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*20*
ミク
「私の事...知ってるんですか?」
野獣先輩
「知ってるよ!ニコニコ動画であんたを知らない者なんていないだろ!」
黎斗
「初音ミク...なるほど、ボーカロイドのことか」
トール
「ボーカロイドってなんです?」
K
「機械音声を加工して歌を歌わせる音声合成技術の事さ、加工音声自体は前からあったけど、初音ミクは音声にアイドル性を出すことで人気を出したんだ」
野獣先輩
「あんたはニコニコに育てられ、本物のアイドルとなった...俺にとっては先輩のような存在っすよ」
ミク
「いやいや...私はそんなに凄くないですよ、別に...」
「あー!見つけましたよ、初音さん!」
ミク
「あ、もう見つかっちゃった...」
迷子センターの扉から、紫色の髪と服装をした少女が現れる
「どこで道草食ってるのかと思ったら、なんで迷子センターに居るんですか貴方!仕事はまだ沢山あるんですよ!」
ミク
「ごめんごめん、すぐ戻るから」
K
「その方は?」
ミク
「えっとね、ボイスロイドの結月ゆかりちゃん、私の後輩みたいなものなの」
ゆかり
「どうも、うちの先輩が何かお世話になったみたいで」
野獣先輩
「ボイスロイド?」
ミク
「私は歌を歌うことしか出来ないけど、ゆかりちゃんは歌だけじゃなくてトークも出来るの、だからボイスロイド」
ゆかり
「まぁ、私次世代型ですので!」
野獣先輩
「じゃあ、ミクは...」
ゆかり
「いえ、ミクさんはまだまだ現役ですよ...ほら、最近なんて貴方、アニメに出演してるんですから」
ミク
「アニメなんてゆかりちゃんも出てたじゃん、対したことじゃないよー」
ゆかり
「五分アニメのゲストキャラと土曜朝のサブレギュラーじゃ全然違いますから!」
ミク
「そうかな?そんな気がしないよ」
トール
「なんだか不思議な人ですね...」
ミク
「で、皆って見た目からしてアニメカテゴリから来たんだよね?どうしてここに?」
野獣先輩
「実は...」
...
ゆかり
「カオス...ですか」
ミク
「懐かしいなー!あれがもう十年も前なんだ」
アライグマ
「え、ミク知ってるのだ?」
ミク
「私もカオスを倒した仲間のうちの一人なんだ、もう結構昔だけど」
トール
「じゃあ...アレですか、貴方ってカオスを倒してから今まで10年、ずっと現役なんですか!?」
K
「長寿アイドルにもほどがあるぞ...」
野獣先輩
「.....そうっすね」
ミク
「ピコ麻呂さんとか、ロックさんとか...皆、今は何してるんだろうなー」
ゆかり
「先輩、次の曲の...」
ミク
「あー、そうだったね!懐かしい事思い出させてくれてありがとう、またねー!」