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*44*
「うーんここかな?」
サポートレンジャーのないとだったレイが草むらの方から出てくる。ここはラビットシティの目の前。
「これは・・・」
ラビットシティのことは知っていたがこんなものがあるとは知らなかった。とても気持ち悪そうな、紫色の霧。
「これは・・・もしかして毒の霧?」
「毒なんかじゃないわ。」
「え?」
レイは突然の声に驚いた。見るとそばに黒髪の少女がたっている。
「これは結界の霧よ。ブラットが作ったって言うわ。」
「ブラットが?」
「そうよ。」
ほむらがレイの方を見る。
「あなたまさかそこを飛び越えるつもりだったの?」
「まぁ・・・。」
「馬鹿!」
ほむらがレイの頬をたたいた。
「そんなことしたらクロナが泣くわよ!わかっているの?」
「わかってる。クロナを助ける方法はもうわかっているから。」
「前と違って絶対に油断しないでよね?」
「?」
ほむらが言ったこの言葉、これはレイにはわからなかった。
ほむらがニャオニクスを出しレイにサイコキネシスをかけ連れて行く。
「なんかあついような気がするんだけど・・・。」
「やっぱり出るのね。あなたも。」
「え?」
「アズルとエテルにもその症状が起きたのよ。まぁ無理もないわ。16歳以上は身長が縮んじゃうの。15歳から13歳に。」
「・・・。」
「あまり落ち込まないで。脳だけは大丈夫だから。」
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