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*10*
雪斗「え・・・!?」
雪斗母「もう!漫画の読み過ぎ!
───静かにしなさい」
パタン、とドアがしまる。
気まずい空気が流れた。
沈黙を破ったのは雪菜だった。
雪菜「あたし、ゆーちゃん以外の人からは見えないの・・・」
雪斗「・・・そっか、・・・」
再びの沈黙。
今度は雪斗から口を開いた。
雪斗「そういや、雪菜は今日夜どーすんの?
幽霊とはいえ、外じゃいやだろ?」
雪菜「あ、・・・。
────考えて、なかった。
アハハ・・・」
雪斗「自分ちは?」
雪菜「あ、うん。
────でも、悲しくなるかも・・・」
雪斗「そっか、・・・」
うーん、と2人は首を傾げる。
1分後、あ!と雪菜が囗を開いた。
雪菜「ゆーちゃんの家でいいじゃん!」
雪斗「──────は?」
呆れ顔の雪斗。
そのあと、少し赤くなって、
雪斗「────マジ?」
と言った。
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