完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
*49*
‥‥‥‥‥
彩月
「で、ここからどうする?理科室ウロウロしてるみたいだけど」
マリオ
「どうするって言われてもサウンドノベルだし選択肢を選べばいいんじゃないのか?」
彩月
「いや‥‥‥さっきから5分は文字読みながらボタンカチカチしてるけど一向に選択肢出ないんだけど」
彩月
「鈍色のバタフライかよ」
『鈍色のバタフライ』
ケムコのADVデスゲームシリーズ、作者がよく出してた【デスマッチラブコメ】も一応これに系統する。
このゲームは面白い‥‥‥面白いのだが、ゲーム内で選択肢がたった3回しかない上に片方はBADEND直行。
マリオ
「‥‥‥というか今どんな会話してるんだ、お前ボタン操作早いよ」
彩月
「だってさっきから無駄なことしか話してないんだもん」
彩月
「都市伝説あるないとか、これ怪異怪異じゃないとか、さっきからそんなんばっかじゃん」
マリオ
「デスフォレストの映画みたいだな」
『デスフォレストの映画』
フリーゲーム「恐怖の森」の実写映画
なんでか知らんけど実写映画はめっちゃシリーズ化された。
彩月
「もうめんどくせ、スキップボタン押そ」ポチ
ドゥルルルルル
マリオ
「ああやめろっ!読めなくなったじゃねーかっ!」
彩月
「いいよなんか読むだけ無駄っぽいし」
ドゥルルルルル
彩月
「いや‥‥‥いつまで理科室でだべってんの」
音牟
「なにこれ」
マリオ
「影人間の動きが見てて面白い」
『理科室end』
彩月
「は?」
マリオ
「は?」
彩月
「なんかほっといたらエンディング行ったんだけど」
マリオ
「理科室エンドってなんだよ」
音牟
「エンディングリストが開放された」
彩月
「うわっ、バッドエンド30個もある‥‥‥‥」
マリオ
「サウンドノベルなら普通だろ」
音牟
「選択肢が多かったらね」
彩月
「理科室エンド含めて個別エンドが部屋ごとにある‥‥‥‥‥」
マリオ
「どういうことだよ」
音牟
「また手抜きの匂いがしてきたよ‥‥‥‥」
マリオ
「むしろ逆に手が込んでないか?」
彩月
「回収めんどくせぇ‥‥‥」