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ちょっと、ヤバい状況?【完結。】
作者: カリン (総ページ数: 168ページ)
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作者: カリン (総ページ数: 168ページ)
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*47*
焔ちゃんっていうのは、天才で美人で性格は知らないけど、かんぺきな女の子でテレビにも出てる。
すると、スッと焔ちゃんの後ろから女の人と男の人が出てきた。
「こんにちは。焔お嬢様の執事、サクヤです。」
「同じくメイドのヨルメです。」
メイドと執事…格が違うわ…
少しお母さんは戸惑っている。
「はぁ…そ、そうでしたの…? よ、宜しくお願いしますね…」
あ、お母さんは主婦の鏡って感じ。ま、少し天然入ってるけど…
すると焔ちゃんは微笑んだ
「宜しくね。くるちゃん。 同じクラスらしいから。」
「…?」
私は状況が飲み込めない。
「つ、つまり、焔ちゃんは…」
「明日転校します。」
えっ?
〜次の日〜
「おはようございます! くるちゃん! 学校へ行きましょう!」
「あ、うん!」
朝の七時十五分きっかりに焔ちゃんは迎えに来た。
ガチャ!
「おはよーって…」
そこに焔ちゃんと一緒にあったのは…
「リムジンーー?!」
そこにはリムジンがあった。
当然というように微笑む焔ちゃん。
「では、くるさん乗って下さい。」
ヨルメさんにせかされて乗ったけど…
「ねぇ、焔ちゃん。」
「焔でいいわよ。」
「じゃあ焔、なんで転校して来たの?」
焔の横顔が少し曇る。
だけど、答えたのはリムジンを運転しているサクヤさんだった。
「それは、答えなくてはいけませんか?」
冷静な声。もしかしたら、タブーだったの?
「いいです。サクヤさん達は、いつも焔に付き添って居るのですか…?」
「はい。私は産まれた時から。サクヤは五才の時からです。」
今度はヨルメさんが答えた。
ふかふかなリムジンの座席。
なんか、私には場違いかも…
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