コメディ・ライト小説(新)

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地味子の恋嫌い
日時: 2017/09/18 14:43
名前: アンジュ

昔から、恋だの愛だのしろって言われてあーうるさい。
恋愛のない世界に生まれたかったなぁ。
そしたら、あんなことに巻き込まれずにすんだのに。

建物などなく、自然豊かな野原で寝そべって本を読んでいる私。
私の名前は雨宮千里あめみや・ちさと15歳の高校1年生。
地味で中学の時はイジメにあって人間不信になっている。
なぜ、地味かって?今に分かる。
私は今家に居るのが嫌でここで優雅に読書を嗜んでいるところだ。
風が気持ちいい。
今は秋、4月から泉水高校に通い始めた。
でも、友達とかが出来ず不登校になった。
まぁ、いずれはまた通うから今は休憩というところかな。
自己紹介はさておき。
また、読書をし始めようとしたとき、
「なぁ、ここで何してんの?」

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Re: 地味子の恋嫌い ( No.25 )
日時: 2018/12/07 16:58
名前: アンジュ

「はいはい、自己紹介はここまで、あとは休憩時間な。んーと、笹ヶ峰のの席はー、お!雨宮の隣な。って久しぶりに雨宮来たんだな。」
先生が言ったあとみんなが一斉に私の方に視線を向けて来た。
(なんであんたみたいなのがここに居るの?)
って目で言われてる。
私は即座に下を向いて出来るだけみんなの目を合わせないようにした。
カツッカツッカツッ
笹ヶ峰が私の方に来て、
「大丈夫だよ。あたしといればいいから。」
と耳元で言われ、笹ヶ峰は新しい自分の席に座った。
次の授業まで15分ある。
その間、笹ヶ峰の周りにはたくさんの人が集まって来た。
「ねぇねぇ!笹ヶ峰さんってどこの高校から来たの?」
「笹ヶ峰さんじゃなくて、紫苑ちゃんって呼んでもいい?」
「今日の放課後笹ヶ峰の歓迎会をしよー!」
などと明るくワイワイした声が隣で聞こえてくる。
とてもうるさい。
笹ヶ峰は、一つ一つ質問に答えていたが、
「みんなごめんね!私歓迎会行けないんだー。放課後はー」
と、私が本を広げているにもかかわらず、笹ヶ峰が私の腕を急に引っ張ってきて、
「雨宮さんと仲良くなるためにいろいろと案内してもらうの!あと、雨宮さんとお出かけしに行くの!」
私は一瞬固まった。
それと同時に周りにいた人たちも固まり、やがて、一斉に大爆笑をした。
「笹ヶ峰さんそれガチ?」
「紫苑ちゃんちょっと趣味悪くない?」
「なんで雨宮さんなの?私たちと遊ぼうよー!」
そうよ、なんで私なのよ、あり得ない。
「あたし、雨宮さんの方がみんなより可愛いし、あたし、初めて雨宮さん見たときこの人と仲良くしたいってなったもん。もちろん!みんなもだよ?でもごめんね、今回だけは雨宮さんといたいの。」
笹ヶ峰は私の想像していたこと以上に凄いことをみんなに言った。
みんなの反応は、
「まぁ仕方ないよね。ごめんね。」
などと言っていつものグループに固まりワイワイと話し始めた。
2人になると、
「千里ごめんね、気分悪くなった?」
と笹ヶ峰が昨日と同じくらい私に気をつかって聞いてきたが、
「私、笹ヶ峰のことなんか嫌いだ。もう2度さっきのようなことを言うな!」
私は小さい声で言った。学校ではあまり話したくないからなるべく話さないようにしているのだ。
私は授業開始1分前なのに椅子から立ち上がり、教室を出た。

Re: 地味子の恋嫌い ( No.26 )
日時: 2018/12/17 21:00
名前: アンジュ

キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴ってしまった。
私は何をしてるんだか。
廊下を歩いていると、国語の先生が私に声をかけてきた。
「あらおはよう、久しぶりね。もう授業始まるわよ。教室に戻らないの?」
私はその先生を無視して歩き始めた。
先生は少し不機嫌な顔をして私を教室に行かせようと強く言うが、無視し、さっき行った本がたくさんある部屋に向かった。


部屋に着くとドアに鍵がかかっていた。
私は少しため息をついてその場に座った。
数分経って、誰かの足音が聞こえてきた。
私はどこかへ隠れようとしたが、
「待って!」
と呼び止められ、後ろを振り返ると、同じ制服を着て、雰囲気がお嬢様な子がいた。
その子は私に近づき、
「貴女、本が好きなのね。」と笑顔で言ってきた。
「う、うん。」
私が返事をするとその子は嬉しさのあまり、飛び跳ねた。
「私とあの人と一緒ですわね!あ!もしかして本を読みたくてここに座っていたのですか?」
「そうなります。」
「まぁそれはごめんなさいね。鍵は私が管理しているの。今すぐに開けるわね。」
その子は急いで鍵をポケットの中から取り出して、ドアに鍵をさし、開けた。
「開きましたわ。さっ中に入りましょ!」
私の手掴んで中に入った。
部屋の中はさっき行ったから大して変わらないが、変わったと言えば、本棚だらけなのに、中心にはソファとテーブルがある。
本当に私の部屋みたい。
「さっソファに座って!今すぐあの人を呼びますわね!」
「あの、」
「どうされたのですか?」
「は!ごめんなさいね、名前がまだでしたわね。私の名前は西園寺優梨奈さいおんじ・ゆりなと言います。貴女は?」
「私は、雨宮千里。」
「千里さんですね!これからどうぞよろしくお願いしま「おい!」
バシッ誰かが後ろから西園寺の頭を叩いた。
「痛いですわ!いきなり叩くなんて酷いですわ!蒼様!」

Re: 地味子の恋嫌い ( No.27 )
日時: 2018/12/17 22:05
名前: アンジュ

「ふん!ゆりが俺を閉じ込めたからだろ!」
蒼様と言う人は制服を着ているが、メガネをかけていて、スタイルが良く、いかにも私とは身分や格が違うって印象になった。
腕を組んで西園寺にすごく怒っているのが無関係な人でも分かる。
「私はちゃんと蒼様や他の人がいないか確認しました!」
「嘘つけ!」
「ひゃあー!」
なにやら蒼様と言う人が西園寺のほっぺたをつねりながら怒っている。
「ごめんなさーい!ひゅいな(優梨奈)今後はちゃんと確認して戸締まりします。」
と言ったあと蒼様と言う人はこの子から少し離れた。
「痛かったですわ。」
「ふん!ずっと痛いと言っとれ。ん?いつの間にか客人がいるな。おい!いつからいた?」
今度は私か、私は表情を変えず答え始めた。
「蒼様がここに来る前からこの子と居ました。」
「そうか、目もくれずに2人の世界に居て悪かった。ん?よく見ると、お前不登校者リストに載っていた、確か名前はー」
「雨宮千里です。」
「そんな名前だったな。で、なぜ今になって再び登校し始めたんだ?」
「それは、」
言えない。いじめられてたなんて言えやしない。
私はその場で黙ってしまった。
「言えないのか?」
私はこくりと頷いた。
「そうか、とりあえず、座れ。話しはのちに聞くとする。」
言われるがままに私はソファ座った。
「ゆり!お前も座れ!」
西園寺はほっぺたを手でさすりながら返事をして気を遣ってるのか私の隣に座った。
「さて、雨宮!お前にいろいろ聞きたいことがある。だが、さっきから思ってたのだが蒼様って呼ぶのはやめろ。」
「それは、この子、優梨奈ちゃんが言ってたので、、」
「ゆりは俺の部下みたいなものだからそう呼ぶんだ。お前は部下でもなんでもない。」
「名前を教えてください。」
「そうか、そう言えば自己紹介がまだだったな。俺は涼宮蒼すずみや・あおいだ。特待生で高校2年だ。雨宮より1つ上だが敬語じゃなくてもいい。」
私は返事をするのが面倒になり、返事をしないでおこうと黙ったが隣で西園寺が涼宮のことを急に話し始めた。
「蒼様は現在生徒会長を務めており、成績優秀で運動が出来てまさに漫画から出てきた人物でございます。さらに!人によって態度が違うのでこれだけは危険です!」
「余計なことを言いやがって!そう言うゆりだってお嬢様ぶってるけど本当は雨宮みたいに普通な家庭で俺より年上のくせにまともなことができやしない。この前だって、俺のお気に入りの熊の絵が描いてあるマグカップをなにもないところでこけてわらすし、さっきだって俺が本を読んでいるのが分かっているのに鍵をかけるしおかげでトイレ我慢しながらお前を待ってたんだぞ!」
「それはさっき謝ったじゃないですか!蒼様だって私のお気に入りの紅茶を全部飲んだじゃないですか!私楽しみに取っておいたのに酷いですわ!」

Re: 地味子の恋嫌い ( No.28 )
日時: 2018/12/27 15:51
名前: アンジュ

クスッ
「雨宮!なにを笑ってる。」
私は無意識に笑ってしまったのか。
なぜ笑ったのか自分でもよく分からない。
「別に、何も、ただ2人の言い合いがなんとなく笑えただけ。」
なぜか2人は何も言わず固まってしまった。
何かやってしまった。
分からないけど。
「ごめん。悪い意味で言ったわけじゃない。私は誰かと言い合いになっても負けてしまって、言いたいことが言えないのがほとんどだから2人がなんとなく羨ましいって思って、そのー」
私は一体何を言ってるの分からず黙ってしまった。
しかし、
「そうだったんですね。」と西園寺が私の頭を撫でて言った。
分かってもらえた。
私は少し涙が出てしまい、とっさに袖で涙をぬぐった。
「大丈夫ですか?」
私はこくりと頷いた。
「意味分からん奴だな。」
また涼宮は腕を組んで私を見た。
「何がだ。」
「訳の分からないことを言って急に泣くし、一体どうした!」
「別に、涼宮さんに分かってもらうつもりなんてないから。」
私は急に立ち上がり、その場から立ち去ろうとしたとき、西園寺がまた私の腕を掴んだ。
「何ですか?」
「ごめんなさい!蒼様はあんな風に言ってしまうお方ですが、本当は優しいんです!」
「優梨奈ちゃん、離してください。」
西園寺は静かに離してくれた。
私は西園寺の顔を見て、
「短い時間でも涼宮さんが優しいことは分かってます。ですが、私はお2人と仲良くしたいとは思ってないので、では。」と言って、ドアを開けて外に出た。




本当にこれでよかったのか。私はただ本を読んで心を落ち着かせたかったのに、2人に出会って少し喧嘩して、自分は今なにをしてしまったのか分からない。
考えながら歩き、近くにあった窓を見ると、お日様が上にいた。それに、眩しく、微かに見えるほこりがキラキラ光っている。
久しぶりに見て綺麗だと感じる

(ぐぅー)急にお腹が鳴った。
そう言えばもうお昼か。
教室に行ってお弁当取りに行かないと、でも、恐い。
突然教室に入って驚かれていろいろ陰口言われたらどうしよう。
不安になりながら教室に向かって歩く。
途中で前から誰かが歩いてくる。
私は咄嗟に近くの部屋の中に隠れた。
ドアの隙間で辺りを見回すと、
「もう!千里!どこにいるの!さっきはごめんー!許してよー!てゆーか居たら返事してよー!」
笹ヶ峰だ。紫苑になりきっている。
悩む。今返事したら何されるか分からない。でも、
ガラー
「なーんだそんなところに居たんだ。隠れんぼは終わりだよ。さっ帰ろ!」
笹ヶ峰は笑って手を差し出し、それに私は振り払わず、手を握った。
「どうしてここだと分かった。」
笹ヶ峰は右手の人差し指を口元に当てて悩んでいる素ぶりを見せたが、私の方を向いて、
「女の勘!」と笑って返した。
男のくせに。
つられて私も笑ってしまった。
「やっと笑ってくれた!めっちゃ嬉しい!」
「え?そんなにか?」
「そうよ!だって、あたしと話しても1つも笑ってくれなかったもん!マジ悲しかったんだから!」
「ごめん。」
「今度からは笑ってよ!あ!あたしと千里早退するって先生に言っておいたから。」
「そう、あ、ありがと。」
「本当は行きたくなかったんだよね!あたしのためにごめんね!」
「別に、私もいつ行こうか悩んでたし。」
「そっか、あ!鞄探してる?実は今肩に担いでるからあとで渡すね!あたしの分は千里の鞄の中に入ってるんだー!千里の鞄あまり入ってないからすっぽり入っちゃった!」
「そう、ありがと。あの、これからどうするの?」
「まだ考えてない!でもあたしショッピングモールに行きたいから付き合って!」

Re: 地味子の恋嫌い ( No.29 )
日時: 2019/01/13 00:53
名前: アンジュ

笹ヶ峰は私の手を握ったまま廊下を走り出そうとしたが、
「待って!」
私は止めてしまった。
笹ヶ峰は私の方を向いて首を傾げた。
「どうしたん?」
「私、職員室に行く用事がある。ごめん、先に生徒玄関で待ってて。」
「嫌よ!あたしを1人にしないでよね!」
「無理。私あんたとそこまで仲良くないから。私が用事あるだけであんたには職員室に行く用事はない。」
「冷たい!いいもん!あたしも千里について行く!」
「あっそ、好きにすれば?」
私は笹ヶ峰の手を離し、1人でスタスタと歩き出した。
職員室は、今私と笹ヶ峰がいる渡り廊下を出てすぐ近くに階段があり、階段を3階まで上がり、右に曲がり、ずっと奥にあるのだ。
3年生の教室前を通らなければ行けないから少し苦痛だ。
職員室に着くと、ガラガラガラガラ
「お、雨宮じゃないか!どうした?」
偶然にも私の担任の先生、熊谷堅之助くまがい・けんのすけが職員室を出て私に声をかけた。
「いえ、その、私ずっと休んでいたので、それで、、」
私は言いたいことが言えず黙ってしまった。
すると、熊谷先生は笑って私の頭を撫でた。
「言いたいことは分かった。雨宮は、ずっと休んでいたせいで勉強がついていけなくていい困っているんだな。」
「それもありますが、何か課題があるのかと思ったのです。」
「課題か、山ほどある。今すぐ取りに行きたいが、どれくらいあるか分からん。明日の朝に取りに来てくれ。それとだが、あ?雨宮、今日授業に出てないらしいな、午後から早退すると笹ヶ峰が言ってたぞ。どうした?」
「いえ、体調が悪いので休もうと思いました。」
「ダメだぞ、お前はこれ以上休んだら強制留年になるぞ!」
突然先生が怒った顔を私に向けてきた。
そう言えば、先生は気分が悪いときと良いときの差が激しいんだっけ。
怖くて、声が震えながらも、
「私、午後から授業受けま、「ちょっと待ったー!!」
私が震えながらも答えいる最中に、笹ヶ峰らしき人が止めに入った。
後ろを振り返ると案の定笹ヶ峰だった。
「笹ヶ峰じゃないか!早退するならさっさと保護者を呼んで帰れ!雨宮は残れ!」
「嫌です!」笹ヶ峰は私の隣まできて、
「あたしが千里を無理矢理学校に行かせたんです!あたしが新しい学校を1人で行くのは嫌だからって。千里本当は体調悪いんです!お願い先生!千里が残るんならあたしも学校に残ります!」と強く先生に当たった。
先生はため息をついて、「仕方ない、お前らの事情は深く掘らないがそこまで言われちゃ俺が困る。今回だけだ、早退しろ。」
笹ヶ峰は嬉しくなって私の手を取ってジャンプをした。
「ありがとうございます!」
「だが、明日からは放課後まで授業を受けてもらう。課題も多く与える。分かったか?」
2人ははいと返事をし、その場から歩いて去った。


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