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作者: カリン (総ページ数: 168ページ)
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いろはうた様〜いやいやいやいやいや!! 私の方が及びません!
生まれ持った才能なんて無いですよ!
まぁ、更新が早いところ(だけ。)が取り柄なんです。
シリアスってるんでコメディに戻さなくては…
ーーーーーーーー
〜三十分前〜
「ううう…」
私の口から唸り声が漏れる。
「くる、どうしたのよ。 くるらしくないじゃない。」
みくが私の顔を覗き込む。
「なみが…なみが…」
私は全部話した。なみが…イジメられている事も。
するとみくは顔色を変えた。
するとすくっと立ち上がり、
「先生ー! 私達お腹痛いんで早退しまーす!」
と言って私の手を取り駆け出した。
「し、失礼しまーす!」
私はそう言うのがやっとだった。
ガラッ!
「い、いいの…? 練習さぼったんだよ?!」
私は叫ぶ。なみの事も大事。
だけど……なみは私の事嫌いみたいだし…
するとみくはきっと私を見た。そして言った。
「いいの? なみともう一緒に帰れなくても。」
「みくはそんな理由でサボったの?!」
私は額に手を当てて言う。
するとみくは……
「くるはそんな理由って言ってるけど私にとっては卒業前の思い出なの! もう六年生には時間が無いの!」
私はハットした。
そうだ。みくは六年生。あともう少しで卒業なんだ。
しなきゃね。
思い出作り。
でも…
『でも?』
もう1人の自分が聞く。
でも…でもね。
すると黙り込んでしまった私にみくが声をかけた。
「なみね、言ってたよ。 くると私は親友なのって。入部する時に言ってたの。」
私の中でなにかが弾けた。
そうだ。私となみは親友じゃない!
幼稚園の頃からの、親友だ!
「みく、ありがと! 私となみは親友だもんね! 」
私は、なみに嫌われたっ?って思った時傷ついた。
それは何故か?
なみが好きだから!!
私は叫ぶ。
「なみを助けに行こう!! 」
私達はコンピュータ室へ急ぐ。
待っててね。
なみ。