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マリオと彩月の時空クソゲー日和(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 58ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 ゲーム実況シリーズ クソゲー 
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*39*

マリオ
「‥‥‥‥ダメか」

マリオ
「彩月の真似したらそりゃ同じエンディングになっちゃうよな」

音牟
「それでもちょっと遅かったのに怪異ナシエンドなんだ‥‥‥‥」

マリオ
「分岐条件はなんだったんだろう?ちょっと今度は鈴蘭やってみるか?」

音牟
「絶対にヤダ」

彩月
「ただいま 」

マリオ
「おかえり」

彩月
「THUNDER GHOST(とその他もろもろ)の攻略本買ってきた」

マリオ
「お前ってそういうのや攻略サイトとか見るタイプなんだな」

彩月
「私だって手詰まりしたら頼るよ、面倒なことしたくないし」

マリオ
「で?どうすればお化けは出てくるんだ?」

彩月
「‥‥‥‥‥‥まず最初にね、前提として言っておくけど」

彩月
「開発者の先行プレイ動画があったからやってみたんだけどね」

彩月
「めっちゃ簡単なパズルにびっくりするくらい手こずったり、必要以上にウロウロして総当りなんかして‥‥‥」

彩月
「その人が死ぬほど下手なんだよ」

マリオ
「なるほど」

彩月
「で、憶測なんだけど‥‥‥このゲーム」

彩月
「相当な接待ゲーなんだよ」

マリオ
「‥‥‥‥接待ゲー?」


彩月
「攻略本を調べたり検証してみた動画見て、分かったんだよ」

彩月
「怪異が出る‥‥‥‥‥ストーリーが進む条件はね」

彩月
「【特定のシーンまでに1時間かかっている】事なんだよ」

マリオ
「と‥‥‥特定のシーンって?」

彩月
「2階の鍵を手に入れて2階を探索できるようになった辺り、物語で言えば序盤も超えたあたりだね」

彩月
「このゲームってさ、何もそんなに広くないから、1時間もあれば‥‥‥」

彩月
「よっぽど下手くそでもない限り時間までにそこまでたどり着けるんだよね」

マリオ
「確かに、彩月の通りにプレイしたら1時間もかからずそこまでいけたな‥‥‥」

彩月
「つまりこのゲーム、相当ヘタクソな人が作ってる」

彩月
「それもそのヘタクソな人が偉い人で‥‥‥接待のために」

彩月
「あくまで憶測だけど」

マリオ
「しっかしなぁ‥‥‥‥RPGならともかくホラゲで1時間もこんなところウロウロするのもな‥‥‥」

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