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*4*
「初めまして。私立朝日川小学校から転校して参りました。
新芽竜沙と申します。竜沙と呼んでいただけたら幸いです。
宜しくお願いいたします。」
「よろしくお願いします!」
みんなであいさつする。
「なぁ、あいつ...」
お嬢様がキャーキャーしているため、おぼっちゃまが不満げだ。
早速陰口を叩き始めるやつがでる。
休み時間は、竜沙の席はお嬢様で溢れていた。
「好きな人いらっしゃる?」
「お父様はどんな方?」
「朝日川の勉強法を教えてくださいな。」
しかし、竜沙は、その質問に丁寧に答えていく。
私は呆れて外に出る。
「待ってください!夢花様!」
竜沙が呼んでいる。どうやら、様付けの癖があるらしい。
「どうしたの?竜沙君?」
「校舎案内してもらえますか?」
「あっちのお嬢様にお願いしないの?」
「疲れてしまったので...」
「分かったよ。行こっ。私は夢花って呼んで!」
こうして私は校舎案内をすることになった。
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