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*13*
『あ、ツカサ〜ちょっといい?』
また姉からの電話だ。いつものことであるがいきなりすぎる。
「何だ?またレンジャーの話?」
『うん、男子と女子の割合を聞いておきたいんだってシンバラ博士から。』
「なんで俺なんだよ。他の人でもいいじゃねーか」
『君が一番目に誘われたから。』
なるほど。そういう意味か。全く姉といいシンバラ博士といいめんどくさいものがいると思っている。
『4対4と5対3、どっちがいい?』
「えーとそれって5対3だったらどうなるんだ?」
『男子5で女子3だよ』
「じゃあそれで。一応俺の能力のこと理解している人とメカニックさんも頼む。・・・ってお前ちょっと性格かわってねーか?」
『別にいいでしょ?あなたの姉ちゃんなんだから。』
「あっそ。とにかく明日行けばいいんだよな」
『そう。じゃあ、明日まってるから。』
電話はここで切れた
「ツカサ君ってお姉ちゃんいたんだね。」
「ああ。」
カガリの質問にこう答える。いったいどういうメンバー集まるのだろうか。少しそのことが気になってしまう。
「あれ?」
するとカガリが中庭につながる廊下を見る。
「ねえ、ツカサ君ちょっとこれ、見て!」
「どうかしたのか?」
カガリの言葉でツカサは中庭につながる廊下を見る。その廊下でツカサたちは信じられない光景を目の当たりにしたのである。
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