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暴走族な彼。 ≪完結≫
作者: みるく  (総ページ数: 39ページ)
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10~ 20~ 30~

*12*

〜10〜相談2

カ「おぉ、で、花ちゃんが絡まれてそこに翔さんが来て助けた..っていうことけぇ?」

今カオリさんは理子さんに翔君との出会いを説明してもらってる。


ウチは、説明とか嫌いだからな...。(笑)


カオリさんも分かったみたい..。

花「あ、はい。そーいうことです。」

カ「なんか..運命的な出会いじゃけんねぇ。」


カオリさんはそう言うと目をキラキラさせた。


理「カオリ、絶対数の事考えとったじゃろ?」

そう理子さんがそういうとカオリさんの頬はぽっと赤色になった。

『数さん』..かぁ。

翔君も知ってるみたいやったし..。

花「あの、その数さんって言う人どんな人なんですか?」

念の為二人に聞いた。

ウチが『数さん』の質問をすればカオリさんは相変わらず照れてる。

理子さんはカオリさんをよこめで見てん〜っと考え込んだ。

理「んー、数はのぉー、説明しにくいのぉ。」

花「え、説明しにくい人なんですか?」

こくんっとうなずく理子さん。

その反対にカオリさんは何かを考えていた。

花「カオリさん?どうかしたんですか。」

カ「あ!?は、花ちゃん..。コショコショ...。」

カオリさんに呼ばれて近くに行くと耳打ちをされた。

花「ええええええー!!???」

あまりの事に頭が..、いや体がついていけない..。

だって..。

ウチが、翔君とその数さんって人のアジトに行くことになったから。

あわわぁ///し、翔君にどんな顔で会えばいいんかなぁ..///


ウチがそんなこと考えている間に理子さんにも耳打ちしたみたい。


ウチをみてニヤニヤしている。

理「ほら、行ってきんさい。」


笑顔だけどニヤニヤが止まってない理子さんがそう言った。



花「あぁ〜、緊張する..。」


カ「花ちゃん..。がんばりんさい!」

カオリさんに応援してもらってるし頑張らなきゃ!

花「はいっ!」

理「じゃ、きーつけていきんさいよ。」

また理子さんに見送ってもらってカオリさんと家をでた。


花「もう外真っ暗ですね..。」

カ「そりゃ、7時じゃからのぉ。」

カオリさんはこんな真っ暗なのにふつう..。

なんか不思議な感覚..。

そんな事を思いながらまだ長い道のりを歩いた。

                         つづく..

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