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ニコニコRPG(く ) 10年の時を経て(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 106ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ニコニコ動画 アングラ ○夢 
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*20*

ミク
「私の事...知ってるんですか?」

野獣先輩
「知ってるよ!ニコニコ動画であんたを知らない者なんていないだろ!」

黎斗
「初音ミク...なるほど、ボーカロイドのことか」

トール
「ボーカロイドってなんです?」

K
「機械音声を加工して歌を歌わせる音声合成技術の事さ、加工音声自体は前からあったけど、初音ミクは音声にアイドル性を出すことで人気を出したんだ」

野獣先輩
「あんたはニコニコに育てられ、本物のアイドルとなった...俺にとっては先輩のような存在っすよ」

ミク
「いやいや...私はそんなに凄くないですよ、別に...」

「あー!見つけましたよ、初音さん!」

ミク
「あ、もう見つかっちゃった...」

迷子センターの扉から、紫色の髪と服装をした少女が現れる

「どこで道草食ってるのかと思ったら、なんで迷子センターに居るんですか貴方!仕事はまだ沢山あるんですよ!」

ミク
「ごめんごめん、すぐ戻るから」

K
「その方は?」

ミク
「えっとね、ボイスロイドの結月ゆかりちゃん、私の後輩みたいなものなの」

ゆかり
「どうも、うちの先輩が何かお世話になったみたいで」

野獣先輩
「ボイスロイド?」

ミク
「私は歌を歌うことしか出来ないけど、ゆかりちゃんは歌だけじゃなくてトークも出来るの、だからボイスロイド」

ゆかり
「まぁ、私次世代型ですので!」

野獣先輩
「じゃあ、ミクは...」

ゆかり
「いえ、ミクさんはまだまだ現役ですよ...ほら、最近なんて貴方、アニメに出演してるんですから」

ミク
「アニメなんてゆかりちゃんも出てたじゃん、対したことじゃないよー」

ゆかり
「五分アニメのゲストキャラと土曜朝のサブレギュラーじゃ全然違いますから!」

ミク
「そうかな?そんな気がしないよ」

トール
「なんだか不思議な人ですね...」

ミク
「で、皆って見た目からしてアニメカテゴリから来たんだよね?どうしてここに?」

野獣先輩
「実は...」

...

ゆかり
「カオス...ですか」

ミク
「懐かしいなー!あれがもう十年も前なんだ」

アライグマ
「え、ミク知ってるのだ?」

ミク
「私もカオスを倒した仲間のうちの一人なんだ、もう結構昔だけど」

トール
「じゃあ...アレですか、貴方ってカオスを倒してから今まで10年、ずっと現役なんですか!?」

K
「長寿アイドルにもほどがあるぞ...」

野獣先輩
「.....そうっすね」

ミク
「ピコ麻呂さんとか、ロックさんとか...皆、今は何してるんだろうなー」

ゆかり
「先輩、次の曲の...」

ミク
「あー、そうだったね!懐かしい事思い出させてくれてありがとう、またねー!」

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