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＊紹介文／目次＊

待望（？）の新シリーズです。

第１話>>1>>2>>3>>5>>6>>7

第２話>>10>>11>>12>>14

第３話>>15>>16>>17>>18

第４話>>19>>20>>21>>22>>24>>25>>28

第５話>>29>>32>>33>>35

第６話 星野くん初登場回 >>38>>39>>40>>41

第７話>>44>>45>>46>>47>>48>>49

第８話　星野くんとラブリのケンカ回（個人的に最高の出来）>>50>>51>>52>>54

怪人軍団との戦闘編

>>58>>59>>60>>61>>62>>63>>65>>66>>67>>68>>69>>72>>73

怪人軍団との戦闘編セカンドステージ

>>75>>76>>77>>80>>84>>85>>86>>88>>89>>93>>94>>95

怪人軍団との戦闘ファイナルステージ

>>100>>101>>102

第９話>>113>>118

王子たちの沖縄旅行
>>121>>122>>124>>125>>126>>127>>128>>129>>130>>131>>132

星野くんの過去>>78>>79

爆笑短編　ラーメンは何味がお好き？>>139

10～ 20～ 30～ 40～ 50～ 60～ 70～ 80～ 90～ 100～ 110～ 120～ 130～ 140～

＊131＊

それから何時間たったでしょうか。

王子はうっすらと目を開けました。

「う・・・う〜ん」

「目が覚めたようですね、王子様」

「ここは・・・どこ？」

王子の質問に星野くんが答えます。

「わかりません。ですが、これだけは言えます。ぼくたちは一国も早く元の世界に返らなければなりません」

周りを見渡すと一面の砂漠。どこにも建物らしき影はありません。

「あくまでこれはぼくの予想ですが、ぼくたちはどうやらエジプトの砂漠地帯に飛ばされてしまったようですね」

星野くんが淡々と語ります。

「それで・・・これから、どうするの？」

王子の問いかけに星野くんはラブリと王子の手をそれぞれ握りました。

「きょうだけは天使の力を解禁しますね。しっかり捕まってくださいね。手を離したら落ちて即死ですから」

トンと地面を蹴って大空を飛行する星野くん。

ふわりふわり・・・星野くんはゆっくりとまるで雲のように飛行を始めました。

と、星野くんの隣で同じように飛行している人物がいます。

長い腰まである見事な金髪の美形で金色の西洋ヨロイに身をつつんだ男の人です。

「きみ、かわいいですね。キスしてもいいですか」

その言葉に、星野くんは一瞬だけ目を大きく見開き、声にならない小さな叫び声を上げました。

「私はナルシー。エリート中のエリート吸血鬼です」