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*6*
〜2話 再会、ソシテ絶望〜
雪菜「ん・・・っ」
目をさますと、そこは見なれた風景。
家、家、家、ビル、コンビニ。
そして、自分のマンション。
きた、戻ってきたんだと雪菜は思った。
人には見えない。
雪菜は歩く。
雪菜「ゆーちゃんをさがさなきゃ」
ゆーちゃんこと、三上雪斗。
隣の部屋の幼なじみ。
そして、初恋のあいてでもある。
おなじ『雪』だから、ダブルユキとか言われた。
雪菜にとっては、少しうれしかった。
雪菜「ここ──────・・・」
マンションへの道に、パトカー。
雪菜が、死んだ所・・・。
人だかりができている。
その中には・・・。
雪菜「ゆーちゃん!」
もとめていた人はいた。
泣いている彼。
近づく雪菜。
あと、2m─────。
雪斗「雪菜・・・っ。
くそ、オレのせいで・・・」
雪菜「ちがぁああぁぁぁう!!」
雪斗「え、雪菜の声!?」
ふりむく彼。
驚いた顔。
微笑む彼女。
泣いた顔。
2つの顔が、対面した時だった。
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