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救助戦隊ポケモンレンジャー始動!
作者: 雫石 ◆rvmTJwHTK2  (総ページ数: 73ページ)
関連タグ: ポケモン レンジャー 戦隊 
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*15*

その信じられない光景というのは、廊下を通っているミラカド先生とその隣にレンジャースクール実習生のバイス先生だ。
いったい何をしているのだろう。
ツカサは無心にそれを見る。なぜかはわからないがその時、無意識に右目の青い目が光っていた。バイス先生は箱を持っている。
「あれに何が入っているのかな?」
カガリが少しわくわくした表情でツカサにこう聞いた。
ツカサは真剣にバイス先生が持っている箱を見る。青い目が光っているせいかその箱の中身が透けて見えた。その箱の中身は虹色の二つの石と一つのマスターボール。
「ねぇ、何が入っていると思う?」
カガリがこう聞くがツカサの返事はない。
「ねぇ〜ツカサ君、聞いてる?」
「ああ…。」
「ツカサ君、ちょっと上の空みたいだけど…。」
「大丈夫。」
「じゃあ聞くけどあの箱に何が入っていると思う?」
「メガストーン2個とマスターボール。」
「え!?君、そんなこと想像しているの?」
「想像はしてない。本当に入っているんだ。」
カガリの驚きの言葉にツカサは真剣な表情で答える。
「もしかして箱が透けて見えるとか?」
カガリはツカサの青い目が光っているのを見てこう聞いた。
「ああ。」
「それはいいけど…その何とかストーンとなんとかボール?」
「メガストーン2個とマスターボール。」
「じゃあそのマスターボールの仲間では見れたりする?」
「いいや。それはだめだ。でも一応メガストーンで予測はできる。」
「予測?」
カガリがツカサに向かって首かしげた。
「あれは、おそらくミュウツーだと思う。」
「ミュウツーってすごく強いポケモンじゃん!」
「ああ、でもあいつらどうやってあれを持ってきたんだ?ミュウツーが入った箱がどこにあったかなんて知らねーぞ。」
そうだ。どこにそのミュウツーのメガストーン2個とマスターボールが入っていたのかわからない。でも二人はにやりとしていた。
これがまさかあんな恐ろしいことで戦隊にされた理由とはツカサたちはまだ知らないことである。

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