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メイドウィン逃走中SP『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 96ページ)
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*20*

98:21

たくっちスノー達が店に入った頃...美奏良は建物の影に隠れ、タブレットの機能を確認していた

「あっ、やっぱりメール機能もあった...」

ラーメン店エリアは一面に店が並ぶ商店街のような敷地で、逃げ場所はいくらでもあるものの、いざハンターに見つかれば助かる見込みは少ない

そこで美奏良は考えた、一人では危険だから早い段階で他逃走者と合流し、協力者を作っておこうと

幸いにもラーメン店というハンターに邪魔されず合流出来る場所が多かったので、無事に行えると確信していた


「えーと...『私と協力しませんか?してくれる方は××近くに』でいいかなっと...」

美奏良は綺麗に文字を打ち全逃走者にメールを送信した

「さて、あとは逃走者が来るのを...あっ」

「これ来るまでに私が捕まったら意味ないのでは?」

...
98:09

「...逃走者からメールだと?」

先程美奏良が送ったメールが逃走者の元に渡り...その後また新しくメールの通知が来た

【おい今一斉送信した奴一斉はやめろ、これゲームマスターにも届くんだからな】

「何故ゲームマスターのメールアドレスが入っているんだ!?」

【まあいいや、イタズラでもないし今回は見逃す、次やったらアラーム鳴らすからな】

「自分勝手かあのマスターは...しかしこのメールは使えるな、俺も一人では難しいだろうと思っていたところだ」

「返信しておくか、『すぐそちらに向かいますので待っててください』」


「by 道明寺晴翔...と、完璧だな」

メールを閉じ、美奏良の居る地点を把握した東明寺はマップ機能を頼りに走り出す

「ふむ、せっかくだから許された能力を試してみるか...独自理論攻略術!」

【独自理論攻略術】
「東明寺晴翔」の能力
ゲーム実況で培った理論でハンターが進行するパターンを事前に予測し70%の確率で遭遇せず歩める

「よし、ここだ!」
パターンを頭に叩き込んだ東明寺はラーメン店の裏口を通りながら進んでいった...

...
97:34

「お待たせしやした、味噌ラーメン二つとチャーシュー丼と餃子」

「...早い方か、よしいただこう」

「あのいいのかゾ、餃子奢って」

「構わないよ、欲しかったんでしょ?」

「...ありがとナス」

「ふふふ、田所も貴方みたいに素直な奴だったらなぁ...いただきます」

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