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ちょっと、ヤバい状況?【完結。】
作者: カリン  (総ページ数: 168ページ)
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*88*

私は夕日をバックに帰り道を歩いていた。

(一人よ!? みんなひどーい!)

「くる。 一人…?」

後ろから声がした。

コッチ方面の人はいないはず。

私は少し警戒しながらも振り向いた。

そこには、愛がいた。

愛は深呼吸して口を開いた。

……が。

愛はあんぐりと口を開けたまま私の頭の方へ視線を向けた。

「どうしたの…?」

私も恐る恐る後ろを見た。

「「ぎゃあああああああ!!」」

…愛と私の悲鳴が響いた。

〜なみ目線〜

「ふぁーん…」

私は、今帰ってるとこ。

みくと…ねっ。

くる?

なんか知らない。

さっさと歩いていったの。

すると遠くに三つ人影が見えた。

二つは私達くらいの背。

一つはーデカイ。

誰だろ?

「誰だろぉ?」

みくの目がらんらんと輝いている。

まさか、事件の気配?

みく、カンだけは良い。

その時、

『ぎゃああああああ!』

悲鳴が響いた。




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