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*バッドエンドから始まる恋物語*部活編 完結!
作者: 姫凛 (総ページ数: 11ページ)
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作者: 姫凛 (総ページ数: 11ページ)
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*6*
「まったく、人の話は最後まで聞きなさいって、親御さんに習わなかったのかね?」
霧姫先輩は俺の上に跨り、腕を組んでなんかブツブツ言ってる。
改めて下から見て思ったんだが…。この人、本当に凹凸がないな。プッ。
「ん?君、今なにか失礼な事考えなかったかい?」
「えっ、考えてませんよっ!と言うよりも、早く俺の上から降りてください」
「おぉ、これはすまなかった」
ふぅーやっと起き上がれる。でも、考えている事を指摘された時は驚いたな…。あの人エスパーか?…いや、まさかな。
「コホンッ。ではもう一度言わせて貰おう。ハヤテ、我が写真部へ来ないか?」
写真部か…でも俺写真なんて全然興味ねぇーしなー。
あ…でもさっきの九条先輩の行動から考えるに…アレな写真を追いかける部なのか…?それなら…入っても…うーん。
「だめですぅ、ハヤテくんはわたしと一緒に料理を作るんですぅ。ね、料理に来ませんか?」
料理部か…でも俺料理なんてまったくやったことねぇ…。んーでも、最近は男でも料理を作れないといけない時代だからなー、作れるようになればモテるか?
それに…オプションで玉餅先輩と仲良くなれるチャンスもついてくるし…うーん。
「いやいや、この正念腐った健康男子君は、僕ら帰宅部のものだよ」
帰宅部か…って帰宅部!?帰宅部って実在すんのかよっ!いや、でもこんなチンチクリンな見た目の霧姫先輩の部だしな…たぶんハリボテの部だろうな…きっと。
「どの部活に入ろうか…」
俺の中には四つの選択肢があった。うーん…どれを選んだものか…悩むなー。
●-「写真部に入る」
●-「料理部に入る」
●-「帰宅部に入る」
○-「どの部にも入らない」
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