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作者: モンブラン博士 (総ページ数: 198ページ)
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*89*
俺がスイッチを押すと、曲が流れ始める。
《俺たちは〜無敵のスーパースター〜》
「こ…この曲は…まさか!!」
「そうだ、怒雷氷。お前の大嫌いな『獣電戦隊』の曲だ!」
「おのれ…その曲をとめろおおお!」
怒雷氷が放つ暗黒のエネルギー弾を、トリニティさんは華麗な剣さばきですべて弾く。
「いくぞ、諸君!」
彼の掛け声で、みんなが一斉に攻撃を仕掛ける。
まずは、マロン&力也の親友コンビのパンチ、続けて不動さんとカイザーさんの兄弟弟子コンビの爆裂拳、王李と白鴎の犬猿の仲コンビのカンフー蹴り、ジャドウと川村、ナルシーとトリニティさんの宿敵コンビの斬撃が決まり、マルコ&アシュランのダブルキック、ヨハネスとディナーのチョップ、真帆とクロワッサン、川村と零、島咲と黒宮のカップルコンビの抜群の連携技を食らった直後、HNと目黒の光線銃の乱射を受け、のけぞったところを星野の渾身のパンチで上空へ吹き飛ばされ、リンとヘンリーさんの魔法攻撃を受け、地面へ墜落した。
とどめは、この俺が決める!
俺は持てる力のすべてを発揮し、奴の脳天にアイアンクローを決めた。
「うおおおおおおおっ!」
「ぐはあああああああ!」
奴は全身から煙をだし、ふらつきながら口を開いた。
「わ、私が倒されれば、カイザー、お前の元同志である銀河太陽系8神が地球に攻めてくるぞ…それだけは覚えておくがいい…
そして…私はどうやら見くびりすぎたようだ。
やはり、お前は危険な存在だったか…井吹宗一郎おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
奴は俺への怨嗟の言葉を吐きながら大爆発した。