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パンプキン王子の冒険【完結!】
作者: モンブラン博士  (総ページ数: 144ページ)
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「ナルシーさん、ぼくたちに何か用でもあるのですか」

するとナルシーはニコニコ笑って、

「たいしたことではありませんが、用があります」

「なんですか」

「きみたちと戦いに来ました。もちろんこの場で決闘していただけますよね」

「今の体勢では無理ですし、戦ったとしてもぼくたちにはなんの得もないです」

「今、きみたちは自由自在に飛行できますよ。ここではすべての夢が叶います。きみの天使の力を手に入れたいという夢が叶ったでしょう?」

ためしに星野くんがふたりの手を放してみると、なるほど、ふたりともふわふわと浮かんでいます。

「これで条件は互角です。1勝負お願いします」

それでも星野くんは首を縦に振りません。

「ぼくたちは3人、あなたは1人です。これは卑怯です」

「では、私もあと2人の仲間を呼びますか」

ナルシーが口を開くと同時に、2人の男の子が現れました。

ひとりはオレンジの三つ編みの髪、オレンジの目に中国服が特徴の少女のような顔立ちの男の子、もうひとりは茶色のくせっ毛に青い大きな目、色白で小柄なかわいい男の子です。

「これは・・・大物ですね・・・・」

星野くんは無表情ながら冷や汗を浮かべています。

「星野くん、あの子たち、誰?」

「ディナーくんと王李くん。作者さんの考えたオリキャラ史上、最強レベルのチートキャラです。真ん中のナルシーさんは、ぼくが相手をします。パンプキンくんは王李くんを、ラブリくんはディナーくんをお願いします。ラブリくん、くれぐれもディナーくんには気をつけてください。彼は名前どおりの能力を持っています」

こうして3対3の対決が始まりました。

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