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*54*
「いきなりこうなるとは思わなかったんだ。あ、あとこれサンキュー。あともうちょっとで酸素がなくなるところだったよ。」
『ツカサさんって結構の無茶するんですね。』
「はは。」
「そういうところって昔から変わらないよな〜。」
ユウヤが少し笑う。
「そうか?」
「そうだよ。あ、とりあえずおじさんから離したほうがいいんじゃないのか?引きずりが止まっているし。」
「うーんもう少しつかんでおくよ。もし引っ張られて見失ったらやばそうだから。」
「そうだな。」
ツカサの言葉に納得したユウヤであるが少し気になることがユウヤにはある。
「でもなんで操られているんだろ。」
「それはわからない。しかもこのおじさんなんか妙なんだ。」
「妙?」
「ああ、まだこんなに水の中にいるのに泡をちっとも出さない。普通だったらもうすでに酸素がないはずだ。」
「操られているから気づかないだけなんじゃ…。」
『それはないと思いますよ。』
ゆずきが腕組みをしてこういう。
「確かにゆずきの言う通りだ。これはもしかして…。」
「何か分かったのか?」
ユウヤがこう聞いた。
「水タイプで催眠術を覚えるポケモンがいてそいつを操り、おじさんを催眠させているのかもしれない。」
「水タイプで催眠術?」
ますますわからない。
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