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救助戦隊ポケモンレンジャーJH編
作者: 雫石 ◆3ZyGHGJDvU  (総ページ数: 105ページ)
関連タグ: ポケモン レンジャー 戦隊 中学生 
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その頃場面はルカのバトル中のツカサたちに移る。ルカのバトル息が合っていない原因でツカサの青い目が光る。そこの瞳からルカの過去が映し出された。ルカはブラットにより洗脳されたものだったのだ。ということは、このルカがルークが言っていたやつなのだろうか。しかもブラットはルカが強いことを知っている。そもそもブラットとは何者なんだ。それが気になってしまうのだ。
「ツカサ、ツカサ!」
ユウヤがツカサの肩を揺らす。ツカサはそれに気づき現実に戻された。
「はっ!」
「大丈夫か?」
「ああ、なぁユウヤ…今わかったんだけど…ルカのやつ、洗脳されている。」
「どういうこと?」
「わからない。でもとりあえず洗脳を解かないと。」
「油断している場合ではないぞ!ハガネール、アイアンテール!」
ハガネールのアイアンテールがメガヤンマとペンドラーに直撃する。確かに油断していた。でも油断しているのはこっちのほうだ。
「悪いけど…お前のほうが油断しているよ。」
「何?」
ルカが見るとハガネールが苦しんでいる。何が起きたのだろう。答えはもうすでに分かっているペンドラーの特性、毒の棘だ。
「くっそ!戻れハガネール!エレキブル!お前の出番だ!ぶちかませ、かみなりパンチ!!」
これはうまくかわした。と同時に洞窟の天井にエレキブルのこぶしが当たり割れてしまう。そこから大量の水が噴き出してきた。
「やばい!ユウヤ、ボンベをつけてポケモンを戻せ!」
ツカサがボンベをつけ、ペンドラーとキモリ戻しながらこう言い。ユウヤもボンベをつけ、キレイハナとメガヤンマを戻した。
『とにかく逃げましょう!』
ゆずきがこう言って海に飛び込む。ツカサとユウヤがその後を追う。
「おのれ…許さないぞ!」
ルカがその後を追ってくる。口にはボンベがちゃんとついている。
「くっそ…しつこい!」
ツカサとユウヤが逃げているがルカには毒状態のラプラスがいる。このままだと追いつくのも危うい。
「俺のペンドラーの毒は強力だけどラプラスはしぶといな。」
「おい、ツカサ…あれ!」
ユウヤが指をさす。見るとそこにはジュゴンが2匹いた。
「よし、じゃあそいつの力を借りよう!」

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