ頃、旧エリアを外れたあの森で未だに彼は彼女のことを真面目に探していた。
まぁ、森にはもう居ないから見つかる筈がありません。
Fidèle
「もしや隠された場所が有るのか……? 王族だけが知る場所が有る可能性だって!」
やや興奮したように、しかし焦りながら古い地図を取り出してはじっくりと見る。
ただの地図。しかし、その一部に彼は異変を覚えていた。
Fidèle
「中央があの街、この部分がこの森なら……森の左上の異様な空白は何なんだ?」
絨毯のように細かく描かれている地図だったが、
森の左上、地図においても左上だけは空白に覆われていた。
果たしてこれはどういうことなのだろう。
そんな様子を見たGMがミッション、ハンターは門の前に転送した。
45:00
エリア西
プルルルプルルル
ありす
「あ、メール……ってもう、ミッションですか!」
件名:ミッション4
旧エリアから新エリアに向けて残されたハンター達が行進を始めている。
残り40:00になると、旧エリアの少年が。
残り30:00になるとハンター1体、25:00にはハンター3体が新エリアに侵入する。
残り20:00には残りのハンターが一秒ごとに侵入する。
これを阻止するには門を施錠する、または道を塞ぐしかない。手段は問わない。
ハンターは有効活用しないとね……。
4980
※今更ながらあめあんの書き方について説明するのだが、PC向けになってます。
スマホの人だと少し読みにくいかもですね。
- Re: 逃走中03 身勝手お嬢様とお疲れ執事 ( No.25 )
- 日時: 2019/06/08 11:34
- 名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: Z38myt1b)
ありす
「手段は問わない……って、何するつもりなんですか!
道を塞ぐ、まさか森を燃やすなんて無いですよね」
そんな橘の近くには洋館が。
ありす
「念の為に探してみましょう、爆弾とかダイナマイトとかボムとか」
スタッフ
「……全部、爆弾ですよね」
ありす
「え……あ、はい。あれ、ここ、南京錠が掛けられて……あっ」
どうやら何かを発見したらしい、橘。
[南京錠の鍵は図書室にある]
ありす
「と、取り敢えず図書室に向かいましょう」
44:44
エリア中央
星空凛
「……建物ばかり、怪しいにゃ」
エリア中央に並んだ洋館が気になる凛。
星空凛
「ミッション失敗したらヤバい所の騒ぎじゃないし……あれ、紙が吊り下げられて」
こちらの洋館にも紙があるようだ。
[立てば芍薬、座れば□□]
そんな紙が添えられた扉の前には寂れた黄金の女神像がそびえていた。
片方の手には花が添えられていたが、
もう片方の手には何も添えられてはいなかった。
星空凛
「……これ、何て読むのかにゃ?」
読めないとは……最早、論外だったようだ。
星空凛
「分からないからチャットで相談するにゃ!」
チャット
『星空凛:これ見て欲しいにゃ!(写真添付)』
44:21
門付近
曜
「門の前に来てみたけど何もないなぁ……って、お!」
否定した癖に何かを見つけたようだ。
[門の鍵は館の何処かにある]
曜
「え、ヒントってこれだけっ!?」
曜
「もう良いや! チャットで皆に聞いてみよう」
チャット
『曜:皆も探してみて!(写真添付)』
44:01
エリア中央付近
ダイヤ
「星空凛さんのチャットの答えは牡丹ですわね……
牡丹を探さねばならないのでしょうか?」
流石は秀才、当たり前のように正解を発するなんて。
ダイヤ
「このミッションはどうやら謎かけでもするんでしょうか。
ふふ、頭脳戦ならば私の得意ジャンルではありませんか!」
なんたる、自信なこったい。
これで妹が可愛いんだから神様も不平等な世界を作ったもんよ。
ダイヤ
「とはいえ、この辺りには牡丹はありません。
他にも正解が分かった人が居るでしょうし、取り敢えず今は……」
目の前には周りの洋館と比べて一際大きな洋館。
3階建て、中々の広さとなりそうだ。
ダイヤ
「ここに何もないなんて馬鹿げた話があるわけがありません、
曜さんの写真から洋館は探すべきですわね」
ギィー、と耳の嫌がる音を鳴らしてドアを開くと高い天井には豪華なシャンデリア。
敷かれた赤い絨毯、塵埃一つ見えないテーブルにセンスが分からない絵など。
露骨に金持ちだよん、と自慢してきている洋館だ。
ダイヤ
「それにしてもミッション内容で子供だなんて書く必要があったのでしょうか、
それは疑問ですが……あら?」
ダイヤさんは何を見つけたのでしょうか。
リリー
「……問題なし、こっちも人の姿は無いわね」
まさかの、リリーだ。
ダイヤ
「……よ、よく見ている姿ではありますが、違いますわ、ね。
街の人々の話から聞こえてきましたわ、リリーさん、だそうで」
嘘をつくときは黒子の辺りを指でいじいじするダイヤさん。
あっ、いじいじしてますね。
ダイヤ
「ともかく話を聞いてみるのは良いかもしれません……
少なくともミッションの妨害はしないと思いますし」
43:39
エリア東
梓
「あ……」
梓が見つけたのは
ルビィ
「あ……」
全く同じリアクションを取ってしまった、
バラエティ的には駄目だけど可愛いから許せる存在、ルビィ。
梓
「えっと……復活、おめでとうございます」
ルビィ
「あ、ありがとう、ございます」
とても、会話がぎこちない。
同じ一年生、長さは違えどツインテールの可愛い二人は話せない。
尚、二人ともゆうきさんの推dltoxldlsws29?(#[
(△ことりちゃんによるテロップ妨害を食らいました△)
……ではなく、女の子として可愛いね。勿論、一番はことりちゃんだそうで。
ルビィ
「ミッション、行く……?」
梓
「あ、はい。向かいましょうか、このミッションは成功しないと駄目ですから」
とはいえ、一緒に行動するようだ。