二次創作小説(新・総合)

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スマブライブ!(ラブライブ!×亜空の使者)
日時: 2020/02/17 09:22
名前: ゆうき (ID: i8MUn/7P)

〜ストーリー〜

とある休日、

μ'sメンバーの一人、西木野真姫の家に集まったμ'sメンバー。

「大乱闘スマッシュブラザーズX」のコンテンツの一つである、
「亜空の使者」というものをプレイしようとしていた。

しかし、読み込みが終わった瞬間、突如ゲーム機が光を放つ!

気付くとそこは、どこかで見たことがある建物のような場所。

そう!

「亜空の使者」の第一ステージである「空中スタジアム」だったのだ!

「亜空の使者」の世界に迷いこんでしまったμ'sメンバー。

なぜこんなことになってしまったのか?
元の世界に戻ることができるのか?

不安と恐怖の中、亜空軍との闘いが幕を開ける!

〜登場人物〜

ラブライブ!

高坂穂乃果

南ことり

小泉花陽

絢瀬絵里

園田海未

星空凛

西木野真姫

東條希

矢澤にこ

高坂雪穂

絢瀬亜里沙

スマブラ(随時更新)

マリオ
ピット

カービィ

ピーチ

ゼルダ

ドンキーコング

ディディーコング
フォックス

リュカ
ポケモントレーナー

ネス


ワリオ

エインシャント卿

ウルフ

クッパ

〜バックナンバー〜

プロローグ>>1
stage1:空中スタジアム>>2-11
stage2:天空界>>13-17
stage3:雲海>>20-22
stage4:ジャングル>>23-25
stage5:平地>>26-28
stageEX:幕間>>29
stage6:湖>>30-34
stage7:荒廃した動物園>>35-39

〜注意〜

・スマブラとラブライブのパロです。
・逃走中がメインなので、更新が遅いかもです。
・ヤバイ描写があるかも・・・(ないかも)
・ストーリーは亜空の使者に準じます。
・恐らく、グダグダになります。

以上の事が宜しければ、是非閲覧下さい。m(_ _)m

コメント大歓迎です!

ペースが更に遅くなります。
時折更新していきます。

Re: スマブライブ!【stage6:湖(2)】 ( No.31 )
日時: 2019/04/14 18:12
名前: ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: .0H1tYZ6)

ディディー
「待って待って!無理だよ無理だよ!流石にこんなおっかないの倒すなんて・・・!」



「そ、そうだよ!流石の凛でも気がひけるにゃ・・・」


フォックス
「そう言わずに頼むぜ?俺1人じゃそれこそ無理だ。」


???2→レックウザ
「グオォーーーーー!」


フォックス
「ほら、レックウザもやる気みたいだしな。」


ディディー
「殺る気の間違いじゃなくて!?」



「物騒なこと言わないで欲しいにゃ!?」


ディディー
「ご、ごめん・・・」


フォックス
「喋ってる場合か!」


レックウザ
「グオォーーーーー!」バシュッ



「にゃあああああ!!」


フォックス
「ちっ・・・『リフレクター!』」バシュッ


レックウザ
「グオォーーーーー!」ドンッ



「あ、ありがとにゃ・・・」


ディディー
「(あれがあれば、フォックスさん1人でも倒せるんじゃ・・・)」






「いっくにゃーーーーー!」ダッ


ディディー
「・・・ってえええええ!?凛ちゃん!?」



「凛はこんなでも礼儀はわきまえてるつもりだよ。フォックスさんに助けてもらったのに、凛達は助けないなんて、そんなのおかしいよね!」ドカッ


レックウザ
「グガァ・・・」ザシュッ



「にゃっ!?」ベシッ


フォックス
「!?・・・あぶな・・・」





ディディー
「えいっ!」ドーン←パレルジェットで上昇


ガシッ



「ディディー!」


スタッ


ディディー
「そうだよね・・・凛ちゃんの言う通りだよね・・・」



「!!」


ディディー
「僕だって1人のファイターだ。怖がってなんていられない!」


フォックス
「お前・・・!」



「ディディー!」


ディディー
「・・・それに、僕がこんなんじゃドンキーを助けることなんて出来ないよね。」


フォックス
「・・・・・・?」



「・・・そうだよね。もっと凛達頑張らなきゃ・・・危ない!」


ディディー
「へっ?」


レックウザ
「グオォーーーーー!」バシュッ


フォックス
「っ・・・!」


ドォーン!


ディディー
「あ、あぁ・・・」



「そんな・・・」








フォックス
「うおらぁー!」シュイン


フォックスイリュージョン!!!


ディディー
「・・・あ!」



「さっきの瞬間移動だにゃ!」


フォックス
「この技が無かったらヤバかったぜ・・・ふんっ!」バキュンバキュン


レックウザ
「グオォーーーーー!?」ドーン


フォックス
「おい!一気に決めるぞ!」



「任せるにゃー!」


ディディー
「行くよー!」






「凛ちゃんアタッーーーーーク!」ドカッ


ディディー
「くらえ!パレルジェット!」ドーン!


フォックス
「ファイヤ・・・フォックス!」ドカァッ!



レックウザ
「グオォーーーーー!!」


ドォーン!!




「にゃっ・・・!」スタッ


ディディー
「・・・っと。」スタッ


フォックス
「・・・やったか?」スタッ


レックウザ
「グォ…」プスプス


レックウザは たおれた!▽


フォックス
「それはポケ○ンだろ(汗)」



「とにかく、やったみたいだにゃ・・・」


ディディー
「僕たち・・・こんなおっかない奴を倒せたんだ・・・」


フォックス
「・・・お前達、サンキューな。・・・そういや、名前聞いてなかったな。俺はフォックス。お前らは何て言うんだ?」


ディディー
「僕はディディーコングで」



「星空凛だにゃ!」


フォックス
「星空凛・・・?聞いたこと無い名前だな。お前、「この世界」の奴じゃねえな?」



「スゴい!なんでわかったの!?」


ディディー
「(誰でもわかると思う・・・(汗))」



「実はね!かくかくしかじかで「この世界」に来ちゃって・・・」


ディディー
「・・・そ、そうだ!それでさ・・・!」


凛とディディーはそれぞれ、

「この世界」に来るまでのあらまし、
出会ってからクッパに襲われるまでのことを話した。


ディディー
「そんなワケでさ!フォックスにもドンキーを助けるのを手伝って欲しいんだ!」



「凛からもお願い!フォックスがいたら心強いにゃ!」


フォックス
「・・・えー、(面倒臭え・・・)」


フォックス
「(コイツらには悪いが・・・)」


フォックス
「厄介事はゴメンだ。じゃな。」ザッ



「あっ・・・」


ディディー
「・・・・・・」


ガシッ


フォックス
「おおう!?」←引っ張られる


ディディー
「そんなこと言わずに、頼むよ!」



「そうだよ!さっきレックウザ倒すの手伝ったんだし!凛達の事も手伝ってくれても・・・!」


フォックス
「・・・・・・」イラッ


フォックス
「離せ!それとこれとは話が別だ!」バッ


ザッザッ・・・


ディディー
「(自分が僕たちを助けたからって、調子に乗ってる・・・?)」イラッ


ガシッ!


フォックス
「おおう!?」←再び引っ張られる


ディディー
「ほら、行くよ!」ズルズル


フォックス
「(強制かよ・・・)」ズルズル←引きずられる



「・・・・・・(汗)」


こうして、フォックスはディディーと凛と共に(強制的に)冒険することになった・・・



























「・・・ところで、行くあてあるの?」


ディディー
「あっ」ピタッ


フォックス
「(しかもノープランかよ・・・)」


ディディー
「と、とりあえずこの湖のほとりでも散策してみようか!何か見つかるかもしれないし!(汗)」



「そ、そうだね!(汗)」


フォックス
「(・・・大丈夫なのか・・・?)」


・・・が、前途多難なようだ・・・


続く

Re: スマブライブ!【stage6:湖(3)】 ( No.32 )
日時: 2019/08/03 16:48
名前: ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: hV/zNhkL)

そんなわけで、湖のほとりを散策する3人・・・



「にゃっ!?早速行き止まり!?」


図解

               ×
               ×
               ×
               ×
       →       ×
               ×
    ○     □    ×
ーーーーーーーーーーーーーーーー


×=壁、○=凛達、□=扉


フォックス
「焦るな。そこに扉があるだろ。」



「こんな湖のほとりに扉って、不自然過ぎるにゃ。」


ディディー
「それは、気にしたら負けだと思う・・・(汗)」



「とにかく、ここに入ったら進めるんだね?」


フォックス
「お、中々察しがいいじゃねえか。早速進むぞ。」


ガチャ…



「・・・・・・あれ?」キョロキョロ


図解

               ×
               ×
               ×
               ■
           →   ■
               ■
        ○ □    ■
ーーーーーーーーーーーーーーーー


×=壁、○=凛達、□=扉、■=壊せるブロック



「さっきと・・・同じところ・・・?」キョロキョロ


フォックス
「・・・まあ、同じところといえば、同じところだな。」


ディディー
「えっと・・・どういうこと?」


フォックス
「つまりは・・・同じ場所で過去と未来を行き来してる・・・そんな感じだな。」



「えええええ~!?じゃあ凛達、タイムスリップしちゃったのかにゃ!?」


フォックス
「まあ、そんなところだ。どういう仕組みかわからんが、この扉があるのはこの辺りだけだ。レックウザの巨大なエネルギーが関与してるのかもしれないな。」


ディディー
「なるほど・・・」



「それで、どうすればいいのかにゃ?行き止まりみたいだけど・・・」


フォックス
「行き止まりじゃねえよ。このブロックは・・・壊せるぞ!」ドカッ!


そう言ってブロックを破壊するフォックス・・・


クリボー
「」トコトコ



「あ、クリボーだにゃ。」


そこに、クリボーがやってきた。ジャングル同様、何故かここにも居るらしい。


フォックス
「本来この辺りに住んでる奴じゃないんだけどな。やはり、亜空軍の影響か・・・?」


ディディー
「・・・・・・」


難しい顔をするフォックスとディディー・・・



「ねぇねぇ!早く進もうよ~!」ドーン


凛はそんなの露知らずと言った感じで、クリボーを倒す。


さらに奥にはノコノコやパタパタ、ブロスも居たが難なく撃破。



「・・・あれ?また行き止まり?」


フォックス
「凛、そこだ。」スッ



「えっ?・・・あ!扉!」


図解
             △
    ╱        △
  ╱      ○   △
╱  □   ーーーーー △
ーーーーーー       △

※╱とー=陸地、△=木(通れない)


斜めの道に隠すようにして扉が配置されている。



「こんなところに・・・凛1人だったら絶対気付かなかったにゃ・・・」


フォックス
「(マジかよ・・・(汗))」


ディディー
「ははは・・・」


そんなわけで、再び扉を潜り抜ける。


その先では道を塞いでいた木が無くなっており、下に進めるようになっていた。



「あっちに進むんだね!よーし!」ダッ




フォックス
「・・・!!!凛!止まれ!」



「えっ・・・?」





シュー・・・


ボーン!ビシィ!



「にゃあっ!?」ドーン


ディディー
「凛ちゃん!大丈夫!?」



「な、何とか・・・それより、アイツは何だにゃ・・・?」ボロッ


アロアロス
「」パタパタ


フォックス
「アイツはアロアロス。鳥のようなモンスターだが、名前の通り、矢のように鋭いくちばしを持っていて、敵を見つけると真上から襲いかかってくる奴だ。」



「おっかないにゃ・・・「この世界」じゃ無かったら即死だったよ・・・」ブルブル



「(鳥・・・そういえば、ことりちゃんは今何処にいるんだろう・・・)」



「(かよちんや穂乃果ちゃんも・・・無事だといいけど・・・)」




ディディー
「おーい!凛ちゃん!進むよー!」



「あ!うん!この矢印にそって下に降りれば良いのかにゃ?」


ディディー
「そうだよー!大丈夫だから降りておいで!」



「うん!」ピョンッ



「(・・・そうだよね。3人の事は気になるけど、今は自分の事に集中しないと・・・)」



「(きっとそのうち・・・かよちん達にも会えるよね。)」


スタッ!(着地した音)


フォックス
「この辺にいたパタパタやらクリボーやらブロスやらは処理しておいた。進むぞ。」



「よーし!この扉だね!」ガチャ


扉を潜った凛。その先には・・・








「!!!??・・・真っ暗で何も見えないにゃー!」


何とその先は、真っ暗だった・・・


フォックス
「落ち着け!上だ!」ドカッ



「え?」


フォックスが真上に蹴りを入れる。


すると・・・


ズガガガガガ!!



「にゃあっ!?・・・びっくりしたにゃー・・・」


暗くて見えなかったが、周りにあったらしい壁が壊れる。
それと同時に、辺りが明るくなった。


ディディー
「スゴい!よくわかったね、フォックス!」


フォックス
「一瞬だけ明るい状態だったんだ。その時に真上に爆弾マークのスイッチが見えたから起動させただけだ。」



「スゴいにゃー!えーっと、上かな?」


ディディー
「上だね。」


一同は足場をつたって上へと進む。




ハンマーブロス
「」ブンッブンッ



「あ、ブロスがいるにゃ。」


フォックス
「無視してこの梯子を登った方が早いな。」


その先にはブロスがいたものの、一同は無視して梯子を登る。


その先には・・・




ブーバス
「」ブオー ←風起こしてる


アロアロス
「」パタパタ ←空中で待機してる


フォックス
「また面倒な奴らがいるな・・・こういう時はこうだ!」バシュバシュ


ブーバス
「」ドーン ←飛んでった


ディディー
「それで・・・」タッタッタ・・・


アロアロス
「」


シュー・・・


ディディー
「パレルジェット!」ドーン!


その2体を難なく撃破し・・・




「・・・・・・にゃ?」


デカクリボー
「」トコトコ



「デカクリボー!踏むにゃー!」ボヨンボヨン


デカクリボー
「」シュン ←倒された


更に後方にいたデカクリボーも難なく撃破。



「扉があるにゃ!進むよー!」ガチャ


その扉の先には・・・



タウタウ
「うーん・・・」Zzz…



「なんかかわいい羊さんがいるにゃ。」


フォックス
「寝てる分にはな。」



「え?これも敵なの?じゃあ倒すにゃ!」ドンッ


フォックス
「あ!よせ・・・」



「えっ?」



タウタウ
「グオー!」ドカドカ



「」


フォックス
「そいつはタウタウっていうんだが、起こしたら怒り狂って襲ってくるんだよな・・・」



「もうちょっと早く言うにゃー!」ダッダッダ・・・


ディディー
「ちょっ!こっち来ないでよ!」


タウタウ
「グオー!」ドカドカ


フォックス
「たっく・・・ファイアフォックス!」ドカァ!


タウタウ
「グフゥ」ズザァ



「ありがとうにゃ!えいっ!」ドカッ


タウタウ
「ガウゥ…」ドーン!


なんとかタウタウも撃破。


フォックス
「たっく・・・危なっかしいんだからよ・・・」



「だって、知らなかったんだもん・・・」


ディディー
「ははは・・・」


その後・・・


アロアロス
「」シュー・・・


ディディー
「させない!」ドゴォ!



「ブロックがある!これは壊せそうだにゃ!」ドカァ




「」ジャーン


アロアロスを避け、ブロックを壊した先に、扉があった・・・


タウタウ
「うーん・・・」Zzz…


ついでにその奥でタウタウが寝ていた・・・


フォックス
「・・・・・・スルーするぞ。」



「うん・・・」ガチャ




ディディー
「えーっと・・・なんかまた違う場所に出てきたみたいだね。」


フォックス
「この湖畔、思ったより広いみたいだな。」



「ちょっと疲れてきたけど、まだまだ頑張るにゃー!」


湖畔は広い。冒険はまだまだ続く・・・

Re: スマブライブ!【stage6:湖(4)】 ( No.33 )
日時: 2019/08/23 23:09
名前: ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: hV/zNhkL)

・・・さて、扉をくぐったその先には・・・


マイト
「」トコトコ


マイト
「」ピョンピョン



「・・・何か、ちっちゃくてカラフルなのが居るにゃ・・・」


フォックス
「マイトだな。意外とタフだから気を付けろよ。」


数体のマイトがいた・・・



「これくらい大した事無いにゃ!」ドーン


ディディー
「そうだね!えいっ!」ドーン


こちらも難なく撃破。


フォックス
「さてと・・・扉が2つあるな・・・」


赤扉
「」


上矢印扉
「」


フォックスの言う通り、2つの扉が縦に並んでいる。


ディディー
「うーん・・・やっぱり赤い扉かな?」



「そうだね!早速いっくにゃー!」ダッ


フォックス
「・・・・・・!!凛!止まれ!」



「えっ・・・?」ダッダッダ・・・






プチュルス
「」ビヨ~ン!



「にゃっ?」


ブチュー!



「!?!?!?!?」ブルッ


ブチュー!ドクシュ!ブチュー!ドクシュ!ブチュー!ドクシュ!



「」


プチュルス
「」ピョンピョンピョンピョンビヨヨーン ←地面に潜る



「」チーン


ディディー
「凛ちゃん!しっかりして!」ユサユサ



「うぅ・・・無茶苦茶気持ち悪かったにゃ~!」グスン


フォックス
「あのプチュルスって奴はキスみたいな攻撃でこちらのエネルギーを奪ってくるんだよ。普段は地中に潜ってるが、唇みたいな部分が見えるから気を付ければ大丈夫だ。」



「キス・・・!?まだかよちんともしたこと無いのにー!!」ウワーン


ディディー
「(そこじゃ無いような・・・)」


フォックス
「(というか、かよちんって誰だよ・・・)」


フォックス
「ほ、ほら!過ぎたこと悔やんでも仕方ねえだろ!赤い扉に進むんだろ?ほら!」



「そ、そうだね・・・進もう・・・」グスン


精神的ダメージを負った凛だが、赤い扉へと進む・・・





ゴオオォ・・・


凛・ディディー・フォックス
「えっ」


が、しかし、その先は文字通りの「火の海」だった・・・



「にゃあああああ!!熱いにゃあああああ!!」ボオォ


ディディー
「うわあああああ!!毛が焼けるううううう!!」ボオォ


フォックス
「お前ら落ち着け・・・熱っ!」ボオォ


3人は散々火炙りになりながらも、何とか元の場所へと戻る。



「にゃあぁ・・・ひどい目に遭ったにゃ~・・・」プスプス


ディディー
「あぁ・・・お尻が赤くなっちゃったよ・・・」プスプス


フォックス
「(それは元からなんじゃ・・・?)俺も服が少し焦げちまったぜ・・・」プスプス



「にゃはは・・・えーっと、赤が外れだっから、矢印の扉に・・・」


プチュルス
「」ビヨ~ン!


ドカァッ!


プチュルス
「」ドーン!



「2度と同じ手には掛からないにゃ・・・!」ゴゴゴ…


ディディー・フォックス
「(よっぽど嫌だったんだな・・・)」


今度はしっかりとプチュルスを回避し、矢印の扉に入る。


ディディー
「もうこのタイムスリップみたいな扉も慣れたね。」



「えーっと、今度こそ赤い扉に入れば良いのかにゃ?」タッ





グニッ・・・



「にゃっ・・・?」






プチュルス
「」ビヨ~ン!



「」


ブチュー!


ブチュー!ドクシュ!ブチュー!ドクシュ!ブチュー!ドクシュ!



「」ビクッ…ビクンッ… ←痙攣


プチュルス
「」ピョンピョンピョンピョンビヨヨーン ←地面に潜る



「」チーン


ディディー・フォックス
「(盛大にフラグ回収した!!!)」






「ううっ・・・おえっ・・・」ゲロゲロ


ディディー
「だ、大丈夫・・・?」



「大丈夫じゃ無いにゃ!何が悲しくてあんな気持ち悪いの2回も喰らわなくちゃいけないんだにゃ!」


フォックス
「まあまあ、落ち着けよ・・・それより進むぞ・・・」



「にゃー・・・」ガチャ


気を取り直して赤い扉に入る・・・








ゴオオォ・・・


凛・ディディー・フォックス
「」


やっぱり「火の海」だった・・・


凛・ディディー・フォックス
「「あつううううい!!」」ボオォ











数分後



「はぁ・・・なんか凛だけ散々な目に遭ってる気がするにゃ~・・・」プスプス


フォックス
「1人でどんどん突き進むからだろ・・・」プスプス


ディディー
「それにしても・・・これ、どうやったら先に進めるんだろう・・・2つの時間の両方で扉の先は火の海だったし・・・」


フォックス
「うーん・・・きっと何か仕掛けがあるんだろうな。」



「仕掛け?」


フォックス
「あぁ・・・例えば・・・」




プチュルス
「」←埋まってる


プチュルス
「」←埋まってる


フォックス
「あのプチュルスが埋まってる道の先、とかな。」












「あ!何かBOXがあるにゃ!」


ブルーBOX
「」


ディディー
「開けてみよう!えいっ!」ドカッ!


ブウォン!


生命の珠
「」フワフワ



「・・・?何か出てきたよ?」


フォックス
「これは生命の珠ってやつだな。いわゆる回復アイテムだ。」


ディディー
「・・・ってことは、こっちじゃ無かったみたいだね。」



「タイムスリップの扉潜って、もう片方の時間の方も見てみるにゃ!」


フォックス
「だな。」


そんなわけで一行は再び橙の方の扉を潜り、プチュルスゾーンの奥へと進む。






すると・・・


ドーン!



「・・・えっ!?」キョロキョロ


ディディー
「今の音は!」キッ


フォックス
「ロックゾーンか!」バッ


その先はロックゾーンになっており・・・


デカクリボー
「」トコトコ


クリボー
「」トコトコ


1体のデカクリボーに、数体のクリボーが出てくる。



「クリボー!凛が踏むにゃー!」ボヨンボヨン


フォックス
「さっきもだけど、コイツクリボー系統が好きなのか・・・?(汗)」


ディディー
「踏んだら弾むのが楽しいみたいだよ・・・?(汗)」


ドーン!



「全部踏み終わったにゃ~!」スタッ


言ってるうちに凛は全てのクリボーを踏み終わったらしく、ロックが解除される。


それと同時に・・・


爆弾ブロック
「」ジャーン


ディディー
「あ!あれって!」


フォックス
「さっき真っ暗だった時にも俺が壊した爆弾ブロックだな。」


爆弾ブロックが現れた。



「それじゃあ、また壊せば良いのかにゃ?」


フォックス
「多分な。やれ!」



「了解にゃ~!」ドカァ!


ドオォォォォン!


フォックスの合図に合わせて凛が爆弾ブロックを破壊。
すると暫く地響きが起こり・・・


ディディー
「・・・これで、良いのかな・・・?」


フォックス
「行ってみるか。」


3人は再び、火の海だった赤い扉の先へ・・・








ゴオォォ・・・


凛・ディディー・フォックス
「「あぢぢぢぢ!!」」ボオォ


まだ火の海だった・・・












「何回焼かれれば良いんだにゃ~・・・」プスプス


ディディー
「多分、もう最後じゃないかな・・・?」プスプス


フォックス
「橙の扉潜って、赤い扉で進めれば良いんだけどな・・・」プスプス


一行は黒焦げになりながらも、橙の扉を再度潜り、その先の赤い扉へと進む。











ゴオォォ・・・


凛・ディディー・フォックス
「「またかあああああい!!」」ボオォ


やっぱり火の海だった・・・












「にゃぁ~・・・こんなに焼かれたら死んじゃうよ~・・・」グッタリ


ディディー
「・・・でも、爆弾ブロックは作動させたのに、なんでまだ進めないんだろう・・・」


フォックス
「・・・ふん。なるほどな。」



「フォックス?」


プチュルスゾーンの方を見ていたフォックス、何かに気付いたようだ。


フォックス
「見ろよ、あそこ。さっきはなかった穴が出来てる。」


凛・ディディー
「「あっ!」」


見ると、土の天井の一部が無くなっており、そこに小部屋のようなものが形作られていた。
そして、そこには・・・


スイッチ
「」キラキラ


赤く光輝く、半円形のスイッチがあった。


フォックス
「スイッチがあるな。」



「これを押せば・・・!」


フォックス
「ああ。いくぞ。」ポチッ


フォックスがスイッチを押したのを合図に下に降りる一行。









ビヨ~ン!ブチュー!



「」


ディディー・フォックス
「「あっ」」


ブチュー!ドクシュ!ブチュー!ドクシュ!ブチュー!ドクシュ!


プチュルス
「」ピョンピョンピョンピョンビヨヨーン ←地面に潜る



「」チーン


凛にはオプションが待っていた・・・



「こんなオプション要らないにゃ~!」ガバッ


ディディー・フォックス
「「・・・・・・(汗)」」


気を取り直して・・・


フォックス
「入るぞ・・・」ドキドキ


凛・ディディー
「「うん・・・」」ドキドキ


恐る恐る、再度赤い扉を潜る一行・・・











ヒュー・・・・・・ストン!



「あっ・・・!」


3人
「「やったー!!」」


火の海はすっかり無くなっており、遂に一行は先に進むことに成功した。


ディディー
「でもこれ、橙の扉・・・」


フォックス
「まだ先は長そうだな・・・気を抜かずにいくぞ!」


凛・ディディー
「「オォー!!」」


湖の探索は、どうやらもう少し続くようだ・・・

Re: スマブライブ!【stage6:湖(5)】 ( No.34 )
日時: 2019/08/24 01:35
名前: ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: hV/zNhkL)

さて、ようやく火の海ゾーンから先に進めた一行。

橙の扉を潜ったその先には・・・


タウタウ
「うーん・・・」Zzz…


3人
「「!!」」


タウタウこと、可愛い顔した悪魔が眠っていた・・・

逆にいえば、タウタウ以外は何も無い・・・



「これって・・・つまり・・・」


ディディー
「そういうこと・・・だよね・・・?」


フォックス
「・・・やるしかねえか・・・」


意を決した一行は・・・



ドーン!


タウタウ
「グオォー!」ドーン!


眠っていたタウタウを申し訳無いと思いつつ撃破した。






赤い扉
「」ジャーン!


フォックス
「おっ!」



「あっ!赤い扉だにゃ!」


ディディー
「やっぱり、倒して正解だったみたいだね!」


すると、タウタウのいた場所に赤い扉が出現。
タウタウを倒すことこそが先に進む条件だったのだ。


フォックス
「よし!進むぞ!」


凛・ディディー
「オォー!!」


色々とあったが、3人はそこまで疲れていないらしい。軽快に赤い扉を潜る。









ザザーン・・・


3人
「!!?!!?」ビクッ!


なんとその先は、湖に浮かぶ板の上だった・・・



「にゃあ~!?何これ~!?」


フォックス
「「この世界」じゃ何が起こるか分かったもんじゃねえ。理屈は通じねえよ。」


ディディー
「とりあえず、落ちてもすぐに上がれば大丈夫そうかな・・・?」


慌てる凛に対し、割と落ち着いている2人。



「(そっか・・・「この世界」じゃこういうのも普通なんだ・・・)」


おかしな世界に来てしまったな。
凛は改めてそう感じた。


すると・・・




クリボー
「」ピョコン


3人
「「?」」


どこからか、クリボーが降ってきた。



「な、何かにゃ~?」




赤パタパタ
「」フワフワ


赤パタパタ
「」フワフワ


更に、数匹の赤パタパタも現れる。


フォックス
「・・・なんか、カオスってきたな・・・」



更に更に・・・


ハンマーブロス
「」ブンッブンッ


陸地に乗ったハンマーブロスまで出てきた・・・



「うにゃ~!?なんでいっぱい出てくるんだにゃ~!?」


焦る凛。


フォックス
「任せろ!オラッ!」バキューン


それを見かねたフォックス、銃を発射。


ビシィ!



「!!?何にゃ!?」


何かが作動し、一気にハンマーブロスを撃破した。


フォックス
「「円形カッター」ってやつだ。敵への攻撃に使えるから、覚えておけよ。」



「へ~・・・」




ディディー
「ねえ、あそこの扉は?」


フォックス
「!」



赤い扉
「」


見ると、エリア上部に赤い扉が。


フォックス
「あぁ・・・多分ご褒美エリアだな。敢えて行く必要はない。」



「そうだね。凛早く最後まで回りきりたいにゃ~・・・ん?」


ジャキール
「」フワフワ



「何か浮かんでるよ?」


フォックス
「ああ。あれはジャキールっていう倒せない敵だ。気にするなよ。」



「そっか・・・」


色んな敵がいるんだな。
関心する凛・・・






キラー
「」ゴゴゴ…


キラー
「」ゴゴゴ…



「!!?今度は何にゃ!?」


今度は、黒い弾丸のようなものが無数に飛んでくる。


フォックス
「キラーだ!真っ直ぐ突っ込んでくるから避けろ!避けられなさそうだったら攻撃だ!」


ディディー
「わ、わかった!」


ヒョイ!ヒョイ!ドーン!


フォックスの指示の元、キラーに対処する3人。




デカクリボー
「」トコトコ


デカクリボー
「」トコトコ


すると、今度はデカクリボーが2体・・・


オレンジBOX
「」


更に、空中にオレンジ色のBOXがある。



「あの、オレンジのBOX、何にゃ?」ボヨンボヨン ←デカクリボー踏んでる


フォックス
「言うなればご褒美BOXだな。俺たちは敢えて開ける必要はないやつだ。」



「そっか~・・・あ、消えちゃった。」スタッ


ディディー・フォックス
「・・・・・・(汗)」


話してるうちにデカクリボーを撃破。


そして、しばらくして・・・




フォックス
「陸地だな・・・」


ディディー
「大分奥まで来たんじゃ無いかな?」


板が陸地に乗り上げ、3人も上陸した。




クリボー
「」トコトコ


緑パタパタ
「」フワフワ


ハンマーブロス
「」ブンッブンッ


赤パタパタ
「」フワフワ


そこには無数の敵が待ち構えていたが・・・



「にゃー!」ドーン!


ディディー
「えいっ!」ドーン!


フォックス
「オラッ!」ドーン


3人で難なく撃破。



「あ!ブルーBOXだにゃ!」ブウォン!


更にその先にブルーBOX。
中身は・・・


Mと書かれたトマトのようなもの
「」



「あ!凛これ知ってるよ!マキシマムトマトでしょ!」


フォックス
「「マキシムトマト」!2個目のマが余計だ!」



「えっ!?凛、マキシマムトマトだとばかり・・・」


ディディー
「あはは・・・まあ、よくある間違いだよね・・・」


中身は「マキシムトマト」。
よく間違われるが「マキシマムトマト」ではない・・・



「体力が回復するやつだよね?凛食べていい?」


フォックス
「ああ。ディディーもいいぞ。2つあるからな。」


ディディー
「本当?ありがとう!それじゃあ・・・」


凛・ディディー
「いただきます!」パクッ


ディディー
「あ~!生き返る~!」



「美味しいにゃ~!「この世界」で食べ物にありつけるとは思わなかったにゃ~!真姫ちゃんにも食べさせてあげたいな~・・・」


フォックス
「マキ?」



「あ、凛の友達だよ。凛と一緒に「この世界」に来ちゃった子の1人で、トマトが好物なんだ。」


ディディー
「へぇ~!そうなんだ!」


フォックス
「・・・確か、その友達を探してるんだったな。」



「・・・・・・」


ふとはぐれてしまった仲間たちの事を思い出し、寂しい気持ちになる凛。


フォックス
「・・・早く、見つかるといいな。」



「・・・うん!そのためにもいつまでも湖にいちゃダメだよね!」


ディディー
「そうだね!僕もドンキーを早く助けたいし・・・・・・」スポン!


3人
「「えっ?」」ドーン!


ヒュ~・・・ホワ~ン・・・


3人
「「うわあああああ!!」」グルグル


まるで「自転」と「公転」のように二種類の回転をしながら動く3人・・・



「何にゃ!?何なのかにゃ~!?」グルグル


フォックス
「多分・・・ディディーがタル大砲に入っちまったんだ・・・!」グルグル


ディディー
「ごめ~~~ん!」グルグル


ドカーン!ドカーン!


ぐるぐる回りつつ、敵をなぎ倒していく3人・・・



「なんか、凛達とっても強くなってるにゃ~!」グルグル


ディディー
「タル大砲で回ってる間は、無敵なんだよ~!」グルグル


フォックス
「そういうことだ・・・!?」



ブロック
「」ジャーン


なんとタル大砲の軌道は、何層も連なった壊せるブロックに・・・


3人
「「うわあああああ!!」」ズガガガガ!


ブロックを破壊しつつ、下に落ちる3人。








「いてて・・・酷い目に遭ったにゃ~・・・」


ディディー
「本当にごめん!」


フォックス
「それにしてもここは・・・・・・!!」バッ


ディディー
「フォックス?どうし・・・・・・」









???
「グオオオオオ!!」


3人
「「!?」」



「にゃっ!?あれって・・・クッパかにゃ!?」


ディディー
「でも・・・ジャングルで襲われた時とは違って、何か変な紫色のオーラを纏ってるよ・・・?」


???→クッパ?
「グオオオオオ!!」ドシンドシン!


フォックス
「とにかく敵なのは明らかだ!倒すぞ!コイツ1体3人がかりなら余裕だ!」


凛・ディディー
「「うん!」」


突如現れた、クッパのような、そうじゃないような何か・・・
3人は「それ」と対峙する・・・


フォックス
「はあっ!」ドカッ!



「にゃあっ!」ドカッ!


ディディー
「えいっ!」ドカッ!


クッパ?
「グオォ…」ドカァ!



「にゃあっ!」ズザァ


ディディー
「わわっ!」ズザァ


フォックス
「・・・っと。」スタッ



「強い・・・!」


フォックス
「たっく・・・舐めんなよ!」ダッ


ディディー
「フォックス!」


フォックス
「「ファイアフォックス」!!」ドカァ!









クッパ?
「ガルル…」ガシッ


フォックス
「何っ!?くそっ!」ジタバタ



「フォックス!!」


得意のファイアフォックスを喰らわせるつもりだったフォックス、なんと受け止められてしまう。


クッパ?
「グオォー!!」ブンッ




フォックス
「ぐはぁっ!」ドサッ


ディディー
「フォックス!しっかりして!」


そのまま、背負い投げのような攻撃で叩きつけられてしまった。


フォックス
「クソッ・・・!体力の回復をしなかったから・・・!」ゼェゼェ



「!」



『体力が回復するやつだよね?凛食べていい?』



「ど、どうしよう・・・凛、何も考えないで食べちゃった・・・」ガタガタ


ディディー
「凛ちゃん・・・」



「凛達が散々振り回したフォックスの方が体力を消耗してることなんて、わかってたのに・・・!」ガタガタ


フォックス
「凛・・・」ゼェゼェ


クッパ?
「グオォ…」ドシンドシン!



「・・・・・・」ガタガタ


また、足手まといになっちゃう・・・!


ジャングルの時だって、凛達が無理矢理ドンキーを連れ回して・・・!


それで罠にかかって、ドンキーが・・・!


今度は同じ事をやっちゃって・・・


今度は、このままじゃフォックスが・・・!



「嫌だ・・・!」ガタガタ


足手まといは嫌だ・・・!


海未ちゃんや真姫ちゃんにも、元気なのはいいけど、それで回りを困らせるようなことはするなって言われたのに・・・!


もう、誰かの迷惑になりたくない・・・!



「・・・・・・」ゴクッ


・・・凛は、今までかよちんの事を沢山守ってきた・・・


幼馴染みの、大切なかよちん・・・


かよちんを守るのが凛の役目。それで良いと思ってた・・・


でも違った・・・!


かよちんだけじゃない・・・


凛は、皆を・・・


μ'sの皆を、ドンキーを、ディディーを、フォックスを・・・!



「守る・・・!」ピカァ!


ディディー
「!!?!?・・・凛ちゃん!?」


フォックス
「何だ!?」


突如、凛の体が虹色に光輝く・・・



「にゃあああああっ!」ジャキン!


凛の手足が猫のようになり、おまけに猫の耳と尻尾が生える。


クッパ?
「グオォー!!」ダッ!



「うにゃあっ!」ドカッ!


クッパ?
「グオッ!?」フワッ


凛の最初の一撃で「クッパ?」の体が中に浮く。

そして・・・





































最 後 の 切 り 札 ! !


 
『 だい びょう ざん ! ! 』



「大っ!猫っ!斬っ!」ズバッ!ズバッ!ズバッ!ズバッ!


クッパ?
「グガァ…」


猫の鉤爪で目にも留まらぬ速さで「クッパ?」を斬る。


そして・・・




「にゃあああああっ!!」ズバァッ!!


クッパ?
「グガアアアアア!!」ドォーン!


とどめと言わんばかりに、両手で思い切り斬りかかる。



「うにゃあ…」スタッ


クッパ?
「」ドサッ


これには流石の「クッパ?」もオーバーキル。フィギュアとなった。



「はぁ・・・はぁ・・・」シュー・・・


しばらくすると、凛の猫のようになった手足、尻尾と耳が無くなる。


ディディー
「り、凛ちゃん!」タッタ


フォックス
「今のは・・・?」ヨロッ



「り、凛にもわからないけど・・・フォックスやディディーを守りたいって強く思ったら、いきなり・・・」


ディディー
「・・・もしかしたら、「最後の切り札」なのかな?」



「「最後の切り札」?」


フォックス
「あるアイテムを破壊して、その力を得る事によって使うことの出来る必殺技だ。しかし、「この世界」にはそのあるアイテムが存在しない。だから、「最後の切り札」も使えないハズなんだ・・・」


ディディー
「でも、さっきのはどうみても・・・」



「そうだよね・・・凛、運動には自身あるけど、それでも、さっきみたいな行動は・・・」


フォックス
「そうだよな・・・流石にあんなの、本調子の俺でも・・・・・・!?」






クッパ?
「」シュー・・・



「えっ?えっ!?」


ディディー
「消えた・・・?」


突如、フィギュアとなった「クッパ?」が紫色の無数の何かになって消えてしまった・・・


フォックス
「どうなってるんだ?・・・・・・!!」





バキューン!


フォックス
「避けろ!」ザッ



「っ!」タッ


ディディー
「くっ!」スタッ




・・・その攻撃は、凛とディディーには見覚えのあるモノだった・・・







クッパ
「グワァーハッハッハ!!」ジャキッ


3人
「「!!!」」


そこには、正真正銘本物のクッパがいた。

凛とディディーの目の前でドンキーをフィギュアにした、あのクッパが・・・


フォックス
「(そうか・・・!さっき俺達が闘ったのは影虫で出来た影の存在・・・「シャドウクッパ」とでも言うべき存在だったんだ!つまりは、コイツらが引っ掛かったバナナカートと同じく、クッパの罠・・・!)」


フォックス
「!?」ハッ




ディディー
「クッパァ~!この前はよくもドンキーを~!」ドンッ!



「凛達がぶっ倒してやるにゃー!!」ドドン!


フォックス
「お前ら!よせ!」ガシッガシッ


凛・ディディー
「「フォックス!?」」


フォックス
「ここは一旦引くぞ!」タッ! ←崖を飛び降りる





クッパ
「グワァーハッハ!!」








ダッダッダ・・・



「ねぇ!フォックス!どうして逃げるの!」


フォックス
「わかってるだろ!お前らの話じゃ、アイツの持ってるダークキャノンとかいうやつには即死効果がある!そんなのを持ってる奴と戦っても勝機は無い!」


ディディー
「でも!さっきの凛ちゃんの技があれば・・・!」


フォックス
「どう出すかもわからない不確定要素たっぷりの技に頼れるか!そもそもアレが本当に最後の切り札なら、凛の負担がデカ過ぎるだろ!」



「でも、敵を前にして逃げるだなんて・・・」


フォックス
「今は勝てる見込みが無いから逃げただけだ。」


ディディー
「え?」


フォックス
「探すんだよ。アイツに対抗出来る術をな。」


凛・ディディー
「「・・・・・・」」カオミアワセ


凛・ディディー
「「・・・うん!」」


フォックス
「よし!取り敢えずは奴に追われてる可能性もあるし、どっか見つかりにくい場所を探すぞ!」


凛・ディディー
「「オォー!!」」


ダッダッダ・・・



フォックス
「(・・・それにしても・・・)」



『にゃあああああっ!!』ズバァッ!!


フォックス
「(凛があの時放った技は何なんだ・・・?)」


フォックス
「(本当に最後の切り札だとしたら、スマッシュボールの無い「この世界」でどうやって発動したっていうんだ・・・?)」


フォックス
「(いや、そもそも亜空軍は何者なんだ?)」


フォックス
「(あの影虫とかいう奴は一体何なんだ?)」


フォックス
「(何で同じファイターであるクッパが俺達をフィギュアにしようと狙っているんだ・・・?)」


フォックス
「(それに、聞いた話だと空中スタジアムは亜空軍によって亜空間に包まれたとか・・・)」


フォックス
「(亜空軍は、何が目的でそんなことを・・・?)」


フォックス
「(クソッ!わからない事が多すぎる・・・!)」





「えへへー!」


ディディー
「あははっ!」


フォックス
「(・・・まっ、取り敢えずは目先の事だけ考えよう。)」


フォックス
「(クッパを倒すには・・・あのダークキャノンとやらを使えなくするには・・・)」


フォックス
「(・・・ったく。これからも面倒なことになりそうだぜ・・・・・・)」フッ



ダッダッダ・・・



























【stage clear】
【stage7:荒廃した動物園】に続く

Re: スマブライブ!【stage7:荒廃した動物園(1)】 ( No.35 )
日時: 2019/08/27 08:15
名前: ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: hV/zNhkL)

前回のスマブライブ!



「ドンキーに吹っ飛ばされたあと、あてもなくさ迷っていた凛とディディー!そしたら・・・」


レックウザ
『グオォーーーーー!!』


ディディー・凛
『うわあああああ!!(泣)』



「突然湖から現れたレックウザに襲われて・・・もうダメかと思ったその時!」


フォックス
『はあっ!』シュイン!


ドカッ!



「たまたまそこに不時着していたフォックスに助けられたんだにゃ!」



「それで、一緒に湖を探索することになったんだけど・・・」



『えええええ~!?じゃあ凛達、タイムスリップしちゃったのかにゃ!?』


フォックス
『まあ、そんなところだ。どういう仕組みかわからんが、この扉があるのはこの辺りだけだ。レックウザの巨大なエネルギーが関与してるのかもしれないな。』





凛・ディディー・フォックス
『『あつううううい!!』』ボオォ





ブチュー!ドクシュ!ブチュー!ドクシュ!ブチュー!ドクシュ!


プチュルス
『』ピョンピョンピョンピョンビヨヨーン ←地面に潜る



『』チーン





「色んな敵やギミックに惑わされて、もう大変だったにゃ~・・・」



「それで、奥まで進んだところで・・・」




クッパ?
『グオオオオオ!!』ドシンドシン!



「いきなり紫色のオーラを纏ったクッパに襲われて・・・ピンチになっちゃったにゃ!でも・・・!」




最 後 の 切 り 札 ! !


 
『 だい びょう ざん ! ! 』



『にゃあああああっ!!』ズバァッ!!





「なんと凛!凄い技を繰り出す事が出来て、クッパを倒せたんだにゃ!」



「結局凛が倒したクッパは偽物で、本物から逃れるために凛達は撤退したんだけど・・・」



「今度あった時は、凛が絶対に倒してやるにゃ~!」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・・・ここは、「荒廃した動物園」。


以前はそれなりに繁盛していたが、やがて廃園に。


檻などはそのまま放置され、やがて時間の経過と共に錆びていった・・・


そうして、この動物園は荒廃してしまったのだ・・・


・・・さて、こんな誰も近付かないような場所に、少年の影が1つ・・・


???
「・・・・・・」トコトコ


カラン…(転がっていた空き缶を蹴っ飛ばす)


この少年の名は・・・


ドンッ!


[リュカ]


リュカ
「はぁ・・・」トコトコ


リュカ。


この気弱そうなリュカ少年、実はこうみえてPSI(PK)という不思議な能力を使う事が出来る、特殊な少年である。


リュカ
「・・・・・・」ピタッ


彼もまた、「この世界」に生きるファイターの1人である。
しかし、リュカ少年は見た目通り気弱であり、あまり好き好んで戦うような人では無かった・・・


ヒュ~・・・


リュカ
「・・・・・・?」ヒョイ(上を見上げる)


しかし・・・


ドシーン!!


リュカ
「うわわわっ!?」ビクッ


???1
「うぅ・・・」ピクピク


???2
「あうぅ・・・」ピクピク


リュカ
「(そ、空から女の子が降ってきた~!?)」アセアセッ


このまさに「運命の出逢い」が、後に彼を変えていく事になる・・・


リュカ
「え・・・えっと・・・」ビクビクッ


今度は緊張で震えるリュカ少年。


リュカ
「この子達・・・生きてるのかな・・・?」マジマジ


リュカは空から降ってきた2人の少女を観察する。


1人は茶色のような、ベージュのような、表現の難しい色の、長い髪の毛の少女。
これまた形容するのが難しい、サイドテールのような髪型をしている。


もう1人は、これまた茶色がかった髪色で、肩にすらかからないほどの短めの髪の毛の少女。
1人目の少女とはどことなく似た雰囲気を醸し出している。


リュカ
「・・・・・・」マジマジ


リュカ少年は何故だか、後者の少女に自分に似たモノを感じていた。

この子は自分に似ている。何だかそう思えて仕方が無かった。


・・・と、そんなことを考えていると・・・


???1
「うぅ・・・・・・うぅん・・・?」パチッ


リュカ
「あっ・・・!」


前者の、長い髪の少女が目を覚ます。


???1
「あれ~?ここ、どこだろう~?」キョロキョロ


リュカ
「!」ドキッ


少女の想像を遥かに越える可愛らしい声に、リュカ少年は思わず心を踊らされる。


???1
「えーっと~・・・・・・あっ!」ピタッ


リュカ
「えっ!?」ドキッ


次の瞬間、少女と目が合う。
リュカ少年は、体が熱くなるのを感じる。


???1
「良かった~!人がいて・・・あの、ちょっと良いですか?」


リュカ
「は、はい!」ドキドキ


少女に話し掛けられるリュカ少年。
心臓の鼓動が早くなる。


???1→ことり
「えっと・・・私は南ことりっていうんですけど、あなたのお名前は何ですか?」


リュカ
「え、えっと・・・リ、リュカ、です・・・」


リュカ少年は緊張を隠しきれない震えた声で答える。


ことり
「リュカ君っていうんだね!よろしくね♪」ニコッ


リュカ
「!!」ドキッ


初めてあったリュカ少年に笑顔を向ける少女ーーー否、南ことり。


普通の男なら、これだけでも彼女の魅力に堕ちてしまうことだろう・・・


リュカ
「(か、かわいい・・・///)」ドキドキ


それは、リュカ少年も例外では無かった・・・


ことり
「えっと~・・・ここが何処なのかわかりますか?」


少女は少年に問う。


リュカ
「え、えっと・・・荒廃した、動物園、っていって、今は、もう、やってない、動物園、です・・・」


リュカ少年はしどろもどろになりながらも、何とか答える。


ことり
「荒廃した・・・動物園・・・?うーん・・・」


彼女はその名前に聞き覚えが無いらしく、首を傾げる。


ことり
「(ことりは確か、穂乃果ちゃん達と一緒に平地を旅してたハズ・・・)」


ことり
「(・・・!!そうだ!それであのウルフって人に襲われて、それで、かよちゃんと一緒に飛ばされたところを、離れないようにってかよちゃんの手を掴んで・・・!)」ハッ


リュカ
「・・・・・・?」マジマジ


考え事を始めた少女を見つめるリュカ少年。


ことり
「あの・・・ことり、ここに倒れてたんですよね?」


リュカ
「あ、えっと、その、空から、降ってきて・・・」


相変わらず受け答えがしどろもどろなリュカ少年。


ことり
「(やっぱり!ことりは平地から飛ばされてここに来ちゃったんだ!)」


ことり
「(それで、ことりはかよちゃんの手を離さなかった!それだけはハッキリ覚えてる!)」


ことり
「(つまり、かよちゃんもきっとこの辺りに・・・!)」


ことり
「あの、この辺りにもう1人女の子が倒れてませんでしたか?私より少しだけ背が低くて、髪の短い、黄緑の服を着た女の子なんですけど・・・」


リュカ
「・・・あの、うしろ・・・」


ことり
「えっ・・・?(クルッ)・・・!!!」


ふわっ・・・


リュカ
「っ!///」ドキドキ


少女がうしろを向くと同時に、彼女の長い髪の毛が彼女の身をくすぐる。

その様子をみて、よりいっそう心臓の鼓動が早くなるリュカ少年・・・


???2
「うぅ・・・」ピクピク


ことり
「かよちゃん!しっかりして!かよちゃん!」ユサユサ


1人目の少女・・・ことりは、かよちゃんと呼ばれる2人目の少女を必死に介抱する。


???2→かよちゃん
「うぅ・・・うーん・・・?」パチッ


ことり
「かよちゃん!良かった~!」ウルウル


「かよちゃん」と呼ばれた少女が目を覚ましたことにホッとしたのか、目に涙を浮かべることり。 


リュカ
「・・・・・・///」


リュカはすっかり彼女の魅力に酔いしれていた。
こんな場所で、こんな人に巡り会えるなんて・・・


かよちゃん
「ことりちゃん・・・?ここは・・・?」


リュカ
「!!!」ドキッ


もうリュカ少年の頭は尊さで爆発しそうになっていた。


「かよちゃん」もまた、ことりに似た可愛らしい声を持っていた。


ことり
「「荒廃した動物園」っていうんだって。あそこの男の子・・・リュカ君が教えてくれたんだよ。」


リュカ
「!」ビクッ


不意に名前を呼ばれて、背筋がピーンとなるリュカ少年。


かよちゃん
「そうなんだ!ありがとうね!えーっと、リュカ君!」ニコッ


リュカ
「!!!///」ボンッ


かよちゃん
「?」クビカシゲ


リュカ
「ど、ドウイタシマシテ…///」ドキドキ


やっている動作はことりと同じようなものなのだが、リュカ少年は「かよちゃん」の動作の方により魅力を感じた。
やはり、自分に似たようなモノを感じる分、親近感があるのだろうか。


かよちゃん→花陽
「・・・あっ!申し遅れました!私、小泉花陽っていいます!よろしくね、リュカ君!」ニコッ


リュカ
「よ、ヨロシクオネガイシマス…///」ドキドキ


ことり同様、笑顔を向ける花陽。
リュカ少年は、もはや動揺を隠しきれない様子だ。


リュカ
「(ことりさんと、花陽さん・・・か・・・///)」ドキドキ


リュカ
「(こんな場所で、こんなキレイな人達に巡り会えるなんて・・・///)」ドキドキ


リュカ
「(神様、ありがとうございます!)///」ドキドキ


そして、心の中で思わぬ幸運に感謝するリュカ少年。


花陽
「それで・・・ことりちゃん・・・」


ことり
「うん・・・」


花陽
「ピット君や、穂乃果ちゃん達とははぐれちゃったみたいだね・・・」


ことり
「そうだね・・・こうなるとちょっと不安だな~・・・自分が何処にいるのかもよく分かってないし・・・」


花陽
「うん・・・花陽も不安だなぁ・・・」






うるっ・・・


ことり
「!」


花陽
「どうして・・・こんなことになっちゃったんだろう・・・」グスン


ことり
「・・・・・・」


花陽
「花陽達、元の世界に帰れるのかなぁ・・・」グスグス


ことり
「・・・・・・」


花陽
「凛ちゃんや真姫ちゃん、μ'sの皆は怪我とかしてないかなぁ・・・」グスグス


ことり
「かよちゃ・・・」


花陽
「凛ちゃん・・・」ポロッ…


ことり
「!!」


花陽
「凛ち”ゃんに会いた”いよぉ”・・・」ポロポロ


ことり
「・・・・・・」





ぎゅーっ。


花陽
「!!・・・ことり・・・ちゃん・・・?」ポロポロ


ことり
「泣かないで、かよちゃん。」ギューッ


ことり
「凛ちゃんは居ないけど、ことりは居るよ。」ギューッ


ことり
「だからもう、泣かないで。1人で悩んだりしないで。もっとことりを頼って良いんだよ。ね?」ギューッ


花陽
「ことりちゃん・・・」グスン


花陽
「・・・そうだよね。ごめんね。ことりちゃんが居たのに、花陽1人で悩んじゃって、心折れそうになっちゃった。」


花陽
「μ'sは先輩禁止って言っても、ことりちゃんが先輩なのは事実だもんね。頼りにしてるよ、ことりちゃん。」エヘッ


ことり
「うん!もっとことりの事を頼ってくれたら嬉しいな♪」エヘッ




リュカ
「(どうしよう・・・ことりさんも花陽さんもかわいすぎるよ・・・)///」ドキドキ


ことりと花陽の尊い会話に、1人興奮を隠せない様子のリュカ少年。




花陽
「・・・ねぇ、ことりちゃん。」


ことり
「なあに?」


花陽
「ことりちゃんは何処にも居なくならないよね?花陽の側に居てくれるよね?」


ことり
「えっ・・・?どうしたの、いきなり・・・」


花陽
「・・・何か、不安になっちゃって・・・ことりちゃんまで居なくなったら、今度こそ心が折れちゃいそうで・・・」


ことり
「うふふ・・・大丈夫だよ!ことりは何処にも行かないから♪」


花陽
「本当?花陽の側に居てくれる?」


ことり
「うん!ずっとかよちゃんの側に居る。約束するよ。」ニコッ


花陽
「それじゃあ・・・その・・・」スッ


ことり
「指切り?良いよ♪」スッ


花陽
「ありがとう・・・!」エヘッ


小指と小指を絡ませる2人。


ことり・花陽
「♪ゆーびきりげんまん うっそついたら針千本のーます♪」


ことり
「」ニコッ


花陽
「」ニコッ


ことり・花陽
「♪ゆーびきった♪」パッ!





リュカ
「(これ・・・何のご褒美・・・?)///」ドキドキ


リュカ少年を尻目に、「約束」を交わす2人。


2人の指切りが終わった、その時だった・・・







ガサガサ…


3人
「!!!」


花陽
「ことりちゃん!これ・・・!」


ことり
「うん・・・!」スッ ←身構える


2人は、その紫色の物体には見覚えがあった。


天空界でも見た紫色の何か・・・


・・・そう。影虫だ・・・


リュカ
「(な、何・・・!?)」ブルブル


この場にいる唯一の男、リュカ少年。


本来はもっともしっかりしなければならない立場だが、3人の誰よりも怯えてしまっていた・・・


ガサガサ…


プリム
「・・・」ゴゴゴ…


やがて、影虫はプリムとなり、3人を囲む・・・


ことり
「かよちゃん、これくらいなら倒せるよね?」


花陽
「う、うん!何とか・・・!」


天空界や平地での経験の賜物か、意外と落ち着いてる2人は臨戦態勢をとる。


・・・が・・・






ドシン・・・


花陽
「・・・?ふえっ?」



ドシン・・・ドシン・・・


ことり
「何か・・・揺れてるような・・・」



ドシン・・・ドシン・・・



リュカ
「・・・何か・・・居るの・・・?」クルッ



3人が恐る恐る振り向くと・・・



























???
「ウオォーーーーー!!」ドシン…ドシン…


3人
「「!!?」」ビクッ


・・・そこには、巨大な石像のような何かがいた・・・




花陽
「ひいっ!で・・・ででででで・・・出たぁ~!」ヒシッ


ことり
「ふええっ!?かよちゃん~!?///」


思わずことりに抱き付く花陽・・・


リュカ
「き・・・キングのぞう・・・」ガタガタガタ



???→キングのぞう
「ウオォーーーーー!!」


そう、これは石像そのものなのである。


それを見たリュカは、死を覚悟する。


それもそのハズ、このキングのぞう、原作の「MOTHER3」では裏ボスというポジションなのだが、その体力はまさかの「99,999,999」である。
その上攻撃力もかなり高く、普通に戦ったのでは勝ち目は無い。
実際は「おおみそか」というアイテムを使用するか、即死効果のある「PKフラッシュ」を使うことで楽に倒す事が出来るのだが、生憎「おおみそか」など持ち合わせていなければ、「この世界」のリュカは「PKフラッシュ」を使うことが出来ない。

まさに「詰み」だ。



花陽
「こ、ここここことりちゃん・・・どうしよう・・・!」


ことり
「えー・・・えっと~・・・」アセアセッ


周りには多数のプリム、そして目の前にはキングのぞう。


花陽もリュカも、勿論自分も怯えてしまっており、更には数的にも圧倒的不利。


これは・・・もう・・・


ことりは意を決して、叫んだ。


ことり
「とりあえず・・・・・・逃げろ~!」ダッ


花陽
「あー!ことりちゃん待って~!」ダッ


リュカ
「あ!ぼ、僕も!」ダッ


ダッダッダ・・・



キングのぞう
「ウオォーーーーー!!」ドシン…ドシン…


・・・こうして、ことり達とキングのぞうによるおいかけっこが始まった・・・


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