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*43*
「えーではこれで授業を終わります。宿題はちゃんとしておくように。宿題忘れた奴は逆立ちしながら授業受けてもらうぞ。」
午前の授業が終了して放課後。午後は依頼とかで先生たちが忙しいらしいので、授業は午前しかない。
「なぁ、ツカサ。」
「何だ?」
「宿題でわからないところあるから教えて。」
「うーんじゃあ、一緒にやるか!同じ部屋だから机おいて教え合いしながらやったら早く終わるだろ?」
「さすが!」
ユウヤがツカサの背中をたたく。
「ねぇこれ見て。」
ミラが掲示板を指差す。
「もうすぐ夏休暇だって。」
「7月から8月末までなんだな。」
「・・・長い。」
「その分、宿題は地獄のように出るわよ。」
「えー!」
ユウヤとミラがひどく落ち込む。
「もし忘れたら?」
「多分縛り上げられるのは確実ね。」
ほむらはいつも冷静だ。
「おっ、みんなどうないしたん?」
そこに後ろからルークが話しかけてくる。
「夏休暇の話をしていました。」
「おっそんなもんあるんか!なら強化合宿やるか!」
「いきなりですか?」
「ちょうど司令官がきて明日、副団がくんねん。やからブラットを倒すために強化合宿を使用と思ってな。」
「あのーそれよりルカを探す方が先なんじゃない?」
「そうやねんけど・・・見つからんのや。ヤヨイに連絡しても見つからんって言うし。」
ルークたちがちょこちょこと会話しているところを黒組の少年と少女が見ている。
「ルカ、何をしているんッスか?」
「何でもない。」
「そういう風には見えないッスけどね〜。」
この2人はルカとアカツだ。ツカサは声に気づいたのか少し振り向く。
「おーいツカサ〜早くいくぞ〜!」
「お、おう!」
ユウヤとエテルに呼ばれたツカサは走り出す。
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