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*10*
アライグマ
「あっ、あそこにヒトっぽくない奴がいるのだ!」
K
「え、どこどこ?」
アライグマ
「あれなのだ!」
アライグマは街を歩く人々の中に、緑色の尻尾が生えた人物を目撃する
アライグマ
「この街にもフレンズが居るのだ!」
野獣先輩
「言われてみれば確かにフレンズっすね」
K
「ああよかった、こんなに早く見つけられて」
野獣先輩
「何をするつもりだ?」
K
「ちょっとからかうだけだ、なーに心配ないって、ここのモブはいくら騒いだって反応しないんだから」
野獣先輩
「ちょっ、おい...」
野獣先輩
「何する気だあいつ、たくっちスノーに電話させてもらうわ」
...
K
「ちょっと君ぃ」
「っ!!」ブンッ!!
Kが女性に声を掛けようとした瞬間、女性は振り向き様に拳を向ける...その時の風圧で、ビルが軽く消し飛ぶ
「また貴方ですか、何なんですか、毎度毎度私の後を付けて」
K
「悪いかい?」
「...前に言いましたよねぇ、この行為を止めなかった場合」
K
「実力行使で止めさせる、だろ?」
「はあっ!!」
野獣先輩
「逃げルルォ!」
K
「大丈夫」
ズゴォォォォォンッ!!
その瞬間、野獣先輩達の背後の建物は一気に崩れる
野獣先輩
(ビューティー先輩)
アライグマ
「 」
「手応えありましたね....えっ」
K
「ほらね?」
パンチをモロに浴びたKは即座に体を再生させる
「なっ...貴方、人間じゃありませんね」
K
「正確には元人間だ...さて、やるかい?」
「上等ですよ!でりゃあああっ!!」
K
「面白い...この体がどこまで強くなったか、確かめてみる価値はある!」
「うおおおおおお!!」
K
「どりゃああああああ!!」
二人は某龍玉の如き超速で動き回り、拳や炎をぶつけあう
無論野獣先輩は防ぐことが精一杯だった
野獣先輩
「どこが『ちょっと』だオオン!?」
アライグマ
「パークの危機なのだ!」
野獣先輩
「パークどころか俺達の命すら危ないんですがそれは...」
野獣先輩
「おい、たくっちスノー!」
たくっちスノー
「ごめん、今忙しいから後にしてくれ!」
野獣先輩
「ざけんじゃねぇよオイ!誰が断っていいつったぁオラァ!!」
...
K
(くっ、強い...敵わないとは思っていたがここまでとは、そろそろ龍の力を...)
K
「あっ、そういえばフィフティ・ディケイドライバー貸したっきりだった」