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ニコニコRPG(く ) 10年の時を経て(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 106ページ)
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*10*

アライグマ
「あっ、あそこにヒトっぽくない奴がいるのだ!」

K
「え、どこどこ?」

アライグマ
「あれなのだ!」

アライグマは街を歩く人々の中に、緑色の尻尾が生えた人物を目撃する

アライグマ
「この街にもフレンズが居るのだ!」

野獣先輩
「言われてみれば確かにフレンズっすね」

K
「ああよかった、こんなに早く見つけられて」

野獣先輩
「何をするつもりだ?」

K
「ちょっとからかうだけだ、なーに心配ないって、ここのモブはいくら騒いだって反応しないんだから」

野獣先輩
「ちょっ、おい...」


野獣先輩
「何する気だあいつ、たくっちスノーに電話させてもらうわ」

...

K
「ちょっと君ぃ」

「っ!!」ブンッ!!

Kが女性に声を掛けようとした瞬間、女性は振り向き様に拳を向ける...その時の風圧で、ビルが軽く消し飛ぶ

「また貴方ですか、何なんですか、毎度毎度私の後を付けて」

K
「悪いかい?」

「...前に言いましたよねぇ、この行為を止めなかった場合」



K
「実力行使で止めさせる、だろ?」

「はあっ!!」

野獣先輩
「逃げルルォ!」

K
「大丈夫」


ズゴォォォォォンッ!!

その瞬間、野獣先輩達の背後の建物は一気に崩れる

野獣先輩
(ビューティー先輩)

アライグマ
「 」

「手応えありましたね....えっ」

K
「ほらね?」

パンチをモロに浴びたKは即座に体を再生させる

「なっ...貴方、人間じゃありませんね」

K
「正確には元人間だ...さて、やるかい?」

「上等ですよ!でりゃあああっ!!」

K
「面白い...この体がどこまで強くなったか、確かめてみる価値はある!」


「うおおおおおお!!」

K
「どりゃああああああ!!」


二人は某龍玉の如き超速で動き回り、拳や炎をぶつけあう

無論野獣先輩は防ぐことが精一杯だった

野獣先輩
「どこが『ちょっと』だオオン!?」

アライグマ
「パークの危機なのだ!」

野獣先輩
「パークどころか俺達の命すら危ないんですがそれは...」

野獣先輩
「おい、たくっちスノー!」

たくっちスノー
「ごめん、今忙しいから後にしてくれ!」

野獣先輩
「ざけんじゃねぇよオイ!誰が断っていいつったぁオラァ!!」

...
K
(くっ、強い...敵わないとは思っていたがここまでとは、そろそろ龍の力を...)

K
「あっ、そういえばフィフティ・ディケイドライバー貸したっきりだった」

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