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*30*
「で。なんでここにいるわけー?」
そう。私は病気の分の勉強をさせられていた。
「ねぇー。竜沙くぅん。一緒に帰ろぉ。」
でた!まいんさん!おねがいだから勉強のじゃまをしないでー!
「ごめんなさい。今日は用事があるもので...。」
「そうなのぉ。車出すわよぉ。」
うわっ!権力者の発言!まぁ、私もそうだけど。
「お心遣い光栄です。しかし、遠慮させていただきます。」
「そう?じゃあねぇー。」
まいんさんがいなくなったところで。
「夢花様。残り勉強ですか?」
「そうよ。悪いかしら?」
「悪いですね。」
はぁ。竜沙、口悪くなければいいやつなのに。
「丸聞こえです。人の悪口は面と向かっていうものではないですよ。」
竜沙が怒ったー!!
「あーー。勉強やろっと。」
鉛筆を走らせる。
「そんなところもかわいらしいですね。夢花様。」
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