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暴走族な彼。 ≪完結≫
作者: みるく  (総ページ数: 39ページ)
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10~ 20~ 30~

*13*

〜11〜アジト1

カ「もうすぐ着くけぇ。」

だいぶ歩いてカオリさんから声がかかった。

辺りを見回すとさっきよりも辺りは真っ暗になっていてちょっと怖い。

花「なんか、暗いですね..!」

カ「大丈夫じゃ。もう着くけぇ」

カオリさんの言う事だし大丈夫か!

そう思いながら歩いていくと一つの建物の前でカオリさんが止まった。

カ「よし、ついたけぇよ。」

花「ここが..。藤本建設...?」

カオリさんがこっちこっちと言わんばかりに先に入って行った。

どうやら此処が翔君達が居る所らしい..。

ウチも急いでカオリさんの後をついていった。

カ「ただいまぁ〜」

自分の家のように言うカオリさんに、いろんな人の声が聞こえた。

花「えっ!」

思わず後ずさりしてしまった。

カ「ごらぁ。花ちゃんをびっくりさせんなやぁ。」

さっきと声のトーンが違うカオリさん。

そして、「すいませんっす。カオリさん。」そう言うヤンキー達。

しかも、今までみたヤンキーとはガラが違う。

もっと、イカツい..。

ま、それよりカオリさんが怒ったら恐い事が分かったんだけどね(笑)

カ「花ちゃんー?翔さん達んとこ行くけぇよ。」

少し先に進んでいたカオリさんが後ろに振りむいて言った。

さっきの恐いイカツいヤンキーはカオリさんの横に群がってる。

花「あ、はい..。」

後をおって走った。

                     つづく....


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