完結小説図書館
<< 小説一覧に戻る
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~
*39*
その日の夜。
ベットで寝間着姿のツカサは寝転がる。さっき見たルークの過去についてことを考えていた。
「あいつ…なにかあったのかな。ルカさんの上司ってことは若たんだけど…。」
ツカサは、はぁ〜とため息をつく。
そこにユウヤが入ってくる。
ユニオンにはそれぞれ部屋があり、二人部屋だったので男子どうしてくじ引きをしたらツカサとユウヤがペアで一緒の部屋になったのだ。ちなみにアズルとエテルは隣の部屋にいる。
「なぁツカサ、」
お風呂に入った後なのかユウヤは寝間着姿でタオルで頭をふきながら来る。
「さっき、青い目使った?」
「無意識だが使ったよ。」
「無意識ってそれ…多くない?」
「ああ…。」
ツカサが少し御凸に手を当てる。
「最近、俺の青い目の対応がわからないんだ。」
「え!?」
「急に何か見えて…さ。一応叩いたりしてくれたら見えなくなって現実に引き戻される…。」
ツカサがボソッつぶやく。
「あのなぁ、ツカサ。一つお前にもの申す! …つーかその、あんまり無茶はすんなよ? しんどい時はいつでも頼ってくれよ、俺はいつでもお前の味方だし!」
ユウヤが胸を張ってこういった。
「サンキュー。頼りたいときに頼るよ。」
「と言ってほとんど頼らないよね?」
ユウヤがこう言ってツカサの隣のベットに座る。
「だから、いつ青い目が力を使うのかがわからねーんだよ!だから頼るタイミングが遅れるんだ。」
ツカサは枕に顔をつけてこういう。
「確かに…でもしんどい時は頼ってよ。」
「わかってる。」
ユウヤがツカサの顔を見てクスッと笑う。ツカサはそれを見てムスッとしていた。
PR