二次創作小説(新・総合)

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逃走中03 身勝手お嬢様とお疲れ執事
日時: 2018/11/15 07:34
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: MHTXF2/b)

 奇数回スレッド


 【逃走中03*身勝手お嬢様とお疲れ執事】

 いつもお城に閉じ籠っていたお嬢様がお祭り騒ぎに紛れて飛び出した。
そんな彼女が巻き起こすイタズラに失態に逃走者は巻き込まれる。
>>2 逃走中参加者


 【逃走中05*黒き武士の血眼】

 次回、奇数回スレッドにて更新予定のドラマパートありの逃走中。
黒き武士が姫を守るため、愛し村を守るため、その目を開けば……
目の前はすっかり血の海、染まり行く特効服は勲章さ。


Re: 逃走中03 身勝手お嬢様とお疲れ執事 ( No.6 )
日時: 2018/05/20 12:43
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: lQjP23yG)

>>5





文香
「目の前にハンターがいる状態でルーレットを回すとは……緊張が走りますね」



ありす
「文香さん、頑張ってください!」



渋谷凛
「十分の一か……二体ならまだ何とかなるけど」



ことり
「文香さん、頑張って!」



ゆうき
「(応援してることりちゃんも可愛いなぁ……)」



脳内μ'sic:Cheer Day Cheer Girl!



文香
「気軽に回しますね……」



 一回目のボタンを押し、ルーレットが回り出す。そして二回目のボタンが押される。
真っ黒なボールがルーレット内を駆け巡り、逃走者達を緊張で揺さぶっていく。



文香
「……お願いします」



ルビィ
「きっと、大丈夫。そう願うしかないよ」



ダイヤ
「既にルーレットを回した者もまだ安心できないですわね」




「私まで回ってこないとはいえ、止まる瞬間は何とも言えない緊張がありますね」




「ゲームが始まるよりはよっぽどマシだと思うが……」



花陽
「あっ、止まりました!」



星空凛
「ふぅ、一安心にゃ!」



 ボールが止まったのは数字の2。四人目まで連続して数字を出し続けている。
残り22を出せばオープニングゲームクリアとなる。



 そして五番手はしぶりんこと渋谷凛。



にこ
「(気のせいかしら、だんだん逃走者の説明が雑になってる気がするんだけど)」



渋谷凛
「ここまで誰もハンターの目を出してないんだよね。とにかく頑張るよ」



菜々
「凛ちゃん、頑張ってください!」



星空凛
「(そういえば同じ名前の子がいるってかよちんが言ってたにゃ)」



花陽
「(ラーメン、そしてそこに白米……賞金をとったら凛ちゃんと一緒に……
でもそうしたらきっと海未ちゃんに怒られちゃうな)」



渋谷凛
「回すよ!」



 ボールが回り始めた。ハンターの目に止まる確率は十分の一。
とはいえ、これは結局運次第。何が出ようともそれは全て運次第。
(どうするかは何かで作者が決めているとはいえ、それも含めて運のせい)



渋谷凛
「……ハンターを増やしたくないからお願い!」



輝子
「ハンターにキノコを生やすから大丈夫……フヘヘ」



菜々
「それは……大丈夫じゃないと思いますが」




「そもそもアンドロイドにキノコを生やせるのかも疑問だけど」



ルビィ
「あ、もうすぐ止まっちゃうよ!」



 さてボールはどのマスに止まってしまうのだろうか?




「ふぅ」



文香
「残り15を出せばオープニングゲームクリアになりますね」



渋谷凛
「はぁ、良かった……」



 出たのは数字の7。奇跡的に大きな数字ばかりが出ているのは何を示すのだろうか。



 そして六番手は実はロック、と呼ばれる星輝子。



輝子
「躊躇してても……キリが無いから……回すね……フヘヘヘヘ」



ありす
「いつも通りなのは安心ですけどやっぱり怖いですね」



輝子
「さァ、数字が出ヤガれ!」



ことり
「きゃっ!」



ゆうき
「ことりちゃん!」



花陽
「ひゃっ!」



星空凛
「かよちん!」



ルビィ
「ピギィ!」



ダイヤ
「ルビィ、大丈夫ですわよ」



 輝子の声にビビる可愛い代表、そしてそれを愛でる親衛隊。
(ことりちゃんに対するゆうきさん、ルビィに対するダイヤさんは重度認定済み)



輝子
「出たよ……宣言通り数字が……フヘヘ」



ルビィ
「その笑い方、少し怖いな。輝子ちゃん……」



輝子
「これが私の普通だから……慣れるしかないよ……フヒ」



ルビィ
「あ、そうなんだ……じゃあ慣れるよう頑張るね」



花陽
「思ったよりも良い子ですね、輝子ちゃん」



星空凛
「かよちん、もう慣れたのかにゃ?」



 七番手はことり厨でイベントでは三桁まで走ってもらう予定の作者ゆうき。



ことり
「え、その情報本当なの!」



ゆうき
「え、あ、ま、本当だよ!」
(本当なら600個くらいの石をことりちゃんの誕生日勧誘に突っ込みたいけど……)



ことり
「ゆうきくん?」



ゆうき
「……ことりちゃん」



ことり
「……?」



ゆうき
「……やっぱり何でもない、ことりちゃん大好き!」



ことり
「……ゆうきくん!」



にこ
「イチャイチャするのは後でも出来るでしょ、さっさと男を見せてやりなさいよ」



ダイヤ
「そうですわ、ことりさんがそこまでお好きなら……。
この後何が起きようとも守ってあげるのですよ?」



星空凛
「(黒髪三年生がとてつもないことを言ってるような気がするにゃ……)」



ゆうき
「ゆうき、この身をもっていつまでもことりちゃんのことを守り続けます!」



にこ
「ならハンターを増やさないことね」



ダイヤ
「少なくともこのゲームでことりさんをお守りすることくらい大したことない筈ですわ」



花陽
「にこちゃんもダイヤさんも……どうかしちゃったの!」




「むしろ平和ですね、ヒールも居なさそうですし」




「梓は少し冷静すぎないか?」



 ことりちゃんを愛し、ことりちゃんに愛された?男ゆうきは男を見せられるのか!


Re: 逃走中03 身勝手お嬢様とお疲れ執事 ( No.7 )
日時: 2018/05/23 20:06
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: v8Cr5l.H)

記入漏れ……輝子が出したのは3でした。




 七番手は作者兼ことり厨でお馴染みのゆうき。



ゆうき
「残り12で、しかもハンター一体で始められる可能性があるって凄い有利だよね」



ことり
「ゆうきくん、頑張って~!」



ゆうき
「うん、ことりちゃん! えいっ」



 ルーレットが回り始めた。奇跡的にハンターを増やすことなく、
残り12でオープニングゲームクリア。
さてゆうきの運は如何に。



ゆうき
「止めます!」



花陽
「……お願いします!」



ことり
「ゆうきくん……」



星空凛
「(ことりちゃんの表情が曇ってるにゃ、これは嫌な予感するにゃ!)」



ゆうき
「……あ」



ことり
「ちゅん……」



にこ
「まぁ仕方無いんじゃないの、それくらい」



ダイヤ
「ハンター二体なんて今までの逃走中に比べれば大したことありませんわ!」



花陽
「……そうですよね! 次はにこちゃん、頑張ってください!」



 こちらで抽選した結果、不運にもドボン枠になってしまったゆうき。
これでハンター二体、残り12でオープニングゲームは進められる。



 八番手は自称宇宙ナンバーワン何とかでお馴染み、ネタにされがち矢澤にこ。



にこ
「……ってネタにされがちってどういう事よ!」



星空凛
「ありのままの事実だから否定しようがないよ、にこちゃん」



にこ
「ちょ、凛までそんなこと言わなくても良いじゃない!」



花陽
「にこちゃん、これは揺るぎない事実なんだよ」




「(こういう扱いされてるにこさんを見てると善子ちゃんが思い浮かぶな)」



??
「善子じゃなくてヨハネ!」



ルビィ
「ハンターは二体か……、少し怖いな」



にこ
「まぁグズグズしても何も始まらないしとっとと回しましょっ、回すにこっ!」



にこ
「ストップっ!」



 ルーレットの中のボールは……1を示した。



にこ
「まぁ、悪くはないんじゃない?」




「次は誰でしょう?」



星空凛
「あ、凛にゃ!」



にこ
「ちょ、にこの結果に誰か触れなさ」



渋谷凛
「こういうオープニングゲームは始めてだから見てても興奮するね」



輝子
「ハンター、というスリル……フヘヘヘ」



菜々
「残り11ですね!」



星空凛
「早速引くにゃーっ!」



星空凛
「えいっ!」



 ルーレットを回して僅か数秒で止めた凛。
果たしてそれは吉か、それとも凶になるのか。



花陽
「凛ちゃんお願い!」




「もしかして私のところまで来るかもしれないな」



文香
「……もう少しでオープニングゲームも終わりそう」



星空凛
「う、動けぇー」



 念じても無駄だ。



花陽
「動けー、フレーフレーボールさん!」



 応援しても無駄だ。



星空凛
「皆ごめん、また増やしちゃったにゃ」



ルビィ
「大丈夫です、三体なら標準値だと思う……から」



ことり
「うん、いつもなら四体の可能性もあるから全然平気だよ!」




 ぐだぐだオープニングゲームは次回でようやく終了、予定。
ハンターは三体のまま、ゲームスタートなるか?









Re: 逃走中03 身勝手お嬢様とお疲れ執事 ( No.8 )
日時: 2018/05/26 17:06
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: MHTXF2/b)




 そして十番手は安倍菜々。今回のゲームに呼んだのはあれ、にて一位を取ったからである。



菜々
「いや、名前を出しても良いんですよ!」



ありす
「それはともかく、おめでとうございます。菜々さん」



輝子
「それにしてもクールは上位を占めてるしキュートも強いのに……
パッションはどうしても弱いよね」



渋谷凛
「そういうことは言わなくて言いと思うけど……」



文香
「思ったよりオープニングゲームが長引きましたね」



花陽
「作者のためにそれ、言わないであげて!」



 有り難う、花陽。と、海未に代弁させる⬅️選択



??
「花陽、ありがとうございます」



花陽
「あれ、海未ちゃんの声が聞こえたような?」



星空凛
「かよちん、それは恐らく幻聴にゃ」



にこ
「あの作者、仕組みやがったのね」



 仕組んでない、仕組んでない。裏設定なんて仕組んでない。



菜々
「あ、もう回しちゃったので止めますね」



ありす
「こんな行動が早い人でしたっけ?」




「そういえば次は私かー」



 そして結果は……数字の7。



ダイヤ
「名前と掛けたのですの?」



 断じてそのつもりは無い。運なのだ。



 そんな訳で残り4、ハンターは三体。次はヨーソロー渡辺。




「普通に曜ちゃんって呼んでくれれば良いのに、じゃ回すよ!」



ルビィ
「曜ちゃんは行動力があるね」



ダイヤ
「それが良い方向に進めば良いのですが……まぁいつでもそうとは限りませんからね」



 そして結果は……数字の5。



 これによりオープニングゲームはクリア、
一分後に三体のハンターが放出されゲームスタートだ。



にこ
「さぁ、今回くらい長めに逃げてやるわ!」



星空凛
「フラグ建ったにゃ」



花陽
「凛ちゃん、一緒に行こう!」



ことり
「ゆうきくん、一緒に逃げよう!」



ゆうき
「うん、ことりちゃん!
(何があってもミッションで活躍しないと……OPゲームの汚名返上できないな)」



ダイヤ
「二人で行動してると危険ですから私達は別れましょう、
また何処かで会えたら良いですわね」



ルビィ
「一人でも頑張るびぃ! 曜ちゃんは逃げ切り筆頭かな?」




「それでもことりさんとかは逃げ切ってるんだよね、ゆうきさんのゲームでは」



 本人は抽選とか言ってるが補正を掛けているのは本人からも聞いた話だ。




「このゲームだとダイヤさんがそんな風な贔屓がされそうなんだよな」



 こちらはそんなことはしない。それと贔屓だと言い方が悪い。



ありす
「一先ず隠れ場を」



文香
「ここから離れても不安だから隠れるのが先手?」



菜々
「残り十秒みたいです!」



渋谷凛
「9!」




「8!」



ダイヤ
「7!」



ゆうき
「6!」



ことり
「5!」



花陽
「4!」



にこ
「3!」



星空凛
「2!」




「1!」





100:00



プルルルプルルル



ことり
「あ、ゆうきくん。早速メールだよ」



ゆうき
「『ハンターが三体放出された』、ことりちゃんずっと一緒にいようね」



ことり
「うん!(え、今のって……いやまさかね)」



 ことりとゆうきは早速二人でイチャイチャ。羨まけしからん。



99:30



ルビィ
「ゲームスタートして、ハンターが放出されちゃったね」



 一人で隠れる黒澤ルビィ。



ルビィ
「この前はショッピングモールだったって善子ちゃんが言ってたけど
今回は洋風なんだね、こういうところルビィ大好き」



??
「善子じゃなくてヨハネよ!」



ルビィ
「お姫様に王子様がいるのかな?」



 さてそれはどうだろうか。



98:40



ダイヤ
「そういえば私達がここに来るまで梨子さんも偶然同じ方向に向かうらしく、
一緒に行きましたわ」



ダイヤ
「とても緊張したような面立ちで少々不安なのですが私も頑張らねば、ですわ」



 勘が良いガキ……ゲフンゲフン人は嫌いだね。



97:50



にこ
「何かと私の扱いって酷いイメージがあるのよね」



にこ
「逃走中でもあんまり活躍できなかったり、不運というか……目立てないというか」



 そんなにこの近くにハンター。



にこ
「ちょっ、言う傍からハンターが来てるし。
まぁこの市場は隠れる場所はあるけどどうなのかしら」



 さて、初手確保は誰になるのやら。



97:10




「この市場はとても活気がありますね」



 今日はクロックタウンのお祭りで人々が混み合っている。



おじさん
「よ、そこの可愛いお嬢ちゃん。ちょっと俺の仕事手伝ってくれねぇか、金は出すから」




「え、私ですか?」



おじさん
「そうさ、これを近くのクロックタワーまで運んでくれねぇか、戻ってきたら金を渡すよ」




「綺麗な花束ですね! 分かりました、届けますね」



 本家逃走中のようにお手伝いをすることでお金が貰えるようだ。
ハンターに注意しながら届けて、お手伝い完了となるか。



96:30




「ここは平和そうでこんな状況でも心が和んでしまうな」



 澪がいるのはタウン中心部から外れた広場。今も子供たちが遊んでいる。




「まぁ隠れる場所は無いからハンターが来られて見つかったらほぼ終わりかもな」



 ハンターはエリアをくまなく創作する。



95:50



輝子
「ここは死角が多い。互いに敵が見つかりづらいってことか」



 閑静な住宅街に潜む輝子。



輝子
「そういえば自首はクロックタワー二階と広場に計二つか……遠いな」



輝子
「フヘヘヘ、フハハハハハッ!」



 輝子が住宅街で叫び笑う中、誰かがハンターを見つけたようだ。



95:30



星空凛
「かよちん、あれハンターだよね」



花陽
「うん、あれはハンターだね」



 クロックタワー三階で身を隠す二人が一階にハンターを見つけた。



星空凛
「二階に上がってきたよ」



花陽
「階段は二つだけだから運が悪ければ鉢合わせもあるってこと忘れてた……」



星空凛
「かよちん、どうする?」



花陽
「今は動かない方が良いよね。階段の傍にいるべきなのかな」



 その決断が命運を分けるだろう。



94:50




「本当に近くだった……あ、あの」



兵士(英国風イケメン、にしておこう)
「どうされましたか、お嬢さん」




「あの、花束のお届けものです」



兵士
「あぁ、ペディウルさんに注文したいたというあれか。届けてくれたんだな、感謝する」




「は、はいっ」




「なんか、凄いカッコいい人でしたね……届けたから戻ってお金を貰いましょう!」



 何とかお届け完了、しかしハンターがなにかを見つけたようだ。







Re: 逃走中03 身勝手お嬢様とお疲れ執事 ( No.9 )
日時: 2018/06/02 13:55
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: lQjP23yG)

>>8
 ハンターはエリアをくまなく創作する→捜索する


 今回からは牢獄トークも積極的に取り入れていきたい所存。
ちなみにぷちぐるを数分のみして驚いたのはルビィちゃんが二連続来たこと、
ヨハネは頭が良いこと。
(ヨハネが頭良いなんてアニメじゃ分かる筈もない、
タイムショックも仕切り直ししたい)






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




94:20



ハンター
「……!」



 クロックタワーを捜索するハンターが逃走者達を捉えた。それは……



星空凛
「ハンター来たにゃ!」



花陽
「り、凛ちゃん。ど、どうしよう!」



 仲良しな星空の凛と花陽だ。
クロックタワーはフロア自体は狭いので逃げるのは大変だろうが。



花陽
「はぁっ、はぁ。り、凛ちゃんだけでも逃げて……」



星空凛
「ダメだよ、かちよん。かよちんが逃げて! 凛が撒くから! 
ハンターこっち来いにゃー!」



 そのためかハンターは花陽ではなく凛を視界に捉えた。



花陽
「凛ちゃんのためにも急いでクロックタワーから離れます」



 凛に命拾いされた花陽、ここは懸命な判断を取るようだ。



星空凛
「あ、階段あった!」



 せっせと階段で二階へ降りた凛だが、行く手には別の逃走者がいた。



文香
「あ、凛さん」



 鷺沢文香だ。文香は凛を追うハンターに気付いてないようだ。



星空凛
「ハンター来てるにゃ、逃げて!」



文香
「わかったわ」



ハンター
「……」



 運良くハンターの視界から外れたようだ。凛の活躍で花陽、文香は命拾いをした。



 しかし別の場所で誰かがハンターに見つかった。



92:50




「くっ、本当に最悪!」



 角を曲がろうとした瞬間、そちら側にいたハンターに見つかった澪。
見つかったのは死角の多い住宅街だが広場に出てしまったために隠れる場所がない。




「もう、無理!」



ポン



92:30



秋山澪確保、残り十四人




「一番手確保とか情けないよ」



 策が悪かった。



プルルルプルルル




「あ、確保情報ですね。って澪先輩!」



ルビィ
「あ、あの優しそうな綺麗な人が捕まっちゃったんだ……ハンター、怖いな」



 秋山澪がハンターに確保され、改めてハンターの恐怖を味わう逃走者達。
そんな彼らを更に震わせたいかのようにゲームマスターが手を動かし始めた。




ーキャディクロヌ社ー



ゲームマスター
「……ん?」



 ゲームマスターがエリア内を見ていると一人の少女が不思議な動きをしていた。



ウミ
「ゲームマスター、どうかしましたか?」



ゲームマスター
「エリア内に設置済みの後に使う予定のハンターボックスが開けられてる、
あの少女によって」



ウミ
「素敵な赤髪、まるでマキみたいですね」



ゲームマスター
「……まぁ、良い。これをミッションに使ってしまおう」




 ドラマパート①:悪戯したい御年頃



リリー
「街を出たは良いけど賑わいから離れてしまえば何も無いのね、でも自由で快適ね」



 ふと脳裏に掠めた記憶は無かったことにしようとしていた。



リリー
「別に置きっぱなしの人が悪いもん、それに少し悪戯して遊んでたから……良いよね」



 広場の木陰で踞りながら先程の行動を悔やみながらも認めたくないようだった。



ー数分前ー



リリー
「……あれは何かしら」



 リリーが歩く途中で偶然見つけたのは……ゲームマスターが後に使うつもりで
設置済みのハンターボックス。
見た目ではただのボックスにしか見えないように加工されていたらしいが
見つかってしまったらしい。



リリー
「……ふーん、単純な設定ね。あの執事に教えてもらったことも珠には役に立つのね」



 そしてハンターボックスのプログラミングを変更して
ボックスのロック条件を変えてしまった。



リリー
「それにしても中に入っている黒ずくめは人なのかしら、触っても良いのかしら」



リリー
「ま、まぁ一応やめておきましょうか。さて、今日を楽しまないと」



 と言葉を溢すが後悔は残っていたようで足取りは何処か重くなっていた。
広場で座ってからも落ち着かないようで直ぐに立ち上がり、
クロックタウン唯一の門へと向いていた。




 この様子を見ていたゲームマスターがミッションを発動させた。



90:00



プルルルプルルル



ダイヤ
「ふふ、ミッションが来ましたわ!」



ゆうき
「『ミッション1:ハンター放出を阻止せよ』」



ミッション1:ハンター放出を阻止せよ

 エリア内に3つのハンターボックスを設置した。
広場、住宅街、クロックタワーに一つずつ設置されている。
ハンターボックスのロック方法はそこに直接書いてある。
残り75:00までにロックできなければエリアにハンターが放出されてしまう。



ことり
「ゆうきくん、行くよね?」



ゆうき
「うん、近場の広場に向かおう」



ことり
「うん!」



 このカップルはミッションに向かうようだが、他はどうだろうか?





Re: 逃走中03 身勝手お嬢様とお疲れ執事 ( No.10 )
日時: 2018/06/04 18:51
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: QxkFlg5H)


 ほんの少しの雑談をさせてくだされ。

 スクフェスにてフルーツパーラー編海未ちゃんが来たんで補助チケで来た凛ちゃん、にこ、希を躊躇無く売りました。
そして海未ちゃんと交換しました。とても幸せです。
しかし次のイベントはほのうみということでスクフェスのフレンドさん作者さんのーーーさんが
連勤お疲れ様です、的なことを言ってきました。
石が無いので等倍で回してぜんほまでしたら状況を見て終わりにしてクール埋めしていくうみ!
 海未ちゃん本当に可愛いからことうみイベント来てくれ、あの人と歩いてやる。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




89:00



輝子
「住宅街が近いから……フヘ、行ってみるか」



星空凛
「クロックタワーってここだから探してみよう!」



花陽
「凛ちゃんもまだここにいるよね、なら合流したいし探してみようかな」



文香
「今いるのは4階だから上のフロアを探したらチャットで報告してから隠れよう」



 カップルの他にも住宅街にいた輝子、ハンターに追われたもののクロックタワーにいた三人が探すようだ。



88:30



ルビィ
「今ルビィがいるのは……市場みたいだね」



ルビィ
「あ、あれは……梓ちゃん?」




「はい、届けてきましたよ!」



おじさん
「おお、ありがとな。そんじゃ、600G。コイン6枚分を上げるよ」



 中野梓、600G獲得



ルビィ
「あのコイン、後で使いそうだな。……ミッションは皆に任せて集めてみようかな」



 ミッションに参加するかは逃走者次第。どのように逃げるかは個人判断だ。



88:00



菜々
「ミッションに参加したいですけど……今はハンターがいるから隠れないとですね」



 広場に伏せて隠れる菜々の視線の先には一体のハンター。



菜々
「動くのも大事だと思いますが、最終ミッションまで残るのも大切だと思うので……」



 その選択は吉と為すか、凶と為すか。



87:40



渋谷凛
「このミッション何だか不安だな」



 住宅街にて一部侵入可能な建物に身を潜める渋谷凛。



渋谷凛
「わざわざ場所を言うなんて簡単すぎるミッションだから封印方法が気になるな」



 とはいえ今は動くつもりは無いようだ。



87:20



にこ
「あら、これはハンターボックスなんじゃないの?」



 市場から離れ住宅街にやって来たにこが偶然見つけたのはハンターボックス。



にこ
「にこの活躍の場が出てきたようね!」



 そんなにこの近くにハンター。



にこ
「ってハンターいるじゃない! もう二回も見るなんて可笑しいわよ!」



 とか言いつつ近くの建物の影に身を隠し、見つからなかったようだ。



にこ
「さてさて封印方法は……中々ハードじゃない。これ」



 そしてその旨をチャットに送る。



にこ
「誰か来てくれるのかしらね」



86:50



ことり
「にこちゃんからチャットが来てるよ、ゆうきくん」



ゆうき
「あ、本当だ。なになに……え。これ、ミッションクリアキツそうじゃん」



ことり
「にこちゃんが住宅街で見つけたハンターボックスの封印方法は
四人の指紋認証ってね……」



ゆうき
「広場もそうだとしたらハンターに見つかりやすくなるな……」



 景色の開いた広場では人数が集まるほどハンターに見つかるリスクが格段に高まる。危険行為だ。



ことり
「花陽ちゃんたちは大丈夫かな?」



86:10



花陽
「なかなかハンターボックスも見つからないし凛ちゃんもいないな……」



 そんな花陽、そして誰かにハンター接近。凌げるか。





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