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*12*
雪菜「あ、いや、えっと・・・!
いやなら外でるよ!うん!」
雪斗「いやべつに、イヤじゃなくてっ・・・。
ってオイまてって!」
雪菜「じぁあね・・・。
─────ってふぇ?」
ツルッ・・・ゴツン!
雪菜「あいたあああああああい!!」
雪斗「大丈夫かよ!?」
雪菜「うん〜・・・。
この本ふんですべったの・・・いてて・・・」
雪菜はあしもとの本をゆびさす。
ふぅん、と雪斗はなにげなく本と雪菜を見る。
─────そして目を見ひらく。
雪斗「雪菜物にさわれんの!?」
雪菜「え?
ちょっとまって!
・・・・・・」
そう言うと、さっきの本を、
────ヒョイ、
ともちあげた。
雪菜「さわれた・・・ね、アハハ・・・」
雪斗「人にはさわれないのにな・・・ハハ・・・」
2人は脱力した。
なぜかはわかんない。
ただ、雪菜は何かにさわれる安心感を持ち、
─────雪斗は少しくやしく思ったのだ。
はぁ、とため息をついて、雪斗が囗を開いた。
雪斗「オレんちにいろよ・・・」
雪菜「う、うん・・・」
こうして、雪菜はとまるところを見つけた。
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